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カテゴリー「衣類・靴のケア(Maintenance)」の16件の記事

2016年9月24日 (土)

Boot care(レッドウィングの手入れ)

アメリカを代表するワークブーツといえばレッドウィングが思い浮かぶ。ヘビアイ華やかな頃はシェラデザインの60/40パーカと名コンビで名を馳せたものだ。自分はリーガル製を履いていたが、本物のレッドウィングを手に入れた時は嬉しかったことを覚えている。

アウトドア用のブーツだからとガンガン使う。すると傷も沢山付く。それも勲章だと思えれば良いのだが靴好きとしては気になって仕方がない。そこで今回はレッドウィングの中でも特に傷が目立ちやすいオロ・ラセットレザーのメンテナンスを考えてみようと思う。

1.劇的ビフォー&アフター

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左はブッシュを歩いた後のブーツ。かなり傷がついている。赤味の強いオロラセットは特に傷が目立つので靴用のクリームなどで補色するのが必要になる。ついでにホワイトソールも汚れを落としておきたい。お色直しを終えたのが右の写真。正に劇的な変化だ。

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2016年6月11日 (土)

Care for suede(スエード靴の衣替え)

スエードの靴といえばウィンザー公がチョークストライプのフランネルスーツに合わせて以来、洒落者の靴の代名詞だが本来はカントリーシューズだ。今では年中履くピッティの常連も多いが、それでも秋冬のツイードルックとの相性は格別。

暑い季節はスエード靴の出番も減るせいか我が家では自然と靴棚の上段に仕舞うようになる。手入れをしたら晩秋の出番まで暫し安息の機会を与えるのが習わしという訳だ。そこで今回は立夏の恒例「スエード靴」の衣替えを紹介しようと思う。

1.スエード靴のケア用品

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スエード靴は混雑した電車の中で黒靴に擦られただけでも黒く線が付く。そんな時はスエードシャンプー(モウブレイ)で洗うと良い。それより汚れが付かないよう防水スプレー(コロンブス)が良さそうだ。ただし反対意見も多いので自己責任ということになる。

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2015年10月 3日 (土)

靴のリバイバル(後篇)

雨靴として長年履いてきたジョンロブのロペス。それを再び「晴れの靴」として甦らせようと思いついたのが靴のリバイバルプラン(前篇) だった。まずは靴を洗い、乾かしながら水分と油分を加えることからスタート。「雨で濡れる→乾燥する」を繰り返しカサカサになったアッパーに潤いが戻ってきた。

次の段階はリソール。本格修理ができる靴屋が近所にできたので、革底をゴム底に替えるよう依頼。待つこと一月、ようやく「出来上がりました」との連絡を受けたところだ。そこで今回は靴のリバイバル(後篇)を紹介しようと思う。

1.ソールの交換

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雨の中を何度も歩いた結果、片減りしたヒールやウェルトが丸まったソールはラバーに交換。シャープなエッジのリッジウェイタイプを選んだので仕上がりは革底のように見えなくもない。張り出しが少なくピッチの細かな出し縫いのロペスはリソールも大変だったと思うが、仕上がりはとても綺麗だ。

続きをもう少し紹介したい

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2015年9月 5日 (土)

靴のリバイバル(前篇)

雨の日の靴をどうするか? お洒落好きに聞くと、中には「天候に関係なく、履きたい靴を履く」という人もいるが、雨用の靴を決めているという答えが多い。その選択基準も「雨に強い革素材」であったり、「濡れた床やエスカレーターでも滑らないソール」であったりと、見栄えだけではない確かな理由が存在する。

ところが自身の雨靴は? と言えば普通の革靴、しかもローファーだ。甲を覆う紐靴より濡れ易く、靴にとっては災難だっただろう。すっかりくたびれた姿を見るうちに申し訳なくなり、雨靴から晴れの1足へとリバイバルプランを思いついた。そこで今回はその第1弾、本格紳士靴の洗濯を紹介しようと思う。

1.雨用の1足

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雨に遭い、乾燥後は時折クリームをあげたものの、酷使し続けてきたローファー。元々タフな作りには定評のあるクロケット製のジョンロブ・ロペスだが、エプロン部分の汚れや革の乾燥しきった感じはかなり深刻だ。ソールの痛みも激しいので一度靴を洗い、その後ソールの張替を行うことにした。

まずはウェルト靴の洗濯から続きを見てみたい。

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2015年8月 1日 (土)

靴を磨く

インスタグラムを始めて3ヶ月が過ぎた。日本の靴好きの方々と親しくなれるだけでなく、世界の様々な国の人達と靴や服にまつわる話題を共有できるのはとても良いものだ。1枚の写真から伝えられるメッセージはブログより小さいが、その分写真が言いたいことを雄弁に物語ってくれる。

キィウィで磨いた靴をアップした時の事。欧州の靴マニアから「サフィールの方が良い」との声をいただいた。ヨーロッパの長い靴文化がフランス製のシューケア用品を推挙させたのだろうか、直ぐにサフィールでポリッシュした結果を再度アップしたばかりだ。そこで今回はその時の様子を伝えたい。

1.サフィールワックスのバリエーション

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ネットで購入したサフィールのビーワックス。茶系の靴はベージュからダークブラウンまで幅広い。ワックスも靴の色に合わせて無色~濃茶まで5段階用意してみた。左からニュートラル・フォーン・ライトブラウン・ミディアムブラウン・ダークブラウン、それぞれのワックスに相応しい靴を置いてみた。

続きをもう少し詳しく紹介したい。

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2015年7月25日 (土)

Water cleaning(ウールジャケットを洗う)

リネンジャケットの水洗いを前々回のブログで紹介したが、その時、「これならばウールのジャケットも自宅で水洗いできるのでは…」という手応えを感じた。元々高級なウール素材はウォータークリーニングに出す人も多い。それならば自宅で水洗いもできるのではという思いがずっと心の中にあった。

もちろんウォータークリーニングはプロの仕事、その仕上がりに適うはずもないが、預けると1か月かかるのが通常。暑い季節など頻繁に洗いたい時は利用するのが難しい。そこで今回はウォータークリーニングで水洗いを経験したウールジャケットを素材に、自宅での水洗いに挑戦することにした。

1.完成後のウールジャケット

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自宅での水洗いを終え、プレスしたばかりのウールジャケット。夏に活躍するウィンドウペーンのネイビージャケットはベルベスト製。ハリとコシのある生地は強撚糸らしく、アイロンをかけるとパリッとした仕上がりになる。生地も洗濯前と洗濯後では全くの別物に仕上がっている。

もう少し詳しく自宅での水洗いの様子を紹介したい

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2015年7月 4日 (土)

Washing Jacket(ジャケットを洗う)

随分前から大切なスーツやジャケットはドライクリーニングに出さず、ウォータークリーニングに出すようにしていた。最寄りのデパートに窓口があるので皺になっても構わず袋に入れて預けてしまう。戻ってくる時は新品の時の生地感が蘇り、しかも丁寧にプレスされて戻ってくるのが嬉しかった。

ところが最近、麻のジャケットに汗染みを作ってしまい、ドライでは取れないのでウォータークリーニングに聞いたら「混んでいる」とのこと。仕方なくネットで調べたら麻のジャケットを自宅で洗う方法が載っているではないか。そこで今回は自宅で洗濯したリネンジャケットについて報告したい。

1.洗濯後のリネンジャケット…

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写真は自宅で洗濯し、アイロンがけをした後のリネンジャケット。自宅で洗った後とは思えない仕上がりだ。元々リネン自体は水に強い。問題は色落ちや毛羽立ち、型崩れし易いことだ。特に色落ちと毛羽立ちは摩擦が原因。洗濯機で洗わず、脱水器も使わないことがポイントになる。

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2015年6月13日 (土)

梅雨を前に(靴の手入れ:その2)

カード会社の特典ポイントが期限切れ間近になると使い道に困ることがある。そのままスルーしてしまえばよいのに、せっかくだからと追い金を払って買い物をするのが人の心理というものだ。カード会社の策略に嵌ったようで情けないが、せめて使い道のあるものを買うことにした。

今回も靴のケア用品を買うことにしたが、「~円以上送料無料」という売り手側の策略にまたしても引っかかってしまい、欲しいもの以外もあれこれ注文。ようやく届いたのが下の写真。そこで今回は購入したケア用品を実際に使いながら、靴のメンテナンスの様子を報告しようと思う。

1.購入したケアグッズ

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届いたばかりのケア用品。実際はバブルラップに包まれているので全て外して撮影している。本当に欲しかったのはコバインキの茶(右上)だけなのだが…。何しろコバが薄茶の靴はこれからがシーズン。アッパーだけでなくウェルトもきちんとケアすると、見栄えがぐっと良くなるのだ。

もう少し詳しく見てみたい…

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2015年5月 9日 (土)

靴磨き日和

紳士は足元に気を遣うもの。愛用のシューケア用品を各々お持ちだろう。昔は家事手伝いとして「靴墨」を使って父の靴を綺麗に磨いたものだが、今や靴墨はポリッシュやクリームと呼ばれ、専用グッズや有名靴ブランドのケア用品が靴屋の一角を占めるようになっている。

お気に入りの靴クリームがなくなり、ウェブで検索したら種類は豊富、でも画面では色の違いが良く分からない。…それでも「~円以上で送料無料」に釣られてあれこれと買い込んでしまった。そこで今回は新しく届いたばかりの靴クリームやその使い心地を紹介しようと思う。

1.靴とクリームのマッチング

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左からコードバン、カーフ濃茶、アリゲーター、カーフ淡茶の4足とそそれに合うクリームを並べてみた。新たに購入したのが左側のサフィル・ノワール(茶)とデリケートクリーム。その右隣ウェストンレプタイルと合わせ全て仏アベル社製。右端のみ英メルトニアン。最後の1瓶だ。

さて、靴磨きの結果は如何に…

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2015年3月 7日 (土)

Care for garments(ウール衣料の保管)

間もなく春分、いつの間にか日が長くなっていることに気付いた。そう言えば吹く風も少しずつ温んでいるようだ。秋冬物から春夏物へと衣替えの時期が来ているのを肌で感じる。前々回のブログでもお伝えしたが、秋冬用のカシミアニットやマフラーに防虫加工を施し、一足先に衣装ケースにしまい込んだところだ。

残るコートやジャケット、スーツなどの重衣料は流石に液剤に浸すのは難しい。ウールパンツならば漬け置きできるだろうが、プレスする手間は中々のもの。ここは説明書どおりプロ防虫エッセンスを薄めて噴霧するのが良さそうだ。ということで、今回は霧吹きを使って防虫加工をした時の様子を紹介しようと思う。

1.用意するもの

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用意したのはプロ防虫エッセンス、500mℓのペットボトル、と霧吹き。400mℓlの水に10mℓのプロ防虫エッセンスという割合がベストということで、ペットボトルに400mℓの水を予め入れたものを用意。写真の霧吹きは先端のノズルで霧の細かさが調節できるタイプ。高くないので調節できるものを買い求めた方が良いだろう。

実際の様子を詳しく紹介したい…

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