カテゴリー「服(Ready to wear)」の80件の記事

2016年12月10日 (土)

ファッションアワードの受賞

2016年度の英国ファッション協会主催のファッション・アワードの功労賞がラルフローレンに決定したとハンツマンのインスタグラムで知った。英国のテイストを取り入れながらもアメリカ流のスタイルに拘った成果がようやく本家から表彰されるというわけだ。

1967年に始めたビジネスも既に50年。一貫してスタイルを追求し続けたラルフローレンの受賞は一ファンとして素直に嬉しい。何より受賞に当たって配信された本人のスーツ姿の格好良いこと…そこで今回は久しぶりにポロのスーツを着てみようと思う。

1.ラルフローレンのスーツ姿

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英国風ドレープの効いた6ボタンのダブルスーツだが、下一つ掛けのロールドラペルや上襟と下襟の間が微かに開いたピークドラペル、6ボタンの一番上のボタンが左右に大きく開いているところなどサビルロウのダブルスーツより見るからに柔らかさを感じる。

2.チョークストライプのダブルブレステッドスーツ

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上の写真を参考にダブルのスーツを出してみた。ラルフ本人のスーツは英国のダグラスヘイワード作らしいがこちらは日本での縫製。それでも特徴は掴んでいる。シャツは写真同様小振りな襟だがネクタイは無地から柄に変更、チーフは同じ3ピークで挿している。

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2015年8月29日 (土)

ワイシャツを着る

ワイシャツの語源はwhite Shirt(ホワイトシャツ)が訛ったものらしく、「ピンクのワイシャツ」という言葉はありえないとのこと。それほど日本では白シャツ即ちワイシャツが着こなしの基本になっている。英国では派手なストライプ、イタリアならアズーロのイメージだが、日本はと聞かれれば、やはりワイシャツなのだ。

出張帰りに寄った店でお買い得品となっていた白シャツ…他には柄物もあって迷ったが、昔から「白シャツはいくらあっても困ることはない」という名言?があるくらいだ。せっかくだからと2枚買い求めた。そこで今回は新たに増えたワイシャツを中心に、その着こなしについて考えてみたいと思う。

1.購入したワイシャツ

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買ったのはブルックスのオウンメイク。通常のポロカラーシャツよりパッカリングの出やすい生地感やスプリットタイプのヨーク、ロッカーループなど本格的な作りと何よりアメリカ製というところがミソ。年齢が進むと白シャツが映えるようになると聞いたが、なるほどと思うのは歳を取った証拠か.。

さて、増えたワイシャツの着こなしをどうしたものか…

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2015年5月30日 (土)

Linen jacket again(リネンの新着上着)

5月だというのに真夏を感じさせる天気が続いている。それでも梅雨入り前ということもあってまだ湿度は低め、日陰に入れば涼しいのは嬉しい。この季節に合うのは何と言ってもリネンジャケット。麻素材に合うパンツやシャツを選んでは、涼しい着こなしをあれこれ試しているところだ。

手持ちのリネンジャケットはベージュとセージ。どちらかというと淡い色目だったが、ここで新たに濃茶のリネンジャケットを仲間に加えた。ざっくりとした織りの生地は涼しげだが、濃い色目と総裏が気になる。そこで今回は届いたばかりの上着を中心に着こなしを考えてみたい。

1.タイドアップスタイル

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一見、黒の麻素材かと思ってしまうが、よく見ると確かに焦げ茶だ。ただ、ジャケット自体が額縁のようにVゾーンを囲むので、フレームの内側は思いきって冒険するのも良い。チェックオンチェックに多色使いのネクタイはかなり派手だが、ダークな上着のお蔭で上手くまとまってくれる。

下半身を含めもう少し詳しく見てみたい…

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2015年5月16日 (土)

Linen & denim(麻のジャケットとデニム)

4月に夏日を記録するなど、今年の日本はいつにも増して暑い感じだ。幸いGWこそ信州で爽やかな五月晴れを味わったものの、その後の蒸し暑さや台風の到来など驚かことばかり。おかげで早くもウールジャケットはお役御免、代わりにリネンジャケットが連日活躍している。

街行く人はクールビズへと衣替えを終え、ノージャケットにノーネクタイの軽装ビジネスマンが目立つ。ジャケットを着られるのも後ひと月くらいだろう。せめて休日も上着を羽織って外出したい。そこで今回は届いたばかりのリネンジャケットを中心に週末の装いを考えてみようと思う。

1.デニム&リネン

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このところ週末はデニムを履くことが多い。直しを終えて届いたばかりのリネンジャケットを早速コーディネイト。ノーネクタイが当たり前の平日、ならば週末こそ好きなネクタイとシャツを組み合わせるのもよさそうだ。仕上げにストローハットを被ればリゾート気分を味わえる。

もう少し詳しく紹介したい…

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2015年4月11日 (土)

Linen jacket(麻のジャケット再び)

昔、気に入っていたネイビーのリネンジャケットを香港のホテルで紛失したことがある。それ以前はオフホワイトのリネンスーツをリゾート地で着たり、綿麻混紡のビジネススーツを着たりしていたのに、その一件以来クローゼットの中からあっという間にリネン素材が消えていった。

元々リネン素材のシワが気になる性格だったのだろう、紛失をきっかけに麻製品を避けるようになったに違いない。しかし時は流れ今や興味はスーツからジャケットに移った。初夏を彩るリネンジャケットを求めるのもむべなるかな。そこで今回は久々のリネンジャケットを紹介したい。

1.カーキ色のリネンジャケット

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久しぶりのリネンジャケットはカーキの3パッチポケット。夏向きの素材らしくカジュアルなデザインと軽い着心地が光る。リネンは植物性天然繊維の代表。他のアイテムも同じ植物製天然素材で揃えたい。シャツやネクタイ、パンツはコットンで、チーフは同じリネンで揃えてみた。

もう少し詳しく紹介してみると…

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2015年2月14日 (土)

N.Y.Tweed Run(NY流ツィードルック)

メール会員になっているロンドンのコーディングスからツィードラン2015の案内が届いた。今年の開催日は4月18日(土)。コーディングスがスポンサーらしく、前回の参加者は皆ツィードジャケットにモールスキンやコーデュロイ、ツィードのニッカボッカといったコーディングスらしい装いで出場していたようだ。

これが2011年、ラグビーbyラルフローレンがスポンサーになったニューヨーク・ツィードランはだいぶ雰囲気が違う。どちらも楽しそうだが、N.Y.の方がもっとカジュアルな雰囲気がある。何よりロンドンと違う点はジーンズ姿の参加者がいたことだ。そこで今回はジーンズを交えたアメリカンツィードルックを考えてみたい。

1.ツィード&デニム

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アメリカの最も偉大な発明と言えばジーンズ。せっかくなのでアメリカ製に拘ってRRLをチョイスした。手仕事による「着古したような風合い」のジーンズは履くだけで年季の入った着こなし見せてくれる。タイドアップスタイルということで腰元もウェスタンベルトではなく、シルバーバックルにアリゲーター素材の洒落た1本を用意。

もう少し詳しく紹介してみたい…

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2014年11月 1日 (土)

小旅行の身支度(カーディガン考:その2)

時折インディアンサマーを思わせるような汗ばむ日もあったが、いつの間にか厚手の服が重宝する季節を迎えた。11月に入りニュースでは各地で紅葉が見頃だと伝えている。3連休となった11月初め、久しぶりに信州のコテージに来た。日本のハイランド、信州ならではの秋は今年もまた美しい紅葉を迎えている。

いつもと違い今回は列車を利用するので駅へ直行。ジャケットをロッカーにしまい、代わりにカーディガンを羽織ってオフィスを後にした。旅の楽しみ駅弁や飲み物を買って、列車に乗る頃には行き慣れた旅もなぜか心が躍る。そこで今回は旅行中の着こなしを考えてみようと思う。

1.秋の信州路

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朝夕はかなり寒く、林檎の実は赤く染まっている。3連休初日は生憎の雨だが、緑の森に紅葉の黄色や赤が混ざった山が美しい。近場は湯治場から美術館、インドアテニスコートや地元食材を使った和洋ランチの名店まで一通り揃っているが基本は自然。晴れ間を待ってマウンテンバイクで回り、写真に収めた。

2.紅葉の山

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リンゴ畑を超えて赤や黄色の斑点が綺麗な山が見えてきた。手前の黄色の木は大銀杏だろうか。更に山間に進むとカラマツの黄色が見事な場所に出るのだが、いつ雨が再び降ってくるやもしれないのでここまでとした。バイクのハンドルを握る手が寒いので、グラブをはめてきて正解だった。

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2014年10月18日 (土)

Snow Flake pattern(カーディガン考)

大型の台風が2つも通過した後の東京は気温もぐっと下がり、いつの間にか半袖では寒さを感じるようになった。秋本番を迎え、衣替えで気分も一新…と行きたいところだが、クールビズでノーネクタイに慣れ切ってしまっているせいか、タイドアップスタイルが窮屈に感じられてしまう。早くネクタイ姿に慣れなくてはとあせるこの頃だ。

オフィスではジャケットを脱いでロッカーに掛けてあるニットに着替える。ジャケットは勿論ネクタイを締めているので仕事モードは変わらず、デスクワークもはかどるのが嬉しい。来客がなければ一日中着ていたいくらいだ。そこで今回は以前紹介したスコティッシュカシミアのカーディガンのオフィスバージョンを紹介しようと思う。 

1.ショールカラー

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通常のカーディガンよりも襟が付いている分、ウォームビズにマッチしているのと、ジャケットの襟に近い感覚があるのでシャツ&ネクタイとの相性も良さそうだ。さすがはベストカジュアルオフィスウェアプライズに輝いただけのことはある。着心地、品質、スタイルどれも満足のいくものだ。

もう少し詳しく見てみると…

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2014年9月 6日 (土)

Classic Suits(ラルフローレンのスーツ)

久しぶりにラルフローレンブックを読み返した。マディソン街の本店を初めて訪問してからちょうど25年、それより前に日本のポロショップに通っていた時期を含めると30年来のファンということになる。デニムやウェスタン調のカジュアルもよかったが、ラルフローレンの魅力の一つがテイラードウェアだった。

最近のラルフローレンはトムブラウンばりのショートレングスのジャケットを出しているが、ローレンブックに出てくるスーツはどれもフルカットでドレープの効いた優雅なスタイルだ。このところクラシックなスーツが気になっていることもあって、今回は再びラルフローレンのスーツを紹介してみたい。

1.Fall 1988 Polo by Ralph Laurenより

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写真は88年秋冬用ポロ・ラルフローレンのカタログから。本国向けのカタログだが、ストライプスーツが思わず欲しくなる写真だ。殆どは有名な写真家、ブルースウェーバーによるもので、ラルフローレンの世界観が見事に表れている。ストライプオンストライプの着こなしが格好よくて真似したものだった。

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2014年8月 2日 (土)

Epitome of Brit Style(英国服の典型)

目下紳士のテイラードは「Vゾーンが深くて長いクラシコ風2ツボタン」が主流らしい。そうなると天邪鬼という訳でもないが、真逆の「Vゾーンが浅くて短い英国調3ツボタン」が着たくなる。時間を見つけてはそんな服はないものかとネットで調べていたら、正統派英国調のジャケットを見つけてしまった。

最近の流行りとはかけ離れているがGenuine articleと謳っている。訳すと「本物あるいは本場物」といった感じだろうか。確かに画面で見ただけでも本場の雰囲気が漂ってくる。そのディテールに惹かれて購入後、待つこと一週間。今回は到着したての英国調ジャケットを紹介してみたい。

1.Lightweight Tweed Jacket

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素材はライトウェイト・ツィード。遠目には光沢のある生地に見えるがれっきとしたツィードだ。ライトウェイトの但し書きどおり羽織った感じは軽いが、ツィード特有のコシは健在。デザインは絞ったウェストにボリュームのあるチェストやスラントポケットなど、昔ロンドンで仕立てた服と全く同じ作りというのが嬉しい。

さて、純英国調のジャケットの正体や如何に…

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