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カテゴリー「衣類・靴のケア(Maintenance)」の20件の記事

2017年9月 9日 (土)

Shoe repair(アンラインドペニーの修理)

ブルックスブラザーズがオールデンに作らせているアンラインドペニーは類い稀なる履き心地の持ち主、最強のアイビーシューズではないかと思っている。思えば2013年12月26日、ボクシングデーにNYから届いたのが付き合いの始まりだった。

到着後すぐにトウプレートを付けてデビュー。以来4年半、連日履くこともあるほどのヘビーユースに耐えてきたが、ついに靴底に穴が開き。オールソールを迎えた。そこで今回はアンラインドペニーのリペアーに出した時の様子を紹介しようと思う。

1.オールソールの前後

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オールソール前に一度ヒールリフトを付け替えていたが今回の修理ではダヴテールに交換、オリジナルに近い感じに仕上がっている。修理前の革底は穴の開いていない側を比較したが中央は薄皮1枚の状態なのが色の違いで分かるだろう。

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2017年6月17日 (土)

Toe repair#02(つま先の修理その2)

時々訪れていた新宿のメンズ館が経営陣の交替による影響か売り場に活気がないと聞く。品揃えもワクワク感がなく都心へ出る楽しみが一つ減ってしまったようだ。実際先週も新宿に行ったが立ち寄ったのはマルイ…靴の修理だった。

インスタグラムに投稿して2年、靴の写真は綺麗なつま先がポイントになることが分かってからは新宿に行く度に革靴を2足持参しては修理して貰っている。そこで今回は修理から帰って来たばかりの靴を中心にその様子を紹介しようと思う。

1.今回補修をお願いした靴

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左がシルバノラッタンジで右はクロケットジョーンズ。どちらも擦り減ったつま先を直して貰ったばかりだ。履き皺がなければ新品と見間違うだろう。靴を履いた状態で一番目立つ部分は間違いなくつま先、ここが綺麗なほど写真映えするのも間違いない。

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2017年5月27日 (土)

Care for toe tips(つま先の修理)

最近インスタグラムで足元を撮影しようとするとつま先が気になって仕方がない。極端に減ったつま先をそのまま写してポストしたら…世界中の靴好きから間違いなく「つま先を修理した方が良い」とコメントを貰うのが目に見えているからだ。

特につま先の減った靴を馴染みの修理屋に持参、「革のパーツを当ててからメタルプレートを装着して欲しい…」とお願いしたところ、何と1時間で仕上げてくれた。そこで今回は戻って来たばかりの修理靴の見事な出来栄えを紹介しようと思う。

1.修理前と修理後

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アウトソールはおろかミッドソールまで擦り減ったつま先…ウエルトに達する寸前で、修理のタイミングとしては「かなりの怠け者」というレベルだ。にも拘わらず下の写真でも分かるように戻ってきた靴はまるで新品のようではないか。

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2017年5月20日 (土)

ウォータークリーニングの実力

服好きは気に入ったスーツをクリーニングに出すことをためらいがちだ。ドライクリーニングから戻ってきたときの独特の匂いや風合いのなくなってしまった生地、何より押しつぶされて返りのなくなったラペルにがっくりした経験があるからだ。

汗を含んだスーツをどうするか…その課題を解決すべく試行錯誤の上20年前に生まれたのがウォータークリーニングだった。そこで今回は元祖ナチュラルクリーンに出して戻ってきたばかりのスーツを中心にその実力を紹介しようと思う。

1.ナチュラルクリーン

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宅配便で戻ってきたスーツ。写真のようにがっしりとしたハンガーに吊るされ、折り畳まずにそのまま配送される。ヤマト便だが荷物に対する心遣いは流石で、宅配会社の大変さが新聞を賑わす昨今、頭の下がる思いだ。

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2016年9月24日 (土)

Boot care(レッドウィングの手入れ)

アメリカを代表するワークブーツといえばレッドウィングが思い浮かぶ。ヘビアイ華やかな頃はシェラデザインの60/40パーカと名コンビで名を馳せたものだ。自分はリーガル製を履いていたが、本物のレッドウィングを手に入れた時は嬉しかったことを覚えている。

アウトドア用のブーツだからとガンガン使う。すると傷も沢山付く。それも勲章だと思えれば良いのだが靴好きとしては気になって仕方がない。そこで今回はレッドウィングの中でも特に傷が目立ちやすいオロ・ラセットレザーのメンテナンスを考えてみようと思う。

1.劇的ビフォー&アフター

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左はブッシュを歩いた後のブーツ。かなり傷がついている。赤味の強いオロラセットは特に傷が目立つので靴用のクリームなどで補色するのが必要になる。ついでにホワイトソールも汚れを落としておきたい。お色直しを終えたのが右の写真。正に劇的な変化だ。

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2016年6月11日 (土)

Care for suede(スエード靴の衣替え)

スエードの靴といえばウィンザー公がチョークストライプのフランネルスーツに合わせて以来、洒落者の靴の代名詞だが本来はカントリーシューズだ。今では年中履くピッティの常連も多いが、それでも秋冬のツイードルックとの相性は格別。

暑い季節はスエード靴の出番も減るせいか我が家では自然と靴棚の上段に仕舞うようになる。手入れをしたら晩秋の出番まで暫し安息の機会を与えるのが習わしという訳だ。そこで今回は立夏の恒例「スエード靴」の衣替えを紹介しようと思う。

1.スエード靴のケア用品

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スエード靴は混雑した電車の中で黒靴に擦られただけでも黒く線が付く。そんな時はスエードシャンプー(モウブレイ)で洗うと良い。それより汚れが付かないよう防水スプレー(コロンブス)が良さそうだ。ただし反対意見も多いので自己責任ということになる。

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2015年10月 3日 (土)

靴のリバイバル(後篇)

雨靴として長年履いてきたジョンロブのロペス。それを再び「晴れの靴」として甦らせようと思いついたのが靴のリバイバルプラン(前篇) だった。まずは靴を洗い、乾かしながら水分と油分を加えることからスタート。「雨で濡れる→乾燥する」を繰り返しカサカサになったアッパーに潤いが戻ってきた。

次の段階はリソール。本格修理ができる靴屋が近所にできたので、革底をゴム底に替えるよう依頼。待つこと一月、ようやく「出来上がりました」との連絡を受けたところだ。そこで今回は靴のリバイバル(後篇)を紹介しようと思う。

1.ソールの交換

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雨の中を何度も歩いた結果、片減りしたヒールやウェルトが丸まったソールはラバーに交換。シャープなエッジのリッジウェイタイプを選んだので仕上がりは革底のように見えなくもない。張り出しが少なくピッチの細かな出し縫いのロペスはリソールも大変だったと思うが、仕上がりはとても綺麗だ。

続きをもう少し紹介したい

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2015年9月 5日 (土)

靴のリバイバル(前篇)

雨の日の靴をどうするか? お洒落好きに聞くと、中には「天候に関係なく、履きたい靴を履く」という人もいるが、雨用の靴を決めているという答えが多い。その選択基準も「雨に強い革素材」であったり、「濡れた床やエスカレーターでも滑らないソール」であったりと、見栄えだけではない確かな理由が存在する。

ところが自身の雨靴は? と言えば普通の革靴、しかもローファーだ。甲を覆う紐靴より濡れ易く、靴にとっては災難だっただろう。すっかりくたびれた姿を見るうちに申し訳なくなり、雨靴から晴れの1足へとリバイバルプランを思いついた。そこで今回はその第1弾、本格紳士靴の洗濯を紹介しようと思う。

1.雨用の1足

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雨に遭い、乾燥後は時折クリームをあげたものの、酷使し続けてきたローファー。元々タフな作りには定評のあるクロケット製のジョンロブ・ロペスだが、エプロン部分の汚れや革の乾燥しきった感じはかなり深刻だ。ソールの痛みも激しいので一度靴を洗い、その後ソールの張替を行うことにした。

まずはウェルト靴の洗濯から続きを見てみたい。

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2015年8月 1日 (土)

靴を磨く

インスタグラムを始めて3ヶ月が過ぎた。日本の靴好きの方々と親しくなれるだけでなく、世界の様々な国の人達と靴や服にまつわる話題を共有できるのはとても良いものだ。1枚の写真から伝えられるメッセージはブログより小さいが、その分写真が言いたいことを雄弁に物語ってくれる。

キィウィで磨いた靴をアップした時の事。欧州の靴マニアから「サフィールの方が良い」との声をいただいた。ヨーロッパの長い靴文化がフランス製のシューケア用品を推挙させたのだろうか、直ぐにサフィールでポリッシュした結果を再度アップしたばかりだ。そこで今回はその時の様子を伝えたい。

1.サフィールワックスのバリエーション

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ネットで購入したサフィールのビーワックス。茶系の靴はベージュからダークブラウンまで幅広い。ワックスも靴の色に合わせて無色~濃茶まで5段階用意してみた。左からニュートラル・フォーン・ライトブラウン・ミディアムブラウン・ダークブラウン、それぞれのワックスに相応しい靴を置いてみた。

続きをもう少し詳しく紹介したい。

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2015年7月25日 (土)

Water cleaning(ウールジャケットを洗う)

リネンジャケットの水洗いを前々回のブログで紹介したが、その時、「これならばウールのジャケットも自宅で水洗いできるのでは…」という手応えを感じた。元々高級なウール素材はウォータークリーニングに出す人も多い。それならば自宅で水洗いもできるのではという思いがずっと心の中にあった。

もちろんウォータークリーニングはプロの仕事、その仕上がりに適うはずもないが、預けると1か月かかるのが通常。暑い季節など頻繁に洗いたい時は利用するのが難しい。そこで今回はウォータークリーニングで水洗いを経験したウールジャケットを素材に、自宅での水洗いに挑戦することにした。

1.完成後のウールジャケット

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自宅での水洗いを終え、プレスしたばかりのウールジャケット。夏に活躍するウィンドウペーンのネイビージャケットはベルベスト製。ハリとコシのある生地は強撚糸らしく、アイロンをかけるとパリッとした仕上がりになる。生地も洗濯前と洗濯後では全くの別物に仕上がっている。

もう少し詳しく自宅での水洗いの様子を紹介したい

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