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2016年8月27日 (土)

Japanese Sneaker(日本のスニーカー〉

立秋を過ぎ、暦の上では既に秋だが、残暑に台風の連続上陸など靴好きにとっては何を履くか悩ましい日が続いている。随分前だが通勤時はスニーカー(しかもスーツ姿に!)でオフィスに着いてから革靴に履き替えるニューヨーカーの姿が紹介されていた。

実は最近、通勤経路の一部にサイクル(自転車)を使っている。ニューヨーカーのように格好良くはないがオフィスに革靴を置き、スニーカーで通勤をする機会も増えた。そこで今回は新調したばかりのスニーカーを中心に目下の足元を紹介してみたい。

1.薄いソールのスニーカー

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スニーカー通勤ということで最初に試したのはニューバランスだったが、ソールが厚すぎて夏用のパンツと合わない。もっとソールが薄くアッパーの軽いものを…と見つけたのが上のスニーカーだった。4本ラインの交差する意匠に見覚えがあるだろう。

2.日本のスニーカー

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今回新調したのは「オニツカタイガー」。昔発売したての頃購入したものと一緒に並べてみた。鬼塚喜八郎氏が創業したメーカーが合併後社名を「アシックス」に変え、現在復刻版という形で「オニツカタイガー」ブランドを出しているそうだ。

~昔のオニツカタイガーを復活させる~

3.第1ステップ:靴紐を外す…

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アッパーがレザーの初代オニツカもせっかくなので通勤用に復活させようとまずは靴紐を外してみた。ベロの辺りにほこりと汚れが付着しているが、白ではなくアイボリーのアッパーだったこともあり、手入れしてあげればリバイバルも可能なようだ。

4.第2ステップ:ブラシをかける

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つま先部分はスエードで両脇の4本線が表革、しかも1本は色を変えるなど凝った作りのオニツカ。日本のスニーカーブランドながら海外で評判が高いのもこうしたデザイン上の魅力があるからだろう。全体をブラッシングし、たまったほこりや汚れを掃き出していく。

5.第3ステップ:スエード用シャンプーで洗う

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次にスエード用シャンプーで靴を洗う番だ。専用の布にシャンプー液を取り、全体に行きわたらせたまった汚れを浮きだたせた後拭き取っていく。つま先のゴム部分の日焼けがなんとも言えずヴィンテージスニーカーのような雰囲気を出してくれている。

6.第3ステップ:靴専用汚れ落としで洗浄する

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次はもう一段強力な革靴用の水性クリーナーを使う。スエードには使えないと記されているのでつま先部分を避けて汚れを落としていく。ベロに付いた汚れもかなりとれてアイボリーのアッパーが少しずつ蘇ってくるようだ。

7.第4ステップ:靴を濯ぐ

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クリーナーを使った後は靴を濯ぐ。クリーナーが残ったままでは素材が痛みかねないからだ。水で濡らし、よく絞った雑巾でアッパーを拭いていく。コンバースのようなキャンバス布のスニーカーならばタワシでゴシゴシ洗えるが最近のスニーカーはそうもいかない。

8.第5ステップ:革に栄養分を与える

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いよいよ最後に保革成分を与える。今回選んだのはコロニルの1909SUPREME(白)。布にたっぷりとって塗っていく。倉庫に入れっぱなしだったせいで革の表面がかさついている。革靴ならばもっと丁寧に扱っていただろうに…靴好き失格である

9.第6ステップ:靴紐を通して完成

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写真ではあまり違いが分からないが艶と張りの戻ったアッパーは綺麗になった靴紐など仕上がりは上々だ。スエード用のシャンプーと革靴用のクリーナーはどちらもモウブレイ、日本のスニーカーを海外のメンテナンス製品で綺麗にする。一種の和洋折衷か…

~新着のオニツカタイガーを見てみる~

10.オニツカタイガー・”コルセア”ヴィンテージ

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どうも夏になるとオレンジ色が欲しくなるようで、前回のナイキ製スニーカーもオレンジだった。今回のスニーカーのペットネームはコルセア、コルテッツの名を巡り訴訟の結果、コルセアという名前となった経緯など、ナイキとオニツカには過去に因縁があったようだ。

11.コルセアのサイドライン

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軽いナイロン素材のアッパーと薄いソール。横から見るとコルセアとコルテッツはかなり似ているが、スニーカー通勤に合うのが正にこのタイプ。ソールに厚いエアの入ったナイキや前述したニューバランスではスニーカーが大きくて目立ち過ぎるからだ。

12.コルセアのソール

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ソールを見ると益々コルテッツと似ていることに気付く。日本のスニーカーブランドだが製造はベトナム。確かコルテッツもベトナム製だから同じ工場かもしれない。ソールのスポンジがクリーム色に変色した感じを出ており、ヴィンテージ加工も抜かりない。

日本のスニーカーブランドとして知名度の高いオニツカタイガーだが、何と売り上げの8割が海外、特に欧米で人気があるそうだ。前身のオニツカシューズ時代、米国代理店が後のナイキとなるBRSという会社だったなど探ってみると興味深い話も多い。

今回2足目を購入した時も、店内でアメリカから来た女性が試着して購入するのを見た。ナイキやニューバランスなど海外ものばかり履いていたが、日本のオニツカタイガーを海外から買いに来る客を見るとなぜか誇らしい。ここはひとつ日本贔屓になろうと思う。

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コメント

「コルセア」と「コルテッツ」確かに似ています。「ナイロンコルテッツ」のソールも写真によく似てました。NAKEはモデルチェンジが多くソールが広くなったりスラントがついたり様々な仕様の「コルテッツ」があります。思い返せば、「POPEYE」創刊当時に「コルッテッツ」のそれぞれの大学シンボルカラーがあったかと記憶しています。その頃はとてもソール幅が狭かった。それに、このオレンジないしブルーのモデルはNIKEが4本線そのまま米国で売ってたのではなかったかしら。
という小生は、現在adiのTABACCO、S.Smith、トレトンです。ローテクスニーカーは良いですね。
コメができませんでしたが、いつも貴ブログを見てますよ!

8番のコメントですが、靴好き失格?なんのなんの、十分過ぎる靴好きですよ。管理人様!!

Tony様

いつもブログをご覧いただき、また週明けにもかかわらずコメントまでいただき有り難う御座います。

その昔オニツカのスニーカーはそのままアメリカに輸出されていたんですね〜。日本の草分け的スニーカーには思わず応援したくなります。Tony様もローテクスニーカーを履かれているとのこと、スタンスミスやアディダスは私も履いていたのでぐぐっときました。

更新は1週間に一度、なるべく週末にと思っていますので時々覗いてくださいますと幸いです。

浦野様

靴をいつも大切にされている浦野様からの言葉、嬉しくなりました。これからはもっと靴を大切にしていきたいと思います。(キリッ)

革靴、👞
にはウイングチップ派とローファー党があると聞き及でおります。パンツなら綿パン党とジーンズ派。が存在すると。日本を代表するsneakerには元、トップサイダーを販売していた
神戸のasics派と、以前、お話しました私の知人のA様の御子息がリオオリンピックで団体銅メダルを獲得されました女子卓球界のエースの靴をあしらえたミズノのsneaker派に分かれるのでしょうか?

浦野様

生憎ミズノは試したことがなく、アシックスも試したことはないのですが、如何にも日本男児らしい鬼塚喜八郎氏の名前に惚れこんでオニツカタイガーをメインに履いております。

今度水野の店に立ち寄ってみますがアシックスと水野は共に損格的スポーツシューズの印象があるのに対して、オニツカタイガーはレトロな感じがします。

こんばんは。
昨今のスニーカーでは英国製もしくはアメリカ製のニューバランスが幅を利かせておりますが、私もオニツカ派です。
というのも父が履いていたからというだけなのですが・・・。

浪漫様

何とオニツカのファンでしたか(^_^)

嬉しいです、お仲間が増えた気がします。パンツルックに合うのはこんな軽くてソール本体が薄いタイプが一番です。

A様とはそれは、良いお付き合いさせてもらっております。しかし私も管理人様と同じくミズノのsneakerは持っておりません。ずいぶん昔のMラインや鳥をあしらったランバードシリーズなどありますが私にとってミズノでは今年神がかってマジックを8まで減らした、広島東洋カープの俊足の1番バッター高橋慶彦選手がプロ野球専門雑誌で着ておりました袖がleatherのスタジャンが一番の思い出です。このスタジャンに敵うジャンパーは私の独断と偏見でもトラッドメイカーでも無いと思っております。

浦野様

なんとミズノスポーツでは袖がレザーで身頃がメルトンの本格的スタジャンを作っていたのですか?それは魅力的ですね〜。それ私も見たら思わず欲しくなると思います。

スタジャンはいつか着てみたいアイテムの候補の中の一つなのです。

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