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2016年1月 2日 (土)

Leather pants(レザーパンツ)

年末恒例の大掃除中、クローゼットから黒と濃茶のレザーパンツが出てきた。どちらもラルフローレンのもので、流行り廃りに関係なくラインナップされているアイテムだ。以前の製品らしく股上やワタリなど今時のシルエットとは言えないが、柔らかな革質はラルフの拘りが感じられる。

実は少し前にインスタグラムに載せたところ、思ったよりも多くの反響があった。バイカーズルック以外に街中でレザーパンツを履いている写真は流石のインスタグラムを調べてみても中々アップされていない。そこで今回はレザーパンツの着こなしについて改めて考えてみようと思う。

1.革のパンツ2点

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濃茶はカウレザー、黒はシープスキンと素材は違うが、入念に鞣した革質はあくまでもソフト。履き心地を考えての事だろう。デザインはポロジーンズのネーミングどおり濃茶がリベット付のジーンズスタイルなのに対して黒のブルーレーベルは革の薄さを考えてややドレッシーに仕上げている。

~ブラックレザーパンツ~

2.ダッフルコートに合わせて

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ラルフローレンではニットに合わせてクリーンなイメージを強調したりウェスタンアイテムと合わせてワイルドなイメージに仕上げたりしているが、ロングコートに合わせているのを参考にしてみた。用意したのはダッフルコート。下にカシミアのタートルネックを合わせ、差し色変わりにマフラーを巻いている。

3.色合わせ

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ここでは色合わせに気を配ってみた。インナーのパープルに対してダッフルのグレープは同系色。マフラーのサックス・ピンク・ブラウンのうちブラウンはグレープに近く、サックスはパープルに近い。肝はピンクとパープルの組み合わせで、レディスではマストな色合わせの一つなのだそうだ。

4.腰回りのフィッティングとベルト

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股上の深いウェスト部分。シルエットはジーンズで言えばストレートに近い。前開きはボタンフライ。サルト仕立てのパンツを愛用する紳士なら平気だろうが履くのは少々面倒だ。ベルトは焦げ茶のベルトを締めたつもりだが、どうやら黒のベルトが経年変化で茶色に変色したらしい。

5.合わせた靴

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レザーパンツに合わせる靴はブーツが一番、というより短靴ではパンツの迫力に負けてしまう。女性が細身のレザーパンツをパンプスと合わせているのは素敵だがそれを男性が真似すると何だかいただけない。靴はコートに近い赤みがかった茶色の編み上げブーツを用意。タンカー(左)とマルモラーダ(右)。

6.ダッフルコートの色目

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中々ありそうでないのがグレープ色のダッフルコート。今は閉店してしまったがパリはカプシーヌ(Capucines)大通りに店を構えていたオールドイングランドで購入したもの。冬になると何色ものダッフルが並ぶ様は圧巻で、英国製ながらパリらしい色彩に溢れていた。マルモラーダのブーツとも相性抜群だ。

~ブラウンレザーパンツ~

7.コマンドジャケット&レザーパンツ

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ブラウンのレザーパンツはミリタリー風にコマンドジャケットと合わせてみた。バーヴァ―のオイルドジャケットの中では臭いがきつくないのが嬉しい。ブラウンと相性の良いグリーンのニットを合わせ、差し色としてラスト(鉄錆)色にグリーンのチェックが入ったマフラーを巻いている。

8.カウレザーパンツのフィット感

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モーターバイク用の革つなぎを着ていた経験があるせいだろうか、肉厚で決して動きやすいとは言えないカウレザーのパンツだがそれほど違和感を感じない。インナーはラルフローレンのニットにジョンストンズのマフラー、腰には肉厚のパンツに負けないコードバンベルトを巻いてみた。

9.ブーツとの相性〈その1〉

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マルモラーダのブーツからトリッカーズに交換。タンカーブーツはクレープソール、トリッカーズはダイナイトソールとどちらもタフなソール付きで、コマンドの名を冠したジャケットに相応しいブーツといえよう。ソックスはロングホーズが一押し。最近は国産でも発色や耐久性に優れたものが出てきている。

10.ブーツとの相性〈その2〉

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以前はアンティーク仕上げを施していたブーツだが無色のクリームを塗りながら古いワックスを落とし、地の色に戻していった。大分最初の頃のブーツに戻ってきている。個性の強いトリッカーズのブーツに15年間履き続けた風格も合わさり、ヘビーなレザーパンツにも負けていない。

久しぶりに出したレザーパンツをどう履きこなすか…。インスタグラムに掲載したところフォロワーの方からM-65が合うのではないかとアドバイスを頂いた。そう言えばラルフローレンのサブブランド、デニム&サプライでM-65風のモッズコートを展開しているのを見たような気がする。

他にはベルスタッフのバイクジャケット、中でもウール製のものが気になる。後は黒のブーツも新調したいところだが、新しいものをあれこれ増やさずコーディネイトを楽しむのがお洒落の醍醐味。まずは手持ちのアイテムであれこれコーディネイトを考えながら着こなしを楽しんでみたい。

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コメント

恥ずかしながら、レザーのウエアは一つも持っていません。
それでも、レザーのトップス、アウター(所謂皮ジャンやコートなど)はよく目にしますが、パンツは馴染みがありませんでした。
 
しかし、今回の記事で、その奥深い魅力の一端に触れさせてもらった気がします。
ワイルドさと大人っぽさを併せ持ち、文字どおり独自の迫力を持つ………とでも申しましょうか。
今回ご紹介のコーディネートの印象から、ワイルドさとドレッシーさの相反する表情を持つアイテムだと思いました。

 はきこなすには、高いセンスと大人っぽさが必要なようなので、例によって(苦笑)また私には憧れに留まりそうなアイテムですが、年齢・経験を重ねていつの日かチャレンジしたいです。
 
ちなみに、昔の人気刑事ドラマ「太陽にほえろ!」の劇中で、三田村邦彦さん演じる原昌之刑事が初登場した際(放映は1982年頃だったと思います)、レザーパンツをレザージャケットと共にレザースーツとして着用しており、そのカッコ良さに魅了された記憶があります。
レザーを纏うに相応しい男としての魅力も身に付けたいものです。
 
 
今年も、服飾について色々学ばせていただきたく、よろしくお願いいたします。

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

新年一発目がレザーパンツとは意外でしたが、さすがにラルフだけあって上質の革が使われていますね。

最近は股上が深めのパンツも増えてきているので問題ないと思います。裾幅は相変わらず細いので、どちらか一本は裾幅詰めをされてもいいかもしれませんね。

昨年からタイトフィットからややルーズに流れている傾向はありますが、まだ時代の大きな流れは来ていないようですね。私のようにトラディショナルにどっぷり浸かった人間でも巷の傾向はやはり気になります。

oisan様

新年のお休み中コメントをいただき有難う御座います。

実は私も久しぶりに出してきたので撮影前に履いてみました。最初はひんやりと冷たい肌触りですが履いて暫くすると体温が伝わりなんとも言えないピタリとした感じと外気を遮断するような不思議な温かさを感じました。

第2次世界大戦中のパイロットが防寒用に革のジャケットを着ていたのも頷けました。それと、oisan様が仰るように「太陽にほえろ」では他の刑事も時折革のパンツを履いていたような気がして、案外人気のあるアイテムだったのかもしれません。

最近はあまり履いている人も見ませんが人目を気にせず履くのもまた楽しいかと思っています。

PMT様

開けましておめでとうございます。
こちらこそ本年もよろしくお願いいたします。

革のパンツの裾詰めは修理代金も割高になりそうですね。今度聞いてみます。本当はどちらもワタリ部分を詰めたいところですが仰るように太めのパンツが再び主流になる日が来るかもしれませんので考えどころです。

仰るとおりまだまだゆったり系にはならないトレンドですが、そんな中パンツのシルエットがタイトでないのはやはりラルフローレンやブルックスなどトラッド系の老舗です。惜しまれつつ終了したBFもパンツの幅は決して細すぎなかったと思います。

そう遠くないうちにパンツの幅も再び広くなる…そんな気がしています。

明けましておめでとうございます。

春先から、革ですか?ぶっ飛んじゃいました。
自身、革製品は靴を除けば鞄とベルトなどのアクセサリーしかありません。
しかし、管理人様なりのアレンジを拝見しますと、「あっ、こんなのが有りなんだ?」と思わせるテクニックに引き込まれてしまいます。

こちら半分引退しているような身ですが、楽しませていただきます。
今年も、様々な試みを期待しています。

あけましておめでとうございます。レザーパンツですか!なかなかはきこなせいないアイテムですね!数年前に私の行きつけのドコモショップで姉が私の願で端末を買い替えた時にブラウンのレザーパンツ履いて来たのを思い出しました。思えば最後のガラケーでした!

Tony様

明けましておめでとうございます。
昨年は色々と交流させていただき有難うございました。本年もよろしくお願いします。

今回の特集ですが、実は私も革のパンツがあったことを忘れていました。大晦日に掃除をしていたら出てきたので、せっかくならばとあれこれコーディネートを考えたものを掲載した次第です。

私も最近は気合を入れて装うことがなくなりましたが、あれこれ考えるのは自由、しかも若返りには良いかなと思い、今年もマイペースでコーディネートを紹介していくことにしました。

今年も色々とお話できますよう宜しくお願いいたします。

浦野様

明けましておめでとうございます。
昨年は色々交流させていただき有難うございました。本年もどうぞ宜しくお願いします。

女性の装いの中ではレザーパンツというのは割と一般的なようで、今でも素敵なコーディネートをされている女性を街中で見かけますが男性になるともう殆どバイカーズルックに偏っているような感があります。

私も今年は昔のアイテムを新しい感覚で直しを入れながら身に付けてみようと思います。色々と楽しいやり取りができますと幸いです。

MarmoladaとDuffle Coatの組合せはカッコイイですね! 管理人様のMarmolada、コードヴァン・マーロウ、ブルックス・アンラインドペニー等の既成靴の使いごなしは大変参考になります。

実は先日Marmoladaを購入したのですが管理人様はどのシューツリーを使用しているのでしょうか? 是非参考にしてみたいのですが。

アラキ様

マルモラーダを購入されたとの事。お目出度う御座います。

さて、ツリーですがマウンテンブーツということでつま先が型崩れすることもそれはどないので、中央が2つに割れていてツリーを入れるとピタリとフィットするタイプのツリーならばOKかなとあまり深く考えずに入れちゃっています。

私見ですが、ロイドフットウェアの純正ツリーやウェストンの純正が合いそうな気がします。

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