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2014年11月29日 (土)

Chic Simple(シック・シンプル)

当ブログのゲストdecoyさんが期間限定で古本屋を出店するとのこと。その名も「ツィードブックス」と服好きの心をくすぐる店名だ。自分も古書探しが好きで、昔は趣味の本を探してはあちこちの古書店に足を運んだものだった。お近くの方、お洒落の本をお探しの方々にはぜひとも足を運んで頂ければと思う。詳細は以下のとおり。

店名 Tweed Books 開店日12月11日予定 古書全般(特にファッション、音楽、文芸) 

場所 東急東横線白楽駅徒歩2分 六角橋商店街

連絡http://tweedbooks.com/

実は「ツィードブックス」にぴったりの本が我が家にあった。題名は『シック・シンプル』。シックは上品でシンプルは気取らないという意味だとすれば「品よく気取らない」スタイルを提案する本という訳だ。正にツィードのもつ素朴さとどこか漂う上品さに通ずると思う。そこで今回は「シック・シンプル」の本つながりで冬の装いを考えてみたい。

1.Chic Simpleを読む

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初版は1996年。海外赴任先で買ったものだから今や古書の仲間入り。表紙からも分かるようにファッション誌のようなモデルを使ったショットではなく、平場に服を並べアイテムを置く構成が目を引く。何だか自宅のベッドに着て行く服を並べ、あれこれ考えてる場面のようだ。そんな経験した人も多いのではないだろうか。

2.店を訪問する時の装い

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早速自分でも手持ちの服を床にあれこれ並べてツィードブックスに行く時の装いを考えてみた。キーワードはツィードということで、着こなしのどこかに是非ともツィードのアイテムを組みたいところ。ジャケットはありきたりだし、ツィードパンツでは少々ヘビーだし…ならばインナーや小物にツィードを持ってきてはどうだろう?

さてボトムスは何を履くか、靴はどうするか、本を買ったら鞄はどうするか…

3.リュックサックの利便性

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「シック・シンプル」ではリュックの便利さについて度々触れている。最近はトートバッグを持つことが多かったが両手が空くのは確かに便利だ。本で紹介している左の革製リュック(左)は一目で分かるコーチ。お洒落なスタイルに影響を受けて早速コーチのブティックを訪問、お目当てのリュックを買ったことを思い出した。

4.リュック+ジーンズ&ジャケット

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「シック・シンプル」によれば「アイテムを買い足すのではなく今あるものを上手に組み合わせてシンプルなお洒落を楽しむこと」がポイントらしい。週末の古書店巡りはウールパンツよりジーンズの方が気分。手に下げたリュックは件のコーチ。そういえば茶系の靴が多いこともあってブティックでは黒ではなくこげ茶を選んだのだった。

5.Vゾーン

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ツィードヴェストの上にはツィードジャケットを合わせる方が違和感ないと思うが、敢えて色目に拘ってフランネルのジャケットを羽織らせた。遠目には同じだが実は異素材というのも悪くない。シャツはポロダンガリーのタブカラー。ノットを小さく結んだブラックフリースのツィードタイにロダのチーフを挿してVゾーンを整えた。

6.マフラーを巻いて

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「シック・シンプル」のワーククローズ編を読むと、首下にスカーフを巻いたお洒落な装いが載っている。巻物は秋冬の必需品、ダンガリーシャツやチーフのターコイズに合わせてブルーストライプのウールマフラーを巻いてみた。マフラーはラグビーbyRLでジャケットはパープルレーベル。お互いテイストが近いので相性の心配はない。

7.リュックに本を入れる

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本は重いので容量の多いリュックが便利。昔のコーチはグローブレザー使いでしっかりと作られていた。まさか今のようなCCマークのキャンバス地になるとは思いもしなかったが、レザーの重い印象が敬遠されたからだろうか。もっとも「シック・シンプル」では革製のリュックを薦めているが…。

8.グローブをアクセントに

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手袋は実用的で差し色にも使えるアクセサリーの一つ。鞄や靴の色より明るいコルク色のペッカリーグローブを用意。言わずと知れた英国はデンツのものだ。オンラインで購入したが、時々オフシーズン(確か初夏頃)にセールをやるので、ウェブサイトをお気に入りに加えておくと良いかも知れない。

9.ウェスト周り

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エンジンターンド・シルバーバックルのベルトはバックルがラルフローレンでベルトはブルックスというハイブリッド。ベルトだけ御殿場のアウトレットで購入。一方のボトムスは国産セルビッチデニム生地を使ったGAPのジーンズ。膝から下がかなり細身のスリムテーパードフィットだが色落ちや風合いは中々良い。

10.リュックを背負う

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デリケートな素材のジャケットの場合、リュックを背負う時に気になるのがストラップの作り。上着の肩が毛羽立ったり擦れたりと車のシートベルト同様何かと気を遣う。20年近く前のバッグらしく使い込んだ感はあるが、軽量でタフなナイロンベルトにレザーパーツを挟んだストラップは相変わらず肩への当たりがソフトだ。

11.コーディネイトした靴

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左は深く刻まれた皺や色の濃淡に風格を感じさせるコードバン・ウィングチップ。ウールアーガイルのソックスが見えるようを踝あたりまでジーンズの裾を折り返して履きたい。一方右は新着のマウンテンブーツ。こちらは霜降りのラグソックスをブーツの上から見えるように履く。ジーンズの裾をタックインというのもありか…。

12.マルモラーダの魅力

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流石はお洒落な品が集うイタリアらしく、このマルモラーダはジーンズやチノパンからドレッシーなウールパンツまで何でも合う。色柄も無地からチェックまでOKだし、カーゴパンツのような個性的なデザインも問題なし。とにかくブーツ自体が目を引くのでジーンズの裾は短く折り返して靴を思い切り見せるのが良いかもしれない。

13.ジーンズ&レースアップ

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ジーンズに紐靴。ラルフローレンのランウェイショウではお馴染みの組み合わせだ。独特の皺が強烈な個性を放つコードバンフルブローグはマルモラーダ同様、コーデュロイやチノパンからウールパンツまで守備範囲が広い。つま先のメタルトゥチップは減りを防ぐが、歩き方が下手だとスチールの角で傷を付け易いので要注意。

「シック・シンプル」の本のように、手持ちのアイテムでシンプルな着こなしを完成させることができればいいのだが実際はそう上手くいかない。雑誌や店頭、ウェブサイトで新しいモノや流行を知ったり、あるいは昔欲しかったアイテムを見つけたりするとついつい欲しくなってしまうからだ。

それでも「故きを温ねて新しきを知る。」という諺どおり、昔の本や本に載っているものからは様々なことを学んでいる。そうして得た知識や経験が新たな着こなしのヒントになっていることは間違いない。そんな本が並ぶdecoyさんの古書店ツィードブックスが繁盛することを願ってエールを送ろうと思う。

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コメント

管理人様

この度はご紹介いただき誠に有難うございます。身に余る光栄ですsmile上手く言葉に出来ないのが煩わしく、感謝しきれません。
そして今回のコーディネート!ツィードのヴェストまで合わせていただいて感涙です。これはまさにぼくが店頭でしたい格好です。
ジャケットにバックパック、管理人様が合わせるとすごくいいです。というのもぼくは機能重視のナイロン性を買ってしまったので、やはり浮いてしまいます。レザーのものが欲しくなってしまいました(汗)

CHIC SIMPLEシリーズ!流石です。弊店にもいくつか在庫がありますが、どれも本当にシックでシンプルなものが掲載されていて、大きな写真で楽しめます。書かれていることも実直な感じで好感を持っています。

本から知識を得たり、刺激を受けたり、またときには離れたり、それでも急に読みたくなったり、そんな時にツイードブックスが皆様のお役にたてたら嬉しいという気持ちをあらためて構えることが出来ました。
本当に有難う御座います。

この生地、ではなく記事をツイッターで紹介させていただいてもよろしいでしょうか?よろしければお願いいたします。

decoy様

早速のコメントを有難うございます。

やはりツィードブックスにはシックシンプルの本がありましたか。センスのいい本が置いてある、古書のセレクトショップなんていうコンセプトがお似合いになるツィードブックスですので、これからもdecoy様のブログで色々ご紹介頂けるのを楽しみにしています。

ツイッターの件了解しました。ツィッターもfacebook も登録しているのですがどちらもちっともやっていないものでして…お任せいたします。

管理人様

休日にもかかわらず早速のご返事ありがとうございます。
お言葉に甘えて宣伝させていただきます!
拙ブログの方は更新が滞っていますが、今後は「今日の一冊」と銘打ち、身に着けているものと本をアップしていこうかなと考えています。

ツィッターもfacebookも登録されていたのですね!よかったらTweedBooksとして登録してありますのでお時間あるときにでも見ていただけると嬉しいです。

decoy様

今日の1冊と着こなしのコラボ、いいですね。期間限定ですので店の開店から期間終了まで全部の着こなしを記録しておくのも良さそうですし、店の片隅にアクセサリーや刺し子を置いておくというのも魅力倍増ですし…夢が色々と広がりそうですね。

昔友人とギャラリーでガレージセールをやったことがありますので、アクセサリーや小物など、もしdecoy様のお手持ち以外に必要なものがありましたらでしたら声をお掛けください。

この後TweedBooksで検索してみます!

ご無沙汰してました。今回も出てまいりましたラルフローレンの外羽根のコードヴァンのウイングチップ。こうして見てますとローファよりも守備範囲が広いですね!!

浦野様

お休みの早朝からコメントをいただき有難う御座います。

寒くなりますと紐靴の出番が増えてきます。そんな時はやっぱりラルフの靴です!ビスポークもローファーも好きですが、ラルフローレンの靴が好きなものでして…。RLの靴はなぜか大元のメーカー純正より良いのが不思議です。

オークションで日靴のRLクロコローファーが出ていてオォっと思ったらサイズがうんと小さくて思わず拍子抜けしてしまいました。いつかマイサイズをと思って時々オークションを探索しています(笑)

そうですね、ラルフローレンの靴は本当に垢抜けてますね、来月10日は久々の小倉詣でです。出で立ちは、グレーのJプレスのヘリンボーンジャケットにネイビーのパンツ、そして靴はラルフローレンのメダリオン、ピンギング無しのストレートキャップトゥーで決めようかと、ネクタイなしの首回りは、クリケット製のアスコットタイ締めて。

浦野様

12月は恒例の小倉詣でとのこと。クリケットのアスコットがお洒落そうですね。グレーのジャケットにブルーのパンツと合わせるとなるとアスコットの色は何色を合わせる予定でしょうか?

特に靴がラルフのストレートキャップトウというところにググッと魅かれました。私も明日はラルフの靴にします。

まったく関係のない事を毎回書き込みましてすみません!しかしイヤな顔せずにお応えしてくださいます管理人様には感謝しております。アスコットタイのカラーですねパンツに合わせてネイビーの地に白のドット、もしくはぐっと派手に赤色系にでもしましょうかね!!

浦野様

パンツに合わせて青地に白のドットのアスコットもお洒落で素敵ですが、クリスマスらしく赤のアスコットもぐっとくるのではないでしょうか。女性の方に受けるかも知れません(笑)

どちらにしても小倉詣でのスタイルとしてはバッチリですね。少し早い年末のひと時(=忘年会?)を是非楽しまれて下さい。

「シック・シンプル」は存じませんでしたが、管理人様の日記を拝見しまして、内容が理解できる気がいたしました。以前から気になっていましたが、DECOYさんのTWEEDBOOKSが開店したら訪ねてみたく思います。
あるものを上手に合わせた組み合わせを引き続き実践して行きたいです。このスタイルなら十分参考にできます。一昨日はサルト銀座にオーバーコートを二着ほど持ち込みました。あるものを大事に使いたいです。
この時代のコーチ、グローブレザーが特にいいです。カラーもいろいろあり無骨ながらいい付き合いをさせてもらいました。NYの地下工場で製作していた頃がとてもいいですね。いまでも家人の分を含め数多くあります。鞄の類だけでなく、ベルトやアクセサリーにもいいものがありました。しかし、今は全くダメです、ショップを覗く気にもなりません、食指が全然動きません。アパレルを始めた頃、シグネチャーラインが増えてきた頃と、アウトレットモールが増えてきた時期と一致するのかしらね?

Tony様

週初めのお忙しいところにコメントを頂き有難う御座います。

昔のものをそのまま着るのは難しいものがありますが、Tony様のように直しの名店に持ち込んでアップデートするだけで衣装として新たな人生を送らせることができます。ただし、それはトラッド(=クラシック)なものだけで、手持ちのアルマーニのスーツは直しようがなくアーカイブとしてのみ家の中で眠りについています。モードな服の宿命なのでしょう。

コーチですが、アパレルやシグネチャーラインが出始めた頃、何より工場を中国に移した頃から昔のファンが離れて行ったのではないでしょうか。利益や売り上げを追求するようになると老舗の看板がみるみる曇っていくのは日本の名店(特に飲食系?)でお馴染みのことかもしれません。

サルトで直したコートのその後、お手元に戻って参りましたらお教え頂けますと幸いです。

こんにちは。
お聞きしたいのですが、ツイードのジャケットの様な、所謂sport coatを着用する場合、スーツやタキシードを着用する場合の様に袖先からシャツを1センチ程度覗かせるべきだと思いますか?

浪漫様

コメントを頂き有難うございます。

当ブログの写真はシャツの袖がシャツごとにまちまちなので長く出過ぎていたり少々短すぎたりしますが、基本はスーツもジャケットもシャツの袖は少しのぞくのが良いのではないかと思っています。

長さはこれというのはないかと思いますが浪漫様の仰るように1~1.5㎝くらいでしょうか。

こんにちは。初めてのメッセージです。
chic simple、思わずツイードブックスで購入しました。
今回のやりとりを拝読して、管理人様の懐の深さに感服しました。
ツイードやカシミアみたいな暖かいサイトですね。
chicと聞くと54歳の私はチープシックなる本を思い出します。
ローレン ハットンの白いシャツ。ウディ アレンにも繋がる、
そしてラルフローレンに辿り着く道というか…。
単なるオシャレと違う、まさにスタイルですね。
と言いつつ、物欲は収まらず。
今週の東京出張でスコッチグレインのセールに足を伸ばし
シャインorレインを2足購入。
キチンと雨用揃えてなかったし、と自分に言い訳でした。
simpleに生きるのは難しいですね。
それでは週末の更新、楽しみにしています。
駄文失礼しました。

なかお様

この度は当ブログへのお立ち寄り並びにコメントを頂き有難うございます。これからもお時間がございます時に気兼ねなくコメントを頂けますと幸いです。

さて、早速ツィードブックスで本を購入されたとのこと。decoy 様の店を紹介いたしました身ゆえ我が事のように嬉しいです。ブログ上での交友関係ですが、こうして輪が広がる事が細々と更新を続けて良かったなと思える一時です。

なかお様も今回、上京されてスコッチグレインの靴をお買い求めになったのですね。当方も最近靴とブレザー(何着も持っているのに懲りずにまたです)を新調してしまいました。本当にシンプルに生きるのは難しいとつくづく思います。

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