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2014年12月27日 (土)

Recent shoes (最近履いた靴)

年の瀬を迎え日本海側は連日の雪、信州の家も雪に覆われているらしい。この週末は雪かきや道作りなど力仕事が待っていると連絡が入った。年の瀬は履きなれたビーンブーツでアウトドアな毎日を過ごすことになりそうだ。幸いローファーに慣れきった生活から紐靴も少しは履くようになったので違和感はないだろう。

とにかく紐靴をずっと履いていなかったのでメンテナンスが滞りがちだったのが良くないと反省。できるだけ万遍なく靴を履こうと「今日はこの靴で…」、「久しぶりにあの靴を…」と意識して色々な靴を履くようにしているところだ。そこで今回は週末や祝日を加え、最近履いた靴を中心に冬の足元を紹介してみようと思う。

1.オフの日はクレバリーのカスタムブーツで…

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休日はデニム&ブーツ。この冬最初に選んだブーツはクレバリーカスタム。カーフとピッグスキンのコンビネにゴイサー(ノルヴェジェーゼ)の迫力あるウェルト。何よりハーフミッドソールの返りの良さが嬉しい。履き口まで写るようデニムの裾を何回も折り返したが、この後は元に戻して出かけたのは言うまでもない…。

さて、他に履いた靴といえば…

2.休日のシルバノ・ラッタンジ:ノルベジェーゼ

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冬の靴と言えばノルヴェジェーゼ。1998年当時、ローマのブティックで最も高かった靴の一つでその頃から20万円越えだった。元祖高級手縫い既成靴の代表は、ハンドメイドを謳うに相応しい作りが目を引く。内羽根がしっかり閉じるよう紐を結ばぬ悪い癖が出ているが、これもローファーばかり履いていた習性か…。

3.出張日のブルックス別注コードバンプレーントゥ

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つま先を補修して前線に戻ってきたコードバンプレーントゥ。外鳩目の塗料が剥がれてしまっても履きたくなる不思議な靴だ。この日はハウンドトゥースのシングルカフパンツにグレーのアーガイルソックスと合わせ、上はネイビーブレザーの組み合わせ。ブルックスの靴に相応しい装いを意識してみた。

4.ツィードジャケットにはラルフのコードバンウィングチップを

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ツィードジャケットを着る日はダービー。何を履こうか迷ったら大抵はラルフのコードバン・フルブローグを選ぶ。英国はクロケット製のものを米国サイトから購入、知人経由で日本まで運び、手に入れたという正にインターナショナルな1足。皺入れを自分で行い履き込んでいっただけに愛着もひとしおだ。

5.カジュアルフライデーのクロケット製ローファー

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この冬久々に履いたアンラインドローファー。確か暖かな陽だったと思う。ただし、ヴァンプの短いオールデンよりヴァンプの長いクロケットを選ぶのは致し方ないところ。この日はシャツジャケットを羽織ってコートはなし。アズーロ・エ・マローネを意識してソックスも薄手のブルーを合わせた。

6.エドワードグリーンMTOウィグモア

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ブレザールックに黒靴。紐靴ばかりではストレスもたまるので敢えてのスリッポンを選択。このウィグモアは別名センターエラスティック(またはエラスティックタブ)と呼ばれる快適靴の筆頭。勿論特注品で革は#808のトップドロウァーがスタートした当初の黒靴に採用された最上質のファインブラックカーフを使用。

7.忘れられない名靴…ジョンロブパリのセイムール

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ジャーミンSTにあるロブパリロンドン店で購入。#8695のセイムールは今となっては貴重な旧世代のジョンロブパリだ。このころはノーザンプトンとロンドンを何往復もしていたころで、繊細なグリーンに比べて質実剛健なロブに対する信頼度は高く、この靴を履いて欧州旅行をしたことが懐かしい。

8.雨の日のウェストン・フルブローグ

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雨の日はラバーソールのウェストンフルブローグが定番。甲が高くてなかなか羽根が閉じないのは先刻承知。昔の靴は今よりも甲が低いものが多かったのだ。そう言えばウェストンはザンプトンの靴メイカーの指導を受けたことがあるそうで、確かにノーザンプトンの名門チャーチズのチェットウィンドによく似ている。

9.祝日のクレバリーカスタム・バックスキンアデレイド

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スタグスェード以来久々に柔らかなバックスキンで作った1足。写真のように履き皺や毛羽立つ部分が目立つ。毛足が長く素材が柔らかい証拠でもある。驚異的なのは着用後ツリーを入れてブラシをかけるとあっという間に跡が消えるところ。お見せできないのが残念なほどだ。ピンクのソックスとグレーパンツとの相性も悪くない。

10.クリスマスイブのサンクリスピン・ノルウェジャン

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冬でも明るいグレーのパンツにエイコン色の靴を合わせる。職人の手仕事が生きるサンクリスピンが放つエプロンダービーはカスタム。外羽根が平行になるよう少し強めに紐を結んでみた。ここからは見えにくいがウェルト部分に縫い糸が走る迫力満点のコバはスキー靴が出自のノルヴェジェーゼらしく冬によく合う。

11.クリスマスのブラックシューズ

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クリスマスはブラック&グレーの装いでお出かけ。納会や会食等で靴を脱ぎ履きする機会が多そうな中選んだのはまたしてもスリッポン。何しろ一見紐靴のサイドエラスティック、別名レイジーマンは日本の慣習にピッタリの優れ靴なのだ。最新のフォスター&サン特製ならば更に足元もアップグレード。

12.番外編:ロングブーツ

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シェラデザインズやフィルソン、LLビーンといったアメリカンワークウェアは冬のアウトドアでこそ生きる。そんなウェアにピッタリの足元はワークブーツ、それもロングバージョンが履きたい。この日はRRLのワークブーツで買い出し。できれば車もちょっと古めのジープあたりが欲しいところ。

履いた靴をこうしてあらためて見返すと黒靴に比べ茶靴が多い。英国のように仕事では黒靴と言うドレスコードがあったら息が詰まってしまうかもしれない。それにローファーの出番も確かに減った。冬はツィードやフラノなどしっかりとした素材の服が多いので、ローファーだと足元が役不足というのは否めない。

もう一点、ノルヴェ製法の靴が3回も登場したのは新鮮な発見。流石にステファノブランキーニのように極端なコバ張り靴は難しいが、ノルヴェジェーゼ本来の靴は廃れることなく定番扱いされて行きそうな気配がある。さあ、今日からオフ。今回カメラに収めた靴をしっかり手入れし、爽やかな気持ちで新年を迎えたい。

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コメント

こんにちは!
今回も素敵な靴の数々に興奮してしまいました(笑)
冬になるとノルヴェジェーゼの靴を履きたくなるお気持ち、良く分かります。僕も最近ウェストンのハントダービーを履く機会がまた増えてきました。製法の起源から、冬用靴として履きたくなるのもありますが、衣類が厚くなると靴にもボリュームやインパクトが欲しくなるのでしょうね。
また、靴だけでなくマゼンタやブルーのソックスに目が引かれました!お洒落な足元に感嘆です。明るい色味の靴下を調達したくなりました。

シロさん

年末最後の週末、書き込みを有難うございます。

仰るとおりボリュウムのある服にはノルヴェのような重厚な靴が似合うようです。それにジーンズを履く時もドレッシーなクレバリーよりは武骨なノルヴェの方がドレスダウンできて便利ですし…。

そういえばシロさんがこのところ気になっているスプリットトゥの靴も同様にジャケパンスタイルにピッタリの靴ですね。きっとシロさんの頭の中では既に欲しいスプリットトゥが思い描かれているかと思うので、素材や型を決めていつかはオーダーされるのではと推察しております。勿論既成のドーバーも捨てがたいところではありますが(笑)

管理人様

これがあれば他は要らないと言えるような12足ですね。実際はそうはいかないですが。
11.のレイジーマンはいつ見ても素敵ですね。

今年もたくさんのすばらしい記事を有難うございました。とても勉強になりました。

私の一年を振り返ると、前半は良い靴の出物があり、立て続けに購入しましたが、後半は靴はさっぱりで、服も大物はチェスターコートとジーンズを少々買ったくらいでした。
計画表で○がついたのは、6割くらいでしたが、懲りずに来年も書こうと思っています。

PMT様

年末の休日にコメントを頂きありがとうございます。

計画表の総括、達成度は6割だったとのこと。私は計画を立てていなかったので思いつくままに買っていたような気がします。

来年は世代を超えて譲り受けられる小物に少し投資しようかなと思います。計画表ほど買う回数もないのですが、PMT様を見習ってみます。

どうぞ良い年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

4番手に出て来ましたラルフローレンのコードヴァン、WT。5番手の二枚目俳優の加藤剛。ブーツに始まり、表鳩目のプレーントウやはり思った通りの登場でしたね(笑い)

浦野様

おはようございます。
日曜の朝からコメントを頂戴し有難う御座います!!

浦野様は私の靴の好みを良く分かっていらっしゃるのでラルフや加藤剛、プレーントゥも想定内(笑)であったろうと思います。

やはりトラッドな靴は良いですね。昨日は久々にブルックスのコートを着て都心まで出かけましたが、何も買うものがなく美味しいビールだけを飲んで帰ってきました。

某新宿の老舗デパート主催のホテルバーゲンに行ってきましたが、皆両手に一杯買い物をしていてビックリ!!何も買わずに帰ってきたのに送迎バスだけはご一緒ということで何だか自分も買った気になりました。

管理人様


1.のカーフとピッグスキンのコンビは、やはり誂えならではで、非常に綺麗ですね。
履き口を見せないのは、勿体ないと思うほどです。

今年は、管理人様のご紹介のおかげで、コートをオーダーすることができました。(1月に受け取りに行きます)
有難うございました。

次は、靴のオーダーにも挑戦したいと思っています。
が、その前に、レクタンギュラーの時計の購入を優先しようかなとも思っています。

やまだ様

今年はプールで素敵なコートをオーダーされてよい一年だったかと思います。靴の誂えも良いですが、角型の腕時計も捨てがたいですね。ちょっと考えると今や誂えの靴1足でかなりの機械式時計が買えるわけですから、私も靴やスーツはもう打ち止めにして時計に行こうかなどと思ったりもします。

まぁ時計は奥が深くてハマると抜け出せそうにないので、あまり近づき過ぎないようにしていますが…。

今年も色々ありましたがやまだ様におかれましてもどうぞよい年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。また来年もよろしくお願いいたします。

ちょっと話は変わりますが、今日姉んちに行きまして、10日小倉で忘年会したときにコロンブスの銘職人、Y様より頂きましたエナメル素材のクリーナー、管理人様やゲストの皆様ご存知のコロンブスの高級メンテナンスクリームでPRADAのWTを磨きました。前に購入したコロンブスのエナメル専用のチュウーブ入りのクリームも良い艶が出ましたが、やはりコロンブスが世界に誇るbootsblackには驚かされました。姉が買った時より光っている!と。

管理人様

まるで、紳士靴のワールドカップのようです。
また、登場するのがブーツで始まり、ブーツで終わるのもカッコ良いです。
私は、ドイツで入手したVASSのコードバンが一番のお気に入りで、毎週のローテーションに組み込んで履き慣らししています。国ごとに微妙に違う靴文化が楽しいですね。
管理人様のブログを拝見するようになって、靴に関するたくさんの知識を得ることができました。
情報発信ありがとうございました。
来春も更新を楽しみにしております。
どうぞ、良いお正月をお迎え下さい。


浦野様

プラダのWTをブートブラックで磨かれたとのこと。しかも買った時より光っているとはさすがコロンブスです。

日本の靴好きでコロンブスのお世話にならなかった方はいないのではないかと思う程、何かしら手元にあるはずです。私も爬虫類のローションやコバインキなど幾つもお世話になっています。

最近サフィルのノワール(茶)を買ったところで、近いうちに靴のメンテナンス編を考えておりました。何とかその時までにブートブラックの黒を買って試してみたいです。

shaky-ooi様

ドイツでわざわざ手に入れたからこそVASSのコードバン靴がいとおしく感じられるのでしょうか。

私も苦労して海外で手に入れた靴や思いもかけない出会いがあった逸品など海外旅行の思い出が詰まった靴は愛着もひとしおです。

奇しくもブーツに始まりブーツに終わりましたが、昨日はマルモラーダを履きました。明日はまたブーツでも履いて街に繰り出そうかと思っています。信州に帰るのが予定より遅れておりましてもしかしたら大晦日になるかもしれません。

shaky-ooi様とはこの一年いつも楽しい上々交換ができましたことに感謝申し上げます。
どうぞよい年をお迎えください、そしてまた来年もどうぞよろしくお願いいたします。

管理人様、

やはり、冬の重い服装には重厚な靴が合いますね。
一枚目のクレバリーのブーツは程よいボリュームが素晴しい。ジーンズだけではなく、カフをダブルにした厚手のグレーフラノ、キャバリーツイルのスポーツトラウザーズなどかなり守備範囲が広そうですね。スーツ以外(厚手のフラノやツイードスーツなら十分いけそうですが)はほとんど合わせる事が出来るのでは、と思います。年末にいい目の保養になりました。

管理人様のブログから、毎週土曜日に良いエネルギーをいただけたお陰で、今年も何とか年末を迎える事が出来ました。どうもありがとうございました。また来年も、貴ブログの更新を続けていただければ幸いです。それでは良いお年をお迎えください。

れの様

大晦日のコメントを頂き有難うございました。

クレバリーのブーツは仰るとおり意外にも汎用性があって、重宝しています。それに何と言ってもビスポーク、シェイプは既成靴とはちがう、独特のオーラを放っています。来年は履き込んでいい味を出したいと思っています。

毎週土曜日の更新も、ネタ探しには結構気合が入ります。これからもマイペースで続けられれば良いと思いますので時々覗いて頂けますと幸いです。

こんばんは。

写真を見て思ったのですが管理人様はリブ編みのないドレスソックスをお履きになる事はありますか?
私はあの女性のストッキングにも似たあの繊細さにエレガンスを感じて、ドレスアップする時は必ずリブ無しドレスソックスです。
もちろんボリュームのあるブーツなどの時は、リブ編みであったりボリュームのあるカジュアルソックスなどを合わせます。

確かに堅牢感のある英国靴の場合、ロブパリのガルニエなどの一部を除けばリブ編みの方が相性がいいのかもしれません。

いやはやロングホーズと一口にいっても、相性など色々とあるものでしょうか、考えさせられます。


カメリア様

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、リブ編みなしの男性用ストッキングですが、昔はよく履いていました。グレンチェックのスーツスタイルにストッキングとタッセルスリッポンと合わせたりしていました。

今は年齢も上がったのでリブ編みのもの、それも余程寒くなければロングホーズではなく通常の物を履きます。何故か分かりませんがいつの頃からか男性用ストッキングを履くのを躊躇うようになりまして。

カメリア様がおっしゃるとおり、ガルニエやオペラパンプスなどには最適な靴下かと思います。勿論ビジネスの場でも履かれてもOKですし…。そういえば昔買ったストッキングは何処へ行ったのか…ロングホーズと一緒に何処かにしまい込んだのかもしれません。一度探してみます。

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