最近のトラックバック

« Christmas Sale(冬の買い物Ⅰ) | トップページ | Crup Shoes & Boots »

2013年12月21日 (土)

Blazer& Denim

最近はツィードジャケットが気に入っていることもあって、外出する時はなるべくコートを羽織らずにいる。最初に袖を通す時の硬い感触が、着用するうちに体温や体の動きで柔らかく馴染んで来る感覚こそツィードの魅力。地厚の生地でなくとも上にコートを重ね着してしまうとせっかくの味わいが感じられない。既に都心でも初雪が降ったが、ストールを巻いたりグローブをはめたりしてコートを着ないで過ごしている。

先週アメリカからブルックスブラザーズの商品が届いた日に別のショップで購入したジーンズも届いた。せっかくなのでいつものツィードではなく、ブレザーをクローゼットから引っ張り出して合わせてみた。アイビー世代はついブレザーにグレーのウールパンツを合わせがちだが、お洒落の達人はデニムの着こなしが上手い。そこで今週は届いたアイテムを中心にデニム&ブレザーの組み合わせに挑戦してみようと思う。

1.デニム&ブレザー

01

秋冬物といえどもツィードより軽く柔らかな生地のブレザー。まずは足元の靴から柔らかな色目と素材のものを選びたい。ツィードにはコードヴァン素材やブーツが気分だが、ブレザーの場合は落ち葉のような明茶のカーフが一番。勿論ジーンズもリジットなインディゴブルーではなく、ブレザーのネイビーより明るいエイジング加工の入ったものがお薦め。

2.クラブマンルック

02

見えにくいがシャツがクラブカラーなので、ブレザーもそれらしくエンブレムを付け、ついでにクラブカラーのマフラーを巻いてみた。最近スタジアムジャンパーが人気のようだが、スクールマフラーやクラブカラーのストールなども人気が出てきているようだ。マフラーはイタリー製、ラルフローレンのサブブランドだったラグビーレーベル。

3.Vゾーン

05

シャツはエクストラスリムフィットよりややルーズなスリムフィット。リメイクされたディカプリオ主演の映画“グレートギャツビー”のコスチュームを提供したブルックスの限定品だ。ネクタイは地厚のウールタイも良さそうだがブルーにグリーンの格子が入った地厚のウーブンタイを選択。ポケットチーフはゼニア。

4.ウェスト周辺

06

デニム地に2%のストレッチ素材が入っているので見た目よりも生地は柔らかくフィットする。シルエットは目下主流のローライズ。ウェストラインは昔の501やテイラードのパンツよりもぐっと低いので、ネクタイの剣先が自然とバックル上部に来るのが嬉しい。ピッグスキンのベルトはイタリー製のラルフローレン。

5.ブラックウォッチコレクション

07

昔のラルフローレンのカタログに度々登場するのがこのブラックウォッチのバッグやラゲッジ。ヴィトンと同じような塩ビ加工が施されたブラックウォッチ生地を使ったラゲッジシリーズは如何にもラルフらしい雰囲気が漂っていた。もっともクオリティに関してはルイヴィトンに一日の長があり、経年変化後の味わいには大きな違いがある。

6.テニスカフス

1101

シングルでラウンドカットのカフスは両側に釦穴が開いたもの。本来ならば片側に釦が付くコンバーチブルカフスが主流の日本だが、ブルックスではクラシックを追求、カフリンクス使用が前提のシャツに仕上げた。テニスカフスと呼ばれるこの作り、日本ではオーダーシャツの仕様とのこと。カフリンクスはロンドンバッジ&ボタン製

7.エンブレム

10

こちらも度々登場するエンブレム。80年代終わりに銀座のテイジンメンズショップで購入。英国軍のものらしく、金糸や銀糸を用いた手作りのエンブレムはなぜか心惹かれる。以前は糸で直接縫い付けたが、最近のものは裏に3か所ピンが付いていてジャケットに通して裏からピンカバーを付けるだけの便利な仕様になっているそうだ。

8.チェスターバリーにバーバリー

08

ブレザーは英国製のパープルレーベル。タグにはRalph Laurenの下にMade in Englandが入っていて、チェスターバリーが手掛けていたことを物語っている。その後イタリアのセントアンドリュースや現在はカルーゾに変わったようだが個人的にはチェスターバリーのものが一番好きだ。ネクタイはバーバリー、バーニーズNYで購入。

9.ヴィンテージ加工のジーンズ

09

味のあるエイジング加工が施されたジーンズは流石のイタリー製。目下主流のスリムフィットだが極端に細くなく適度にゆとりもある。最初から裾を折り返して履くよう裾丈を長めに設定。実際に折り返すと裾裏の耳を纏る赤い糸がアクセントになる。ソックスをボルドーのアーガイルにすると洒落た組み合わせになりそうだ。

10.英国製のローファー

12

英国製のローファーは米国製に比べるとカチッとした印象があるが、そうとも限らない。左はアンラインドの履き心地が英国靴であることを忘れさせる1足。右はロンドンの誂え靴屋による至高のローファー。既成と誂えの最高峰をジーンズに合わせてカジュアルに履いてこそ装いが楽しくなる。

11.コーディネイトした靴

13

左はアンティーク加工が一押しのエドワードグリーン、ハーロゥ。最も履き着心地のよいローファーだ。ドーヴァーに見られるU字部分とつま先のステッチがクオリティの高さを物語る。一方右は左のハーロゥをビスポークした1足。アンラインドではないが足に合ったラストから作られた手縫い靴は独特のオーラを放つ。

ジャケット&デニムの組み合わせは週末だけの楽しみ。いくらオフィスウェアのカジュアル化が進んでもジーンズを履いて仕事に就くことは考えられない。ただ、ウォームビズが定着してきたことでジャケットの中にニットヴェストを挟んだり、薄手のVネックセーターを着込んだりと、色の組み合わせや重ね着を楽しむ状況がオフィスでも生まれてきている。

何より週末にデニムやコーデュロイとジャケットの組み合わせを楽しんでおくと、パンツを替えるだけでウィークデイのジャケットスタイルも様になってくる。今は重要な会議や大切な人と会う時はスーツだが、ジャケットスタイルも徐々に受け入れられてきている。間もなく冬至、寒さが本格的になるが、これからも積極的にジャケットスタイルを楽しみたい。

« Christmas Sale(冬の買い物Ⅰ) | トップページ | Crup Shoes & Boots »

カジュアル(Casual wear)」カテゴリの記事

コメント

管理人様

ジーンズにフォスターの誂え靴、管理人様ならではの素敵な組み合わせですね。

ブレザーにジーンズは私も最も好きな組み合わせのひとつであり、長年のテーマでもあります。

私の経験上、僭越ながら申し上げますと、

1, ブレザーを脱ぐ機会が有る場合はベストをはさむ。
  (シャツ、タイにジーンズだけだと少しちぐはぐ)

2, 色の落ちたジーンズには黒い靴が意外に合う。
  (色のコントラストがかえって新鮮)
 
  
  以上、ご参考までに。

PMT様

早速のコメントを有難うございました。しかも適切なアドバイスつきで嬉しいです!!

まずはベストの件、なるほどと思いました。デニムにシャツ&タイでは少々抜けてしまいますね。

それから黒靴の件、こちらもなるほどと思いました。黒がよいとなると、焦げ茶あたりも合いそうな気がしてきます。

黒の靴があまりないので(笑)近いうちに1足コレクションに加えようかななって思いはじめました。

ジャケットスタイルは組み合わせが自由な分、どれを合わせようか悩んでしまいますが、その時間も楽しみの内なのかな、と思ったりもします。
コーディネートに選ばれたクラブカラーのシャツが魅力的で、僕も一枚欲しくなってしまいました。BrooksやThom Browneあたりで探してみます!(笑)

エンブレムを縫い付けるでなくピン3本で止めるタイプは私も以前のトラッド仲間の、CLUBNATOのエンブレムを造った関源で造った事ありました。ロングピンタイプですとショートピンタイプより安く、裏地まで届きますから装着しやすいメリットはありますが、チラリと見えたときにカッコ悪いです。そこでショートタイプで造りましたが下に2個あり上が1個下をはめる時に上野ピンが手に刺さり痛い思いをしました。また箱ポケットなら装着しやすいですが切りポケットには装着しにくいですから切りポケットのWのブレザー4枚は全て縫い付けでしました。関源で購入するとそんなに高くないし、第一ピッタリと胸部にフィットしますからね。

今日は5時から会社の忘年会です。フラノ素材ではなく、厚手のメルトン素材のVANの紺ブレにBBの地味なタータンチェックのパンツ、ニューヨーカーの青い小さ目のギンガミチェックのボタウダウンにスエードのローファー(大好きな773ラスト)で行きます。

シロさん

早速のコメントを有難うございました。

クラブカラーのシャツはこのところ大のお気に入りですが、どういう訳か中々日本では見つかりません。セレクトショップでもアメリカンなものを扱うシップスやビームスなどでときどき見かけるくらいでしょうか。

その点アメリカに滞在中のシロさんならば選択に苦労することはありませんね(笑)是非ブラックフリースかトムブラウンあたりで探されてみてください。オックスフォードの生地感が通常のブルックスより一段といいのでお薦めです。

ジャケットスタイルはどれと合わせるかあれこれ悩むのが楽しいとのご意見、大賛成です。そして選ぶ作業を繰り返すうちに自分のスタイルが少しずつ出来てくるのも楽しみの一つです。シロさんのジャケットスタイルを楽しみにブログに立ち寄らせて頂きます。

浦野亮祐様

流石はクラブに所属されていた浦野様、詳しい解説でエンブレムのことが大変良く分かりました。確かに箱ポケットでない場合は直接縫い付けた方がいいですし、一度縫い付けると外した時の跡が消えなくなってしまいますので要注意ということを自らも経験いたしました。

本日の忘年会の装いも年末のパーティに相応しいちょっぴり華やかな感じのコーディネイトとお見受けしました。なぜかクリスマスにはタータンチェックが合います。スェードのローファーもリラックスした感じが出て素敵です!!ぜひ楽しいひと時を過ごされて下さい。

こんにちは

ちょうどこの色味のデニムを欲しいなと思っていたところで、その奇遇を喜んでいます。ぼくは春夏にこのような淡い色合いのデニムをネイビーのジャケットに、と思っていましたが、スクールマフラー巻いてしまえば冬も着られるオールシーズンの着こなしが出来るなと思い、今から欲しくなってしまいました。

decoy様

早速のコメントを有難うございます。

冬のデニムはリジットでインディゴの色がそのままのものは寒々しく感じるのでウォッシュが入ったものが良いと思うのと、以前はかなり色落ちした501を冬でも夏でも履いていたことを思い出して、今回は強めのウォッシュ加工が入ったデニムを選んでみました。

暫くデニムの味わいを楽しみながらウィンターホリディを過ごしたいと思っていますが、decoy様がどんなデニムを合わせられるか、こちらも楽しみに時々ブログの方を拝見させて頂きます。

はじめまして。
いつも貴殿の素晴しいコレクションとご考察を楽しみに拝見いたしております。私も御年50となり多少身辺に気を使い始めた新参者であります。40代の頃はブルックスを好んで購入しておりましたが昨年ぐらいより英国調(ダンヒルのカスタム)のスーツを数着購入し始めました。胴回りのフィット感が心地よかったからかと思います。今度はイタリア調のものをトライしようかと思いますが、イタリアは地域によりスタイルが異なると聞きました。個人的には構築的なスタイルが好きなのですが、ナポリ風のやわらかいフォルムも捨てがたく思案しているところです。イタリアンスタイルでお勧めのメーカーがございましたらご教授いただければ幸いです。長文で失礼いたしました。

KEI様

初めまして、クリスマスに当ブログへの訪問並びにコメントを頂戴しまして有り難う御座います。

40代はブルックス、50代に入られてダンヒルを着るようになられたとのこと。私の大好きなテイストですのでこれからもお時間がございましたらブログで色々と交流出来ますことを楽しみにしております。

昔何かの本で男は歳を重ねたら英国式の服を着るべしと書かれていましたが納得する年令になりました。とは言うものの伊国式の服も魅力的で色々と散財してます。

さて、イタリアの服についてですが、ダンヒル(それもカスタムということですとビスポークに近い感じでしょうか)を愛用ですと、仕立てのしっかりしたものが好みかと思います。

構築的な感じなら北はベルヴェストやゼニア、柔らかな南のナポリ調ならキトンやサルトリオ、アットリーニやイザイアが思い浮かびます。個人的には北のベルヴェスト、南のサルトリオがお勧めです。キトンやアットリーニも好きですが値も張るのでそれならば誂えてしまいます。

KEI様は靴やシャツ小物類はどのようなものがお好みでしょうか。お時間が御座いましたらお教えいただけますと幸いです。

早々のアドバイスありがとうございます。ベルヴェスト・サルトリオ共に試着して決めてみたいと思います。スーツに関しては過去2度程ビスポークをトライしたのですがどうも私の意見が聞き入れられすぎるのか(笑)此処の箇所は良くできているのですがスーツ全体のバランスがいまひとつになってしまい、最近は細かい採寸をしてくれるパターンオーダーから入りセカンドフィッティングの際に補正(調整)してもらうようにしています。
さて小生の靴・シャツ小物等ですがシャツはなじみのテーラーでオーダーで作っております。以前はブルックスのスリムフィットを購入しておりましたが一度オーダーで作ってみたところ非常に心地よくここ数年は同じ店で作っております。靴はALDEN(カーフです、コードバンは雨や手入れを考えると手が出ません。靴磨きは趣味なので欠かさないのですが)・LOAKE・REGALTOKYO等を愛用しています。現在ローファーを購入予定ですがALDENかWESTONで悩んでおります。ジャケット・パンツスタイルであわせるのですがこちらもアドバイスいただければ幸いです。
管理人様はニットでお勧めはございますか?小生はここ数年GlenMacばかり購入しております。派手さはありませんが着心地が良く愛用しております。本当は色々なショップを見て回りたいのですが時間がなく儘なりません。こちらも併せてご教授頂ければ幸いです。またまた長文となりました、お許し下さい。

追記です。ダンヒルのカスタムオーダーはパターンオーダーになります。ですがかなり細かく採寸しセカンドフィッティングで調整します。縫製はイタリア(だったかな?スイス国境付近?)で行うようです。銀座本店ではテーラリングルームがあり調整はすぐに対応して頂けます。完成まで大体3ヶ月ぐらいです。基本モデルはセントジェームスモデル、少しタイトなベルグレイビアがあります。生地の種類も多く出来栄えと金額のバランスは良いと思います。

KEI様

ブルックスのスリムフィットシャツやテーラーでオーダーのシャツを楽しまれ、靴はオールデンとのこと。NYのマディソン街を颯爽と歩くビジネスマン姿を想像いたしました。

ジャケパンスタイルにローファー、ウェストンかオールデンのどちらかとのご質問、どちらでも間違いないですが、単純にシルエットだけで見ればオールデンのローファーの方が汎用性が高いかなと思います。ウェストンは独特の形をしているので一目で分かる代わりに(実際はパラブーツやジャランスリワヤでも似たのを作っていますが…)カジュアル寄りのジャケパンルックがより合うシルエットに感じます。

ニットは私もグレンマックやプリングル、ジョンストンオブエルジンなどスコットランド製のものやイタリアのブルネロクチネリが好きでしたが、最近はブルックスとブラックフリースで時々気に入ったものを買い足しています。

ダンヒルのオーダーシステムは中々良さそうですね。確か縫製はエルメネジルドゼニアが受け持っていたと思うので同社のスイス工場やイタリアの工場で作られているのではないでしょうか。自分はゼニアのスミズーラを4着ほどオーダーしましたので身近なイメージがあります。

KEI様のお話をいろいろお聞かせいただき有難う御座いました。あまり役に立つアドバイスはできませんが、これからも時々ブログで交流できますと幸いです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« Christmas Sale(冬の買い物Ⅰ) | トップページ | Crup Shoes & Boots »