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2015年11月14日 (土)

Trousers for F/W(秋冬のパンツ)

ついこの前までジャケパンスタイルにノーネクタイ、足元はショートソックスとローファーが定番だったのに、いつの間にか手袋が欲しいと思う程朝晩の冷え込みが進んでいる。それでも小春日和が時々あるので、いまのところは毎朝予想最高気温を頼りにどんなトラウザーズを履こうか決めている。

そんな時、インスタグラムのフォロワーの方と今時の季節のパンツが話題になった。改めて手持ちのパンツを見直すと春夏物より色も素材も様々、ジャケパンスタイルが中心のせいかジャケットの数よりもパンツの方がぐっと多い。そこで今回は忘備録も含め、秋冬のパンツを紹介してみたい。

1.パンツが先か靴が先か…

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立冬を過ぎたが本格的な寒さはまだまだ。その日の天気で何を着るか決めることも多い。よくやるのがトラウザーズ(以下パンツ)から決めて後は靴→ジャケット→シャツ&タイを選ぶ方法。中でも靴は写真のように誂えのパンツに誂えの靴を敢えて選ぶこともある。パンツはデイヴィス&サン、靴はフォスター。

2.既成のグレーパンツ

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ジャケットに合わせるパンツの定番はやはり無地のグレーに尽きるだろう。それもライトグレーからチャコールグレーまで何本か揃えると便利だ。目下主流のローライズ&トリムフィットは右からブラックフリース・ベルベスト・ボリオリ・PT01。ジャケパンらしく靴はスリッポンタイプを用意してみた。

3.ビスポークトラウザーズ

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クラシックなビスポークパンツ。右からファーラン&ハーヴィー(エクステンション)・セミナーラ(ベルトループ)・セミナーラ(ベルトレス)・ディヴィス&サン(エクステンション)。セミナーラのベルトレスはベルト代わりの長い持ち出しが見えている。靴はややフォーマルなパンチドキャップやレイジーマンを用意。

4.柄物のパンツ

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柄物もグレーが基本。右からシェファード(インコテックス)・グレンチェック(PT01)・グレンチェック+ペーン(GTA)、ストライプ(クチネリ)・ウィンドウペーン(GTA)。黒靴でも良いがカジュアル色の強い柄物パンツならば茶系の紐靴が良さそうだ。靴はクレバリーのスェードとフォスターの焦げ茶カーフ。

5.グレーのカーゴパンツ

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同じグレーのパンツでも週末にはちょっとした遊び心のあるものがあると便利だが、かといってジーンズでは仕事着に相応しくない。そんな時はウールカーゴパンツがお薦めだ。写真は右からクチネリ・メトリコ・メトリコ。靴はカーゴパンツに合わせてカントリーライクなノルヴェジェーゼの靴を用意。

6.モード調のパンツ

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こちらは同じグレーながら珍しいフレアーパンツ。ジャケットよりもタートルネックと合わせて履くと新鮮で楽しい。右からGFB(ジャンフランコボメザドリ)・プラダ・GFB(ソルト&ペッパーツィード)で靴はひねりの効いたエラスティックタブやアリゲータなどちょっと変わった靴の方がすんなり納まる。

7.カジュアルパンツ

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普通のウールパンツに見えるが、よく見るとカジュアルな雰囲気が満載のパンツ。右からPT01(スキニーフィット)・クチネリ(5ポケットウールパンツ)・ヤコブコーエン(5ポケットウールパンツ)。合わせる靴はジョンロブにエドワードグリーンだが、個性的なパンツに負けないようカラフルな靴紐に交換済。

8.カラーパンツ

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ウールパンツも最近はカラフルなものが多い。あまり派手な色は無理としても少々冒険するのは悪くない。右から紫のGTA(ポールスチュアートネーム)・サンド色のクチネリ・ラスティカラーのロータ・焦げ茶のインコテックス(Lポケット)。合わせたのはロシアンカーフのクレバリーにバーガンディ色のボノーラ。

9.ビスポークカジュアルパンツ

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イタリアの洒落者はジャケットを仕立てる時ウールとコットンのパンツを一緒にオーダーするという。右からウールストライプ・ウール&コットン・コットンの3本はリヴェラーノ&リヴェラーノ謹製で左の2本はアントニオお薦めの生地で作った物。合わせる靴もクラシコイタリアなラッタンジをチョイス。

10.厚手のウールパンツ

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地厚のウールパンツは寒い冬に欠かせない定番品。右からツィード(ヘリンボーン)・ホームスパン(ツィード)・ヘリンボーン(ラムズウール)・ブラックウォッチ(ヘビーツイル)。いずれもラルフローレンのもの。ラルフのパンツにはラルフの靴をということでコードバンシリーズの傑作靴(C&J製)を用意した。

11.コットンパンツ

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秋冬物はコットンパンツも地厚なものが必須。右からエンブロイダリーパンツ(犬byラルフローレン))・コットンツイル(Lポケットパンツbyラルフローレン)・チェックパンツ(メトリコ)・コーデュロイ(GTA)・コーデュロイ(インコテックス)。靴はオールデンのロングウィングにマルモラーダとボリューム満点のものを用意。

12.デニムパンツ

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秋冬もデニムは休日に欠かせない。右からRRL(ブラウンセルビッジデニム)とRRL(ダメージ加工)・スリムフィット(ノーティファイ)・PT01(カーナビー)の4本。方向性の違うアメリカンタイプのジーンズとイタリアンデニムだが、そのどちらにもすんなり合うコードバン靴を用意。C&J(左)とAlden(右)。

撮影用にパンツを出した時、実はまだまだ並べ切れないほどの秋冬用パンツがあるのに驚いた。特にグレーは微妙に異なる色目のパンツをシーズン毎に買い足していたようだ。一方でモールスキンのパンツや太畝のコーデュロイパンツがラインナップされていないことも分かった。

実は極端な変化のない紳士服でもシルエット変更の際、要となるのがパンツ。昔のパンツがしっくりこないのある意味当然だろう。古いパンツを処分しないまま新しいものを買い足せば手持ちが増えるのもまた当然。靴が流行り廃りのないのとは正反対だがパンツも靴同様着こなしの要となれば致し方ない。

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スタイル(Style)」カテゴリの記事

コメント

こんにちは!
パンツを起点にした着こなしのご紹介、有難う御座います!とても勉強になりました。最近、ビスポークトラウザーズに興味があったり、既製品でも身体に合うものが見つかり、パンツへの関心が強くなっていたところだったので、個人的にとても嬉しい特集でした。

4.の柄物のパンツですが、オフィスで着るとなればジャケットも合わせられるかと思いますが、やはりジャケットは無地か、あっても薄い折柄のものを合わせるのでしょうか?無地のジャケット/ブレザーくらいしか思いつかず、どんな可能性があるか模索中です。

管理人様


程よくカジュアルなウールカーゴパンツが便利とのこと、私も同感です。

ちなみに、フランスで(グレーの)ウールカーゴパンツをはいていた時、店員の方から「ユニークで、良いですね」と言われました。(フランスでは、珍しいのでしょうか?)

管理人様が以前ご紹介されたスタイルを真似て、このパンツに、スエードの靴とパープルの靴下を合わせてみたいと考えております。(現在、何か良いパープルの靴下はないか、探している最中です。中々、見つかりませんが)

シロさん

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

柄物のパンツは無地のジャケットに限ります。ブルーだけでもネイビーから明るめのブルーまでツィード、カシミア、ウールと3種の色違いがあり、他に黒やネイビーのブレザーを入れると結構無地のジャケットがあるので色目に合わせて柄物を選んでいます。

定番中の定番と言えばやはりネイビーブレザーにグレンチェックのパンツでしょうか。ジャケパンスタイルの中では一番落ち着きます(^-^)

やまだ様

お休みのところコメントを頂き有難う御座います。

多分フランスの人はカーゴパンツをあまり履かないんだと思います。イタリアのピッティ風スタイルを理解するイタリア人と日本人くらいではないでしょうか。アメリカでも展開していますがあまり見かけません。

さて、パープルのソックスですがやはりブルックスの無地でパープルがあります。春夏物ですがセールで1000円〈イタリー製〉でした。国産ですとラルフローレンがセールの時、紫のソックスを販売していますが2足まとめ買いで1足が750円くらいだったでしょうか。ナイガイの国産ですが悪くないと思いました。

靴下は質が良くなると長持ちしない感があってあまりイタリアとか英国とかに拘らず色目と丈夫さで選んでいます(汗)

こんにちは!
僕もシロさんと同じくジャケットや靴、あるいはテーマカラーから全体を決めて行くことが多く、パンツを起点にする発想がなかったです。
とても参考になりました。ありがとうございます!
そして、自分のトラウザーズの手持ちが少ない事に愕然としました!
ちょうど白のコットンパンツが一本お釈迦になったので、買うかオーダーするか悩み中です!

私も、投稿された皆さん同様、着るものはトップスから決めていくので、管理人様ご紹介の、ボトムス主体の決め方は斬新で参考になりました。
 
とは言え、管理人様はボトムスもシューズも豊富にお持ちで、しかもそれらを自在に着回せるセンスも有られるので、とても私のようなお洒落音痴は追い付けません。
 
秋冬カジュアルのボトムスの手持ちは、チャコールグレー無地・2タックのウールパンツ、ベージュに近いカーキのノータックのチノパン、オリーブドラブのカーゴパンツくらい。シューズはリーガルの黒のローファーとコンバースのネイビー・キャンバス地・ローカットのスニーカーくらいしかありません。(以前投稿したリーガルのストレートチップは99%ビジネスで使っています。)
 
そこで、一念発起して(?)、お洒落音痴なりに着こなしの幅を広げようと思っています。
これまで何から手を着けたらいいかわからなかったのですが、こちらのブログを参考に少しずつ学んでいきたいと思います。
 
パンツは、昔からジーンズはあまり得意でないので、今回紹介されているようなカラーパンツか柄物を加えたいです。シューズは、今回の記事に感化されて、やや明るい茶色のウイングチップが欲しくなりました。管理人様の記事に加え、読者の皆さんの投稿も参考に、渋いおじ様目指して(笑)、日々精進です。

tantawakaさん

お休みのところコメントをいただきありがとうございます。
最近その日の天気や仕事内容を鑑みてパンツを決め、そこから着こなしをあれこれ考えることが結構あります。

今日はローファーにしようと思っていたのでパンツは選び直しましたが、パンツ中心に考えるとタンスの肥やしになりがちなパンツの活用術をあれこれ考えられるのでけっこうお薦めです。

白のパンツを購入しようかご検討中とのこと。白ですと黄ばんだり汚れが付き易いので消耗品と割り切れば既製のほうがよいのかもしれませんが、英国ではホワイトフランネルがあるくらいですから迷いますね。

oisan様

深夜のコメントをいただきありがとうございます。

今回紹介したパンツは微妙に古いシルエットのものもあってなかなか満遍なく履くことができないのですが、改めて撮影することで整理ができたので計画的に履いてみようと思っています。

明るい茶色のウィングチップがお気に入りとのこと。流石です‼️ライトブラウンのウィングチップはとても重宝するのでお薦めです。特にリーガルの通称オカメと呼ばれるロングウィングはいまも大好きな型です。

スマートなスーツには合いませんが、ツィーディな服装には最適なので、試着されてみても良いかもしれません。

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