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2014年6月14日 (土)

Buying Winter Gear(秋冬物を買う)

日本のオンラインショップは様々な制約があって不便を感じることが多い。オールデンの製品は直輸入を受け付けないところも多く、Jプレスやポールスチュアートは日本の資本にも拘らず送料が異様に高い。リーバイスのように個人輸入ができないブランドもある。常々書いているが世界の品が一堂に集まる日本は世界一輸入品が高い国でもある。

その中で最も安い送料で一番気軽にショッピングできるのはブルックスブラザーズだろう。おまけに期間限定セールなどこまめにチェックするとお気に入りの商品をお得にゲットすることもできる。今回のタイトル通り秋冬物も1年中買える。そこで今回はイースターホリデーのスペシャルセールで購入した秋冬物を紹介したい。

1.チェスターフィールドコート

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ブラックフリースのオリジナル、ゴールデンタータンを用いたウールのチェスターフィールドコート。フライフロントの控えめな作りだが柄自体、インパクトが強いので下に着るスーツは無地のチャコールグレイがベストだろう。靴は黒でも良いがコートの色目から考えると茶系の方がすんなりと納まる。

さて、もう少し詳しくコートの細部を見てみようと思う。

2.Vゾーン

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シャツは控えめなブル-2色のタッターソール、ターンブル&アッサーのものだ。ネクタイは以前購入した同じゴールデンタータンのウールタイを合わせた。コートとネクタイのアンサンブルは退屈になりがちな冬のコートスタイルを打ち破る個性がある。コートのトップ釦は留めずに見えるような作りだ。

3.コートの縫製

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ここ数シーズン重衣料の多くはアメリカ製ではなく海外生産になっている。ルーマニアやトルコなどの欧州系ファクトリーを活用していることが多い。但し上襟裏の通称ヒゲであったり本切羽の本開き仕様などテイラード仕様は標準。トムブラウンお約束のロッカーループも装着されている。

4.スーツとのコーディネイト

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クラシックなチェスターフィールドに合わせてスーツは英国製、ファーラン&ハービーのカスタムスーツをセレクト。裏地のボルドー色がコートとマッチしている。ついでにと久々に取り出したブレイシーズもワイン色のペイズリー柄で色を合わせる。コートを羽織れば見えないがこんな合わせも楽しいもの。

5.コートのバックスタイル

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クラシックなコートに欠かせないディテールがバックベルト。切り返しになっていて飾りながらも釦穴が切られゴールドのメタルボタンがアクセントになっている。ピッタリしたフロントとは対照的にドレープが効いたバックスタイルはこれぞチェスターフィールドといったクラシックな趣がある。

6.本切羽

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コートの袖はそのままでは長いのでいつものように銀座サルトでお直しを依頼。ついでに本開き仕様にして貰った。アメリカントラッドの袖釦は2つが基本。下から4㎝でボタン間隔は2.5㎝というのが標準仕様だ。今回も切羽部分を余り布で継ぎ足してもらうなど丁寧な直しを施して貰っている。

7.ポケットスクェアの代わりに

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以前流行ったチェストポケットへの万年筆挿し。定番はキャップ先端のスノウマークがお洒落なモンブラン。左端はヴィンテージのマイスターシュテュック、隣がマイスターシュテュックのモーツァルト、シャープペンに普段使いの万年筆。筆記用具に拘りはないが最初に買ってからモンブランを贔屓にしている。

8.シャツを替えて

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スーツルックからシャツを同じゴールデンタータンのBDシャツに交換。スーツのパンツはそのままだが、一気にアバンギャルドな着こなしになったようだ。モードに近い着こなしも冬の週末ならば決して悪くない。シューズはクラシックなものを選んでいるがどちらかというとスクエァトウの方が相性が良い。

9.Vゾーン

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コーディネイトの世界もブレイクスルーが当たり前のようで、かつては野暮で無粋とされたチェックオンチェックやパターンオンパターンも今では当たり前の世の中だ。その先駆者はやはりウィンザー公だろう。この冬はトリプルチェックで休日の装いを楽しもうと今から楽しみにしているところだ。

10.コーディネイトした靴

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左のスェードはゴールデンタータンにピッタリのパリジャンスェード、ジョンロブプレタのフィリップⅡを用意。一方右は少々尖がったイメージのコートに合わせてスクェアトゥのダービーを用意。フォスター&サンの外羽根フルブローグは手持ちの中で一番のロングノーズ。裾幅の広いトラウザーズと好相性。

イースターの時期に週末限定で80%オフになった瞬間に購入したこのコート。日本国内価格の10分の一に近い値段で購入できたことになる。送料49.99㌦を支払ってもお買い得感は非常に高い。何よりブラックフリースは販売数が小さいので、ユニクロのように人と被ることがないのが嬉しい。

ゲストの方からの情報では白蝶貝を使ったブラックフリースのシャツが輸入できなくなっているとのこと。一時的なものか、量的な問題なのか分からないが、店舗で買い物するよりも快適で楽しいブルックスブラザーズのオンライショッピングが、不便にならないようユーザーとしても切に願っている。

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ショッピング(Shopping)」カテゴリの記事

コメント

もう暑い季節になってしまいましたが、やはり服のコーディネートを考えるなら秋冬物の方が楽しいですね。無理なく裏地付きのスーツを着られるうちに、と最近はカチッとしたビジネススタイルを目一杯楽しんでいます。
ブラックフリースのコート、やはり格好良いですね!同型の柄違いを去年狙っていましたが、My Sizeが売り切れで手に入れそびれたのが悔やまれます。
ブラックフリースのシャツが個人輸入できなくなってしまっているとの事、これは衝撃的ですね…一時的なものですと良いのですが…。米国に来てから色々と買い込んで物が増えてしまっていましたが、正解だったのかも知れません。

シロさん

早速のコメントを有難うございます。

最近は夏でも冬物を買うことが多くなりました。オンラインショップでは実店舗が必要ない分何時でも秋冬物を表示出来ますので、寒くなる季節を想像して気に入ったものをリーズナブルな値段で購入しています。

BFのシャツですが、一時的なものだと良いなと思っています。本場NYで生活されているシロさんはその点ノーストレスですので羨ましいです(笑)ブログを拝見するとかなりのピッチで買い物をされているようですので大分クロゼットの中も充実してきているのではないかと想像しています。

なぜか、実店舗の値段より正規ウェブショップの値段の方が安かったりする事があるので、近くに旗艦店があるのに僕も時折ウェブで買い物をします。
狭いアパートですがクロゼットはアメリカ仕様で、たくさんモノが入るのでついモノを増やしてしまいます。。。相方共々、アメリカ滞在中は仕入れの期間と位置付けていたのですが、少し節制が必要なようです(汗)

シロさん

シロさんの場合は旗艦店で品物を見てウェブで購入できるのがなんと言っても強みです。やはり実物を見た上で購入するのが買い物の鉄則ですから私のようにそれをしないで買うのは稀にサイズや質感で?と思うものを買ってしまいます。そんな時はオークションに出したり友人に買い取って貰ったりしていますが(汗)

備え付けの家具がアメリカ仕様ですとたっぷり入るので帰国時にはあっと驚くほど衣類関係の船便送りになるかもしれませんね。でもそれもまた楽しで、私も買い求めた食器類を一つ一つバブルラップでくるんだり、仕立てたジョンロブの靴やらメールオーダーした英国の靴達を箱に入れたり、ついでに隙間に同じく英国製のソックスやホーズ、マフラーなどを入れて丁寧にパッキングしたりしながら現地の日通代理店に渡して、借家を引き払い、最後はホテル生活をしていたことを思い出しました。

シロさんの海外生活が充実することを願っています‼︎

管理人様、やっぱり派手に行ってましたね!イースターのセール。次は来月くらいですね。恐らく。

パープルレーベルに限ってはお店の方が圧倒的に安いですね。通販で買えないのが残念です。

マイシュターシュティック、11月に泥棒に入られて(恐らく不動産屋)3本盗まれてしまいました。それも名前が彫られた物。こんなもの盗んでどうするのか・・・・・あと結婚指輪・・・・

そういえば先週7,8年ぶりにイタリアに行ってまいりました。ローマに4泊、ミラノに1泊してまいりました。 行く前には仕立て屋をハシゴして・・・・なんて思っておりましたが、猛暑でとても、とても、重衣料という気にはなれずジェラートとコーラばかり・・・・・・イタリアではアメリカ、中国本土からの観光客で大変にぎわっておりちょっと驚きました。 

住職様

イタリア旅行の楽しそうなご様子が目に浮かびます。restaurant最近あまり肉類は食べないのですが、夏=スタミナ=焼肉とくれば炭火で焼くイタリア風Tボーンステーキですね。久しぶりに食べたくなりました(笑)それとここで日本もぐっと暑くなってきましたので美味しいジェラートも欲しいです。

イースターのセールはブラックフリースのコート1点のみでしたが最近、父の日のセールでついつい自分に買ってしまいました。しかもピールネームのギャツビーコレクションのクロケット靴です…実はオーダーしている靴とよく似た仕様でしたのでつい。注文靴が出来上がるまで、ピールの靴でコーディネイトを楽しみます。

ラルフローレンのオンラインはアメリカ国内でしか買えないのと、仰るようにパープルレーベルは特に重衣料がラインナップされていないのが残念です。パープルレーベルのネクタイが好きなので今度オンライン利用する時(夏のセールでしょうか)まとめ買いしたいです。

そうそう、ちょっとだけ紹介しましたマイスターシュテュックに触れて頂き有難う御座います(嬉)それにしても、住職様のネーム入りの万年筆を持っていく泥棒自体変ですが、そういう輩が身近にいて、しかも不動産関係かもしれないとなるとストレスになりそうですね。

涼しい時期になって日本にお立ち寄りの際はランチ等ご一緒させて頂ければ幸いです。

管理人様

今の季節に冬物を買うのはぼくもよくやります!すごくやります(笑)やりすぎて全く抵抗がありません。アウトレットなども店によっては夏に冬物がひっそりあったりして、その場合価格面のメリットが大きくて、つい買ってしまいます。またぼくがよくやるのが古着のツイードジャケットなどで、一期一会ということにかこつけて暑い中試着して買ったりしてしまいます。

ベーシックな柄でアバンギャルドに、格好いいです。もの凄く好みです。タータンづくし、いいですね。早くも秋冬すぐに来い!の気分ではないでしょうか(笑)
管理人様の新たな一面が見れた気がして、ブログを拝見するのがますます楽しくなってきました。

decoy様

私もdecoy様に同感です。男の服装は1年や2年では大きく変わらないので昨シーズンやその前のシーズンの秋冬物でもアウトレットで掘り出し物を見つけたら「買い」です。

古着も同じだと思います、一期一会ですので、よほど付加価値が付いたものでなければこの季節ならば競争相手もそういない中で納得肉価格で購入できるのではないでしょうか。

古風な柄でアバンギャルドに…シロさんのダッシングツィードではありませんが、週末の装いは若気の至りと思われない年齢になってきましたので少々羽目を外しても何とかなるかと気にしなくなってきています。

冬が来たらブラックフリースのトリプルタータンで表参道のブラックフリース路面店でも表敬訪問して、ついでに買い物をしようかと考えています。

管理人様
今回も見事なコーディネート!大変参考になりました。トリプルチェックは私には未だ敷居が高いのですが(笑)、ダブルチェックでチャコールグレースーツ+白シャツ+茶靴はとても英国トラッドの感じがします。カッコいいですね。やはりおしゃれは冬に限りますね。私は未だオンラインショップを利用したことがないのですが季節はずれ商品は本当に安く購入できそうですので是非一度トライしてみます。

KEI様

お褒めのコメントを頂戴し、有難う御座います。

秋冬物を夏に買うのはお買い得感も高いのですが、何よりも日本の夏があまりにも暑すぎて欲しいものが見つからないのも大きな理由です。番手の細かなフライのシャツもフランス本国製のラコステも、趣味の良い柄のリネンジャケットも汗まみれになってしまうと思うと買う気になれません。夏ものではせいぜい薄手で鮮やかな色目のソックスや小物、後は軽快なローファー興味をもったくらいでしょうか。

これが秋冬物になると結構いいものが見つかるので興味津々ということになります。今回購入したチェック柄のコートですが、ネクタイやシャツ以外にもトラウザーズやジャケット、さらにセーターも同じ柄を用意しているようで、全て揃えたらいったいどんな着こなしを楽しめるのだろうか??とバカなことを思ったりもします。

流石にすべて合わせることはしませんが、ネクタイとパンツ、セーターとコート、ジャケットとネクタイなど試してみたい組み合わせが結構あります。

管理人様、

正にそのT-ボーンステーキの為にイタロ新幹線でミラノから帰る途中にフィレンツェで途中下車し、ステーキを食してから終電でローマに戻りました!一緒にポルチーニ茸の炭焼きを食べろと店員さんに言われるがままに食べてみましたが、傘がとろとろにフォアグラのようにとろけて不思議な食感ではありましたが大変美味しくいただきました。茎の方は強烈な風味でこれまた最高でした。 

実はこのたびNY郊外に戻る事にしました。13歳の子がオックスフォードの学校を卒業し、寄宿舎学校に9月から行かせるつもりで入学金まで払ってしまっていたのですが、本当に子供が13歳で家族がバラバラになって良いのか疑問に思い、止める事にしました。上の子のクラスメートで寄宿舎に住んでいる子も居るので聞いてみたのですが、一人として寄宿舎が楽しいと言う子がいないんですね。やはり親と一緒に居たいと。また女の子ですと大人びるのが早いので違うのですが。 イギリスの所謂パブリックスクールに行かせる事に憧れましたが、国民性の違いでしょうか?結局、踏ん切りが付きませんでした。 折角合格したのにもったいないかなぁ~?とも思いましたが。しかし2年間のイギリス生活で、子育ての事でとても良い勉強になりました。まだまだ家族一緒に居れるのでとても嬉しいです(笑 

という訳で、今度は公立学校区の良い、グランドセントラルから電車で38分位の”村”をベースにしますので、ラルフのオンラインショップの受け取りとか引き受けますので(爆

来月日本に戻るのですが、関西がメインですので、東京には中3日しか居ませんが、お時間が合うようでしたら銀座辺りで是非!

住職様

イタリア旅行は美味しい肉とこれまたおいしいポルチーニでトスカーナを満喫されたようで羨ましいです。去年銀座のフランス料理で採れたてのポルチーニを空輸したものを料理してもらって食べた時も美味しかったのですから本場フィレンツェで食べたとなるとその味わいはもう別世界…あぁ行きたいイタリアに~

今回のお子様の学業関係についてですが、とても良い決断をされたのではないかと思いました。今回家族で一緒に過ごす時間を大切にしたことが後々のお子様の成長に大きな+になると信じております。

私も息子が中学になり、毎日公共交通機関を使って登校するようになりました。今まで車で出かけることが多く一人で電車に乗ることをあまり教えなかったので、学校の友達とどこかの駅で待ち合わせても、間違えて通勤特急に乗ってしまい会えなかったり、違う線に乗って大幅に約束時間に遅れたりと凸凹しながら社会勉強しています。

傍から見ると少々心配なこともありますが近くにいればいざという時に多少は相談に乗ってあげられるかもしれません。今までとは違う距離感で家族を実感していますがやはりこれも近くにいればこそ。これから先、親元を離れて大学生活送るか、海外で学ぶか、そお遠くない話なので今を大切にしようと思っています。

そんなこんなで最近は服飾関係も以前ほど力が入りません(笑)代わりに息子がバスケットをやっている関係でNBAのグッズに興味津々です。スポーツ靴(ニューバランスやナイキのジョーダンモデルなど…よく似ています)が好きでアメリカ製やイギリス製のニューバランスをあわやとられそうになってしまいました。その息子と近い将来NYにでも「また行こう」と言っています。その時はマンハッタンでお会いできるといいですね。

ラルフのショッピングのサポート話も思わず乗ってしまいそうですし(爆)来月の銀座ランチ会もお誘い有難う御座います。ぜひお時間がございましたらご一緒させてください(嬉)

息子さんNBAに夢中ですか?!私はなぜか大学時代にとにかくスポーツ観戦”だけ”は大好きで、よくNYニックスの試合みにいきました。マイケル・ジョーダンの全盛期(よりちょっと後かな?)を生で見れたのは本当に幸運でした。今ですとレブロン・ジェームスがスーパースターでしょうか? お越しの際は連絡いただけましたらチケット取りますので。最近はネット販売でもサーバーがダウンする事が無いので便利です(笑

僕の兄は16歳でアメリカ留学をしたのですが、母が家族感の面で大変後悔してると先日言っていたので、大変な過ちを犯す寸前だったかもしれません。よく調べてみるとイギリス人も寄宿舎に入れたくない親御さんも増えているようで、色々変わってきているようです。大学はアメリカでは1年生時には寮に入らなければならない所が多いので、18歳になったら離れるという事には覚悟を決めています。アメリカは国土も広いので何処に行くかわからないですしね(笑 大学の学費だけは安いイギリスで行って欲しいような気もしますが(爆 

パープルレーベルはマディソンの店でセール時にチェックしますね。ラルフローレンは物はベーシックですが、デザイナーブランド扱いなのでセールで75%引きまで行ってしまうのが嬉しいですね。最近バーグドルフなどではシャルベ、ローロピアーナ等は4割引き止まりでとても高いです。元々アメリカでの定価がオーバープライスという事もありますが。逆にクチネリがデザイナー扱いになって来て(実際にちょっと微妙なアイテムが多いのですが)6割引きくらいまでは必ず行くようになりました。 私も購買意欲が低空飛行気味で懐は助かっています。見るのは相変わらず大好きですが。自社の靴は職業病で怖くて見れませんが(爆 半分冗談で、工場で見るとジャンジャン出来上がってきて、売れるのかどうか不安で一杯になりますが、店で綺麗にディスプレイされているのを見ると気分が良いです。 そういえば、工場もようやく人に見ていただける物になりました。 どこか雑誌に取材をしてもらわねば!

住職様

色々とお子様の進学話から花が咲きましたが、米英の大学事情を含め情報を有難う御座いました。加えて服飾事情まで色々と教えて下さりニューヨークにショッピングだけでも行きたいところです。今日は雨模様の東京、せめて都内のデパート巡りでもすることにします…。

靴の工場は、すぐにでも日本の服飾関係の雑誌社から取材申し込みがありそうですね。その後は靴ファンの人も来るのではないかと思います。日本の靴好きの方々は研究熱心ですから。新しい工場はノーザンプトン郊外でしたでしょうか?毎年ノーザンプトンを訪問していた頃が懐かしいです。


管理人様、

今までも工場まで来てビスポークを注文してくださる方がいらっしゃいました。チトルボロー&モーガンでアポイント制で注文は取っていたのですが。 やはりお店を持つと違うもので、安定的に新規ビスポークの注文が入っております。 テーラーではないので、周りのお客さんを流してくださっているようで、狙い通りです、今の所(笑

工場はノーザンプトンから車で約15分のケタリングという町にあります。 現在の工場は昔チャーチがクリッキング専門で使っていた工場の跡地で、裏にはまだチャーチの工場があります。ですので裏通路はブロックでふさぎました(笑 

実は我々が約100年ぶりにノーザンプトンシャーに自社工場を持つ新ブランドだそうです(厳密には旧工場で既にそうだったのですが、賃貸だったので) ケタリングの町では住宅地にポツンポツンと工場専用地があって、チャーチが出た後10年間全く買い手がいなく、二束三文になってしまうんですね、土地代が。宅地に簡単に変更も出来ないので(出来ても相当な時間が掛かるようです)。地域の方々の雇用を守るための法律なのでしょうが、靴産業自体が斜陽産業ですので、なかなか難しいと思います。とは言うものの、ノーザンプトンシャーの靴産業は全体的に絶好調ではありませんが、どちらもほぼフル稼働しております。ウチはもうちょっと頑張らないとですが(爆

ファクトリーショップも必要ですね!

住職様

ビスポーク部門は客が客を呼ぶビスポーク靴店本来の評判の広まり方が軌道に乗ってきたとのことおめでとうございます。やはり店を構えると違うのですね。

工場はケタリングとのことで調べてみたところラッシュデン(グレンソンのある街)にも近いようですね。車ならばロンドンから日帰り、または無理せず1泊して翌日ビスターアウトレットに行くのもいいかななんて想像しました。もっともノーザンプトンのファクトリーを巡って既成靴を買ったりしたらもうビスターでは食傷気味かもしれませんが…

最近どういう訳かクロケットの既成を買う機会が多かったのですが、グリーンは新工場になったり新しいデザイナーが入ったりして昔と違う雰囲気を感じました。ジョンロブはさらに激しくて昔と全然違いますし。ノーザンプトンの製靴工業はどこも大変なのでしょうが。

長々とこちらですみません(汗 どうしても会話が続いてしまうので。

ヒースロー到着後にレンタカーでビスターに行き、2泊ほどしてノーザンプトン、ケタリング等を見て、ロンドンに行くというのが、買い物は充実しますね。最初にロンドンに入るとどうしても沢山使ってしまいます(笑 セールの真っ只中ならロンドンも良いのですが。

ジョンロブに関しては完全にエルメスの靴ブランドという位置付けになっているようで、ニューモデルの発表や、コラボ等が盛んですね。デザインも所謂フランス的な物ばかりになり、トラディッショナルなモデルが打ち切りになっていてちょっと寂しいですね。ラストも変わっているようで。しかし、MTOのサービスがあるので良いのでしょうね。 今までのファンにはちょっと残念な反面、全体のビジネスとしてはかなり成功していて羨ましい限りです。 しかし”企業努力”が突き詰められすぎていて、職人の士気が下がっているという話を耳にするのが気になります。

エドワード・グリーンは、ヒラリーさんがかなりフランス好で、フランス人のデザイナーを雇ってから新作が全くジョン・ロブのコピーの様でとても残念です。ひょっとしたらJLのデザイナーの一人を引き抜いたのかもしれません。しかし伝統的なモデルもちゃんと作っているので、ロンドンのお店は繁盛していて、全体的にも好調なようです。 こちらで作ったアンソニー・クレバリーはとても素敵で、フィニッシュもとても綺麗で私も欲しいと思いました。

クロケットはすごいです。とにかく安定性が抜群、最近はエドワードグリーンに劣らないクオリティーの靴を作っています。そこにあの規模ですので、効率が良く、恐ろしいですね。 唯一ツッコミ所があるとしたら原皮の質が最高級ではない所くらいで、最高級の物を使わせたら何処まで出来るのか見てみたいものです。会社的にも絶好調ですね。チャーチの様にリテールのやり方を工夫したらエライ事になります。最もエンジェルインベスターの様な投資家が必要ですが。 もうお店を出すような行為はLVMHやケリング、リシュモン、プラダグループ等の”投資会社”で”地上げ”を世界中でされてしまったので、投資家が居ないともういい場所には店は開けませんね。残念です。 おかげでローマのコンドッティ通りにあったバティストーニのようなブランドが裏の方に追いやられてしまう始末で・・・・・・・ウチも同様ですが(爆

住職様

かなりディープなお話を有難う御座いました。

ロンドンを後回しにしてビスター、ノーザンプトン、ロンドンの順、やはり生活されていた住職様のアドバイスは流石です。

最近はビスターにも全く行っていないのですが以前はラルフローレンのショップ(そう言えばラルフはどこのアウトレットでも一番大きいですね)でチェスターバリー製やセントアンドリュース製のジャケット、スーツ類が時々置かれていました。最安値が£200とうそのような値段でしたし、まとめ買いしたので更にVATの対象となり「遠くまで来てよかった~。」と満足したものです。

ジョンロブはビジネスとしては成功しているのですか。そういった感覚はロブプレタを買うカスタマー層ではないのでピンときませんが、丸の内の店はいつ行ってもお客さんがいないので流行っていないのかと思いました。

エドワードグリーンは本当にフランス風(というかジョフロブ風)になってしまい驚きましたが、仰る通り昔のモデルを生産しているのがロブと違って嬉しいです。とはいってもこちらもカスタマー層にいないのでショップを訪れることはあまりないのですが。

クロケットは日本では扱いが増えました。またアメリカでもラルフやブルックスのピールなど数多のOEMを受けるだけあり、昔も今も器用なメーカーという印象です。ただ住職様の仰る通りアッパーの素材はそこそこ、しかし化粧が上手い感じでしょう。例外は昔ジョンロブのプレタを作っていた頃のもので、アルディラカーフなどの素材は本当に素晴らしかったです。履き心地はクロケット(爆)でしたが、外見特に革の質の良さは今までのクロケットを凌駕する感がありました。

バティストーニに限らずヘンリープールもそうだと聞きますが、巨大アパレル企業に属さず一等地で商売を続けることは難しくなっているのでしょうか。そのような中ノーザンプトンの地で100年ぶりに起業されロンドンに店を構えた住職様の仕事が今後一層充実しますよう願っています。

きっと後進の企業家にとって希望の星となるに違いありません。

ビスターですが、最近パープルレーベルの物が極端に少ないんです、チョロっとあるとそのアイテムは信じられない安さなのですが、先日伺った時は重衣料は皆無でした。ハケットは男の子の子供服が格好いいですよ!あと、スマイスソンの革小物やハンドバッグ等がお勧めです。ご存知だと思いますが、ジャック・ウィリスと言うJCREW的な店もとても感じの良いカジュアルウェアがあります。大学生向けって感じですが。

ありがたいお言葉ありがとうございます。私はただ営業を少しやっているだけで、本質的にトニー以下、職人達の素晴らしさにつきます。

住職様

スマイソンはロンドンの店を覗いただけですのでアウトレットで最初に試すのも良さそうですね。ハケットは最近ウェブショップを見たら昔ニューキングズロードに店舗を出して日の登る勢いにあった頃とあまりの違いに驚きました。エッセンシャルブリティッシュキットと銘打って英国調の品々を魅力的に展開していたあの頃はどこへ行ったのかな〜と。

生き馬の目を抜くファッション業界でのビジネスは大変かと思いますが、仕事と家庭のウェルバランスを心掛けていけるよう願っています。

管理人様、
いや、僕はホントちょっと関わっているだけなので助かっています。本業もありますしね。

ハケットなのですが、実はLVMH傘下のLCapitalというプライベートエクイティーが所有しているんです。ジェレミー・ハケットも当然一部所有していると思いますが。ですので上場を狙っているのだと思います。ではなければ他グループへの売却ですね。恐らく中国資本になる事でしょう・・・・・・ギーブスの如く・・・・・・・

住職様

ハケットはダンヒル系、リシュモンでしたっけ?、の傘下だと思っていましたがLVMHの一員だったのですね。3大ファッション系複合企業で調べてみたら、様々なブランドがグループに入っていて相関関係の複雑さに改めて驚きました。

別に他意はないのですが、これらのブランド企業に頼らずお洒落を楽しもうとすると結構大変ですね。ラルフローレンやブルックスなどのアメリカントラッドかスローウェア?クラシコイタリア協会あたりが対象でしょうか

管理人様、住職様、

会話の途中で横から失礼する無粋をお許しください。ロンドン在住の西田です。ロンドンのクリーニング事情で以前書き込みさせて頂きました。

英国靴の話題ですと、(ご存知でしたら恐縮です)つい最近フォスターアンドサンが既成靴の新ラインを発表しました。シューツリー込で725£で、ビスポークを意識した作りこみで通常のラインに比べウェストが絞り込まれ立体的なラインになっておりました。革もある程度良いものを使っているのだと思いますが、店頭に置いてあるものを見る限り値段に見合っているかな?という感触を受けました。すこし皺の入り方が良くないような。。。もしまたロンドンにいらっしゃる機会があれば一度ご覧になられるのは如何でしょうか。

またクレバリーはこの秋に英国で公開するKingsman Secret Serviceというスパイ映画に同社の靴を提供並びにベルジャンシューズの新デザインを起こし提供する様です。最近はビスポークのデザインではコレスポンデントシューズが流行っているようでクレバリーもプッシュしていました。

住職様、
今度ショップにお伺いさせて頂きます。良く通る割には一度もお伺いできていなかったので。。。

以上、突然のコメント失礼致しました。

西田様

ロンドンレポートを有難うございます。

フォスターの既成靴、以前とは物が違って作りが良くなったのですね。作っているのはグレンソンでしょうか?それとも力量の付いたアルフレッドサージェントあたりでしょうか?

クレバリーは映画に靴を提供ですか!相変わらず派手路線ですね。コレスポンデントは既に注文済みなので来年2月の仮縫い時には多少ご紹介できるかと思うのですが。

ロンドンへはこの冬行こうと思っています。その時期ロンドンにいらっしゃるようでしたらお会いできれば幸甚です。

管理人様、

突然の横レスにも拘らず暖かいご返信を有難うございます。また、下名からの返信が遅くなり申し訳ありません。フォスターの既成靴の件については店員にファクトリーを尋ねることはしなかったのですが、グレンソンという感じではなくご推察のアルフレッドサージェントか器用なチーニーか、という感触を受けました。

コレスポンデントをオーダーされていらっしゃるとの事、仮縫い時での様子をお伺いできれば、また眼福に預かれますので大変有難く存じます。

今年の冬に御来英のご予定があるのですね!いらっしゃる際には別電にてご連絡頂ければ好みに応じたレストラン等もおすすめできるかと思いますのでお気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。また、もしお会いできる機会を頂戴できるのであれば望外の喜びですので是非ともよろしくお願い申し上げます。

西田 拝

西田様

こちらこそわざわざご丁寧な返事を頂戴しましたこと、大変有難う御座います。

この冬はフォスターに注文していたブーツを取りに行く予定ですので、ロンドンとあともう1都市訪問しようと考えているところです。もしロンドンに行くことが決まりました時はご連絡させて頂きます。お目にかかれますと幸いです。

海外生活は色々と大変なことも多いかと思いますが、健康にてご活躍されますよう祈っております。また、お時間がございましたらブログにお立ち寄りいただき、ロンドン情報など色々とお教えください。

管理人様、
アメリカンですね、やはり! 基本東海岸プレッピー、しかし重衣料アイテム及び、靴だけは英、伊、仏、日のビスポークと言った感じでしょうか?オールデンも良いですけど、はまり過ぎ感が難かなと。

西田様、
是非お立ち寄りください。よろしくお願いいたします。

住職様

アイビー時代の男ですのでアメトラ、プレッピーあたりが一番馴染みのあるスタイルになってしまいます。英国調の胴絞りの強いスーツもイタリアの軽い着心地のジャケットも好きなのですが、年が進むにつれて昔取った杵柄と言いましょうか、レディメイド中心のアメリカンスタイルが一番楽に感じることが多くなりました。

靴もオールデンやアレンエドモンズといった無骨なものを思い浮かべがちですが、全て王道のままでは飽きてしまうところが靴バカの性と言いましょうか、一点アンチものをといった感じでビスポーク靴を合わせることがあります。

もちろんビスポークにはビスポークの良さが、レディメイドにはレディメイドの良さがあると思います。昔TVドラマの「相棒」でビスポークテイラーの巻があったのですが(すいませんマイナーな話です)相棒の片方(GTRに乗るナイスガイ)がビスポークを勧める主人公に「僕は(作ることを楽しむのではなく)買うことを楽しみたい。」といったような事を言っていたのを思い出しました。なるほど、買う楽しみとは欲しいと思ったものすぐに手に入れることの喜びなんだ!ということに気づきました。

一時期ずっとビスポークを中心にワードローブを考えてきたのですが最近はその頻度を落としてきている反動もあって、買うことを楽しみたくなっています。ただし、ビスポーク以上の値段を出してレディメイドを買うことはありません。その点は自ずと価値基準が出来ているのでまぁ、気に入ったものを適正価格で(笑)買うことを楽しんでいます。

この場合適正価格とはこの作りならこのくらいの値段では…という主観の入った曖昧なものなのですが(笑)

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