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2016年10月22日 (土)

Dress Gordon(タータンチェック)

タータンチェックは日本の家紋と同じで、本来はその柄を有する氏族(クラン)のみが着用するのを許されてきたとのこと。現在は継承者のアレクサンダーマックイーンを始めヴィヴィアンウェストウッドなど英国デザイナーはもとより世界中で用いられている。

最近、好きなタータン柄のトートバッグを手に入れた。秋冬物が活躍する時期を迎え、マフラーやネクタイなどに混じって大物タータンアイテムの合流だ。そこで今回は、新着のバッグを中心にラルフ調のチェックオンチェックコーディネイトに挑戦しようと思う。

1.ドレスゴードン柄

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到着したのはドレスゴードンと呼ばれる柄のバッグ。ゴードン家のタータンの中でも太めの白いラインが入ったドレスバージョンの柄とのこと。確かに白の太いラインと黄色の格子柄が他にはない印象を与える。ネクタイも抜かりなくドレスゴードン柄で揃えた。

2.ラルフ流コーディネイト

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前回同様ジャケット&デニムスタイルに再挑戦。帽子(P.Stuart)とマフラー(ScotchHouse)以外は全てラルフの旧タグ物。やはり今のPOLOではなく昔のPolobyRalph Laurenの商品は魅力的だ。古くなっても再び合わせられる作り込みとタイムレスな良さがある。

3.トリプルパターンの組み合わせ。

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細いストライプのシャツに大柄のネクタイ、締めのジャケットがタッターソールという柄物大集合だが、それほどビジーに見えないのはシャツの襟が白無地ということが大きい。加えてネクタイにも白が入っていることで混雑感を上手く解消してくれている。

4.シャツとネクタイ&ジャケット

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シャツはラグビーbyラルフローレン、最近のドレスシャツにはないレトロな感じが気に入っている。一方のジャケットはタグを見ても分かるように古いものだ。ラムズウールの柔らかな生地にタッターソール柄、しかも背抜きで3パッチポケットというところが珍しい。

5.カシミアタイ

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90年代製ドレスゴードンタイ。カシミアタイが流行り始めた頃のもので、アランフラッサーが「スタイルアンドザマン」の中で絶賛していた。生地はもちろんスコティッシュカシミア。ネクタイ売りから会社を興したラルフらしく、当時はアメリカ国内縫製に拘っていたようだ。

6.ウェスト回り

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ベルトは度々登場するロデオモチーフのバックルベルト。植物鞣しのようなムラ感があるレザーを使ったベルトはMade in USA。しかも現在のセカンドイヤー展開品ではなく、90年代に初めて立ち上げたファーストイヤーの頃の思い出深い品だ。

7.ドレスゴードンのトートバッグ(その1)

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今までのような塩ビのシェルではなくゴム引きコットンキャンバスのような質感が嬉しいバッグ。柄物の鞄は単調になりがちな週末の装いを明るく楽しいものにしてくれる。いつものようにカバー代わりにロイヤルスチュアートのシートをバッグに忍ばせてみた。

8.ドレスゴードンのトートバッグ(その2)

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内部はポケットが2つ付いたシンプルな作りで、蓋はなくストラップで留めるタイプだ。レザー部分は初期のようなブライドルレザーではないが、多分狂牛病が流行った2000年代後初頭からフライドルレザーが品薄になったことと関係しているのかもしれない。

9.ウォッシュド加工の施されたデニム

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第2期のRRLだが、こちらは米国製。新品のうちから履き込んだ感じがよく出ている。素材はメイドインジャパン、岡山産のセルビッジデニムだ。昔からサックスでラルフのシャツを1枚買うにもNIES(新興国)製品に混じったアメリカ製を買っていたことを思いだす。

10.タータンオンタータン

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ドレスゴードンに他のタータンチェックを合わせるのは中々難しいもの。そんな時はブラックウォッチを合わせたい。色合いは同じブルー/グリーン系統、ダークで一見無地に見えるブラックウォッチは軍隊用のタータン、氏族のタータンチェックと重ねても大丈夫だ。

11.ラルフローレンの靴

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先週に引き続いてクロケット製コードバン靴をセット。ホーウィン社製コードバン使いのギリーシューズはこれからの季節に欠かせない。ソックスもスコットランドの伝統柄アーガイルを合わせてタータン+アーガイル+ギリーのスコティッシュ揃い踏みだ。

12.セルビッジとコードバン靴

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赤耳(セルビッジ)を見せるように少しだけ折り返したデニムと無骨な靴…最近嵌っている組み合わせの一つだ。擦り切れた裾裏に太めのチェーンステッチ、英国製ではあるがコードバンの靴となればアメリカンカジュアル好きの若き頃を思い出してしまう。

厳密にいうと日本の家紋が本家も分家も同じものを用いるのに対してスコットランドのクラン(氏族)は分家になると新たなタータンチェックを作ったようだ。一度タータンチェックを調べたら随分と種類が多いのに驚いたがその話を聞いてなるほどと思った。

スコットランドタータン協会は新たなチタータン柄の登録や生地、意匠に対する許認可などタータンチェックを重要な輸出産業と位置付けていると聞く。ゆかりもない我々だが、スコットランドの自然に育まれてきたタータンチェックを楽しめる秋冬が待ち遠しい。

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コメント

日曜日も夕刻となりました、如何お過ごしでしたでしょうか。
私は冬物のセーターを日向に干しておりました。
賛否両論かとは思いますが、太陽光に当てますと毛もふんわりとした感じになり、匂いも取れますので中々良いと思います。

さて、本題ですが・・・。
ドレスゴードンは私の好きなタータンの一つでマフラーを愛用しています。
最も一番のお気に入りはブラックウォッチですが・・・
今年はマクファーソンのマフラーを購入したいと思っております。
候補としてはやはりジョンストンズでしょうか?
そういえば、昨年ジョンストンズのカシミアソリッドマフラーを購入しようと思い実物を見に行ったところ、数年前に購入したものよりも明らかに薄くなっており、買う気になれなかったのを思い出しました。

こんにちは
タイとバッグの柄を合わせるのはとても良いですね。是非参考にしたい!のですが、なかなかそのような組み合わせで揃える事が難しいですね。チャンスがあれば狙って揃えて行きたいと思います。あとは、シャツ。ラウンドのホワイトカラーシャツがタイとジャケットのカシミア&ウールの素材感ととてもマッチしていますね。
管理人様のコーディネートを見てゴードンタータンのウールアスコットタイがあった事を思い出しました。そろそろ肌寒くなってきたので軽いスカーフ代わりに使いたいと思います。

浪漫様

お休みのところコメントをいただき有難う御座います。

お洒落な方は皆さんお気に入りのタータンチェックがあるようです。中でもドレスゴードンは白のストライプが入って上品な感じから人気が高いと聞きました。そういえばラルフローレンも良く商品に用いている気がします。

浪漫様のお気に入りはブラックウォッチとのこと、私も大好きでコートやマフラー、ジャケットにネクタイ、ソックスやチーフと万能かつ最強チェックの一つだと思います。

もう少し寒くなるといよいよタータンチェックの冬用アイテムの出番…早くこないものかと待ち遠しいです。

れの様

お休みのところコメントをいただき有難う御座います。

ゴードンタータンのアスコットタイ(^_^)とても素敵そうなアイテムですね〜。週末に大活躍しそうな予感がします。ジャケットルックによし、もっとラフにカシミアのクルーネックセーターの下に洗いざらしのオックスフォードBDとアスコットタイを合わせてよし。

ボトムスはコーデュロイパンツに…締めはスエードのブーツなんて、あーでもないこーでもないと一人勝手に妄想が膨らみ、早く寒くならないかと指折り数えています。

管理人様

こちらの記事を拝見して、タータンチェックは何を持っていたかなあと先ほどクローゼットを開けてみました。
ブラックウォッチのツィードジャケットとウールタイ、マフラーが一点ずつとあとは財布のみでした。
もっと持っている気がしたのですが・・・それ風のチェックや、タータンチェックの色を配したネクタイもあるので、そう感じたのかもしれません。
ドレスゴードンのネクタイいいですね。茶のジャケットとの大人のコーディネイトですね。
ブラックウォッチは何故か生真面目すぎる雰囲気になってしまうので今度はドレスゴードンのアイテムに挑戦したいと思います。

私にとってチェックオンチェックのコーディネートは難易度が高すぎます。流石は管理人様。本当に勉強になります。
自分が最近買ったチェックは、ホノルルの免税店で入手したバーバリーのカシミヤスカーフくらいですか。なぜか187ドルと、超破格でしたが…
ラグビーのシャツ、いいですね。ラグビー日本初上陸のときは、原宿で行列に並んだ想い出があります。日本で最初のコレクションは、安価ながらもRLのこだわりが随所に感じられる逸品揃いでした。

いつ見ても管理人様のコーディネートの良さには脱帽です。グリーンにホワイトの柄は上品さにプラスして控え目と言う感じがしてほのぼのといたします。お洒落を含めて人の評価は全て他人がしてくれるものの!決して自分で言うものではない!以前所属しておりました。と、あるクラブチームのブログ見てますとタータンチェックは赤系のロイヤルスチュアート柄の👖が多く見受けられました。そして足下はと言えば、定番のサドルシューズ!私が退会したのも【正確には強制的退会】肯ける事ですが。九州はまだ気温が高くてタータンチェックの出番は来月になってからですね!後程岩田屋で行われましコロンブスの三橋様とのお話等をアップさせて頂きますので!

PMT様

週初めのコメントを有難う御座います。

私は小物やマフラーなど気がつくと結構タータンチェックのアイテムを持っていました。タータンチェック協会のホームページを見ていると中にはかなり配色がきつくて合わせ辛いものもありますが、ドレスゴードンを含めベーシックで使いやすいものもあるので、眺めているだけで結構楽しめちゃいます(^_^)

昔、スコットランドを車で旅して、エルギン郊外のジョンストンオブエルギンのファクトリーへ行ったことをふと思い出しました。タータンチェックコーナーを見た時の充実感が蘇ります。PMT様も秋冬物は是非タータンチェックのコーデを楽しまれて下さい。

BB様

週初めのコメントを有難う御座います。

BB様もバーバリーのチェックマフラーを買われたのですね。私も海外駐在時定番色を全て揃えるくらい好きでした。軽いタータンチェックフェチかもしれません(^^;)

ラグビーのアイテムもおっしやるとおり、サブブランドらしいやや低めの価格帯でしたがこだわりの詰まった魅力的なもので今も残せば良いのになぁと思います。クオリティは最新のポロブルーレーベルより全然いいと思います。

浦野様

岩田屋でのコロンブスイベント、フェイスブックを見てみましたが、浦野様のアランフラッサークロコUチップが見当たらず必死であちこち探ってみました。どこかにアップされているのでしょうか、分かりましたら教えてください。

ロイヤルスチュアートのチェックは赤なので、タイやチーフ、マフラーやボウタイなどが思い浮かびますがパンツに持ってくるとなるとクラブのユニフォーム以外は少々勇気がいります。まさにそこを考えられてお話のクラブメンバーの方々は、履きこなされていたのではないでしょうか。

岩田屋のイベントの詳細、楽しみにしています。

最初は私のフラッサーの👞もアップされてたのですが後で見たら👞だけ削除されておりました。また管理人様のブログは紹介させて頂きました!聴くところによるとエドワードグリーンの👞を500足持ってる御方がいるとか!小さな地方の役所の1年間の総予算かも?

浦野様

それは残念、アランフラッサーのクロコUチップを拝見したかったです。

エドワードグリーンを500足(驚)ですか…執事でもいて常に靴のケアを任せていれば安心でしょうが、自分でメンテするとなると限界を大幅に超えてまいそうですぅ。

500足ということは、単純に1年に1回より履く機会が少なくなるので、いつでも新品気分が味わえます。ただし、ローテを守っていたら履き込んだ感じには育たないでしょうね〜(^^;)

携帯が不調になってスマホに替えたこともあり、すっかりご無沙汰でした。

タータンはまさに英国調の極みとも言える柄であり、アーガイルとともに秋冬のカジュアルでよく取り入れています。
例えば、ジャケットとパンツがダークトーンの無地で地味な場合でも、シャツが明るい色目のタータン柄だと表情が出てきて野暮ったくならずに済むので、重宝します。

それから、ブラックウォッチ柄の上手い使い方を紹介いただいて、また一つ勉強になりました。
秋冬は、夏よりアイテムが多く、様々なコーディネートが楽しめるので、次回の記事が楽しみです。

oisan様

お休みのところコメントを有難う御座います。

タータンチェックは私も大好きで、歳を重ねてくると明るめの柄が気になってきます。

赤は人間を元気にしてくれる色ということで、赤味の強いロイヤルタータンを買い求めたり、白は肌を若々しく見せるということで白いラインの入った今回のようなドレスゴードンを探してみたり…

秋冬は好きな色のアイテム同士を重ね合わせる楽しみがあります。そんな着こなしをあれこれご紹介できればと思います。

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