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2016年1月 9日 (土)

What you like you will do well(好きこそものの上手なれ)

新年最初の買い物はデパートではなく、馴染みのアウトレット詣でから始まった。正月といえば恒例の福袋がニュースのトップを飾るほど有名だが、何が入っているか見えないものを買う勇気がない。おかげでデパートの混雑とは無縁の静かなショッピングモールでの買い物を満喫できた。

アウトレットでは予め回るショップを決めておく。買い物を済ませランチを楽しんだら、すぐに撤収が原則。短期決戦型なので収穫なしということも多いが今回は正月だけに目玉商品が多かった。そこで開運とばかりに出会った逸品を中心に新年買い物初めの様子を紹介しようと思う。

1.コード-バンローファー

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各ショップともコードバン靴は品薄のようで、少し前のように3大セレクトショップに行けばオールデンのコードバンが買えるという時代ではない。そんな中、アウトレットで見つけたコードバン靴。オールデンとはモカ部分が異なるが、ラベロとマホガニーの混ざった色味がなんとも言えない魅力がある。

2.コードバンペニーローファー「マーロウ」

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購入したのはラルフローレンとクロケット、ホーウィンの最強トリオが組んだコードバンシリーズの傑作「マーロウ」のローファー版。フルサドルでライニング有のためローファーの割にはがっしりとしている。素足風ソックスと一緒にサマールックに合わせるのも良いが、今の季節でも使えそうだ。

3.ペニーローファー2選

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左は以前購入したREDEBOURNE。Eウィズ故にゆとりがある分コードバン特有の皺が出来難い。右が今回購入したマーロウ。同じダークブラウンコードバンでも顔料やポリッシュの具合によって色が違うところが靴好きを魅了する。しかもホーウィン社のそれは透明感が高く真に革の宝石に相応しい出来だ。

4.RLコードバンローファーを履く

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写真はREDBOURNEを履いたところ。短めのパンツにソックスを見せるように履くと写真映りが良い。因みにパンツはGTA、UAのツィードトートにスコットランド製トラディショナルウェザーウェアの大判マフラーが見える。オールデン製のブルックス別注アンラインドペニーほど柔らかくないが存在感では負けていない。

5.元祖マーロウ・ウィングチップ

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こちらは最初に買ったマーロウシリーズの長男ウィングチップ。本国オンライン購入品即ちアメリカ展開品ということでウィズはDとやや細身だ。普段よりハーフサイズ上げたので長さはやや長いがフィッティングは日本展開のEウィズよりピタリとフィットする。お蔭でコードバン特有の皺がくっきり出ている。

6. デニム&マーロゥコードバンウィングチップ

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ラルフローレンならではのきめ細やかな仕上げはオールデンとは違う魅力がある。一緒に合わせたダメージ加工のデニムはRRL。両方とも同じブランドらしく抜群の相性だ。実はこのマーロウ、ウールトラウザーズは勿論チノパンツからブルージーンズまでどんなパンツにも合う魔法の靴でもある。

7.マーロウの予備役

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タイトルの「好きこそものの上手なれ」を地で行くかのような光景。「好き」という動機は何事においても人を動かす強力なもののようだ。現在品薄状態のマーロウ長男ウィングチップだが、いつの間にかサイズ違いで集まってきている。友人からの預かり物として嫁ぎ先を探している最中である。

8.限定品ギリーブローグの評判

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元々、クロケットのクオリティとラルフのプロデュース力の合わせ技とも言うべき一連の靴をブログやインスタグラムでプッシュしてきたが、世界中にファンがいることに驚いた。この写真はインスタグラムのポストでベスト3の「良いね」が付いたもので、長男のマーロウに負けない独特の魅力がある。

9.フルブローグと書くかウィングチップと表記するか…

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映画「キングスマン」の吹き替え版では「ウィングチップでなくオックスフォードを…」という合言葉が出てきた。英国流ならばブローグと呼ぶのだろうが、日本(アメリカでも)ではウィングチップの方が馴染みがあるからだろう。マーロウは英国製の靴だが、ブログやインスタグラムではアメリカンブランドのラルフに敬意を払ってウィングチップと記している。

10.ラルフローレンコードバンシューズの集合

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今シーズンは正規のブティックでも入荷のないコードバンシリーズだが気が付くと手元に集まっている。実は現行のマーロウシリーズもあと2型タッセルスリッポンとプレーントゥがある。それを集めてトレーディングカードよろしくフルコンプなどという考えが頭をよぎるのもインスタグラムで知己を得たフォロアーの影響だろうか。

クロケット&ジョーンズでは写真7のマーロウウィングチップと同じ型の靴をペンブロークという名でグレインレザーで出したり、外鳩目にしてカーディガン4という名でコードバン靴をリリースしている。いずれも人気があるようだが、10年以上も前から目を付けしかもコードバンで作らせていたラルフローレンの先見性は大したものだと思う。

靴好きの方との交流で感じたのは日本だけでなく海外でもコードバン靴の人気が高いことだ。独特の輝きや人によって入り方の違う皺が自分だけの1足になる要素を含んでいるからだろうか。いずれにしても大好きな靴ということでこれからも行きつけの靴屋やオンラインストアをチェックしたいと思う。

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コメント

管理人様のマーロウは履きこなした感じの皺としっかりとした形状維持が共生しているのが羨ましいです。僕のマーロウは少々大きかったので手放さすことにしましたが、再度購入欲が湧いてきました^_^。コードヴァン既成靴の値段の上昇には悩まされますが…

管理人様


遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

管理人様も、セールでコードバンローファーを購入されたとのこと、奇遇で嬉しく思います。私の購入品の方はと言いますと、発送が遅れており受取はまだ先になりそうですが、またお時間あるときにでも皺入れのコツをご教示いただければ幸いです。

ところで、今冬は、(ブルックスの)オンラインショップ以外に、某百貨店の年末謝恩セールや(UA等の)セレクトショップのセール、アウトレットのセールでも色々と購入しました。ちょうど、探していたようなものが悉くセール価格で購入できたのは良かったのですが、ちょっと買い過ぎました。。。いっきに買い過ぎると、満足感よりも罪悪感が上回るようです。。。(この罪悪感を支えに、当分は節制したいと思います)

というわけで、年始は、これからどういうものが欲しいかを考えるのでなく、手持ちのものをどう着こなすかを考えることを楽しみに過ごしたいと考えています。そうした中で、貴ブログで色々と学ばせていただきたく存じますので、本年もどうぞよろしくお願い致します。

管理人さま
いつも楽しく拝見させていただいております。
チャチャを入れて申し訳ございませんが、
映画「キングスマン」の中では
"oxford not brogues"という台詞であったと思います。
それにしても面白い映画でございました。

管理人様、

遅ればせながら明けましておめでとうございます。
来て欲しいと思いつつもなかなか我が家に訪ねてこないコードバン。今年こそは良い出会いがある事を期待しています。
年始のセールでは何も買いませんでした。仕事が忙しく、どこかへ出かけることすら出来ませんでした。今年は出来るだけお金を節約し、物欲は安めの古着で何とかごまかしていきたいと思っています。今年はビンテージのビスポークものを集めたいと。ビンテージながらなかなか出来がいいものが多く、ビスポークだけあってかなりサイズ調整もききますし。
アメリカものでビンテージのコードバンシューズを見かけますが、コードバンの耐久性はどうなのでしょうか?水に濡れるのを気にしなければ、元々はとても頑丈だという意見を聞きますが、一方で組織の繊維奇麗に並んでいるので、古く、乾燥したものは裂け易いとも。手入れ次第というのが最もな意見だと思いますが、古靴のコードバンはどうなのでしょうか?

アラキ様

当ブログへの訪問並びにコメントをいただき有難う御座います。

アラキ様もマーロゥをお持ちだったのですね。サイズが大きくて手放したとのこと。ここでアメリカ国内でも値段が995$に値上がりしているので今後は中々手に入らなくなりそうかもしれませんね〜。

ジャストサイズのマーロゥと出会って同じ靴を履くお仲間になれると良いななんて個人的には思っています。

やまだ様

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

年末年始のセールでかなり買い物をされたのですね。私も昔買い過ぎて後悔したことがありますが後になってあの時買っておいて良かったと思い直したことがあります。暫くしてもう一度眺めて見られると違った感じがするかもしれませんね。

手持ちのものをどう着こなしていくか、とても楽しい思考ですので是非あれこれ考え購入された逸品のコーディネートをお教えくださいますと嬉しいです。

コールマン様

なるほど私は吹き替え版を見ていたので「oxford, not brogue」の和訳が「ウィングチップじゃなくてオックスフォード」になった訳ですね、そのままブローグでは日本人に馴染みがないからウィングチップにしたということでしょうか。

そういえばフルブローグ(ウィングチップ)をなでながらハリーがエグジーに履かせたのは一文字(キャップトウオックスフォード)だったような。

確かに楽しい映画でした。

れの様

年末年始は多忙だったようでお疲れ様でした。セールも覗けなかったのはある意味ではお金を使わずに済んだと考えるとビンテージ靴を手に入れやすくなるかもしれませんね。

手持ちの最も古いコードバン靴は1996年物ですから20年経ちましたが踵部分が裂けました。手入れが行き届かなかったのかもしれませんが裂けやすいのはカーフよりコードバンかなぁと思っています。

ビンテージの上質なコードバン靴が手に入ると良いですね。

いろいろと盛り上がっているようで何よりです。フロシャイムやアレンのコードバンはやはり裂けてしまいました、しかし、40年ほど現役でしたが、引退を余儀なくされました。

管理人様のレポートによりますと、新年からとても良い買い物でした。

Tony様

お休みの中日にコメントをいただき有難う御座います。

やはり古いコードバン靴は裂けやすいのですね。カーフでも踵から裂けると聞きましたのでコードバンのように一定の方向に裂けやすい革だと更になりやすいのかなと想像していました。

それにしても今年は新年からとてもいい買い物が出来ました。

管理人様

Marmoladaのシャーツリーの丁寧な推奨、ありがとうございます。

Marlowの最近の高騰には驚かされます。電子領収書によると僕のMarlowは2012年の8月の段階では税抜き定価が850ドルでしたので20%近くの値上がりになりますね。他にOEMがクロケットと思われるカーフ素材の製品も895ドルとは…Made in England は高い買い物になりますね。

個人的にはコードヴァンの既成靴はカルミナに転換しラルフの製品はアウトレットでの宝探しと言う戦略にならざるを得ないかもしれません(あくまでも僕個人の予算ですが)

しかしラルフのモデル達が履くMarlowは本当にカッコいいです。クロケに個人MTOをかけてしまうほど… それまでに管理人の投稿を参考にしチャンスを見逃さいようにしたいものです。

好きこそものの上手なれ、まさにその通りでラルフのコードバン靴を愛する管理人様の下に吸い寄せられるように靴が集まってくるのですね(笑)銘品のローファーをアウトレットで手に入れられるとは素晴らしい幸運でしたね!「既製靴は買わない!」と誓いを立てた僕ですが、同じモノに出会っていたら新年早々に誓いを反故にしてしまうところでした(笑)

どの靴も素敵ですが、やはり履き込まれたマーロウ長男の雰囲気は特に素晴らしいですね!RRL Denimとのコンビ写真はファンからすれば興奮せずにはいられない絵です。これから他の靴も履き込んで行くのが楽しみですね。

アラキ様

私も初代のマーロゥは850㌦の時にサンクスギビングデーセールで20%オフで買ったもので、当時は円高だったこともあり今よりもぐっとお買い得感がありました。

その後の円安と価格の改定によってどんどん値段が高騰していますが、ブログでも書いたとおり、マーロゥ4兄弟の残り2型、プレーントゥとタッセルスリッポンが欲しいなぁなどと夢想しています。

暫くはアウトレットで靴を探すのが趣味になりそうな今年度の買い物事始めでした。

シロさん

お休み最終日のコメントを有難うございます。

昔は誂え靴がある程度揃うと「まだ既成靴を買われるのですか?」と質問を受けましたが最近は諦めたのかそのような質問を受けることもなくなりました(笑)。

マーロゥのような靴は(オールデンのコードバンシリーズもそうですが)誂えでは再現できないものですので、既成でこそ買う価値のある靴かなと思っています。

最近は誂えの頻度がぐんと減りましたが、以前はずっと誂えていると納期がそれなりに長いので、途中で買う喜びを味わいたくなりました。今思えばそれが人間の正直な欲望なんだと自分自身に言い聞かせています。

私は、今回はギリーシューズ(=ギリーブローグ)に注目しました。
 
ギリーシューズは以前から知ってはいますが、住んでいるのが田舎の地方都市だという事を差し引いても、なかなか実物にお目にかかれません。
お店に置いてあるのを見た記憶はないし、周囲に履いている人もいません。
 
イメージ的にウイングチップに近い印象ですが、シューレースの軌道が個性的で、ウイングチップよりもちょっと捻った履き方が良さそうに思えます。
 
今回は、ジーンズに合わせてややカジュアルダウンしていらっしゃるようにお見受けしましたが、更にどんなコーディネートがあるか、機会があればぜひ教えていただきたいところです。

oisan様

ギリーはとても珍しい型で、買われる方が少ないせいか、東京でも置いていない店の方が多いかと思います。少なくとも私が良く行く靴売り場には見当たりませんでした。

仰るとおり靴紐の描くラインが甲の部分にアクセントとなってとても個性的ですし、本式はタンなしですので更にハードルが高い履物となっている感があります。

どのような着こなしに似合うか近いうちに考え実践してみたいと思います。暫しお待ちくださいますと幸いです。

管理人様、Tony様、

コードバンについてのお話ありがとうございます。
やはり、古いコードバンはストレスがかかる部分が裂けるのですね。革のロット差を考慮して、手入れをきちんとした前提で20-40年がコードバンの寿命とすると、古靴より新しいものの方を探した方が良いのかもしれないですね。
コードバン独特のあの艶は、自身の繊維の並びによるものなので、劣化に伴う”裂け”は仕方がないのかもしれません。例えば、アッパーの繊維の向きに対してライニングか何かに同じコードバンを繊維が交差する向きで使えば、靴全体として丈夫にならないものか。まぁライニングもコードバンを使うような事はせず、単にライニングを丈夫なカーフにして、要所に多めに芯を入れれば良いという事なのでしょうが。
出来るか否かは別にして、一度、アッパーもライニングもコードバン等と言った馬鹿げた事をやってみたいものです。

れの様

コードバンの革に魅せられた人は身の回りのものをコードバンで揃えたくなるようで、ベルトは勿論、ペンケースから鞄、時計ベルトまでとどこまでも続いていくようです(笑)

私もアリゲーターやクロコダイルが好きでベルトや時計ベルトも揃えましたが流石に鞄は高価すぎて普段使いには難しそうですので、広がりを抑えることが出来ました(笑)

70年代のコードバン靴あたりがヴィンテージとしては限界なのでしょうか…その道に詳しくないので分かりませんが、せっかくであって買って、履いてあっという間に裂けてしまってはあまりにも残念すぎます。やはり慎重な品定めが必要なのでしょうね

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