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2015年1月10日 (土)

Alteration to the blazer(宝探し:その2)

年の瀬に出しておいたアウトレットの掘り出し物ブレザーが直しを終えて我が家に戻ってきた。12月13日のブログで紹介してから約1か月、手縫い仕上げをお願いすると時間がかかるのはやむを得ない。それでも年末から始まったセールの前に出したお蔭で、新春早々に受け取ることができたのは幸いだった。

直しをお願いしたのは①袖を肩から詰める。②本開きの本切羽を手縫いで仕上げる。③着丈を1.5cm短く詰める。の3点だった。勿論「本開きの場合の袖の第1ボタンは何cmからスタートしてほしい…」などと細かなリクエストも入れたが、仕上がりは予想どおり。そこで今回は宝探しのその後、宝磨きを紹介しようと思う。

1.ボタンの交換

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前回は買ったままのボタンを紹介したが、今回はBebson&Cleggから取り寄せたボタンに付け替えた写真を掲載した。直し店ではボタン一つ付け替えるのも工賃がかかる。リクエストしたなかったこともあるが、身頃のボタンは当然そのまま。Do it yourselfということで、自分で交換。やや明るい金色だが存在感は十分。

2.コーダ洋服工房

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いつもの直し店コ-ダ洋服工房。近くの作業場では大きな窓ガラスから光が差す中、縫い子さんが大勢仕事をしていた。直しの工賃は肩からの袖詰めが6000円、袖口の手縫い釦穴8個分で10400円、着丈詰めが4000円の合計20400円。税抜き39000円のジャケットに対してかなりの工賃を払ったが納得のいく仕上がりになった。

さて、直しを終えて戻ってきたジャケットの細部は如何に…

3.初夏のブレザールック

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これから大寒を迎えるというのに心は早くも初夏5月を想像している。英国調のブレザールックに遊び心を加えてコンビ靴を選んだ。是非今年やってみたい着こなしの一つだ。シャツは縞柄のクレリック、ネクタイも大柄のストライプを合わせたきわどいVゾーン。仕上げのチーフはブルーチップのスイス製。

4.ネイビー&チャコールグレー

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日本やアメリカではブレザーに合わせるパンツは大抵ミディアムグレーだろう。だが英国のテイラーはネイビーのブレザーに合うのはチャコールグレーだと言う。最初は少々地味な合わせだと思ったが、慣れると上下が締まって気分がいい。おまけにシャツやネクタイを派手にしても上手く収まることに気付いた。

5.英国靴でコーディネイト(その1)

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左は91年製ハロッズ専用E.グリーンのオールドカドガン。当時は最高級既成靴の名をほしいままにしていた。一方右は好きな茶・白のコンビローファー。昔はリーガル製のポロ、マッケイコンビローファーを履いていたが友人に譲って以来欠番が続き、最近久々に仲間入りした1足だ。ピールネームでアンラインド仕立てが特徴。

6.ビフォー&アフター

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左は購入当時で右が直し後。着丈の長さはわずか1.5㎝縮めただけだが、ガラッと印象が変わったとことに気が付くのではないだろうか。これ以上短くすると後ろのサイドベンツのスリットが短くなり過ぎるギリギリのところで長さを決定。直し店で試着した状態から幾度もピンを打って着丈を確認しながら決定した甲斐があった。

7.ショルダーからの袖丈詰め

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ショルダーには手を出さないのがコーダ洋服工房。銀座のサルトがアームホールや肩のラインまでタブーなしのメスを入れるのとは違う。コーダならではの拘りがあるようだ。だが、アーム部分を解いて袖の長さを直す修理はお手の物。写真の綺麗な袖山やアームホール部分を見るとまるで直しなど入ってないかのようだ。

8.着丈詰めの技

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着丈を詰めた後の裾。端には星コバステッチを施し、オリジナルの雰囲気を損なわないよう仕上げている。当たり前のことだが元のシルエットに沿って忠実にカットし、丁寧に縫い合わせている訳で、それほど大変な作業が工賃4000円なのだから驚いてしまう。これならばワンサイズ大きな服を買っても心配ご無用間違いなし。

9.本開きの本切羽

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職人の手縫いで仕上げたボタンホール。身頃のボタンホールと比べるとピッチの粗さがやや目立つ。このあたりは製造元のイタリアンファクトリーに一日の長がある。ボタン穴側は紫のライニングが付いていたがどうやらそのまま穴を開けているようだ。パープルレーベルならではの遊び心といった感じか。

10.ベルトレスパンツ

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久しぶりに合わせたクラシックなワタリの広いトラウザーズ。フォワードの2プリーツ仕様は極めて英国調。ファーラン&ハービー時代にカッターのピーターに作って貰った1本だ。ただしブレイシーズボタンは付けないよう依頼してあるので、サイドアジャスターのみでウェストに合わせている。

11.バッグを持って

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コンビのアンラインドペニーからフォスター謹製ビスポークローファーに履き替えたついでにタンカラーの鞄を持たせてみた。明茶は春に相応しい色目。サックアデペッシュも良いが、ここ数年は物の出し入れがしやすいバッグが使いやすい。中でもトートバッグは変わらず人気を獲得しているようだ。

12.レザートート

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写真のレザートートは肉厚のブライドルレザーを使った頑丈な作りが特徴。メーカーは日本の誇る工房、万双のものだ。サンプル品とのことで市販されていない貴重なモデルを友人から譲り受けた逸品。昨年は春から秋にかけて大活躍してくれた。このバッグを持ってショップに入ると声を掛けられることもある。

13.コートを持って

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春の花冷えは侮れないもの。スプリングコートの旬は短いが、急な寒さに備えて1枚は持っていたい。写真はマッキントッシュが伝統的なコットンボンディングからイタリアはロロピアーナのストームシステムへと素材を替え、話題となったコート。ボンディング素材のように湿気で接着面が剥がれるということがなくなった効果は大きい。

日本経済新聞に目を通した時のこと。「最近男女を問わず古くなった服を直しに出してリフォームし、長く愛用しようとする人達が増えてきている…」と書かれていた。特に男性は数万円かけて古いスーツを甦らせてはお洒落を楽しんでいるらしい。最近、銀座のサルトが混雑しているのも良く分かる気がする。

実はコーダの店主と話した時、「手持ちの服を直しに出すだけでなく、新品の服を直しに出してカスタマイズする人も増えている。」と言っていた。小さいものを大きくするのは難しいが、大きいものを小さくするのはプロならば簡単。ちょっと緩いかなと思ってもお宝の1着を見つけたら、直しを前提に買ってみるのも悪くない。

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コメント

管理人様

さすがコーダ洋服工房、とてもいい雰囲気に仕上がっていますね。手縫いのボタンホールも味わいがあります。あまり上手すぎると機械ホールのように見えてしまいますから。

私もブレザーにチャコールグレーのパンツの組み合わせの引き締まった感じが好きです。茶系の靴が映えますね。

PMT様

早速のコメントを有難うございます。

仰るとおりチャコールグレーのパンツとネイビーブレザーの組み合わせは中々良いですよね。私もできればいつもチャコールグレーでといきたいところですが、あまり1本のチャコールグレーパンツを履いてばかりでは痛みが早いですし、かといってチャコールグレーのパンツばかり沢山買ってもなんですし(実際はチャコールのパンツ、結構あります)難しいところです。

チャコールグレーは茶系の靴が映えるとのお話も尤もだと思います。特に明るい茶色の靴が靴が意外や意外、結構合うのが嬉しいところです。

私も馴染みの補正のお店があります。以前お話しました、VANショップさんも裾上げ、エンブレムの縫い付けなど発注してました。それにしましても管理人様は器用ですね!!(笑)私もシャツの釦やパンツ内側のサスペンダー釦の縫い付けは出来ますが上着の釦は出来ません。以前JPのキャメルカラーのニュウポートブレザーのフロント釦が斬首状態の際に持ち込みましたら工賃を二千円払いました!補正に関しましては、一工程がこの値段みたいですね。でもこの金額でまた袖を通したり、脚を入れる事、出来るんですから!

浦野様

やはり馴染みのリフォーム店があるといいですね。何だか安心します。

以前は目が良かったものですから模型など細かな作業の連続するものづくりも趣味としてやっていました。が、今はリーディンググラスに頼るようになりましたのでせいぜいボタン付けくらいでしょうか。細かなことをやるのは(笑)

ちょっと変わったところでは昔はトンカチや靴専用の釘打ち代を持っていまして、つま先にスチールを打っていたこともあります(汗)。なんでも自分でやるのが好きだったんですね。きっと…。

凄い!!そんな専用の靴の釘打ち台までお持ちだったとは!。前にも書き込みましたが靴にタップなど打ち込みは簡単ではありませんからね!!私事ですが通常ですと土曜日の終業後履きました、地下足袋は洗って干してから帰宅するのですが体調が優れず今朝洗いました。今からスエードの靴をブラッシングいたします。

浦野様

今も専用の釘打ち台を持っていると思いますので、いつか機会がありましたらブログでご紹介させていただきます。

今日は3連休の中日、明日は私用ながら式典に出席いたしますのでのんびりできるのも今日一日です。浦野様と同じく靴の手入れでもしようかなと思っているところでした。

因みに浦野様は身に付けられたものの洗濯でしたが、私の方は車の洗濯つまり洗車をただいま済ませたところです。お互い似たような休日の過ごし方で驚きました!!!

今回のタイトルが宝探し。とあるようにお宝が見つかりました!tご申しますのも今、ヤフオクでラルフローレンを検索しておりましたら、リザードやクロコの靴がたくさんに出品してありました。以前管理人様がおっしゃいました私所有のヴァンプにスターリングシルバーを施しました、モノグラムスリッポンやこれまた私所有のリザードローファーのブラウンカラーなどもしよろしかったらご覧くださいませんでしょうか?

浦野様

今しがたヤフオクを見てきました。

ドキドキしながら検索したところ、正にドンピシャのクロコローファーで、エンジンターンドバックル付きのものが出ていました。それと昔懐かしリザードのローファーも…昔ポロショップで憧れを持って見ていたものと同じでした。

サイズが25.5とマイサイズよりも小さいので残念ながら入札は致しませんでしたが、近いうちにマイサイズのリーガル製ポロが出品されることを願っています。

イヤー良いものを見ました。今夜はよく眠れそうです(笑)
ナイスな情報を有難うございました。

喜んで頂き、ありがとうございます。リザードローファーなどは私のラルフローレンのローファーよりも格段に良い品、その上サイズも私と同じ25,5センチ!所有してなかったらどうしても欲しい品でしたが、管理人様もご存知のようにラルフローレンやシェットランドフォックスのリザードローファー所有している関係上諦めました!それにしてもこれだけのレプタイル、エキゾチックレザーそれも日本が誇る日靴製造の靴群。長崎での表現方法では、盆と正月、+長崎くんちが一緒に来た!!!!と叫ぶところでした。(笑い)

浦野様

本当ですね。盆と正月がいっぺんに来たような目出たさでした。

それにしても、バックル付きのクロコローファーは良いですね〜。ラルフローレンのカジュアル感とラグジュアリー感は群を抜いていますし、日本製靴もその雰囲気をとてもうまく引き出していますね。同じ仕様で新品を作ってくれたら是非とも買いたいところです。

それにしましても、浦野様はサイズが25.5ということで、今回出品された方と同じサイズなのですね。羨ましいです。

4番目、5番目の写真のコンビローファーは光の加減でしょうか
4ではヴァンプが真っ白に写し出されて、5のフォトではヴァンプがベージュに写りまして一瞬私の世にも珍しい2EのメイドインイタリーのRLのコンビローファーではないかと感じてしまいました!!

浦野様

浦野様のRLのコンビローファーは確かヴァンプ部分が麻でできたサマーカジュアルだったと記憶しています。白カーフがあまりにもテカっているのが若干気になるので、できれば生成りの麻素材や今注文しているホワイトバックスの起毛感があるヴァンプが欲しいところです。

実は新宿のメンズ館を要する某デパートで大きなコーナーを占めていたラルフローレンが1階下の小さなコーナー展開になってから間も無く1年。昔と比べてどのインショップも規模が縮小し、かつて銀座、原宿、鎌倉、神戸と4店舗もあった路面店は原宿のみ。最近は寂しさを感じます。

昔西武が半分出資して運営していたポロジャパンの勢いが懐かしいです。

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