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2013年7月27日 (土)

Vacance in France

前回のブログでゲストの方から「7月21日で現在のポールスチュアート銀座店の営業が終わる。」との知らせを頂いた。ちょうど銀座界隈に出向く用があったので、最後の日は趣味の良いポケットスクェアを買い、最後の銀座店を記録に残した。古くはテイジンメンズショップやハケット、その後は旧ビームス銀座店やポロ銀座店など、ポールスチュアート銀座店があった3丁目から7丁目界隈は足繁く通った地だが、これからはお気に入りのショップができない限り訪れることも滅多になさそうな気がする。

購入したポケットスクェアはこの夏のフランス旅行用。ドレスコードがあるディナーを予約したのでジャケットにシャツ、革靴とネクタイを持参しなければならない。当夜は最後の仕上げに閉店記念のポケットスクェアを挿せば装いも完成、楽しい一時を過ごせるだろう。それ以外旅行中は至ってカジュアル。上はカラフルなチェックシャツかポロシャツ、下はショーツやコットンパンツ、靴もエスパドリューやスニーカーでラフに過ごそうかと思っている。そこで今回はカジュアルを中心に夏のヴァカンスに向けた着こなしを考えてみたい。

1.ポールスチュアート銀座店最後の夜

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既にサマーセール中だったが、普段と変わらぬ最後の日を迎えたポールスチュアート銀座店。この店で初めて買ったのはスーツだった。3面鏡を前に台の上に立ち、肩回りや袖丈、裾をピン留めしながら採寸する流れはNY本店同様。品揃えは流石に本店とは違っていたが、上質なネクタイやセーター、趣味の良いパンツや帽子、個性的な鞄やチーフなど、他にはないものがある店だった。同じ時代を過ごした名店の閉店は残念だが新しい店舗がどのようになるのか楽しみでもある。

2.ポケットスクェア

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昔ながらの紙バッグが懐かしい。購入したのはピュアコットンのポケットスクェアでピンクとグリーンの格子が入った大柄のブルーチェック。発色もよく綺麗な柄なので是非ともピーク&パフスタイルで胸に挿したい。今回の旅行に持参するのは無地のブルージャケット。素材はサマーウールだが同系色のコットンチーフをふんわりと挿せばディナーでも恥ずかしくなさそうだ。イタリア製ながらタグの感じからするとフランスのブランド、ブリュワーだろうか。

3.ヴァカンス用に購入したアイテム

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この夏の旅行用に揃えたものを並べてみた。中央のチェック柄チーフが先に紹介したポケットスクェアでその下がロイヤルブルー(ハイビスカスの花が刺繍されている)のショーツ。左隣はウォッシュ加工が施されたペパーミントグリーンンのコットンパンツ。今年は鮮やかな色目のボトムスが流行っているとのことで、男女の別なくカラフルなパンツルック姿が見られる。右側のスニーカーは夏の定番マドラスチェック柄を使ったスニーカー。シャツはもとよりネクタイやベル、スニーカーとマドラスチェックがこのところよく目につく。

4.ショーツを楽しむ(その1:コーディネイト)

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トム・ブラウンのディレクションによるブラック・フリースのサイトを見たせいだろうか、久しぶりにショーツを買った。しかも東京のブルックス・ブラザーズ丸の内店である。本国のオンラインよりぐっと割高だったが、結論から言うと日本で買って正解だった。32インチと31インチを試着したところ31インチの方が腰回りや腹回りがすっきりと見える。試着できないオンラインでは間違いなく32インチを選んでいただろう。店員さんも非常に丁寧で気持ちの良い買い物ができた。これこそショップで買う満足感だと思う。

5.ショーツを楽しむ(その2)

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ハイビスカスの刺繍が入ったショーツの裾は切りっぱなしでカジュアル色が強い。ワンサイズダウンしているので履いた時も「子供の短パン」調にならないのが嬉しい。Tシャツの上には大柄の長袖BDチェックシャツをロールアップして前を留めずに羽織る。黄色と青のチェック柄と同色配置のリボンベルトを締めればコーディネイトも完成。シャツはアメリカ風のボタンダウンだがイタリアはオリアンのもの。ベルトはブルックスと並ぶアメリカントラッドの雄、J.プレスで、帽子は前回紹介したエルメスのキャップ。

6.合わせた靴

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ブラック・フリースのサイトを見ると短パンに革の紐靴を合わせた着こなしが載っていたがせっかくのヴァカンス、革底の紳士靴ではなくリラックスできる靴が履きたい。本音を言えばショートソックスなしの素足といきたいが、旅行中は歩くことも多いのでそうはいかない。夏の定番デッキシューズでは「毎年同じ…」と新鮮意味がないのならば、もう少しタフなLLビーンのキャンプモック(左)やカジュアル感覚満点のポロ製マドラスチェックスニーカー(右)はどうだろうか。

7.ロングを楽しむ(その1:コーディネイト)

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ボトムスはペパーミントグリーンのコットンパンツ。ガーメントダイに加えウォッシュ加工を施した風合いは独特で、イタリア生産に拘るプーリア州発Berwich(ベルウィッチ)という名のブランド。プレーンフロントで細身、股上の浅いシルエットはインコテックスやPT01よりもタイトだ。一方トップスにはボトムスの緑と合うチェックシャツを用意。こちらもイタリア製のスリムフィットシャツで、LサイズながらMサイズのシャツより狭いかなりタイトなシルエットだ。

8.ロングを楽しむ(その2)

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シャツはフランクリン&マーシャルという名のメイカーで、初めて試したが中々良い。オンラインショップでボトムスに合うチェックを探しているうちに辿り着いた。一方肩から下げたバッグは1991年購入英国製リバティのバッグ。チェルトナムに住んでいた頃近くにあったリバティショップで購入し、22年経ったが色褪せることなく今も現役だ。この夏のヴァカンスはパリを拠点に1泊2日の小旅行に行こうと計画している。そんな時にこのくらいの大きさのバッグが重宝する。

9.合わせた靴

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左は靴は茶色が珍しいデッキシューズ(左)。既に購入後20年以上が経過しているので多少のシミはあるものの革は十分馴染み、ヴィンテージといえそうな雰囲気さえ漂っている。ポロ・スポーツマンのものでNY本店で購入。一方右はポロ・アディロンダックシリーズのインディアンモカシン(右)。こちらも購入後20年以上経過してなお現役の1足。これこそ素足で履く靴の代表、エスパドリューにも通ずる脱力感満点の履き心地だ。こちらはポロのワシントンDC店で購入。

10.ドレスアップして(その1)

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ネクタイ着用のランチやディナーもヴァカンスならば思いきりカラフルな装いを楽しむのもよさそうだ。ボトムスは既に紹介したBerwichそのままに、シャツをドレスタイプのギンガムチェックに替える。ネクタイはボトムスのグリーンに合わせた細かな折柄のソリッド調イエローグリーンを締めて、最後にフレンチブルーのジャケットを羽織る。靴は勿論スリッポンタイプ、色はベルトに合わせて明るい茶色の靴を用意してみた。

11.ドレスアップして(その2)

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シャツはバルバのス・ミズーラ、今はあまり見かけることもなくなったドゥエボットーニ仕様をリクエストしたイタリアンなドレスBDシャツ。これに同じナポリのブランド、ルイジ・ボレッリのネクタイを合わせる。シャーベットカラーが涼しそうな雰囲気を与えてくれる。ジャケットの胸ポケットに挿したチーフは冒頭で紹介したポールスチュアートのもの。ジャケットは大身返しでアンコン調、軽い着心地が夏に相応しいカルーゾのもの。ベルトはポロ、ライトブラウンのピッグスキンを使ったイタリア製だ。

12.合わせた靴

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明るい茶色のスリッポンは比較的手持ちが多いが、パリではふと靴屋に行くことがあるかもしれない。ディミトリに行こうか、ウェストンンを冷やかそうか、ロブパリに今年も行こうかなどと考えると日本からはカスタムシューズを1足持参したい。左はクレバリーのアリゲータ・ローファーで右が同じロンドンのフォスター製ローファー。両方ともにフルサドルでU字型のピックステッチが人目を引くデザイン、どちらを履いても靴屋で色々な話に花が咲くことだろう。

今回のフランス旅行はパリを中心に近郊やノルマンディ地方、ロンドンを経由してカントリーサイドに足を延ばす予定でいる。フランスはパリのような大都会でも一歩都心を離れれば田舎を楽しめるらしい。遥か遠くまで広がる田園風景やノルマンディの海辺、地方の生活を体験したり地方料理を楽しんだり、新たなワインと出会ったり好きな服を着て散歩したり。勿論ショッピングも予定に入れたので、珍しい土産物に出会えるとよいのだが…。

ポールスチュアートの閉店で銀座の移ろいを寂しく感じたが、実はパリも昔とかなり変わった。行く度に訪問したオールドイングランドは既になく、ベルルッティも靴屋からブティックになってしまった。昨年夏のパリ訪問を思い返すと時の流れを強く感じるが、最近読んだ雑誌には「変化は社会に活力を生む源」という一言が書かれていた。今年は今までと違うヴァカンスになりそうだが、きっと新たな経験や逸品と出会えることと期待している。

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コメント

管理人様、こんにちは。
フランス旅行ですか、イイですね!
私も今年は、Myフランスブームなのです。
また、ヴァカンス旅行に行かれたら、色々お話聞かせて下さい。

グレートギャッツビー様

ご無沙汰しています。只今パリ、明日から1泊2日でロンドンに行ってきます。帰りましたら報告をさせて頂きたいと思います。楽しみにしていてください。

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