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2016年8月13日 (土)

Wearing boots(ブーツの季節)

立秋を過ぎ暦の上では秋、冬遠からじ…という訳ではないが、お盆休みを利用してブーツの手入れを行った。最近は年中ブーツを履いていてもお洒落の範疇でとらえて貰えるようになったが、それでも秋冬がブーツの基本ということに変わりはない。

一足ずつ出してみると、短靴より楽で快適なアンクル丈のものから脱ぎ履きが大変なロングブーツ、アウトドアに最適の実用派までいつの間にか随分増えている。そこで今回は手持ちのブーツを色々と分類しながら少しずつ紹介してみようと思う。

1.ブーツを陰干しする

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シーズンが終わると忘れ去られたように靴棚に置きっぱなしのブーツ。久しぶりに外へ出し、カビ予防を兼ねて陰干しした。保湿、保油が必要なブーツは念入りにメンテナンスを施し、秋冬が来る前に準備を終えておきたいもの…

2.ビスポークブーツ

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テイラーでコートを誂えるのと同じで、ひととおり靴を誂えると、ブーツをオーダーしたくなるもの。ブーツメーカーを名乗るフォスター&サン(左)には長めのブーツを、シューメーカーのクレバリー(右)にはミッドレングスのブーツを注文した。

3.ボトムメーカーからの写真

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ブーツの底付けを担当した職人から届いた写真。ワークショップで完成したブーツを写したのだろう。背景はロンドンの街並みということになる。景色とブーツの色合いの何と合うことか…ツィード生地がスコットランドの自然と合うのと同じというわけだ。

4.ミッドレングスのブーツ

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ミッドレングスのブーツ群。左からロブパリのコテージライン、E.グリーンのジョドパー、トリッカーズのストウ、オールデンのタンカー。靴愛好家ならば1足は持っているタイプのブーツではないだろうか。実際自分も一番着用回数が多いのがこのタイプだ。

5.チャッカブーツ

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秋冬に重宝するタイプだが、春夏でも暑苦しくない長さや着脱のし易さが人気のチャッカ。完成されたデザイン故に素材や作り(アンライニングなど)で選ぶのが良い。左からブルックス(Aサージェント製)、ポールセンスコーン(クロケット製)、オールデン。

6.タウン用ブーツ

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左はハンティングブーツで定評のエシュン製。タウンユース用に厚く柔らかな革を使いソールもクッション性の高いゴム底を装着している。一方右は本格的なマウンテンブーツの雰囲気を上手く街用ブーツに落とし込んだ傑作マルモラーダ。マストバイの1足だと思う。

7.アメリカンブーツ

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ドレッシーな欧州のブーツに比べ、新大陸を開拓した歴史をもつアメリカ製ブーツは実用的でタフ。何より同じアメリカの偉大な発明、ジーンズとの相性は無敵だ。ブリティッシュだクラシコイタリアだと言っても時折無性に履きたくなるタイプの靴がここにある。

8.レッドウィングのワークブーツ

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90年代後半、キムタクが履いたとかで、突如黒のアイリッシュセッターが日本で大ヒットしたことがある。当時海外に居たが日本のバイヤーが来て買い占めて行ったのに驚いだことを思いした。因みに買い占め前日に買ったのが中央の黒アイリッシュセッターだ。

9.個性的なブーツ

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他にはないブーツを探すのも買い物の楽しみ。左はRRLの10インチブーツ。レッドウィングにない色目が気に入っている。中央がランコート社製RLブーツ。ツィード生地の使い方が渋い。右端はレッドウィングだがオロラセットレザーが欲しくて手に入れたもの。

10.アメリカンマウンテンブーツ

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こちらはアメリカンブランドダナーのライト(左)とマウンテンパス(右)。ライトはビブラムソールを装着したタイプでマウンテンパスはレッドウィング同様ホワイトソールを装着している。どちらもマルモラーダ同様街で履けるアウトドア用ブーツ。

10.ウェスタンブーツ

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最近ではほとんど出番のないウェスタンブーツだが、本来ブーツカットのデニムと合わせると俄然格好良く見えるタイプだ。かつてウェスタンの曲を演奏するバンドに居た関係で、いわばステージ衣装の一部だったというこになる。

年齢を重ねるとともに楽な靴を履きたくなるのは人の常。最近は冬でも紐をきっちり締め上げるブーツではなく、スリッポンタイプをついつい選んでしまう。昔はスーツに敢えてタンカーブーツを合わせていた頃が懐かしい。

ところが、前回のブログでもお伝えしたクレバリー30足目のブーツが仕掛中だ。ブーツを履くのが面倒なのに何故ブーツを注文したのかとも思うが「気は持ちよう…」とも言う。30足目が完成する頃にはブーツを履く気概に満ちていることを願っている。

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スタイル(Style)」カテゴリの記事

コメント

管理人様


アイリッシュセッター、懐かしいですね。
90年代後半は、いわゆる流行というものが存在した最後の時代のような気がします。
流行したものの中には、今思うと、なぜあんなものに夢中になったんだろうという気がします。(まさにその頃は、ロンドンの靴屋での誂え料も控え目だったとのことでしたし。)

ウェスタンブーツもお持ちのようで、驚きました。これだけのコレクションをしっかりと保存されているようで、感服致します。

しかし、ビスポークブーツのオーラは圧巻ですね・・・。

やまだ様

お休みのところコメントを有難う御座います。

アイリッシュセッターは、流行の波にもまれながらも今なお定番アイテムとしてデニムルックに欠かせない1足となっているかと思います。

今はスタイルとしては大ヒットというものはなくなりましが素材としては、例えばコードバンはかなり長い間流行っているかと思います。デザインから素材へと視点は変わりつつも流行は決してなくならないのかな〜とも考えます。

浪漫様

お休みのところコメントを有難う御座います。

やはりビスポークのブーツは見ただけでクオリティの良さが光ります。でも既成のブーツにも良さがそれぞれあるのでいつの間にかこんなに数が増えてしまいました…(~_~;)

全てに感動ですが初公開のランコート社のタータンチェックをあしらった、ラルフローレンのブーツに目が釘付けでした!以前、アップされたラルフローレンのバックルスリッポンのヴァンプにマドラスチェックを貼り付けた靴を思い出しました!立秋は過ぎてもまだまだタータンチェックよりマドラスチェックが合う今日この頃でした。

浦野様

コメントをいただき有難う御座います。

RLのブーツ、以前当ブログでも紹介しましたがずいぶん昔のことで、当時はタータンチェックの短靴のみ日本で展開されていました。ブーツを某デパート(メンズ館を有する)で見かけましたが見本の1足のみでブーツは日本未入荷とのことでした。

そこでアメリカの知人経由でアメリカから取り寄せました。従って私と同じことをした人がいない限り日本で2足のみの貴重なブーツです。このブーツを見てラルフローレンの商品センスは大したものだと感じましたが最近は売上低迷で店舗を閉鎖中とか…

時代は変わりましたが近いうちにワクワクするようなラルフの商品に出会えるのを楽しみにしています。

ブーツのラインナップもお見事な上、この時期から次のシーズンの準備をされているのは流石だと感服いたしました。

ブーツ(それもドレッシーなもの)は敷居が高いと思っていました。しかし、こちらのブログを拝見している中で、興味が高まってきました。
初心者でも気軽に取り入れられるようなものがあれば、いずれかの機会で記事でご紹介いただけると嬉しいです。

oisan様

コメントをいただき有難う御座います。

初心者向けのドレッシーなブーツというと、私の経験では今回の特集でも紹介しているチャッカブーツが思い浮かびます。足入れのしやすさ、ジャケットスタイルにも合わせられる汎用性の高さが魅力でいつの間にか数が増えています。

一方でカジュアルルックに欠かせないワークブーツも初心者からベテランまで大いに活躍する優れものです。寒い時期にしか履かないからこそ気に入ったものを買い求め、凝ったものをオーダーしてみましたがまだまだ…ブーツの世界は奥が深いなと実感しています(^_^)

早速のアドバイス、ありがとうございます。
チャッカブーツを調べましたが、教えていただいたとおり、私のようなブーツ初心者でも履けそうで、とても魅力を感じました。

色や素材の選択に悩みそうですが、手持ちのワードローブを見ながら選んでみようと思います。

oisan様

早速の返信をいただき有難う御座います。

表革のカーフやグレインレザーからスエードまで素材のバリエーションが広いチャッカブーツ…よろしければ試されてみてください(^_^)

ブーツ。管理人様には質、量共に全く太刀打出来ませんがこれまでに私ごとでも色々書き込みしました、楽しい事思いました!

浦野様

ブログ上でのお付き合いも長いので浦野様が書き込まれた過去のお話も沢山あって忘れかけています(笑)

機会がありましたらぜひもう一度お聞かせいただきたいです!!

忘れちゃ困りますよ管理人様。などといっても沢山のゲストの皆様に丁寧な返信なさる管理人様ですから今回に限って【よし】としましょうかね!私の数少ないブーツでは日本に一足しか存在しないアランフラッサーのジョッパーブーツでした。

管理人様

ドレッシーなものからワークなものまで、これだけ色々な型のブーツがあると、このブーツはどう育ててやろうかと考えるのが楽しそうですね。
既製には既製の、誂には誂の良さがあるとは思いますが、フォスター&サンのビスポークブーツは初めて写真を拝見したとき圧巻過ぎて震えました。

浦野様

アランフラッサーネームのジョドパーブーツでしたか!しかも日本で唯1足となれば希少価値もすごいです。

秋冬になって履かれましたらその時のコーディネイトと共に感想をぜひ教えて下さいませ。頭にイメージして二度と忘れないようにいたします。

スクルージ様

昔は靴を誂えているのにまだ既成靴を買うの?などと言われましたが(汗)、最近は誂え靴も既成靴も両方楽しむ方が少しずつ増えたのか、以前よりは言われなくなりました(笑)

レッドウィングやトリッカーズなどの味わいのあるブーツは誂えでは再現できない雰囲気がありますし、オールデン然りです。

その一方でフォスターのブーツのように誂えでなくては中々到達しえないものもあり、その両方が味わえるというのもちょっとした贅沢かもしれませんが、秋冬が来るとその楽しさを味わっています。

こんにちは。
4と6の写真に写ってあります、ロプパリのエシュン製ブーツはサイズいくつを履かれていらっしゃいますか?
参考までにお教えいただけますと幸いです。

これから徐々に寒さも増し、これらのようなブーツは正に時期ですね。

忘れていいのよ。ずいぶん昔、ドラマ金曜日の妻達。の主題歌でしたか、谷村新司と小川知子のデユットで歌われた、忘れていいの。忘れるから新しいものが入ってくる。ガチガチのアイビーこそかっこいいと思ってるクラブにわずかながら入会してみて感じました!亡き母が生前日舞藤間流の名取しておりました頃に質問しました。お母さん、いろんな踊り弟子さん達に教えてるけど全部覚えてるの?と尋ねると、そんな生身の人間が全て憶えられるものじゃない!忘れるから新しいものを憶えられると。!以前、申しました3の座右の銘に続きます私の銘ワードです。

度々のコメント失礼致します。
5の写真のポールセンスコーンのチャッカブーツは恐らくアンラインドと思いますが、管理人様はハーフサイズ下げて着用されておりますか?

浪漫様

手書きのサイズ表示なので、見えにくくなっていますが多分8.5ではないかと思います。

同じエシュンよりも革が良いものを使っていたな〜という印象があります。

浦野様

確かに新しいものを取り入れようとすると古いものを捨て去ることも必要ですよね〜。

断捨離という言葉が定着して随分経ちますが、この夏だいぶ古着で着なくなった服を中心にリサイクルに出しました。どこかで誰かの役に立てば良いなと思いながら無駄な買い物をしたものだと反省しつつ、それでも時々カタログを見てはアッこれ良いな…なんて考えているのですからいけません。

浪漫様

おっしゃる通りアンラインドです。現行のクロケット製CHUKKAと全く同じ作りです。

サイズもハーフ落として8-Eを選びました。とは言っても23年も前のことですが…。

丁寧なお返事ありがとうございます。
管理人様に影響され、私もアンラインドのチャッカが欲しいなと思っているのです。

アンラインドはハーフサイズ落とした方が良さそうですね。

浪漫様

お役に立てたならば幸いです。

アンラインドチャッカはあまりにも履き心地がよくて海外旅行をずっと1足の靴で過ごした記憶があります。

寒い時期はそれなりに足が冷えるのですがその分厚手のソックスでも革が柔らかいのでごわごわせず助かりました。

こんばんは。
ビスポークブーツのソール面を見て、ふと思ったのですがヒールの飾り釘がそっけないといいますかかなり少なく見えます。
アウトワーカーさんにもよるのでしょうが、実物はどのように釘が打たれているのですか?

浪漫様

ヒールトップの釘は確かに少ないです。
おかげで都会では滑らなくて良いかもしれません(^_^)

つま先は両方ともメタルトウチップなので釘よりも屈強ですが…。

ありがとうございます。
多ければ良いものでもありませんし、四隅に一本ずつ打つくらいが一番良いかもしれませんね。もしくは等間隔で七、八本など。

飾り釘でメーカーが分かる時があるので、あると助かります(笑)

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