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2016年4月23日 (土)

創業記念日〈続編〉

前回は198周年を迎えたブルックスブラザーズが創業日の1818年4月7日に因んで一日だけ18.18%オフセールを行ったと報告したが、それから間もなく第2段として300㌦以上で100㌦オフ、500㌦以上で200㌦オフというプライベートセールが催された。

こちらは生憎米国製コードバン靴は対象外だがその他はOKとのこと。実はコードバン以外にもオールデンはまだブルックスの為に色々な靴を作っていることは知られていない。そこで今回は再びオールデン別注の通常靴の購入を中心に商品を紹介してみようと思う。

1.金茶のスェード

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今回購入したのはコードバンと並んで柔らかな素材感と雰囲気が定評のスエードタッセル。最近は春夏もスエード素材の靴を履くのが普通のようで、日焼けした素足に似合いそうなタン色のスエード素材がグッときた。これなら年間履けるので重宝しそうだ。

2.Exclusively made for Brooks Brothersの意味

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オールデンが開発したタッセルローファーの踵に意匠を加え、ブルックスが販売し始めたのが1957年。それ以来安定供給の恩恵によりオールデンも順調に成長してきた。Wネームしかやらないオールデンが唯一名を伏せる相手がブルックスブラザーズなのだ。

3.ソールの印象

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オールデンを履く靴好きならば直ぐに分かるソールの雰囲気。あるブログに「オールデンの魅力はうまヘタ…」と書いてあったが言いえて妙だ。確かにオールデンの靴作りはどこか朴訥としていて、雑な部分もあるがハッとするような魅力も同時に混在している。

4.靴のインサイド&アウトサイド

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コードバンは素材が硬いせいかヴァンプや踵部分のステッチはマシンで仕上げているように見えるが、不思議とスエード素材の場合は表面が柔らかいからだろうか、手縫い仕上げのように見える。ウェルトの出し縫いが明るい糸というのがサマーーローファーらしい。

5.タッセルローファーの変遷

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オールデン同様ブルックスでも「靴の製造年月」がシリアル番号から分かる。因みに一番左は初NY旅行で購入した30年もの。サイズは小さ目だがヴァンプの長さは変わらない。前回のコードバン(9D)と今回のスエード(8.5D)は購入日と製造日が逆転している。

6.今回購入したスェードのタッセルローファー

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シリアルナンバーの最初は4L。4は2014年、LはA=1月からA,B,Cと数えて12番目即ちL=12従って2014年の12月ということになる。意外にも随分長い間インストックされていたようだ。今やスエードのタッセルローファーでさえ中々買えない日本とは大違いだ。

7.前回購入のコードバンタッセルローファー

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こちらは6A即ち2016年の1月になる。このことから直近までオールデンはブルックスの為にコードバン靴を作っていることが分かる。ただしプレーントウは枯渇状態。サイズバリエーションが豊富なのはアンラインドペニーくらいなので先行きは決して明るくない。

8.1986年製のタッセルローファー

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こちらは1991年にマディソン街の本店で買った靴だ。ナンバーは6K即ち1986年のk=11月製造の靴ということになる。なぜこれほど長い間インストックされてきたのか…ひょっとして細いウィズが主流のアメリカではEウィズは需要が少なく売れ残ったのだろうか。

9.スエードタッセルを履いて花見に

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首下にストライプのストールを巻いてバーバリーの帽子を被る。ウィンドブレイカーも忘れずに羽織る。天候の変わりやすい春は薄手の上着が必需品だ。まだ寒さの残る高地では桜の花が見ごろだという。トートバッグに色々詰めて花見をもう一度楽しむのも悪くない。

11.ヌバックのベルト

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スエードのベルトが見当たらないのでよく似たヌバック素材のベルトを用意。バックルとベルト先端のチップがシルバー990の贅沢な一品はラルフローレン製。デニムはユニクロセルビッジ、シャツとバッグはBフリース。上着はミレーの登山用ウィンドブレイカー。

12.カラフルソックスとタッセルローファー

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セルビッジが見えるよう軽く折り返したデニムにカラフルな縞柄のソックス。タッセルローファーはスエードの落ち着いた質感でカラフルなソックスを優しく包む。コーヒーブラウンのタッセルローファーもあったが、こちらの方が断然使い勝手が良い。

4月は年度の初め、日本ではショッピングもままならないが、アメリカでは1月から始まった2016年も既に第2四半期に入っている。ブルックスだけでなくラルフも他のオンラインショップも軒並みセールを行っているのは世界経済が弱含みだからかもしれない。

買い物結果は200㌦オフ。ほぼ定価の約40%引きになる。夏になれば50~60%オフになるかもしれないがサイズが残っているかは疑問。買い物は一期一会と心得ればブルックスブラザーズの手口に乗せられたとはいえ、満足のいく買い物だったことは間違いない。

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コメント

カルミナのウェブサイト及びその正規販売店等がスエードのローファーを春夏のアイテムとしてプッシュしているのを最近良く見ますが確かにそれらのネイビーやタンカラーの商品はオシャレですね。

管理人様のInstagram アカウントもチェックしておりますが、もうすでにソックスレスを実践しているのですね。心地良い気温の期間がもうあと少しなのでしょうかね。いずれにせよ春夏だけではなく秋にも履けるローファーの購入を一つの週末の楽しみにしたいものです。

私は現在スエードのスリッポンは、RECCの772ラストにそっくりの例の773ラストで製作されました華奢なマッケイソールのショートヴァンプのフルサドルローファーしか所有しておりません。もう一つは安価なリーガルインペリアルグレードのレンガソールのつま先が少しとがったハーフサドルのローファー持っていましたがVANショップ小倉コレット店の店長様に差し上げて現在この一足のみなんです。私所有する773ラストの靴群、ダースベイダー、クロコダイルのmonogramスリッポン、自称オペラパンプスにも負けない黒のカーフ素材のフルサドルローファーと同じ型式なので連休明けまでは履いてみようと思っています。管理人様に負けぬようにリッキー様のご主人のビビッドなソックスを穿きまして。本当に嬉しいです、ブランドは記載せずにラストNo.で管理人様、ゲストの皆様方がお分かりしてくださいますことを!

管理人様


前回記事では、ご丁寧なお返事をいただき有難うございました。

シリアル番号から製造年月が分かるとは、初めて知りました。
また、管理人様のコードバン靴は今年1月に作られたとのこと、まだ何とか、ブルックスとオールデンの関係は続いているようですね。とは言いつつも、オールデンもいつまでホーウィンからコードバン革を仕入れられるか?というのもありますね。

アラキ様

週末のコメントを有難うございます。

あまり濃すぎない起毛素材のスリッポンが欲しいと思っていたところ、かねてから聞いていたオールデンのスエードの評判を頼りにブルックスで購入してみました。

オリジナルがオールデンにあるだけあってタッセルスリッポンのスタイルは他よりも柔らかく、丸くかといって野暮ったさのない流石のオリジナルと感じます。

また、25年前に購入した30年物のタッセルと殆ど変わらないというのもポイントが高かったです。時々素足風靴下で外出しますが、基本はカラフルなソックスを履いて街に繰り出しています。

浦野様

お休みのところコメントを有難うございます。

流石はスリッポンの達人、スエードのローファーもお持ちなのですね。私もスエードのものを1足持っているのですがどうもサイズが大きいので履かずにいます。

ところで773はクロコダイルのモノグラムスリッポンに憧れたのでイメージできるのですが772のラストの違いはどの辺にあるのでしょう。いつかお聞かせ頂ければ幸いです。

ラルフのビビッドなソックスを履いてスエードのローファで小倉詣でに繰り出す浦野様を思いつつこのコメントをPCから打っています(*^-^)

やまだ様

お休みのところコメントを有難うございます。

ホーウィン社のコードバン流通量が極端に少なくなってきているのは馬の原皮そのものが減ってきているのでしょうか、それとも需要が追い付かなくなってきて枯渇状態が続いているのでしょうか。いずれにしても質の良いコードバン革の再来は望めそうにありませんね…目下のところ。

仰るようにブルックスとオールデンの関係はまだ続いているようなので一安心ですが、コードバン移管しては霧がかかった状態のままです。

休日の返信ありがとうございます。先ずは御指摘の773ラストですが他にもずいぶんこのブログに出てまいりました、全国のコロンブス靴メンテナンスコーナーを巡業中のレッドソールのSFと従兄弟同士のRLのリザードローファーもこの一群です。772ラストはRECCのマッケイソール最高峰靴とほんの2種類のカーフ素材で製造されましたWTとST、これはprocessはGYですが、そう言っても遜色ない、for EXECUTIVESOCIETYシリーズだけに使用されましたラストなんです。773ラストと772ラストはどこがちがうのか?と数寄屋橋店『直営』に尋ねると数日後ほんの数ミリですが、772ラストが甲が薄いと教えてくださいました。私個人的には薄い772ラストの方が足にあっております。

こうして管理人様のカーフ、スエード、コードヴァンのタッセル三兄弟を拝見しますと時代とともにヴァンプの長さが違うなと思います。そして個人的な主観的な意見ですが、私は左のカーフ素材のタッセルが一番好きなタイプです。これによく似た日靴のローファーを以前ホテルの靴好きなスタッフに差し上げた事があります。のちにコロンブスの銘シューシャインナーと三人で飲んだときに、貴方が頂いた靴はリーガルでも上位にランキングされるリーガルシューズオリジナルのインペリアルグレードで並のリーガルではないので大切に履いて下さいとスタッフに言ってたのを思い出しました。管理人様ご存知のAFやRECCのウイングタッセルを差し上げたスタッフです。それにしてもショートヴァンプってのはいつ見ても好いですね!!

浦野様

続報を有難うございます。

なるほど773ラストと772ラストの違いは甲が薄いというところなんですね。私は逆に甲高なので773ラストの方が合いそうです。

今回のタッセル3兄弟はどれも微妙にサイズが異なっていて左から8E,8.5D,9Dと並んでいます。長さが微妙に違うのはそのあたりかと思います。不思議なことに8Eと8.5Dは殆ど長さが違わないのですが9Dになると急に大きく感じます。

それとスリッポンのスタイルですがショートヴァンプはオペラパンプスに通ずるようにかなりドレッシーですのでデニムやチノパンよりもトラッドなウールパンツの方が似合う気がします。私は甲が高いので履きやすさではショートヴァンプなのですがその甲が盛り上がっているのが見えてしまうため、ヴァンプは長めの方が良いみたいです(泣)

今回は、お花見コーディネートに目を惹かれました。概ね色や柄がシンプルなアイテムでまとめられているので、爽やかで且つ軽やかな印象です。
 
こうしたコーディネートを、所謂「ミニマル」で「ニート」な着こなし、または「シンプル・シック」というのでしょうね。
このスタイルで美しい桜を見ながら飲むお酒は、至高の一杯ではないでしょうか。
 
 
また、こちらのブログを拝見するようになって、ローファーやタッセルの良さを改めて見直しました。
今、リーガルのローファーを愛用していますが、タッセルも一つ新たに調達したくなりました。

oisan様

花見スタイルにご賛同頂き有難う御座いました。あまりシンプルにはなりませんでしたが、花冷えの時でもウィンドブレイカーを着ているだけで外での宴会も苦になりません。

リーガルのローファを愛用されているとのこと、ぜひタッセルスリッポンの上品さにも注目してほしいと思います。

こんばんは。
ブルックスのオールデンメイドのローファーについていくつかお伺いさせていただけませんでしょうか。

1
タッセルやペニー、カーフやコードバン問わずどれもラストは一緒なのでしょうか。

2
管理人様はタッセルだけで3つサイズを所持していらっしゃいますが、どのサイズ・ウィズが一番フィッティングが良いですか?

以上になります。
よろしくお願いいたします。
また、ブルックスに小さいサイズのローファーの入荷予定は?と尋ねましたが、全く分からないとのことでした。
アメリカでは6や7は殆ど需要がないのでしょうね。

浪漫様

ます、ペニーローファーとタッセルはラストが違っていてローファーがVanラスト、タッセルがAberdeenラストです。タッセルは8.5-Dがベストでした。ローファーは目下のところ9-Bがベストです。ジム通いをしているので足のサイズも微妙に変わります。タッセルは足に合わないものを整理したので今度こそ8.5-Dのコードバンを買い直そうと思ってます。

サイズの展開についてですが、サイズ7はあるかと思いますが6となると在庫がないかもしれませんね。アメリカの男性は足が大きそうですし(笑)

管理人 様

丁寧に教えていただき、ありがとうございます。
本当にためになりました。
国内だと試着が厳しいのが現状でしょうね~。

基本サイズがUK6ハーフですので、オークション等で7Dを購入することを検討しています。
本当にサイズがないので・・・。

おはようございます。
昨日のコメントにて、基本サイズはUKの6ハーフEでした。
ウィズの記載が抜けていました。

浪漫様

中々自分に合うサイズを見つけるのは難しいのが既成靴ですが、だからと言って誂え靴ばかりだと買う楽しみがないので最近はいろいろ試しています。

浪漫様も足に合ったローファーが見つかると良いですね〜。因みにブルックスのコードバンシリーズの中で一番在庫がしっかりと入れ替わるのがアンラインドペニーですのでまだまだ望みはあるかと思います(^.^)

ありがとうございます、サイズ等で分からないことがあればご相談させていただきたく思います。
宜しくお願い致します。

ところで、ブルックスのコードバンローファーなのですが、タッセルもアンラインドなのでしょうか?
サイトを見る限りだとペニーのみアンラインドと読み取れるのですが。

浪漫様

タッセルはライニングありです。

ありがとうございます。
ということはアンラインドのコードバンの履き心地は(オーダー以外では)ペニーのみで味わえるということですね。
色々教えていただき、本当にありがとうございました。

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