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2016年2月27日 (土)

春遠からじ

If winter comes, can spring be far behind.冬来たりなば、春遠からじ…春分の候、3月を間近に控え朝晩の冷え込みは厳しいものの、日が暮れるのがだいぶ遅くなったようだ。コートを羽織って外出すると日中はうっすらと汗ばむほどだ。

少しずつ衣替えを始めたが、新しい年度を迎えるのに手持ちの衣類だけで新鮮味がなくいささか味気ないので、欲しかったものを少しずつ揃えている。そこで今回は新たに加わったアイテムを中心に春のコーディネイトを考えようと思う。

新着品その1・・・トートバッグ

1.懐かしのブラックウォッチシリーズ

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新着品だが実際はオークションで手に入れたもの。80年代のラルフローレンといえばこの柄の鞄が人気で別の柄もあったがブラックウォッチが一押しだった。製造は台湾だがストラップなど革部分は英国製のブライドルを惜しげもなく使っている。

新着品その2・・・ストレッチデニム

2.ジャケット&デニム

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春用にストレッチ素材を加えたスタイリッシュなデニムを新調した。色はワンウォッシュが入ったインディゴカラー。夏には少々濃すぎるだろうが、春先にはぴったりの色合いだ。ストレッチ機能付なのでストレスなく履きこなせるのが嬉しい。

3.テイラードデニムを履く

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ジーンズはコインポケットの刺繍Jで分かるとおり美脚デニムの雄、ヤコブコーエンのものだ。イタリアンメイドらしく、股上は浅いが前開きはサルト仕立て同様ボタンフライを採用している。ベルトはアリゲーター素材、こちらも同じイタリア製だ。

4.美脚デニムのシルエット

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立体裁断によって腰回りはすっきりとしている。写真でも分かるが、股下から裾にかけて延びる複雑なラインに履き易さと美脚効果の秘密があるのだろう。ジーンズ本来の無骨さを廃したスタイリッシュなデニムにヤコブコーエンの真価がある。

新着品その3・・・春夏物のソックス

5.オレンジのコットンリブソックスを履く

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今回はバッグと靴以外「イタリアものでコーディネイト」を考えていた。そこでソックスもイタリアンメイドを用意。インポートものらしく日本製にはないシャーベットオレンジの発色が綺麗だ。タイトフィッティングの靴では直ぐに踵が傷みそうなほど薄く上質だ。

6.ジャケットのコーディネイト

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春らしくリネン100%の総裏付きの上着を用意。イタリア製のクラシックな3パッチポケットが特徴だ。格子柄の上着は厄介で、袖直しの際、身頃と柄を合わせる必要がある。名工コーダ洋服工房では本切羽にしつつ肩から調節して柄合わせをしてくれた。

7.イタリアンメイドのVゾーン

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大きな格子柄に合わせた小振りなチェックシャツはローマにあったミコッチのスミズーラ品。一方のタイはコモ湖を拠点とした名門フランコバッシ。ダブルフェイスで裏側はオレンジの小紋というのがイタリア製品らしく粋だ。

8.スミズーラシャツの実力

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スミズーラしたシャツの良さはタイトではないが適度にフィット、ジャケットの下で生地が余ったりアームホールの下で生地が攣れたり、あるいは着皺が出来たりしないところだろうか。そろそろ新しいシャツが欲しくなってきている。

新着品4・・・ポケットチーフ

9.ポケットチーフと柄の色を合わせる

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新着品とはいえ購入は随分前、ここでジャケットの格子に合いそうだと挿してみたところいい雰囲気になった。ハンドロールヘムでシルク100%、縫製はむろんりイタリア製。一時期より減ってはいるがイタリア物の実力は依然高い。

10.靴は英国もので…

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今回のコンセプトはイタリア物でコーディネイトだが、仕上げの靴までイタリア製ではやり過ぎの感が出てくる。そこで選んだのが英国製ビスポーク、しかもイタリア物の華やかさに負けないアリゲータ素材の靴を選んだ。どちらもクレバリー。

11.靴を替えてみる

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同じアリゲータ素材のタッセルスリッポンに交換してみたところ。デザイン性の高いイタリア物のデニムに合う靴といえば対極にある無骨なオールデンか、写真のような素材や作りにツイストの効いた如何にも英国らしい靴だろうか。

相変わらずイタリア製品は紳士物の主力だが、受注生産の場合は国毎にテイストが違う。更にラテン色の濃いイタリア発のものまで多彩だ。それでもイタリア物同士、当たり前といえば当たり前だが不思議と上手い具合に組み合わさる。

英国調のツイード素材を中心に重厚な衣類を楽しんだ冬が間もなく終わる。パステルトーンを身に纏う季節もすぐそこだ。手持ちの服に少しずつ、新しいアイテムを織り交ぜながら、爽やかな春に季節に相応しい着こなしを楽しみたい。

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ショッピング(Shopping)」カテゴリの記事

コメント

管理人様


鮮やかな色彩のアイテムも身に付けられる春を心待ちにしていた中、春のコーディネートをご紹介いただき、本件を楽しく拝読しました。

とりわけ、デニムと茶系のアリゲーター靴にシャーベットオレンジのコットンリブソックスの組み合わせは、格好いいと思いました。
確かに、このような絶妙な色合いの靴下は、ほとんど見かけないですね。

やまだ様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

春がすぐそこまで来ているので、少しずつ衣替えを始めたところでした。やまだ様のおっしゃる通りイタリア製品の良いところは微妙な色合いながら日本製にはないトーンのものを出してくるところでしょうか。靴下1足といえどもやはり違うなと思わせる何かがあるような気がします。

日本のネクタイメーカーもシルク素材やファブリック自体をイタリアから輸入しているのは周知のことと思いますが、ナポリのマリネッラが実は英国製のシルクを輸入しているなど面白いなと思います。

似た例で言えばフィレンツェのリヴェラーノでも英国製の生地柄を薦めます。やはり紳士の装いの基本は英国にありというのは間違いのないところで、イタリアはそこにイタリアでなくては出せない何かを加味することでメンズファッション界のけん引役になっているのかなと想像しています。

ラルフローレンのタータンチェックのバッグ、この柄、素材を使用しました小ぶりのボストンバッグを思い出しました。懐かしさのあまり久々に、あの歌をくちぶさみました。そのバッグは、二年前の小倉詣で定宿でのチェックインの際に馴染みの女性に古い品ですが誰か必要という女性スタッフがいたら差し上げて下さいと手渡したら、私が頂いて良いでしょうか?と言われ、貴女が貰ってくれるなら嬉しいと言ったのを思い出しました。グリーンのタイにエキゾチックレザーの靴、それも軽快なローファーにちょっとドレッシーなタッセルと春が近づいてきましたね!艶有りがこれからの季節にピッタリですね。17歳、色着く街の歌手の曲、この時期ならば早春の港を思い出しました。

浦野様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

最近この柄のバッグが一部で流行っていまして、特に若い世代では新鮮なのか、使っている人をときどき見かけます。

ブラックウォッチという定番柄、中古品ゆえの安さと使い勝手の良さ、雨で濡れても気にならないPVC加工のキャンバス地などいざ自分で使ってみて良さが分かりました。

春の爽やかな季節には艶有りが、夏のぎらぎらする日差しには艶なしの鰐革が合うと私も思います。来週あたりコートを少しずつしまおうかと思っています。

管理人様
本日は名古屋も日中暖かく、正に「春遠からじ」な感じです。大きな格子と小さなチェック、ジャケットのライトブラウンとジーンズの組み合わせ、足元のオレンジのまとめ方、またまた勉強になります!
自分もジャケパン用にワンウォッシュ・ジーンズを探しておりましたが、ヤコブコーエン良いですね! ちょっと欲しくなりました!

Tantawaka様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

インスタグラムで素敵な春向きのジャケットコーデをご紹介頂き有難う御座いました。私も早速春用のコーディネイトを考えてみました。

今回の組み合わせですが、靴をコードバンのアンラインドペニー(Byブルックス)にしても良いなと思っております。となれば既に同じ靴をお持ちのTantawaka様と共通のジャケパンスタイルが出来るやもしれません。

そのパンツですがヤコブコーエンは流石にイタリアンなパンツで上に来るジャケットもイタリアンテイラードの流れを汲むものの方が合いそうです。私もブルックスやブラックフリースなどアメリカンブランドと合わせる時はやはりRRLやリーバイスを選んでしまいます。

いずれにしましても、春の装いが待ち遠しいです。

管理人様

トートバッグいいですね。ジャケット&ジーンズにぴったりです。新品ではないとのことですが、とても綺麗ですね。
ブラックウォッチシリーズはぜひ復活してほしいですね。私は廃番になってから、婦人バッグ2点と自分にはストック含め財布を3つ買いましたが、もう最後のひとつになりました。
オークションでも状態のいいものは少なくなているようなので、管理人様が買われたトートは掘り出し物ですね。
このシリーズ、洗濯しても結構大丈夫です。ご参考までに。

PMT様

週初めの訪問並びにコメントをいただき有難う御座います。

やはり廃番になってからもバッグと財布を3点もストック用に保存していたのですね〜、流石です。ブラックウォッチという黒でも茶でも合う柄が未だに人気なのでしょうね。

洗濯しても使えるとのこと…汚れたら試してみます。

管理人様

ご返信有難うございます。
仰る通り黒でも茶でも合うというのが最大のポイントですね。
靴、ベルト、手袋までは色系統を合わせますが、バッグや財布は中身を入れ替えるのが面倒で靴とベルトの方を替えてしまうことがあります。
このシリーズはレザー部分は茶でも何故か黒い靴でもしっくりきますね。

先日、ソックスを整理すると、履いていないものが全体の3分の1もあったので処分して4足ほど買い足しました。今回の記事を拝見しオレンジも欲しくなりました。

PMT様

私はサイフは風水を信じて2つ折りをやめ、長財布しかも黒にしていますが、鞄は黒靴の時は黒、茶靴の時は茶の鞄を用意するのが決まりでしたが、このブラックウォッチはどちらでも使っています。

昔は靴とベルトと鞄、時計の革ベルトや手袋まで意識していましたが最近はさすがに疲れるのでホドホドにしています。

靴下の色目ですがショッキングピンクやレッドまで試した身としたはオレンジとパープルが使い勝手の良い靴下の色目かなと思いますした。是非試されてみてください。

今週の記事で意外だと思ったのが、ストレッチデニムのコーディネートです。
 
管理人様は、トラッドに熟達した方という印象があったので、身に付けるものはいずれもオーセンティックなものばかりかな………などと、勝手な想像をしていました(平にご容赦を)。

しかし、ストレッチデニムのような、どちらかというと機能本位なアイテムも取り入れておられ、とても勉強になりました。
 
近年は、ストレッチデニムの他、「洗えるスーツ」とか「スニーカー底のレザーシューズ」等々、実用性の高いアイテムをよく目にします。
こうしたアイテムは、大変便利なのですが、オーセンティックな“本物”が持つ味わいはないと思っていました。
 
しかし、肩の力を抜いて食わず嫌いを無くし、色々と考えながらコーディネートしていくと、楽しさは“本物”を使う場合と変わりませんね。
時には「こだわり」をちょっとお休みして、柔軟な頭で“遊んで”みるのも新しい発見があるかもしれないと思いました。

oisan様

週初めのコメントを有難うございます。

実を言いますとストレッチデニムはその機能が気に入って購入したというよりはシルエットの綺麗なヤコブコーエンがセールで出ていたので購入したらストレッチだったというのが本音でした(汗)

ただ、ヤコブのパンツは2本目ですが前作もストレッチ機能付きだったのでストレッチが美脚効果に欠かせない役割を果たしているのではないかと思っています。

オーセンティックなデニムが一番と思いますが最近は股上の浅いものに慣れ切ってしまっているので昔のリーバイス501では違和感があることも多く、流行に左右されないでいるというのも中々難しいなと実感しています(大汗)

ということでトラッド愛好家としては軟弱なのでした(*^-^)

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