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2016年10月29日 (土)

Fair Isle Pattern(フェアアイル柄)

フェアアイルセーターは名前のとおりフェア島が発祥。トラッド好きならよく聞くシェットランド諸島に属する。昔スペインの船が難破してバスクの百合、ムーアの矢や十字架、グラナダの星など様々な模様を伝え、それがセーターのモチーフとなったらしい。

ローカル衣料だったフェアアイル柄を流行らせたのはかのウィンザー公。1920年代のことだから既に100年近く経っている。そこで今回は永世定番、フェアアイル柄のニットを中心に冬の着こなしについて考えてみようと思う。

1.スコットランドの伝統柄で…

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スコットランドの沖合に位置するフェア島らしく同じスコットランドを代表するタータン柄との相性は悪くないはず…フェアアイル柄のセーターにタータンチェックのマフラーと裏地がタータン柄のベストを合わせてみた。

2.ラルフローレン流に…

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フェアアイル柄のハイネックにドレスゴードンの裏地を貼ったベスト、首下はアンティークロイヤルスチュアートとスコットランドの伝統柄のオンパレードだがボトムスはアメリカンなデニム…ラルフローレン流折衷主義が昔も今もお気に入りだ。

3.アンティークロイヤルタータン

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その名もずばり「スコッチハウス」のピュアカシミアマフラー。本国でもバーバリーの店奥で別店舗を構えていたことを思いだす。尤も製造はジョンストンズだったが…赤味の抜けたアンティークなロイヤルタータンがベージュのフェアアイル柄と良く合う。

4.マフラーを外してブーツを替えて…

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ラルフローレンは昔から手編みのセーター専用工場を中国に確保していた。このセーターも残念ながら本物のフェア島産ではないが、中国産であっても手の込んだ作りやハイネックに仕立てるファッションセンスに納得して購入したものだ。

5.ジャージ素材のベスト

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10月末、朝晩は冷え込んできたもののコートにはまだ早い。そんな時はジャージ素材の中綿ベストが重宝する。グリーンの色目がフェアアイル柄と良く合うだけでなく、肩にレザーヨークで裏地がドレスゴードンという好みにピッタリのアウターだ。

6.ポロの旧製品を愛用する

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合わせたベストはラルフの旧製品。最近のPOLO製品は品質が気になると前回のブログでも触れたが、こちらは昔のPoloby Ralph Luren製。凝った作りは流石のラルフ、ゴム入りの裾でウェスト回りをスマートに見せる工夫など中々のものだ。

7.ウェスト回り

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前回に続いて初期のRRL製ベルトを用意。今から20年前の90年代半ばはメイドインUSAが残っていた頃だ。一方のジーンズは新生RRL。嬉しいことにこちらも米国製、しかも20年前よりダメージ加工が格段に進歩している。

8.ペッカリーグローブ

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ペッカリーグローブと言えばデンツ、中でもカシミアライニング付のタイプは値段も高いが品質も納得の逸品だ。随分使い込んで大分伸びてしまったが、使えなくなったらもう一度同じものを買っても良い、そんな気にさせる優れものだと思う。

9.ブーツとデニムの相性

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スリムフィットのデニムにがっしりとしたブーツは安定のスタイル。左は(アレンエドモンズ)は特に大ぶりだが赤の紐がアクセントになっている。右は(マルモラーダ)スマートな仕上がりが特徴で、都会で履くならこちらの方がしっくりくるかもしれない。

10.ブーツの比較(2)

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本格的な登山を楽しむ人から見ると、マウンテンブーツと呼ぶことには抵抗があるブーツだが、上のアレンエドモンズは鎌倉郊外の散策といったイメージで…下のマルモラーダは都心のショッピングやグルメ散策などあくまでも街履き用と考えるのがベストか。

今回もブーツとキャップ以外は昔のラルフ製品でコーデを組んだことになる。このところ平日はジャケットスタイル、休日はデニムルックが中心ということもあって、ラルフ旧アイテムがクローゼットの奥から復活し始めた。

つい数年前までなら休日でもイタリアのサルト謹製ジャケットやコットンパンツにネクタイを締めて出かけていたのが嘘のようだが、ラルフの旧製品が再びコーディネイトの中心に戻ってきている流れは暫く続きそうだ。

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コメント

こんにちは、
ここ暫くテーラードのジャケットやパンツばかりだった反動か、最近はカジュアル系の服装が気になって仕方がないです。オーバーオールを買ってみたり、ボタンダウンのオックスフォードシャツを買ってみたりと。寒さが身にしみる朝晩になにか軽く羽織れるものを、と考えていたところ、ちょうど参考になるコーディネートをご紹介いただき、感謝しています。個人的にはフェアアイルニットに、管理人様の勧めるダウンベストか、ゲームポケットのついたハンティングジャケットかと考えていたところでした。管理人様にはぜひ、このアウトドア系のスタイルのコーディネートをもう暫く続けて頂きたいな、と思っています。

今週も管理人様のコーディネートは素晴らしいですね!
20年前の初冬、初めてバーグドルフ・グッドマンのRLを訪れたとき、こんな雰囲気のマネキンがあって感動したことをふと思い出しました。
スコットランドとアメリカといった異文化をミックスするときは、それぞれが本格的にこだわったアイテムでないと、このような深い味わいは出ないのですね。

マフラーはスコッチハウスですか。学生時代、同級生に大変な家柄のお嬢様がいたのですが、いつも彼女が大切に使っていたマフラーがスコッチハウスでした。同じ柄を持っている人もいないので、ひときわ存在感があったように思います。

れの様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

れの様同様私もすっかりカジュアル路線に嵌ってしまい、昔のラルフアイテムを引っ張り出しては今風のアイテムと合わせてコーデをあれこれ思案しているところです。

今日もかなり寒かったので早速今シーズン初のダウンベストを着こんで街まで繰り出しました。秋冬は好きなものを重ね着して、足し算の組み合わせを楽しめる良い季節ですね。

暫くカジュアル路線を続けられるよう計画中ですが、流石にアイテムもそれほど多くないので突如ドレススタイルになってしまうかも…そんな時は笑って許して頂けたら幸いです。

BB様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

仰るとおりで、アメリカのカジュアルアイテムをスコットランドの逸品と合わせるには同じフィールドコートでもカーハートでは?なのですがラルフのフィールドコートだとしっくりきます。その辺がラルフのデザイナーとしての商品作りのうまさで、機能的なアメリカンワークウェアにセンスを加えた商品、それがPOLOの魅力でした。

20年前のバーグドルフグッドマン、丁度私が海外駐在に赴いた頃です。その前年に私も訪れていますが、ラルフがアメリカンドリームを体現するような一際ゴージャスなブランドとして輝いていた頃ですね。

RRLが始まってポロ本店の向かいに別のストアーが完成、所狭しとRRLのアイテムが売られていたことを思いだしました。本店の方も上から下まで全ての商品をチェックするように何度も見て回りました。一旦下まで降りてから再び本店内の古めかしいエレベーターに乗ったりして…

良き時代でした(笑)

もしかしたら、管理人様とは本店でお目にかかっていたかもしれませんね。
とはいえ、そうそう本店で買える余裕もなかったので週末になると、ウッドベリーコモンにも通っていました。
アウトレット専用品などない時代でしたから、憧れのアイテムに巡り会えたときは、格別のものがありました。
そうまでしても欲しいと思わせる力が当時の商品にはあつたように思います。

BB様

本当ですね〜どこかでお会いしていたかもしれません。ラルフ本店、サックス、バーグドルフと色々行きましたので街中ですれ違っていると思います。きっと…

ウッドベリーコモンも後年行きましたが、昔のアウトレットは専用品が並ぶ中にも売れ残りが多数あって買い残したものも格安で見つける喜びがありましたが今はだいぶそういったチャンスが失せてしまったのが寂しいです。また、そうまでして欲しいものがなくなったのも事実です。

全てはプロダクツの陳腐化が原因かと思えるこの頃です。

こんばんは。以前は失礼致しました。
またコメントをさせていただければと思います。

フェアアイルのセーターは専らジャミソンズを愛用しています。
昔に買った物なので少し大きいのですが、良い感じに糸も緩み今では手放せない品です。
無地のセーターもよいですが、フェアアイルなど温かみのある模様も素敵ですよね。

浪漫様

私も以前からジャーミソンズに注目していましたが、かなり細身なのでサイズ感を確かめて、なんて言っているうちに買いそびれてしまっています。歳をとると無地のミニマムなセーターよりカラフルな模様の入った派手めのものが着たくなります。

本格的なフェアアイルはラルフのものよりもっと凝っていますが色合いはラルフの方が他のアイテムと合わせやすいので重宝します。やはりファッションブランドのアイテムは洒落ていますね〜

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