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2015年6月27日 (土)

Wool zip parka(秋冬物を買う:そのⅡ)

6/6に「秋冬物を買う」の特集をアップしたところだが、夏に秋冬物を買うのも今では珍しくもない。有名デパートでも春夏物のセール会場に秋冬物コーナーを設けるくらいだ。オンラインショップのような無店舗販売なら尚更だろう。今や春夏秋冬の別なく商品が展開できる便利な世の中になった。

巷はクールビズが主流、年々ジャケットやシャツ、ネクタイの需要は減ってきている。この夏買ったものと言えばせいぜい半袖のプルオーバーくらい。むしろこの秋冬用にニット類を補充したいと思っていたところだ。そこで今回は夏に秋冬物を買う:第2弾として到着したばかりのニットを紹介したい。

1.ウールジップパーカ

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昔からチャンピオンあたりのジップアップスェットパーカが好きだった。その関係だろうか、セーター類でもジップパーカのスタイルを見るとつい食指が動いてしまう。今回買い求めたのはブルーのアーガイル。これから真夏を迎えるというのに、心は早くも秋の休日を思い浮かべている。

2.秋の装い

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秋も深まった休日…といえば真っ先に思い浮かぶのが紅葉狩り。コートを着るほどではないが寒さを防ぐマフラーや帽子が欲しい頃だろう。マフラーは紅葉色のオレンジを、ハットはウールライニングの付いた柔らかなレザーハットを被って出かけたい。むろんパンツもウール製。

3.ノーネクタイで

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首下にはアスコットタイの代わりにシルクの大判ポケットスクェアを巻いてみた。ブルックスのシルクチーフはトラッドブランドらしくクリーム色の水玉で全体が落ち着いた感じだ。今回の主役ジッパアップパーカは前身頃にハンドウォーマー(ポケット)の付いたお洒落なデザインだ。

4.厚手のコットンシャツ

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ニットの下に合わせたシャツは秋冬物らしく地厚なコットン。上に羽織ったアーガイル柄と同じ濃淡2色の青い格子が特徴だ。イタリアで最高級のシャツメイカーフライのもの。クラシコイタリアとアメリカントラッド本来出会うはずもない両者を合わせるのが折衷スタイルの醍醐味だろう。

5.5ポケットトラウザーズ

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デザインは5ポケットジーンズ、素材はトラウザーズ風のハイブリッドパンツを選択。肉厚でベネシャンウールのように光沢のある生地を使ったパンツは、生地自体の重みでクリースが良く落ちる。ファクトリーは以前メンズファッションの本場を維持するイタリア製。勿論ベルトも同じイタリア製だ。

6.パンツのクリース

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微妙なカーブを描いて靴の甲に落ちるパンツのクリース。デザインが5ポケットなので裾はシングルのタタキかデニムと同じように仕上げても良いのだろうが、ドレスパンツとして履きたかったので股下短めのダブルカフを依頼。街中のリフォームショップに出したが仕上がりは見事だった。

7.5ポケットウールパンツの本命

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トラウザーズのようにクリースを付けてデニムを履くこのが当たり前になった最近、その火付け役がこのヤコブコーエンだ。今回はデニムに続いて第2弾のウールバージョンを買ってみた。相変わらず付属品が多く、お約束のバンダナもしっかりとついている。その分価格も上等だ。

8.レザーハット

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カントリータッチの帽子はおよそファッショナブルではなさそうだが素材は中々のものを使っているようだ。表は柔らかなグラブレザー、裏側も上質のピュアカシミアを贅沢に使ったリバーシブルタイプ。前面に何やらモノグラミングが見える、Hの文字を重ね合わせたようなデザインだ。

9.ダブルネーム

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裏側に付くネームタグ。パリの帽子専門店MOTSCH(モッチ)の名だ。しかもよく見ると下段にはPOUR HERMESが入っている。これはモッチがエルメスの為に作ったことを表している。今はエルメス傘下に入ったためMOTSCHの名は消滅した。そう見えないが実は貴重な帽子ということになる。

10.ウールアーガイルソックス

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中々気に入った柄に出会えないのがアーガイルソックス。特にダイヤ柄が甲部分に掛かるタイプは外国製の高級ソックスに偏りがちだ。今回のソックスもイタリア製。ウール&ナイロンで秋冬にぴったりの茶色が嬉しい。ご覧のように用意したギリーシューズとの相性も抜群だ。

11.ソックス

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ブルックスのオンラインで買ったソックス。毎度の事ながら今回も2セット同じものを買った。こうすれば片足が駄目になった場合も残る片足を捨てずに新しいものから片足ずつ補強していけばかなり長持ちする。袋に入ったポケットチーフはついでの注文、いつかコーディネイトに使いたい。

12.合わせた靴

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アーガイルのカーディガンに合わせて靴もスコティッシュなカントリーシューズを用意。左はノルウェジアンエプロンフロント。オックスブラッドのように赤の色味が強い革だ。一方右はラルフネームのコードバンギリー。タッセル付の紐が雰囲気を盛り上げる。製造はクロケット、革はホーウィンだ。

東日本大震災を教訓に、夏場の電力消費を抑えようと1年のうち5ヶ月はクールビズとなっている。この間はノータイ、ノージャケットで過ごすのが基本なので服装はいたってシンプル。振り返ってみると今年はジャケットを買い足したが、春夏物を買う機会が随分減った気がする。

その分、季節を問わず秋冬物を買う機会は逆に増えたようだ。身近なオンラインショップを利用すれば一年中、いつでも好きな季節に好きな季節のアイテムが買えるのは大きい。昔のように春先に春夏物を、秋口に秋冬物を買うという季節感はネットの世界ではなくなりつつあるのを感じた。

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カジュアル(Casual wear)」カテゴリの記事

コメント

おはようございます!
ヤコブコーエンの5pockets wool pants、カジュアルとドレスのさじ加減が絶妙で、国籍ごちゃ混ぜの折衷スタイルには持って来いのパンツですね!さらにニットパーカのリラックス感は僕も大好きで、同じようなジップタイプのものが欲しいくらいです。

まだ夏本番前だというのに、僕も秋冬物の事ばかり考えてしまいます。先週ダッフルコートを修理に出して秋冬への準備を進めてますし、オーダーを考えているジャケットも、やはり秋冬物です。さらに、ネクタイ離れが著しい日本において、それでもまだネクタイを締めていますし、欲しいネクタイもまだあるので困ったものです(苦笑)やはり着道楽は秋冬の趣味なのかも知れませんね。

シロさん

週末は土曜日、雨の静かな日に早速のお返事を頂き有難う御座いました。

ヤコブコーエンのカジュアルドレス感、仰るとおり中々のもでした。なんでもごちゃまぜファッションの中にあっても全く動じないのが凄いです(笑)

着道楽のシロさんは職人技の込められた逸品もお好きなことと思います。オーダーされた鞄に合わせてベルトや手袋、スーツやジャケットに靴、最後はコートと少しずつ買い足して行く楽しみがあろうかと思いますが、そこでイメージされるのはきっと秋冬の姿ではないかと思います。

本当は春夏にリネンやシアサッカーのスーツを着てみたい気がするのですが、すぐに汗染みが出来てしまいそうで結局は無難なスタイルになってしまいます。そんなこんなで結局「早く秋冬にならないかな~」と思ってしまうのですね。

管理人様、

やはり秋冬を考えるとワクワクしますね。
センターにクリースのあるパンツとニットの組み合わせは私も大好きです。去年と同じく、今年の秋冬も妻の作ったニットに活躍してもらおうかと思っています。
足もとはフルブローグのギリーでもノルベのエプロンダービーでもばっちりですね。やはりニットには黒靴より茶ですね。

私は人生で何年か周期で訪れるビンテージブームが到来していることも有り、最近は古着ばかりを集めています。この半年ほどでCC41のタグのついたシャツと靴、なぜかギーブスのタグの付いているクリケットニットベスト、旧旧チャーチの靴3足、英国製2フォワードプリーツのワークチノなど。このワークチノは面白い作りで、サイドとバックのポケットにスレーキを使っておらず、表地と同じものでポケットの袋を作っており、なんかごついです。腰回りがごわごわで履き心地が悪く、今では考えられないような作り方です。
昔のものの作り方を眺めるのも楽しいですね。

一足も二足も早く秋冬物ですね。同じ柄のソックスを二足購入とは良いお知恵を頂きました!ダイヤ柄が中央にくるアーガイルソックス、今回ベロ付きのギリーシューズですが足入れが悪くともベロ無しのギリーならそれこそピッタシで気分はスコットランドでしょうか?かく言う私もベロ無しギリーは所持しておらず大きい事は述べられませんが?この靴を久々に拝見して購入なされて披露なされて書き込んだ事を思い浮かべました!最近なので、今回は出雲大社前前の老舗旅館の御令嬢の例の歌は無しです。(笑)

れの様

休日のひと時コメントをいただき有難う御座います。

奥様の手編みニットに勝るものはなく、それをお召しになって休日を楽しめるれの様が羨ましいです(笑) 当方は昨年、スコットランド独立投票を記念してスコットランド製のカシミアニットを買い足しましたが、今回はカジュアルにウールのジップアップパーカと決めてショッピングしました。

昔はイタリア製の気に入ったものをよく着ていたのですが、頻度が激しくて引退してしまい、探していたところでした。本当はクチネリ辺りの上質なものをとも思ったのですが、フードの付いたものを探すのは中々難しく、意外にもブルックスに有った訳です。柄物ともう一点無地のものを買いましたので機会がありましたら紹介したいと思います。

それにしましても、れの様のビンテージもの、ワクワクするような逸品ばかりですね。どんな風にコーディネートされるのかお時間がある時にお教えいただけますと幸いです。

浦野様

夏至を迎えて間もなくというのにもう心は秋冬物に向いています。

仰るとおりダイア柄のアーガイルソックスの柄部分がギリーシューズのタンなしだったら特に映えるだろうなと合わせながら思いました。

浦野様と同じことを思っていたなんて嬉しいです‼︎

書き込み始めて、数年経ちましても未だに会って直接お話すらしていない、謙虚で素敵な管理人様と同じ考えだったとは私も本当に嬉しい限りであります。今回のC&J製作のRLのコードヴァンギリーシューズが以前、京成電鉄の千住大橋駅近くの工場で造られた表鳩目の同じブランドの靴がタン無しのギリーだったのを思い出したからなんです。カタログで見た時にこの靴に合わせるsocksはアーガイルしかないだろう!しかしこのような個性豊かの靴に負けないsocks見つけるのも大変だと!!

浦野様

仰るとおりダイア柄のソックスは多くが踝までの模様が多く、甲辺りまで柄があるものはほとんど英米のブランドに多いと思います。

中でもブルックスはスコットランドにつながる家系でもあるのでアーガイルはお手の物らしくいつも正統派のソックスを販売しています。

浦野様ご推奨の千住大橋駅付近の靴工場謹製ギリー、一度見てみたいです。と言おうか、タンなしのギリーを本気で探してみようかなと思い始めています。

今日、タブレットを機種変更しました。ヤフオク見ていたらラルフローレンの黒色ですが、タン無しのギリーシューズが出ていました!サイズは26,5センチ。もちろん制作は千住大橋です。宜しかったら検索願います。

浦野様

何とタブレットを交換されたのですか。当方は不具合があって「なんじゃー」と唸っています。

タンなしギリーシューズの件、この後早速覗いてみてみます!!

そうです。二代目のタブレットです。パソコンのデータカード通信を二代使用して今回のタブレットで四代目なんですよ!ギリーシューズが、管理人様の足に合うのを願っています。

浦野様

ヤフオク見ました。

19,800円で日本製、ソールの雰囲気がR社とは違うような気がするのですがやはりR社謹製なのでしょうか…。値段と雰囲気はかなりいいですね。ちょっと迷ってみます

タイムリーな情報をありがとうございます!!!

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