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2014年5月 3日 (土)

米英コードバンローファー対決

ブルックス・ブラザーズのアンラインド・ペニーローファーが既成靴の傑作の一つというのは間違いないところだろう。だがコードバン使いの為、バーガンディとブラックの2色しかないのが悩ましい。出来れば茶系でそのたぐい稀なる履き心地を味わいたいのだがそうは問屋が卸さないようだ。

ならば似た靴で茶系のものをと目を付けた英国製のアンラインド・ペニー。素材はブルックス・ブラザーズ同様コードバン、デザインも同じハーフサドルながら、色がダークブラウンというのがそそる。そこで今回は海外のショップに注文、ようやく届いたローファーをブルックスのものと比べてようと思う。

1.オンラインショップの老舗から購入

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英国のオンライン靴店では有名なPediwearに今回も注文。ラインナップはノーザンプトンのBodileysと同じでどちらも送料無料。だがPediwearの方が安いことが多い。特に今回はbodileysより£20以上安かった。むろん在庫がないのは承知の上。待つこと2か月半、ようやくロイヤルメール(→日本郵便)で届いた。

もう少し詳しく紹介したい…

2.通関および関税

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今回は靴代£412.5の卸値(60%)の30%分36,166×0.6×0.3=10,800円が関税、卸値+関税の6.3%分46,966×0.63=2,898円が消費税、端数を省いた17/63分の2800×17/63=755円が地方消費税。計14,453円を配達員に支払い、靴代を加えると総額は85,400円だった。同じ靴の国内価格は111,240円だから、内外価格差は未だに25,840円もある。

3.メッセージカードと袋から出した靴

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蓋をあけて紙で包まれた靴とメッセージカードを出してみた。内容は「靴の品質は間違いなく満足頂けるものと思います…」といったところか。靴の出来は箱のマークからも分かるようにノーザンプトンの名工場クロケット&ジョーンズらしい丁寧な仕上がり。これがオールデンだと正直なところ個体差が気になってしまう。

4.靴の全体

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靴の名前はHARVARD(ハーバード)。正にアメリカを意識した靴で、ブルックスのアンラインドぺニーに対抗するモデルだ。光の加減で左右の色の違いが目立つが実際はそれほどでもない。モカ縫いはブルックス(オールデン)のチャーミングなハンドソーンと比べると機械縫いのような味気なさが感じられる。

5.靴のつま先

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つま先部分の革は光沢が全くない。履き下ろし前に入念なポリッシングが必要だ。全体的にブルックス(オールデン)のような艶がないので一見コードバンに見えないかもしれない。ウェルトはコバの張りが少ない控えめな作り。ウェルト上部に出し糸が見えないよう溝を開けて中に隠すなどオールデンよりも芸が細かい。

6.靴のインサイド&アウトサイド

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コードバンは裂けやすい。昔コードバンのプレーントゥを履いていた時、踵部分の革がシームラインから裂けたことがある。今回のローファーは履き口を同色の革でトリミングしているので裂けることはないだろう。靴の内側にも外側にもオールデンのような釣り込み時の皺が全くないのは流石英国既成靴の重鎮クロケット。

7.ヒールカップとサイズ表記

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靴の内側はアンラインドらしく、お約束のホーウィン・スタンプが確認できる。踵の表記から分かるようにサイズは8.5-E。国内で同じ靴の8-Eを試着したが、捨て寸の短さや狭さを感じたので注文時はハーフサイズ上げた。結果は正解で、撮影後さっそく履いて街に繰り出したところフィッティングはすこぶる快調だった。

8.アウトソール

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ソールはハンドグレードより簡素化されたチャンネルソールが標準。カジュアルローファーとしては充分だろう。ソールには社名の下に「純正コードバン」と刻印されている。コードバンを各国の靴メイカーに供給するホーウィン社の純正馬革ということでGenuine Cordovanと刻印しているのだろう。

9.ブルックスVSクロケット(その1)

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本家ブルックスのモカ縫いはステッチが白、加えて凸部分が波打つように縫い込んでいる。ここがチャームポイントで、地味な縫い糸のクロケットはやや存在感が薄い。ヴァンプの長さはブルックスが短いというよりも、クロケットの方が英国靴らしくヴァンプを長くとってドレッシーにと仕上げている。

10.ブルックスVSクロケット(その2)

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タン部分の革の厚みを比べるとブルックスの方が薄く、クロケットの厚みが目立つ。そのせいかブルックスの方が皺の入り方が激しい。もっとも深い皺が奏でる陰影もコードバンの魅力。靴の顔ともいえる両靴のヴァンプを例えると、個性派俳優のブルックス、2枚目俳優のクロケットといった感じだろうか。

11.クロケット製のコードバン靴

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クロケット製のコードバン靴を並べてみた。左のフルブローグはラルフ別注で、独特の茶色が特徴。ただし通常のラインナップにはない。クロケットのコードバンシリーズはバーガンディ、ブラックと今回注文した右端のダークブラウンの3色展開だが茶系は2型のみ。今回のHARVARDはそのうちの1型になる。

コードバンは馬の臀部の皮を鞣したもので、子牛などと桁違いに原皮の流通量が少なく、世界中で1ヶ月に数千頭分しか取れないようだ。そのコードバンの供給をほぼ一手に引き受けているホーウィン社と関係の深かったオールデンはコードバン靴で有名になったが、希少性ゆえかこのところ品薄状態が続いている。

そのコードバンに目を付けたラルフ・ローレンが自国のオールデンではなく英国のクロケットに別注をかけたのは、オールデンの供給やクロケットの品質と無関係ではなさそうだ。別注王ラルフのお墨付きをもらったクロケットによるアンラインドローファー。その実力は本家ブルックスに迫るものがある。

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コメント

英米対決、雑誌の特集に出来そうですね!
服に関して、米国は英国の影響を受けながら発展してきたという事をよく感じますが、靴に関してはその逆も有り、なのですね(そういえばGoodyear Welted製法は米国発でした)。それにしてもHARVARDとは…笑。英国人のユーモアといったところでしょうか。

米国駐在中にもう一足、Brooks Brothersで靴を買いたいと思っているのですが、コードバンは欠品ばかり。店員さんによると、生産中止になった訳ではないとの事ですが、供給がかなり薄いようです。AldenのSlow Workによるところも大きいのかも知れない、とも思ってしまいます笑。

こんにちは。

Crockett & Jonesですか…やはり左右の色が誓いますか?(笑)

私はRalph Lauren のコードバン・フルサドルのローファーとタッセルを持って居ますが、やはり左右の色が違います(両方ともDBです)が、細かい事は気にせずに履いて居ます。

御無沙汰いたしておりました。連休でゆっく休んでました。英米コードヴァンの対決じっくりと拝見いたしました。英国産は思った通りのC&J。米国はオールデン。タンナーのホーウイン社。コードヴァンを語る時に必ず出てくる3のワードもって、必ずや出てくるであろうと予測してましたRLの外羽根Wの出現もピッタシカンカンでした。(笑)
追伸 WT良い履き皺が出て来ましたね。シューラックより我がコードヴァンシューズ出してみました。

管理人様
英米コードバン対決!楽しく且つ興味深く拝読しました。英国名靴メーカーC&Jだったのですね。やはり紳士の国英国らしくオールデンよりドレッシーに見受けられます。捨て寸が多めで履いていて楽そうですね。4.5を拝見すると全くコードバンらしくない。英国らしくあえて控えめに光沢を出さない仕上げ方なのでしょうか?ポリッシングのやりがいが有りそうです(笑)。いずれにせよ「大人のローファー」の感じで好感が持てます。
これからクールビズを迎えるにあたり活躍しそうな一足ですね。
もしよろしければこれから本格的なクールビズシーズンがやってきますので是非そのような記事をやって頂ければ幸いです。過日オールデンローファー(コードバン)を購入以来、暇を見ては「カッコいい靴下探し」にいそしんでいます(笑)。お金のかからないささやかな楽しみですが結構奥が深い!ちなみにユニクロのアーガイル柄は全色購入しました。結構いけます!

管理人様

こんばんは

これが以前仰っていたコードヴァンローファーですね!やはりヴァーガンディとは違った茶の良さがあって素敵だなと思いました。茶とヴァーガンディの差異を楽しむなんて流石です。

今回の特集、皆さんと同じく、じっくり興味深く楽しく拝見いたしました。おそらく、単独でそれぞれBB、クロケットのものを見ていぼくなんか違いはわからないでしょう(笑)しかし、このように比較するとそのモカ縫い、ヴァンプの差異がわかってとても面白かったです。革の厚みがクロケットの方が厚いのが意外でした。
他では見られない特集有難う御座いました。ヴァ―ガンディか茶のローファーはまだ持っていないので何かの折にまた参照しそうです。

シロさん。

早速のコメントを有難うございました。

ハンドソーンのウェルト靴を既成で大量に生産すべくアメリカで開発されたグッドイヤー製法ですから既製品はアメリカの方がイギリスよりも本家かもしれませんね。

クロケットのハーバードはブルックスのアンラインドペニーとよく似ていますが、革が同じでも、スペックが同じでも作り手が違えば印象も履き心地も全く違います。

どちらもそれぞれのお国柄が出て魅力的ですが、ドレスからカジュアルまでオールマイティなのは、やはり本家のBBアンラインドでしょうか。

クロケットは英国靴らしく綺麗目な服装に合いそうです。

musselwhite様

貴重な情報有難う御座います(笑)

やはり左右の色の差がありましたか。RLのフルブローグでは気になりませんでしたがローファーやタッセルのように切り返しのないデザインだと結構目立つのかも知れませんね。

ところでRLのフルサドルローファーはラインドなのでしょうか?オンラインのインフォメーションによるとパーシャリーラインドと書いてあったような気がしましたが…。

浦野様

GW、如何お過ごしでしょうか?こちらは信州のコテージで過ごし、今から早朝の高速で帰るところです。

それにしましても、流石に良く訪問して下さいます浦野様。何でもお見通しです!ウィングチップまで出してくるだろうと読むあたり、手の内を全てご存知でしたか(笑)

RLのWTは皺がかなり入って味が出てきました。コードバンの魅力の一つ、クリースをポリッシングで目立たせながら楽しんでいます。浦野様のコードバン靴もきっと思い出の数だけいい皺が刻まれているのではないでしょうか…。

KEI様

コメントを頂き有難う御座います。

大人のローファーとは名言です。やはり英国靴それもドレス靴の得意なクロケットだけあって上品な雰囲気があります。デニムに合わせるとしたらダメージ加工のワイルドなものよりもスリムフィットで綺麗目なものに合いそうな、そんな感じです。

クールビズの特集、私も難しいなと思っています。何しろ基本的にノージャケット、ノータイでOKですので重要な会議等がない場合はシャツとパンツのみなのです(恥)それではシャツかパンツを柄にするか、色を組み合わせるか、後は靴を替えるかくらいでしょうか。情けない程アッサリした着こなしになってしまいます。

ですが、ちょっとお時間を頂いて自分なりのクールビズを考えてみる良い機会かも知れません。何か良さそうなアイテムや組み合わせを閃いた時は特集を組んでみたいと思います。

decoy様

早速のコメントを有難う御座います。

decoy様のブログで時折見かけますBBのアンラインドペニー黒、かっこいいですね。昔自分が履いていたものより断然出来がいいです。いつかチャンスがあれば…なんて考えてしまいました。

物欲はだいぶ失せたと思っていましたが、春になると気分も新たに服装品を新調したくなる癖があります(笑)

以前黒のローファーは立ち位置が難しいと外国のブロガーが書かれていたことを紹介しましたが、日本のように靴の脱ぎ履きが多い国では黒のローファーはビジネスにも使える便利な一面がありそうだなとも思っています。decoy様はバーガンディや茶のローファーに、こちらは黒のローファーに(笑)互いに情報交換できますれば幸いです。

管理人様

ご返事ありがとうございます!

黒のローファーは確かにクールビズという土俵に乗る限り履いてもいいかなぁと最近思うようになりました。やはりその場合はスーツではなくジャケット&パンツかなぁと。ただ以前どこかのお店で見かけたクレバリーの既製品のローファーは細身でスクエアトゥのドレッシーなタイプで、ライトグレーのスーツに黒のニットタイをして、パンツ裾をノーブレイクで仕上げたものなんかに合いそうでした。ちょっと遊び人ふうになっていますでしょか(笑)

管理人様のカジュアルでのバーガンディ(先のコメントで「ヴァ」と書いてしまい恥ずかしい)の履きこなしを見て、いつかは!と思っています。

管理人様
早々のコメントありがとうございます。又GWと言うのにクールビズの件で頭を悩ませてしまい申し訳有りませんでした。確かに仰るとおりシャツ+パンツの組合せではあっさりしすぎですね(笑)。6月初旬ぐらいまではONジャケット+タイでおしゃれを楽しみたいです。それ以降は色・柄・靴の少ない材料で頑張ります! 再度ブログを拝読したのですがC&Jのローファーとてもカッコいいです。ダークブラウンコードバン、バーガンディーカラーとは又一味違うまさに欧州の雰囲気が漂っています。

こちらこそ連休中に書き込みいたしまして恐縮しております。管理人様がお付けになりました名ワード、個性派俳優のブルックス、二枚目俳優のクロケット。素晴らしい表現ですね。(座布団3枚あげて)と言ってしまいました。二年前の五月に書き込み致しました、光沢仕様のクロコダイルが○田聖子の青い珊瑚礁。マット仕様が風たちぬを思い出した(笑)

decoy様

クールビズにはならないかもしれませんが、クールに黒のジャケットとライトグレーのパンツに白いシャツ、ソックスとタイをビビットな色目にして黒のローファーを履きたい…そんな気分になっています。

靴は装いの要と言いますが、確かにそう思いますしそう思っているからでしょうか、街行く人の足元を真っ先に見てしまいます。靴が素敵な人は足より上も格好良方ばかりですが、それなりに良いスーツを着ていても靴が?という場合が結構多いような気がします。特に我々の年代がそうなので反省しています。

そうそう、decoy様のブログで拝見したトムフォードのレザージャケットにデニムと黒のローファーも中々素敵でした。ビジネスだけでなくオフでも黒のローファーが活躍できることを昔ウェストンの黒をしょっちゅう履いていたはずなのに忘れていました。それを思い出させてくれたのがdecoy様のブログとそこに写っている写真でした。

近いうちに黒のローファーを再度見直してみようと思います。

KEI様

前も書きましたが、KEI様が仰っていた「クールビズになって一番良いところ何か…」という問いについて私は「ジャケパンスタイルが市民権を得たことではないか…」と思っています。周りがチノパンに半袖の白BDであまりにもあっさりし過ぎがちですが、時々ロッカー内に掛けてあるウィンドウペインのネイビージャケットを羽織るだけで相手のこちらに対する印象が変わるようです。更に洒落たチーフでも入っていたりするとネクタイがない分、色や柄がきっかけになって仕事が上手くいくこともあったりします。

クールビズだから、シャツとパンツというくくりだけでなく、それぞれの状況に応じて涼しさを基本としつつ、仕事が円滑に進むような着こなしを出来たら…そんな思いでクールビズを考えてみると中々楽しそうな気がしてきました(笑)

これからもクールビズに限らず是非色々な情報交換をさせて下さいますと嬉しいです。

浦野様

光沢のあるクロコが「青いサンゴ礁」でマットクロコが「風立ちぬ」というのも浦野様の名言集でかなりの上位にランクされる金言ではないかと思います(笑)これから夏に掛けては光沢のあるアリゲーターが活躍しそうですね。

そうそう、昭和63年発行の「メンズクラブ別冊フレッシュマン服装術」に当時85,000円でポロのクロコ(黒)Uチップが出ていました。フレッシュマンには贅沢過ぎだろうと思いますが、当時のスーツの価格からすると今ほどではないかもしれません。

それにしてもこの時代のポロの靴、今よりも格好いいですね~。

そうですね、本当に最高です。121ページの5番、12番と138ページのモノグラム所有に少しですが誇りを持っています(汗)私の艶有、無を誉めて下さいましたが管理人様の俳優に例えた靴の比較素晴らしいワードでありますね(笑)個性派が西田敏行ならさしずめ二枚目は大岡越前の加藤剛ではないでしょうか(笑)後者は亡き母が大好きな俳優で男は加藤剛みたいでなければならない!と言ってました。(こんな二枚目は一般には絶対いないですがね)そのタイプが異なる素敵な靴群をこれからも拝見させて頂きます。よろしく!

浦野様

西田敏行がオールデンで加藤剛がクロケット、中々合っていますね。となるとジョンロブは市川雷蔵でしょうか?逆に高倉健はどの靴になりますでしょうか(笑)

浦野様とのやり取り、いつも楽しませて頂いています。これからもぜひお立ち寄り頂き、靴談義や服飾談義とそれにまつわるよもやま話に花を咲かせられればと思っていますので、今後とも宜しくお願いいたします。

管理人様
おはようございます。今日はひとつ余談ですがお教え下さい。
表題にあります Not fashion but style というのは管理人様がつけられたのですが?
いつも当ブログを拝読するたび、いい表題だなーと思っています。まさに流行に左右されない管理人様のスタイルを表現していて、「男たるものこうでなければ」(私の場合、こうありたい・・・ですが(笑))と関心至極です。GW最終日につまらない質問ですが時間のある時にお教えいただければ幸いです。

高倉健と出て来ましたか!うーん正直かなり悩みます(汗)彼の豪快さを見ればレッドウイングのワークブーツを思い浮かべるし、またちらりと見せる繊細さをみますとこのブログのタイトルにありますクロコ、それも仏の銘靴JMWではなく英のジョ-ジクレバリーのサイドエラステック、カラーは黒でしょうか!それにいたしましてもこれだけのインポートの品々を所有なされておりましても外国被れなさらずに日本の文化を述べて下さる管理人様の器量に改めまして感激いたしております。これが以前のクラブならそれこそ外国のスターを持ってくるでしょうが!!日本で生まれ、育ち且つ生きているからこそインポートの良さ、も感じる事が出来ると思っております。
追伸 何も私は過激な国粋主義者ではありませんから(笑)

KEI様

中々有意義に過ごしたGWも終わり、少し寂しい気分です(笑)

ご質問にありました当ブログのタイトルですが、昔メンクラのインタビューでラルフローレンが自身のブランドのモットーを「ファッションではなくスタイル」(Not fashion,style.)と答えたのに感銘してbutを付け加えたものです。

ラルフローレンの最も古いスーツは1991年のもの(マーチングリンフィールド社製)です。流石にパンツなどは幅広で随分前のシルエットであるものの、ジャケットのシルエットを含め今みても色褪せない魅力があります。確かにNot fashion but styleだと感じます。

最近のポロはややfashion に寄り過ぎているような気がしてあまり買っていないのですが、夢中になった1980年代から90年代は圧倒的な世界観でNewYork tradと呼ばれるstyleを提供してくれました。

KEI様も自分らしい着こなしやものを選ぶ基準をお持ちですし、それがKEI様のスタイルになっていることと思います。これからもKEI様を始めゲストの皆様のスタイルを参考に自身のスタイルを確立して行きたいと思いますので色々とお教えください。

追伸:今日は念願のポールスチュアート銀座サロンに顔を出してきました。ワンフロアのこじんまりしたものでしたが小物を記念に買ってきました。近いうちにアップしますが、日本のSanyoが親会社になったことで随分雰囲気が変わったなというのが第一印象です。

本国はNYのショップの様子はゲストのシロさんのブログで観て昔のままの店内が健在なのを嬉しく思いましたが、日本は以前のメンバーズカードも使えず、顧客情報も引き継がれなかったようです。

浦野様

こちらこそ、浦野様のさりげない話を通じて日本の良さを再認識させて頂いております。高倉健とクレバリー黒サイドエラスティックは相性バッチリですね。映画ブラックレインで観たスーツ姿の健さんに履かせたいです。何と言っても相方があのウォール街のマイケルダグラスですから(笑)

今日はコードバンのプレーントゥの踵部分が裂けた(コードバン素材は裂けやすいと店の人も言っていました)ので、銀座RESHさんに修理を持ち込みました。その後は冬物のコートの袖直しとデニムの裾上げ依頼に銀座SARTOを訪問、日本のリペアラーの実力を近いうちに紹介できればと思っています。

私も国粋主義者ではありませんが、日本が大好きです。憲法前文にあるように、国際社会において名誉ある地位を占める国であって欲しいと願っています。

管理人様
おはようございます。早々のお返事ありがとうございます。表題の件良く判りました。さすがMrラルフローレンですね。以前管理人様のコメントの中にあった「ラルフのフィルターを通したトラディショナルスタイルに昇華させている」を思い出しました。基本がぶれないのは凄い事ですね。
「ポールスチュアート銀座サロン」行かれたのですね。たまたま私もシロ様のプログを見ていて、そういえばどうなったのかなと思いチェックしたところ既にオープンしていると言う記事を見つけました。近々行こうかと思っています。あえて感想は聞きません(笑)。偉そうですが自分の眼と感覚で楽しみたいと思います。それにしてもシロ様ブログのNY店のディスプレー、かっこよかったな。私はまだポールスチュアートのものは全く所有していないので楽しみたく思っています。

KEI様

そうなんです、ラルフが大好きでしたので未だにショップは時々覗いてしまうのです(照)サビルロウのスタイルもフィレンツェのサルトも好きですが、着こなしや色柄合わせ、もっと言えば世界観も含め、一番影響を受けたのはラルフローレンでした。

個人的には1990年代のラルフローレンが一番好きで、未だパープルレーベルが独立したブランドではなく、あくまでもメインは青のポロ・ラルフローレンでした。

時々紫のタグがあって、イタリア製だったりアメリカ製だったり、シャツなどは海島綿でもシンガポール製だったりしましたが、ちょっぴりラグジュアリーな気分を味わっていました。それが後のパープルレーベルです。

一方カジュアルはポロダンガリー(廃番)からポロカントリー(廃番)、ポロジーンズカンパニー(→デニム&サプライ)やポロスポーツ(→RLX)、RRL(セカンドイヤーまで展開後休止、近年復活)にラグビー(最近廃番)と多彩です。こちらも結構影響を受けましたが一番好きだったのはポロカントリーでした。

とにかくポロというブランドからはカジュアルとドレスの折衷主義に嵌ったり、別注の素晴らしさにロンドンでわざわざポロ別注英国靴を買ったり、極めつけはチェスターバリーのパープルレーベル登場に感銘したりと様々な影響を受けました。

勿論それまでのJプレスやブルックス、後になってポールスチュアートにも影響を受けたので広く言えばアメトラ(中でもNYトラッド)が自分のバックボーンで、自分のスタイルの核となっています。

いつかNYに行かれる機会がありましたらポロとブルックスとポールスチュアートをぜひ訪問されてみてください。どこも素敵ですが、店員の雰囲気はポールスチュアート、品揃えはブルックス、ブリティッシュアメリカンを満喫したいならばポロと棲み分けが出来ています。

うーんMYに行ってみたい気分になりましたNYへは姉が母を連れて行った事がありました。ポロショップへ行ったときの感動は凄かったと話していました。それにしても高倉健に私の大好きなゴードンゲッコーを組み合わせるとは流石に管理人様!!これでこの対決は五分と五分のイーブンになりましたね(笑)
話は変わりますが今月末に上京とか銀座三越より送って来ましたトッズの春夏コレクションのカタログ見せてくれました。新作は15種類ありますが参考作品が多くて9品しかプライスは表示されていません。私にどれが欲しいしょ?と質問うーむ4足もらおうか「すみませんマイケルダグラスになってしまいました汗」
今回姉が狙っているには一番安価な2色使いのローファーヴァンプのベルトと管理人様が購入なされたC&Jみたいに踵部分をトリミングしてあるやつですがこの2点が色違いのコンビネーションカラーです三色ありまして、ホワイト&ネイビー。レモンイエロー&ホワイト。姉の狙いは象げ色&カーキです。

浦野様

ブラックレインは大好きな映画でした。故松田優作の鬼気迫る演技も素晴らしかったのですが、高倉健とマイケルダグラスの演技も男くささの滲み出る名演でした。それとリドリースコット監督の捉えた大阪の街が同じ監督作品ブレードランナーと共通していて、こちらもすごく新鮮でした。すみません、結構昔の映画が好きなので(汗)

お姉様は流石にお洒落でいらっしゃいます。これからの季節はコンビの靴が活躍します。(私もクレバリーにオーダーしましたが届くのは1年後ですので今履きたい気分です。)中でもアイボリー(象牙色?)とカーキのコンビが一番素敵そうで自分も同じものをオーダーするだろうな~と思いました。

管理人様

米英対決、楽しく拝見しました。モカ縫いの違いや、サドルの三日月の切り込みの向きが逆だったりと興味深いですね。

雑誌LAST6で米国ヴィンテージ靴の特集があり、都内のショップも何店か紹介されていました。

姉から今羽田へ着いたとのメール。行動しやすいようにトッズのスエードのまるで見た目には子供が履くようなズックのような靴を履いてるとか。まーサイズが22,0センチですから子供靴でしょうね。今回のコードバンも含めて革の宝石と呼ばれる御三家が勢揃いしましたね。筆頭にクロコダイル、そしてリザード。今年の始め週刊誌に面白い記事が記載されてました。内容は80年代のアイドル歌手、松田聖子、小泉今日子、中森明菜の三人。今はグループアイドルの時代、花に例えればツツジの花、群生していれば美しい。が 一輪挿しでは鑑賞に耐えない。この三人は今でも一輪挿しの花であると。管理人様の全ての靴が一輪挿しの花であることを痛感いたしました。

PMT様

アメリカ靴にはイギリス靴にない味わいがありますし、何より既成のウェルト靴はアメリカで発展したのではないかと思いますので、アメリカのヴィンテージと呼ばれる靴はどれも端正で英国に負けないものを持っているのではないでしょうか?

ラスト、早速書店でのぞいてみます‼︎

浦野様

確かに80年代のアイドルは一人一人生き馬の目を抜くと言われる芸能界で活躍された訳ですので最初からグループとして売り出したユニット系の人達とは違うのでしょうし、それが存在感の違いオーラとなって現れているのかも知れませんね。

靴も、例えば英国靴を例に取れば、次々と廃業せざるを得ないという淘汰の波ををくぐり抜けて今も残るノーザンプトンのメイカーにはどこもオーラがあります。チャーチズ、クロケット、トリッカーズが歴史の古さから言って御三家、グリーンやロブはその後なのかも知れません。

それにしても、トッズは一貫して魅力的な靴をリリースしていますね。お姉様が贔屓にされる理由が分かります。今週末は伊勢丹でも行ってトッズを見てきます。

そうかもしれません。厳しい時代を乗り越えたこそ、オーラが垣間見えると思います。姉は今日まで甲斐の国、明日は銀座三越で買い物するとの事。伊勢丹ならば管理人様ともしかしたら遭遇するかもしれませんね(笑)
ところでチャーチズ、クロケット、トリッカーズが御三家ならば、エドワードやロブは御摂家に当たるのでしょうか?御摂家は、田安、清水、一橋。もう一家足りません宜しかったら御補足願います。(笑)

浦野様

御三家に続く御三卿「清水、田安、一橋」をノーザンプトンのファクトリーに例えるならばグリーン、ロブ、後一つはバーカー、チーニーあたりになるのでしょうか…個人的にはNYのバーカーブラックが好きだったのでバーカーですが、ノーザンプトンを離れれば郊外のラシュデンにあるグレンソンやケッタリングのガジアーノ&ガーリングも候補に入りそうです。

ノーザンプトの話を書いていたら懐かしくなってきました。1998年に初めてクロケットのファクトリーを訪問してますから、もう16年も前のことになります。クロケットではロブの靴を買ったり、ポールスミス別注のブーツを買ったり、別注王クロケットらしくラルフのものもありました。

個人的には買う買わないは別としてクロケットのファクトリーが面白くてノーザンプトン詣での際はいつも立ち寄っていたことを思い出します。何時か再びノーザンプトンに行ったらクロケットは覗いてみたいです(笑)

管理人様


本日、帰国しました。
ノーザンプトンも訪問してまいりました。

さて、ヘンリープールの仕立てに関してですが、おかげさまで、
仮縫いまで済ませることができました。
(水曜日採寸→金曜日仮縫いの強行日程)
管理人様のご紹介のおかげです。
なお、担当カッターは、フィリップさんから日本等の顧客の引継ぎをされたアレックスさんという方でした。

その他にも色々と見てきました。
ロンドンのとあるアーケードにあったカシミア専門店。
閉店セールを行っており、バランタインのニットが半額になっていました。閉店の理由を尋ねると、バランタインは工場を閉めるらしく、バランラインをメインの商品として取り扱っていたそのお店も閉店するとのことでした。

あとは、旧アルニスのお店とシャルベです。ロンドンからユーロスターでパリに入り、セーブル通りのお店に向かいました。すっかり、ベルルッティのお店になってしまっていました。ただ、アルニスで働いていた方は、グラン・ムジュールの責任者として、勤務されていました。グラン・ムジュールとフォレスティエールは健在でした。

シャルベは、値段が随分高くなっていました。10年前にコモンデ・スペシャルを頼んだときは€255だったのに、今やコモンデ・スペシャルで€360~、ドゥミ・ムジュールで€425~になっていました。

やまだ様

お帰りなさい、お疲れ様でした。

プールでのオーダーから仮縫いまでまずは予定通り終えられたとのこと。一安心です。私も昨年夏にフィリップ氏と会いましたが、ロンドンで注文する場合は彼が引き続き対応してくれる様子でした。もっとも時間がなく、直ぐにユーロスターに乗ってパリに戻りましたが、時間があればゆっくりジャケットでも仕立てたかったです。

それにしてもパリのアルニスの件はなんだかさみしい感じがします。実はベルルッティの店を訪れたのですが、やはり?でした。マルブッフ通りの本店でしたがウェアのディスプレイが前面に出ていて一瞬何屋さんなのか分かりません。その昔アレッサンドロを買った時のサロンではなくなっていたのが残念です。

それとパリのシャルベですが、ドウゥミムジュールで€425とは…とても高くなっていますね。まだフランだった頃に私も注文しましたが、日本円で確か2万弱でしたから倍以上になっていることになります。グランムジュールだと更に値段が上がる訳ですからビスポークスーツとの値段が釣り合わなくなりそうです。

それでも色々な店を回られて有意義な旅をされた様子が伺え、多少なりともお役にたてましたこと嬉しく思います。

管理人様


有難うございます。
ヘンリープールでは、管理人様のおすすめ通り、ミッドナイトブルーの生地を選びました。ホーランド&シェリー製で、ウール80%,カシミア20%と、長年着られる生地にしました。
段返り3つボタン、スラントのチェンジポケット、着丈は膝上といったスタイルで依頼しました。

確かに、アルニスは非常に残念でした。フォレスティエール以外は、完全にアルニス色が失われており、値段も非常に高かったです。既成靴も、ステファノビのOEM生産であの値段とは。。。

シャルベも、随分高くなっていたので、今後は、日本のお店で日本人向けサイズで作られたシャツを買うので十分かなと思いました。

やまだ様

ミッドナイトブルーの生地をセレクトされたとのこと。私も今度出来上がるコートの生地が同じミッドナイトブルーでホーランド&シェリーのものです。チェスターフィールドコートを仕立てる時のサビルロウのスタンダードなのでしょうか。

私はあまり長く着ることまで考えなかったのでピュアカシミアにしましたが、やまだ様のコートと何時か比べてみたいです。

管理人様
秋らしい爽やかな日が続きますが、如何お過ごしでしょうか?
私は、先日衝動買いしたラルフローレンのWT靴がお気に入りで、「米国靴も結構もええなぁ」と見直しております。
10月に休暇を取ってハワイに行くので、アメリカンなフルブローグのコードバン靴を買って来ようかと企んでおります。
しかし、コードバンの靴を履いた経験がございません。是非ともアドバイスをお願いしたいのですが、コードバン靴のフィティングはタイトが良いのか、それともジャストフィット狙いが良いのでしょうか?
コードバンは裂けやすいとのコメントも御座いましたので、気になっております。

shaky-ooi様

前回ご紹介してくださいましたアメリカ製ラルフ別注ウィングチップ、とても良さそうですね。shaky-ooi様が気に入られた感じがよく伝わってきて私も履きたくなってしまいました。

さて、ご質問のコードバン靴ですが一番最初に買ったローファーはビームスでした。当時はタイトなものを薦められて必死に履いて伸ばしたことがあります。今では緩くなりましたが履き口に裂け目が出てきています。

次に大きめのチャッカブーツをアメリカから個人輸入しましたが靴の中で足がずれるせいか踵内側が擦れて月型芯が見えてしまいました。また皺の入り方も凹凸が激しい感じがします。

ジャストフィットが分かったのはその後で、これも個人輸入でしたが、その時手に入れたプレーントゥが基準となりました。以後はだいたいどの靴もジャストフィットで履くとどの靴も同じ場所に皺が出ます。コードバンは自分の足のか形が出やすく分かりやすい素材のようです。

ということで結論としてはジャストフィットが一番かと思います。色々なデザインのコードバン靴がオールデンから出ていますが、ジャストフィットを知るのに一番分かりやすい型といったら、何といってもバリーラストのプレーントゥでしょうか。

余談ですがコードバンの皺や雰囲気を楽しみたいということでしたら、個人的にはラルフ別注コードバンシリーズもお薦めです。オールデンよりは手に入りやすいかも知れません。

管理人様

ご返答ありがとうございます。
やはりジャストフィットなんですね。
ところで、コードバンの人気で品薄のようですね。
出来れば、旅先でご当地産の物を買い求めたいと考えています。
15年ほど前に、初めて訪れたロンドンでダブルソールのチャッカーブーツを買いました。ブランドも知らない靴ですが、Made in Englandです。今でもその靴を履くたびにその出張旅行を思い出します。
ですから、今回もアメリカ製で探してみます。
アドバイス本当にありがとうございます。

shaky-ooi様

仰るとおりアメリカへの旅行でしたら私もアメリカ製品に出会いたいと考えます(笑)。

となるとコードバンのアメリカ製は…やはりオールデンかアレンエドモンズ、変わったところではユケテンやランコートなどのブレイクコンストラクション(マッケイ製法)などでしょうか。

素敵な買い物になりますようお祈り申し上げます。また帰国されましてお時間がございましたら買い物の様子をお聞かせいただけますと幸いです。

すみません。このような書き込みして。クレバリーのサイドエラステックが良く似合う健さんが亡くなられました。一度でもいいからこの黒い靴を履いた健さんを見たかったです(涙)

浦野様

高倉健さん、私生活を最後まで見せることなく銀幕のイメージのまま旅立たれました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

私は古い時代の任侠路線は殆ど見ていないのですが「幸せの黄色いハンカチ」や「ポッポ屋」何よりマイケルダグラスと共演した「ブラックレイン」の健さんが大好きでした。昨日はテレビで特集をやっていましたが、健さんの黒靴にクラシックなスーツ姿がとても素敵だったの目にしました。きっとサイドエラスティックも紐靴も何でもお似合いだったことでしょう。

健さんはお酒をたしなまれなかったようですが、今夜は故人を偲んで日本酒を飲みたいと思います。

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