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2016年11月12日 (土)

Birth month(誕生月)

今月は自分の誕生月だが、同じ11月生まれの親類がいるので皆でホームパーティをするのが恒例となっている。特にここ何回かはボストンから義兄が駆けつけてくれることもあり、いつになく大勢で賑わい椅子が足りなくなるほどだ。

既に何回かブログでも紹介しているが、今回も誕生日用のギフトということでスーツケースに入れず、手荷物のまま我が家まで大切に運んできてくれた。そこで今回はアメリカから届いたばかりの誕生日プレゼントを紹介しようと思う。

1.アメリカから届いたプレゼント

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アメリカと言えばオールデン。特にカラー8と呼ばれるバーガンディは品薄状態がずっと続いていることもあって、デザインから選ぶより在庫から選ぶ…そんな雰囲気がある。前回はウィングチップブルッチャーだったがさて今回はどんなタイプか。

2.レンジャーモック

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今回選んだのはレンジャーモック。L.L.Beanなどアウトドア界ではブルッチャーモカシンと呼ぶデザインだが、オールデンらしくグッドイヤーというのがミソ。ドレス靴以外の靴を探していたところ、琴線に触れるデザインに惹かれて即決した。

3.ローファーのようなブルッチャー(外羽根)

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ビームス別注で有名になったレンジャーモック。前半分はローファーのように軽やかなデザインだが、外羽根から後半は正に男の紐靴。履き心地は意外にもソフトだが、360度縫いのグッドイヤーが頑丈そうな第一印象を与える。

4.靴を真上から見る

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モカ部分から分かるように木型はローファーと同じヴァンラストだ。珍しいタイプなので在庫などないと思っていたら何とAldenN.Y.には8.5-Dと9-Cの在庫があるとのこと。迷ったが細身の9-Cを選んだおかげでスマートな1足を手に入れられた。

5.靴を横から見る

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甲が低く感じられるが4アイレットのおかげで羽根が開き過ぎることもなく、足入れは快適だ。ビームスがクレープソールを採用したのに対してAldenN.Y.では革底をチョイス。革底の方がジーンズだけでなくウールパンツにも合わせやすい気がする。

6.靴の比較(アンラインドペニー)

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モカ縫いが先端に来るヴァンラスト(左)とモカ縫いが内側にずれるトムラスト(右)。外羽根式に合うのはやはり左の方だろう。それにしても、両方とも同じカラー8なのにあからさまな色の違い…右のローファーはもはやラベロに近い感じだ。

7.靴の比較(その2)

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レンジャーモックと近いタイプと言えばウェストンのゴルフ。アイレットの数こそ違うがよく似たタイプの外羽根靴だ。と思っていたら比べてみてびっくり…丸みを帯びたゴルフ(右)に対してオールデンはかなり角ばった印象を受ける。

8.ソールの加工

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AldenN.Y.はオイルを染み込ませて返りをよくしたフレックスソールを採用。その分靴底の減りも早いと考えつま先にメタルトウチップを付けて貰った。修理店はいつも1時間以内に仕上げてくれる新宿のリファインアームズ。とても頼りになる店だ。

9.プレケア後の靴

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内側の番号から製造は2015年7月だと分かる。到着時は綺麗に磨かれていたが、表面特につま先部分はコードバン特有の凹凸が見える。ベネチアンクリームで磨き、栄養分を補給、キイウィのワックスで仕上げた。

10.デニムと合わせる

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レンジャーモックという名のとおりまずはアウトドアスタイルと合わせたいところ。まずはデニムとの相性から確かめてみた。ダメージジーンズは前回同様RRLのセルビッジデニム、同じアメリカ製ということでオールデンとの相性も良い。

11.赤耳付きジーンズと合わせて

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セルビッジが見えるよう短めに折り返したデニムにアーガイル柄のウールソックスとレンジャーモックのコンビをドッキング。これが春夏ならば素足にローファーだろうが、秋冬の場合は暖かな雰囲気の紐靴やウールソックスが欲しい。

AldenN.Y.ではアメリカ国内の配送が10ドルかかる。AldenS.F.が国内無料なのと比べると割高になるが、AldenN.Y.にしかない靴ということでまずは義兄の家に配送。その後は機内持ち込みで日本まで運んできたので関税がかからなかった。

値段は日本円にして75,947円(米国内送料込)。日本国内のAlden(コードバン)が現在136,080円だから日本の55%で買えたことになる。円高で内外価格差がまた開いているようで、本格靴愛好家にとって関税の悩ましさはまだ続きそうだ。

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靴(Readymade shoes)」カテゴリの記事

コメント

美しさに脱帽でした。コメントは後ほど。お誕生日おめでとうございます。

管理人様
 
 
折しも、ブルックスネームのオールデン製ローファー向けにバーガンディー色のコードバン専用クリームを購入したところでした。
 
Width Cでも履きこなせるのは、羨ましいです。
私は、上記ローファーを8Dサイズで履いているのですが、上背がない割に足が大きいため、全体のバランスがすこぶる悪いです。これで、8.5Cにでもしようものなら、ピエロ靴になってしまうかなと思います。
 
ロングノーズのエレガントな靴が好きなのですが、上背がない割に足が大きい自分にも似合うスマートな靴があればなと思う、今日この頃です。

先日私は福岡市へ三橋様とお話ししたのちに行きつけの心天町のRSで初めてシェットランド狐のクリームを購入しました。茶系なんです、このクリームでRECCのタッセルのホーウイン社の靴を磨きましたらそれは美しい光沢が出ました!もうちょつとで今回管理人様の誕生日に頂いた靴に似てる。と言ったら、言い過ぎですが!『ごめんなさい』

管理人様、お誕生日おめでとうございます。
美しいバーガンディのオールデンとアーガイルのウールソックス、そしてセルビッジデニムの見事なコーディネートに思わず溜息をついてしまいました。
かの河毛俊作氏は名著「一枚の白いシャツ」で、「オールデンのレースアップ2足とウエストンのローファー1足で男のスタイルは全て賄える」としていましたが、やはりバリエーションがあった方が幅が広がりますね。
それにしても、プレゼントが手持ちのオールデンですか。
昔(国内外価格差が3倍近くあったころ)初めてフィレンツェに行ったとき、当時国内で品薄だったGやSFを本店で買ってきてほしいというリクエストをたくさん抱えてしまい、かさばって本当に苦労したことを思い出しました。
箱に入った靴は思いのほか場所を取ります。そんなプレゼントをもらえる管理人様の人徳に改めて敬服いたしました。

浦野様

お休みのところ早速のコメントを有難う御座います。

歳を重ねると誕生日があまり嬉しくなくなるものですが、気に入ったプレゼントがあるとつい顔がほころんでしまいます。

やまだ様

ブルックス専用オールデンのお手入れ用にカラー8のクリームを購入されたのですね。秋の夜長を靴磨きで過ごすのも悪くないですよね〜。

9-Cのフィッティングですが、ローファーだと微妙なところかも知れませんが、紐靴なのでほぼパーフェクトに近い感じです。早く履きたいところですが、楽しんで少しずつ下ろしていこうかと目論んでいます(^^)

やまだ様の足に合ってしかも細身でスマートな靴を…とお考えでしたらやはりビスポークがお薦めかと思います。実際スマートかは別として、スマートに見せるノウハウを彼ら(彼女ら)はもっています。

浦野様

なんと、シェットランドフォックスの靴クリームがあるのですね。それを使ってイーストコーストコレクションのタッセルを磨いたとなれば…仕上がりも上々ではないでしょうか…私の靴と並べていざ勝負なんてしてみたいですね〜。

シェットランドフォックスクリームですが、リーガルショップで売っているのなら、来週あたりリーガルショップ(アウトレットストアではダメでしょうね…)に立ち寄ってみようかと思います。

BB様

お休みのところコメントをいただき有難う御座います。

2足のオールデンと1足のウェストンで男のスタイルは全て賄える…実際はできるかは別として、そんなミニマルな生活に憧れます。実際はその対極にあるような沢山のものに囲まれて生活していますが、また最近少しずつ身の回りのものを整理し始めています。

私も昔職場でパリに行くと言ったらヴィトンのバッグを頼まれて運ぶのに苦労しました。フィレンツェでGやSF(ヴァラシリーズでしょうか?)をスーツケースに詰めて帰るのもさぞ大変だったのではないでしょうか。私も苦労を少しは分かるので、今回も含め何回となくお願いしている義兄には必ず我が家に招待し歓待、そしてささやかなプレゼントを渡してお互い気持ちよくなれるよう心がけています。

そういえば昔、ノーザンプトンに行った時は帰国時にクレバリーのビスポークに混じって7足近い靴をスーツケースに入れて帰国したことを思い出します。自分のものならば重くはありましたがさほど大変と思わなかったのですから、なんと器の小さな人間かと反省しています。

管理人様

SFはお察しの通りヴァラでした。当時19.8万リラ(!)だったように記憶しています。店内はとにかく混んでいて、合わないサイズでも足を無理やりねじ込むお客様もいたためか、柔らかなレザーの試着品が型崩れしていてちょっと寂しいものがありました。

お兄様へのお心遣い、感服しました。日頃からの細やかな気配りがあればこそ、のプレゼントだったのですね。

クレバリーのビスポークをはじめ7足の靴を飲み込んだ、管理人様のスーツケースが気になってきました。機会がありましたらご披露いただければ幸いです。


素敵な親族間のお付き合い、あこがれてしまいました。2足のオールデンと1足のウエストンで男の足元は賄える!また一つ新しいワードをお聞きしました。私も管理人様同様沢山の靴に囲まれております。『もちろん質、プライスでは横綱と序の口の差』でしょうが。なかなか捨てる、と言う事が出来ないのも事実ですが、昨日、親戚の叔父さんが亡くなりまして通常葬祭の際はRBCの黒のストレートチップと決めておりますが、同じブランドの今回はwtを履いて葬儀に出かけました。管理人様の御言葉にある、身の回りを整理する。それが生身の人間、煩悩がありましてなかなか実践出来ません。亡き母がこの世は捨てて生きていくもの。と言う言葉を想い出しました。すみませんせっかくの誕生日のスレッドになぜか辛気くさい言葉を述べまして。

しかし、このオールデン特有の魅力は一体どういうことなのでしょうかね。
内外価格差から、日本で買うことは余程のことがない限りないとは思いますが、いつか一足は欲しいと思っています。
願わくば、私の最初のオールデンがアンラインドペニーになることを願って止みません。

BB様

やはりフェラガモの定番、ヴァラでしたか(^^)恐らく女子が猫も杓子もあのリボンが付いたローパンプスを履いていた頃ですね〜。

あの大ヒットでビッグになったフェラガモでしたが、大きくなりすぎたために次のヒットを生み出せずにいる感じが若干します。

欧米では誰かが試着してシワが入った靴を買うのは当たり前のようなことを書いてあったのを思い出しましたが、これから買おうというのにシワが入りまくりでは気持ちが盛り下がるような…。

自宅でのパーティー開催に関しては、義兄にはこれからもちょくちょくキャリアしてきてもらいたいものかあるので礼を尽くす…これを心がけています(^^)これも動機としては少々不純ではあります。

ビスポークを含んで7足のキャリーですが箱は全て処分してから詰めているのでまだまだ行けそうだななんて当時は思っていました。

浦野様

そうなんです。最近特に、歳を重ねていったら少しずつ身の回りを整理して軽くしていかなくっちや…と強く感じます。

まずは服の整理、ただ捨てるのではなくなるべくリユースとリサイクルを心がけ、その次は靴…足は2本ですので最終的には20足くらいにしたいななんて思っています。もっとも気持ちだけで実際手持ちの靴を20まで減らすのは至難の技かもしれません。

浪漫様

オールデンの魅力は誂えでは表せない粗さと朴訥なデザイン、それにコードバン使いの巧みさといったあたりでしょうか…。自分が普段する格好がかなりカジュアルになってきたせいか、オールデンの良さが実感できます。

アンラインドローファーがいつまで現役でいるか分かりませんが、浪漫様の足にピタリとフィットした1足が届きますよう願っています

20足に絞る!私は約、50足捨てればよいのですが、管理人様ならそれは至難の技だと思われます。亡き母が好きな歌手である石川さゆりの波止場時雨、この曲は四国は香川県、24の瞳で有名な小豆島を歌い上げた曲です。2番目の歌詞の中にあります、『肩に重いたい、苦労なら捨てていいのよ、拾ってあげる。』随分昔、昭和の時代に父の勧めで日本郵船の株を購入して少しだけ儲かって父母を食事に誘いました時に二次会で行きつけのスナックでカラオケ歌った時に母が歌った曲でした。処分する、捨てる、やはり一人では出来ませんね。

浦野様

本当に20足に絞るとしたら…中々大変な作業になります。まあ元気で歩けるうちは既製靴から少しずつ処分して、最後は誂えでお気に入りのものだけ残して…

さらに足腰が弱くなったら(・・;)…その時は思い切って全部処分して
後は楽チンな靴を買ってのんびり余生を過ごす。なんて先のことは誰もわからないですよね〜。

本当に湿っぽい話についても常に明るい返信してくださる、管理人様の感性に脱帽いたしました。尚、SFのクリームはSFをとりあつかっております、RSでは間違いなく販売されているはずです。ネットで検索願います。私の地元のRSでは取り扱いは御座いません。以前和風総本家でドイツのお店にも置いてあるブートブラックと同じメイカーのColumbusで製造されておりますがSFは油性でBBは水性であるとお聞きいたしました。瓶は同じような型ですよ。

浦野様

シェットランドフォックスのクリーム情報を有難う御座いました。

近々リーガルに行ってみようと思います。それにしてもブートブラックが水性でシェットランドフォックスが油性なんて情報中々ネットで調べても出てきません。流石です…(^.^)

おはようございます。
お尋ね申し上げます、管理人様は日常のお出かけの際に鞄は持たれますか?

浪漫様

大抵鞄は持ち歩きます。

ボディバッグの時もありますが、平日は仕事絡みが多いのでブリーフケースを選びます。一休日の鞄で一番頻度が高いのはトートバッグです。ツイード素材のものやブライドルなど素材は色々ですがどれもお気に入りなので満遍なく使ってあげています。

鞄も軽くて小さいのが便利だなぁと思うこの頃です。

ありがとうございます。
茶色のブリーフケースが欲しいなあと思うのですが、頻度で悩んでおります。
革製品はしっかりしたものを買えば、本当に長持ちするのが魅力ですよね。

と、申しますのも。私は張ってあります、ラベルがBBかもしくはSFで中身は同じと思っておりました。自動車で例えればトヨタの高級ミニバンのアルファードとヴェルファイアで正面のシャッターグリルの違い、そして販売デーラーの違いで中身は同じと。長崎のRSに電話で一寸古い例えれば、ブルーステージ日産のセドリックとレッドステージのプリンス店のグロリアの違いでしょうか?と例えれば、浦野さんかなり古い話ですね!と苦笑されました!

浪漫様

鞄は仕事用は黒と茶の上質なものを一つずつ、カジュアルなものは好きなタイプのものをあれこれ買っても良いかと思います。

素敵な茶色のブリーフケースが見つかると良いですね~。

浦野様

確かに日産「セドリックとグロリア」と言っても知らない人の方が多いかもしれません。

かくいう私も浦野様の例えを理解して笑ってしまうのですから周りの人に言わせれば「古っ!」ということになりましょうか。

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