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2013年3月 9日 (土)

Shoes in the box(クレバリーの新着靴)

2月初旬のクレバリートランクショウから一か月、3月に入ってようやくクレバリーから靴が届いた。今回はいつになく豪勢な化粧箱付きで届いたようで、今まで見たことのないボックスにまずは驚かされた。元々素材であるマット仕上げのアリゲータスキンのストックが少ないということで1回トランクショウをスキップしていることもあり、1年半かかってようやく完成したことになる。既に十分すぎる靴が出来上がっていることもあって、焦ってはいなかったがそれでも靴が届くと嬉しい気持ちになるのは変わらない。

最新の靴はバーガンディのアリゲータ・カジュアル。既に何度か書いていると思うが、目下誂え靴は全てカジュアル(所謂スリッポン)だけにしている。紐靴は十分足りているので敢えて作るとすればブーツくらいだろうか。何より歳を重ねてくると脱ぎ履きの楽なスリッポンが重宝する。勿論仕事着のカジュアル化が進んでジャケット&パンツが市民権を得ていることや夏場のクールビズ当たり前になっている事も大いに関係ありで、足元だって軽い靴の方が良いのは当然。ということで今回は届いたばかりのローファーを紹介してみたい。

1.オリジナルシューボックス

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外側は合成皮革だろうが中々質感と発色のよい素材を使っているし、仕上げも丁寧だ。引き出し部分にも同じ合成皮革の取っ手が付いていてる。ともかく靴好きの心をくすぐる演出だ。引出しにはジョージクレバリーカンパニーリミテッドの文字が入り、上にはラベルを収納するスロットまで用意されている本格的な作りだ。こうしたいわばアメニティグッズのようなものにまで力を注ぐことができるのはクレバリーが靴業界で順調な証拠。カスタマーとしては嬉しい気分だ。

2.付属のシューホーン

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アルカンタラ(合成スェード)の内貼り横には丁寧にシューホーン(靴ベラ)の収納スペースまである。小振りながら製造は有名なアビーホーン社製。これにジョージ・クレバリーのロゴであるGCがエングレイビングされた専用品になる。このアビーホーン社、湖水地方のカーンフォースという街に設立された牛や鹿の角から彫刻品や写真御靴ベラを作る会社のようで、小さいながらも製品は立派な英国製。日本でも購入可能なアクセサリーとしてオンラインショップでは3500円くらいで売られているものだ。

3.ラウンデッド・アリゲータカジュアル

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元々マットな素材を指定したのに、今回もダークに、しかもポリッシングまでして仕上げたようだ。意思の疎通とは中々難しいもの。わざわざマットなアリゲータスキンの入荷を待ってオーダーし、前2作がマットな仕上げでとお願いしているから、こちらの気分を分かってくれそうなものと思うのが日本人。よほど念を押して指定しない限り習慣に従ってポリッシュして仕上げてしまう。それでも最初から光沢のあるアリゲータスキンよりはマットな雰囲気が残っているので良しとしたい。

4.ウィンザー公のカジュアルをモデルに…

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今回はウィンザー公のコンビネーションカジュアルを参考にしている。確か飛行機から降りてきた写真で、スーツ姿で犬を連れ、風に飛ばされないよう帽子を手で押さえているものだったはず。フィッターはよく知っていて実によく似た形で仕上げてきた。マイラスト(木型)は「スクェアだったのに、ラウンドのつま先もオーダーできるんですね?」といった質問を受けることも多いが勿論可能。ただし次のオーダーで再びスクェアを作る時は少々厄介なようで、どうしても最初のシェイプとは多少異なってくるらしい。

5.ソールの仕上げ

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ソールは化粧っ気のないシンプルなもの。今流行のフィドルウェイストに近い感じで仕上げてきている。つま先の釘2列はかなり控えめで正直なところソールの減りを防ぐ効果は弱いだろう。それでもグラスゴーに言わせると「カジュアルな靴にヘビーなつま先は合わない」とのこと。既成靴の場合はウェストンのアリゲータローファーに平気でメタルトゥチップを打ち込んでしまったが、誂え靴の柔らかな返りを楽しみたいと思うならばせいぜい釘2列を打ち込む程度にとどめておいた方が無難かもしれない。

6.インサイド&アウトサイド

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横から見た靴のイメージはべヴェルドウェイストのお蔭で軽快なスリッポンのイメージがより強調されるようだ。特にインサイド側から見たアーチ部分の凹みは一見夫人靴にも見えるほどでフォスター&サンがスクェアウェイストを薦めるのも男の靴らしさへの拘りかもしれない。一方アウトサイドから見た写真からは、つま先から踵まで継ぎ接ぎのない1枚のアリゲータスキンを使って仕上げているのが分かる。既成靴と違って素材を贅沢に使えるからこその仕上がりと言えよう。

7.ピックスティッチ

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エプロン部分を拡大したところ。今回のステッチは今までのものと比べるとピッチが大ぶりにも見える。フォスターで聞いた”レイク”と呼ばれるエプロン部分の仕上げなのだろうか、確か最初ロールステッチで仕上げ、ロールの部分の頂上に切れ込みを入れる手法のようだ。確かにアリゲータスキンの斑がエプロン部分と両サイドで見事につながっていることを考えると納得がいく。ウェルトの目付は斜めのウィーリングが個性的な仕上がり。

8.靴を真上から見たところ

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昔懐かしいエドワードグリーンのモンペリエを思い出させるシルエット。履き心地はハーフバンドということもあって馴染むのは思ったよりも早そうだ。視覚的なこともあるがつま先をラウンドにするとどうしてもノーズが短く見えるので、全長がもう少し欲しいところだ。昔から自分の体型とのバランスから、自身の足のサイズよりも捨て寸を長めにとったノーズがやや長い靴が好みなのだろう。クレバリーとは長さを巡って随分と話し合いをしてきたことを思い出す。

9.前作との比較

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靴の長さを中心に前作と比較してみたところ。つま先がスクェアの場合、アンソニークレバリーラインでとお願いしていることもあって、かなり好みの長さに近い仕上がりになるが、ラウンドでオーダーするとどうしてもショートノーズ気味に仕上がる。それにしても同じ木型から作った靴とは思えないほどで、つま先や全長のみならず、バンドの位置やバンド中央のカットアウトされたホール部分の形状まで色々と違う。これも注文毎にパターンを考えるビスポークならでは。

10.アリゲータ・カジュアル

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今回で一応区切りの付いたアリゲータカジュアル。色の薄い順から並べてみたが、グリーンやミッドナイトブルーなどアリゲータスキンの色はまだまだ豊富だ。全て揃えようとするときりがないので王道の茶系を中心に今回のバーガンディ(赤系統)でとりあえずオーダーはストップした。秋冬には履く機会が中々ないエキゾチックレザーの靴だが、実際は2月から履き始めて10月終わりまでは履けるので1年のうち9か月は楽しめることになる。

11.クロコダイルの靴達

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10足揃ったアリゲータの靴。紐靴やサイドエラスティックも一緒に並べてみたところ。黒のアリゲーターは仕事で履けるように1足オーダーしたが、他の紐靴共々専らジャケット&パンツスタイルに愛用している。ジャケットスタイルが好きで着る機会が多くなると、靴のオーダーもカジュアル傾向になるもの。こうして並べてみると色目がどれも少しずつ違っていることに改めて気が付く。アリゲータスキンは染めが微妙で同じ色がないところが斑の入り方の違いと共に大きな魅力かもしれない。

色々なことがあって今回はストレートではなく郵送で届けられたクレバリーのカジュアル。クレバリーにオーダーしてから15周年を迎え、昨年末京都で買い求めた小物を来日時に贈ったが、クレバリー側でも節目の付き合いに敬意を表してくれたのだろうか、心のこもった素敵な箱に入れて届けてくれた。靴のオーダーだけではない人間関係を大切にすると今回のような思いがけないサプライズに出会う。これこそオーダーの醍醐味、一生かかっても履きつぶせない程十分な靴があっても注文を入れることになる。

最初のアリゲータスキンでサイドエラスティックをオーダーした頃はまだ東京にジョン・カネーラが来日していた。今ではカネーラも引退し、時の流れを感じる。その後もA・クックをはじめ色々な職人が来日したが顔ぶれも変わり、現在はジョージとティームでトランクショウを切り盛りしている。人の移り変わり同様、クレバリーとの付き合いもこれから先はもう少しゆっくりとしたものに移り変わっていくと思う。世代交代の進むクレバリーだが、こちらの世代交代はまだもう少し先、だが次世代もお互い良き関係を築けたらと思っている。

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誂え靴(Bespoke shoes)」カテゴリの記事

コメント

管理人様


誂え靴のコレクション、既製靴では味わえない贅沢さがあって、見ていて羨ましい限りです。
これを見ていると、私も靴を誂えてみたくなりますが、靴に対する知見の乏しい私には、靴のビスポークはまだ早いかもしれません。

管理人様も、今でも既製靴を購入されたりするものでしょうか?「ディテールも自分好みに作れる」「自分の足にぴったりあったものが作れる」といったビスポークならではの良さはさておき、物自体の質という点から、ビスポークにも劣らないお勧めの既製靴があれば、ご教授いただければ幸いです。(ジョン・ロブのプレステージラインなどは、いかがでしょうか?

やまだ様

早速のコメントを有難うございます。

さてご質問ですが、今でも時々既成靴を購入することがあります。ただしそれは誂え靴では表現できないと思われる既成靴のみです。

例えばオールデンのコードヴァンシリーズ(中でもブルックスブラザーズの別注品)やアメリカはメイン州のモカシン(ペニーローファー)などが該当します。以前好きだったエドワードグリーンは全く買わなくなりましたし、ジョンロブのプレステージラインも数年前が最後です。

最近買う一歩手前まで行ったのがクロケット&ジョーンズのアンラインドローファーでした。このアンラインドという仕様は既成靴ならではで、足にぴたりとフィットするビスポークではわざわざアンラインドにする必要がないということなのかもしれません。

そう考えると既成靴にも既成靴ならではの良さがあって、誂え靴が全てをカバーするとは思えません。同様に誂えのスーツは素晴らしいですが、既成のスーツやジャケットにも素晴らしいものがあります。

これからも興味ある既成靴としてはやはりオールデンでしょうか。あの独特で雑な作りながら感性に訴え掛けてくる靴は他にはない強烈な個性があると思っています。

ようやく仕上がってきましたね。私。今は年度末でバタバタしておりまして書き込み出来ませんでした。4週続けての日曜出勤です。今回のハーフサドルスリッポン。私好みのナチュラルトウで我が事のように嬉しいです。管理人様好みのマット仕様でなく若干の光沢仕様に仕上がってきたのは残念でしたね。シュウーボックスもかなりの凝りようですね。改めまして私の数少ないクロコ靴のAFの黒色のダービーシューズシューズラックより取り出してみました。

管理人様


有難うございます。
誂え靴の良さを知っているからこそ、既製靴の良さも分かるということですね。

ジョンロブ(パリ)の話ばかりで恐縮ですが、ジョンロブ靴で、例えば革の質なども、誂えのものより劣るものでしょうか。

浦野亮祐様

4週連続の日曜出勤お疲れ様です。

年度末ですので何かとお忙しい中、こうしてコメントを頂けるのはブログをやっている者にとっては何よりの励ましです。多忙な3月を乗り切って、新年度にはまた色々とお話を伺えますと幸いです。

久しぶりのラウンドトゥ、こうしてみると中々良いなと思っています。履き心地はスクェアのものと変わらないのですが、捨て寸が短いのでどうしても最初は小さく見えてしまいがちなのですが、写真で見るとそうでもないことが分かりました。

これからどんどん履いて印象をお伝えしたいと思います。

やまだ様

最近はジョンロブの誂え靴を試していないので分かりかねますが、恐らくはビスポークと既成では使う革は異なっていると思います。

昔のジョンロブの革はとても肉厚で頑丈、それでいて肌理の細かなところがお気に入りでしたが、最近のプレステージラインで使っているミュージアム・カーフは独特の色ムラがあり躊躇してしまいます。

パティーヌで有名なベルルッティを2足、ロンドンとパリでそれぞれ購入しましたがあっという間に知人に譲ってしまったのも、色むらのある靴が苦手だったからで、ロブのミュージアムカーフもよく似た雰囲気があります。実は最後に買ったロブの既成もパリジャン・スェードという色ムラとは関係のない素材にしたほどです。

管理人様

今回のアリゲーターも含め、流石圧巻のレプタイルシューズコレクショですね。
改めてラウンドトゥーが良く感じました。

私もジョン・ロブ等の現行既成モデルの斑が苦手なのですが、既成、MTOではヴァリエイションが限られ、ジョン・ロブでは斑はミスティカーフまでに致しました。


次回のピッグシューズの経過も、是非拝見させて下さい。

激励のお言葉に感謝申し上げます。今夜からは灯光器を使用しての夜間工事です。それにしてもこれだけのレプタイルの靴群には圧倒されますね。しかしながらマットやポリッシュ加工などとレプタイルの靴を所有していないと話せぬ共通の話出来ますことに感謝してます。
ジョンロブの話からですが、なんでもタンナーはまず新しく鞣された革が出来上がるとまずはジョンロブに最初に見せまして選ばせ、翌日に他のメイカー、EGやKJを呼ぶと言う話を聞いた事ありましたが

管理人様

ずらりと並んだアリゲータの靴、圧巻ですね。色もとてもきれいです。

靴は勿論ですが、ツリーが揃っているのも素晴らしいです。

私はツリーが無い靴を買うことが多いので、ツリー選びが楽しくもあり、苦労もします。
DASCOかコルドヌリ・アングレーズ、簡易的なものはコロニルを使っています。

管理人様は既成靴でツリーが附属していない場合、どうされていますか?お薦めのツリーがありましたらお教えください。

Shige様

よく分からなかったのですが、ミュージアムカーフとミスティカーフではマーブルの入り方が違うということを初めてしりました。

そう言われてみると確かにミスティカーフのほうが今までの革に近い感じがします。それを選ばれたShige様はやはりジョンロブのことをよくご存知なのですね。

この秋はピッグスキンのローファーの仮縫いですのでその時にはまた情報をお伝えいたします。

浦野亮祐様

今週は夜間の仕事とのこと、さらにお忙しくなろうかという時期に素早い返信を有難う御座います。

確かエルメスが最上級の革をとって残りを他社で分けるという話を聞きました。それでも昔パリのジョンロブの工房で見た誂え靴用の革は既成用のものとはまったく違っていたような記憶があります。

いずれにしても革質は昔より誂え、既成ともに落ちてきているといわれていますしそうなのかなと思うことも多いこの頃です。

PMT様

ツリーにまで着目して頂き有難う御座いました。

ツリーがない場合は昔はロイドフットウェアのものを愛用していました。今は買うことも少なくなりましたがダスコはいいなと思うことが多いです。確かロイドのものもダスコの製品だったかと思うのですが…。

有難うございます。
(私は、色ムラのある革は、案外好きです)

ところで、本当に良い革とは、どんな特徴を持っているものでしょうか?(肉厚や肌理、その他の点も含め)
・一瞥でも分かるものなのか?
あるいは
・数年穿きこんで、ようやく初めて分かるものなのか?

今、帰宅して大瓶2本開けました。銘柄は博多駅の一つ手前(長崎寄り)の竹下駅近くにに工場を構える今WBCのスポンサーAの定番ビールです。ちなみに首の長いビールを甘木と言っております。筑後にあります九州の小京都甘木には三菱系列の麒麟麦酒の工場があります。さてシューツリーのお話ですが自宅近くに昨年AKB48のS、MがCMしているABCマートがあります。そこで販売されてるシダー製の木製シューツリー後ろ半分が細めで脱いだ後に入れるのには少々不適ですがきちんとしたシューツリーを3日ほど入れて湿気取り、靴型の復元済んで入れるには、かなりリーズナブルなプライスで販売されています。なんといっても軽量です一泊位の旅にはお勧めですよ。ちなみに先月の小倉泊りに使用いたしました。

管理人様、やまだ様

レディメイド、MTOの短靴では、ジョン・ロブ・パリ、ウェストンは革質はトップレベルとは思われます。
オールデンは別物です。

しかしながら管理人様のおっしゃる通り、ビスポークの革、自分の足のラストで自分の為だけに作っているものとは次元が異なると存じます。


私のレベルは管理人様とは全く次元が異なり、ジョン・ロブ・パリ、ガジアーノ&ガーリング、エドワード・グリーン、シュニーダーブーツ等のMTOもしくはレディメイドは数十足程度は所有しておりますが、レディメイド、MTOで探すのであれば、先ずは革よりも自分の足に合うラストからではないかと存じます。

やまだ様

良い革の特徴はやはり肉厚で肌理が細かく表面がしっとりしていること。それと履いた後の履き皺がツリーを入れるとほぼ消えて元に戻る感じでしょうか、それだけ弾力があるのだと思います。

今までで一番良い革だと実感したのはクレバリーの1足目です。1998年のものですが、カールフロイデンベルグ(彼らはジャーマンカーフと言っていましたが…)の黒だと思います。

既成では1987年購入のウェストン黒のローファー、こちらはデュプイだと思いますが、艶と肌理の細かさが群を抜いています。

どちらも昔の革ですので、今の革はその頃と比べると残念ながら質が落ちているのかもしれません。

浦野亮祐様

お仕事お疲れ様です。3月の忙しさが一段落するまでお体の方ご自愛くださいますようお祈り申し上げます。

そういえば私もABCマートのものではありませんが、後ろ半分が細身になっていて先が二つに割れるシダー製のツリーを持っています。

確かに軽くて湿気を取るのに適していますし値段もリーズナブル、おまけにシダーはカビを防ぐのにも良いと聞いております。

アメリカのペニーローファーなどに入れて愛用しています。

Shige様

なるほど、どんなに革が良くとも自分の足に合った靴でなければその良さを味わうどころではないということでしょうか、納得いたしました。

私など邪道でグリーンを履いてみたい、ロブの味わいを試したい、チャーチズの質実剛健さやトリッカーズの無骨さはどうだろう、クロケットの通常ラインやロブバージョンはなど、最初にメイカーやブランドありきといった感じで購入していたと思います。

勿論フィッティングをして履き心地は試していますが、ロブとグリーンと履き比べてぴたりと来る方を選ぶというのではなく、ロブならロブと決めてから履き心地を確かめ、その中でサイズ(含むウィズやラスト)を選ぶという方法ばかり…。

だから似たようなセミブローグが何足も各メイカー毎に所有する事態になっているのでした(汗)

重要なのは、革よりもラストとのこと、有難うございます。
自分に合うラストを把握するには、案外、既製靴を何足も購入していくより、まずは1足でもビスポークを購入する方が近道となるでしょうか?

自分の足(とスタイル)に合うラストも、まだ分かりかねる私には、せめて革だけでも良いものを使用している靴で、見栄えを良くしておきたいと思っております。

ところで、あるセレクトショップで知ったのですが、
フランスのMASSAROというシューメーカーが、フィリップ・アティエンザを迎え入れ、メンズ靴を作るとのことです。生産は、エドワード・グリーンとのこと。

管理人様

私はトップのビスポークシューズが主でいらっしゃる管理人様とは比較にならないレベルで、レディメイド購入では失敗を数多くして参りました。
また年齢からか足のサイズもここ何年かで、ハーフインチ小さくなってしまいました。

麻布十番のスピカさんにはレディメイド、失敗しましたVASSのMTOシューズのサイズ調整で大変お世話になりました。
しかしながらエドワード・グリーンの82ラスト等、どうにも合わないものもある次第です。

この何年かの円高で、ジョン・ロブ・パリ、ガジアーノ&ガーリング、シュニーダーブーツ等に侭合うラストでMTO出来たことが唯一の救いでした。

管理人様

はじめまして。Hawkといいます。
いつも楽しくブログを拝見しております。
興味はありながらも、それほど知識もなく、自分には分不相応と思ってましたが、今回パリ、ロンドンに行く機会がありBESPOKEなるものをやってみようかと考えてます。
そこでよろしければ教えて欲しいのですが。

そこでJohn Lobb Parisなんですが、
3店ありますが、知り合いはフォーブル.サントノレのエルメス本店の横、近くの小さなストアへ行けと、しかも1度のFoot Measurements だけで完成させてくれると、そうなのでしょうか?
管理人様はちなみにどちらのストアで?又、完成までに何回か通われたのですか?
それ以後、ラストがあれば日本からのオーダーは可能なのでしょうか?

ジャーミン、サビル.ロウにも行くつもりですが、
スーツのビスポークは6日間の滞在では無理ですよね?
ポンド高でファーラン&ハービィーなどは日本で作った方が安いのでしょうか?

ノーザンプトンのファクトリーショップの製品は正規品とはどの程度違うのでしょうか?

あつかましくいろいろお聞きしました。


Shige様

確かにこのところの円高で随分外国のものを安い価格で購入することが出来ました。そういった意味ではとても貴重な恩恵だったのかと思っています。

反動でこれからは外国のものが高くて中々手が出なくなりますので、国内のビスポークにも目を向けて行きたいと考えているところです。

既成靴や誂え靴、今後とも色々と情報交換させていただけますと幸いです。

HAWK様

当ブログへの訪問並びにコメントを頂き有難う御座います。

さて、ジョンロブパリですが最初は1996年にシンガポールのトランクショウで注文、カットモデルによる仮縫いを経て1997年に完成しました。その後2足目はフランソワプルミエ店、3足目はエルメス店内でのオーダーです。

ジョンロブパリは最初の1足は借り縫い付ですが次からはストレートで作ってくれます。勿論オーダーを日本から入れて現地で完成靴のみ受け取ることも可能です。

また、F&Hなどロンドンのテイラーですが事前にアポを入れる祭に滞在期間を言ってその中で仮縫いまでやってくれるか確認するとよいかとおもいます。個人的には中3日でもやってくれると思います。

それと価格ですが直接トランクショウに出向かれる場合は日本でも現地でも価格は変わらないと思いますが、日本の代理店等を通すと価格が変わる場合があります。

最近はノーザンプトンに行っていないので分かりませんが、価格は正規品の3割~4割程度だった記憶があります。ただ現地価格ですから日本の価格との差はもっと大きくなります。

やまだ様

私の知り合いの方も同じ考えで、既成靴を数足所有した後一気にビスポークに行かれた方がいます。

確かによくフィットしてはいるが完全にフィットするのではない妥協が既成靴だとしたらより高い次元でフィットする誂え靴に早くから移行するのも手かもしれません。

何より誂え靴はハンドソーン、既成靴は一部を除いては大量生産が可能なグッドイヤー製法ですので手間の掛かり方が違います。誂え靴ならば革もよいものですし、見栄えもよいだけでなく履き心地も違うと思います。

マサロの靴、丸の内のシューズショップで見ました。確かにエドワードグリーンが作っている感じでした。フィリップアティエンザは元ジョンロブビスポークの責任者で、フォーブルサンタントワーヌにビスポークアトリエがあった頃訪問して知己を得、色々なことを教わりました。

管理人様、
初めてコメントした自分に親切に教えて頂きどうもありがとうございます。
是非メールして確認してみたいと思います。

いずれどちらかのトランクショーでお会いできれば光栄です。
また、コメントさせて下さい。


HAWK

HAWK様

丁寧なお返事有難う御座いました。

こちらこそあまりお役にたてなかったのではと心配しております。

そういえば日本を代表するロッカー、布袋寅泰さんのスーツは現在ファーラン&ハーヴィーのピーターが仕立てているところです。

もしピーターのところ(即ちサビルロウのデイヴィス&サン)でスーツをオーダーされるのでしたら一言お声掛け下さい。また、ブログへのコメントも大歓迎です。

私もいつか東京のトランクショウでHAWK様にお目にかかることができます事を願っております。

Thank you incredibly substantially for your exciting text. I have been looking for these types of message to get a definitely very long time. Thank you.

Dear Sirs,

Thank you for visiting my text and leaving a delightful massage.
I saw your website and I was very impressed your fantastic ladies shoes.
I look forward to exchanging messeges again in the future.

管理人様


ご連絡、有難うございます。
やはり、誂え靴に優るものはなさそうですね。
誂え靴0足からのスタートとなると、これからの道のりは随分と長そうです。

ちなみに、適度に保守するためにローテーションを組むとなると、最低限何足は持っておくべきでしょうか?

やまだ様

誂え靴をいよいよ作られるのでしょうか。
どこにお願いするかから始まって、デザインやスタイル、革や仕様、フィッティングも含め、誂え靴にはあれこれ迷って自ら決める楽しみがあります。

靴の足数ですが、もし1週間(5日)仕事では黒しか履かない環境であるならば、やはり黒の靴は5足あった方が良いかと思います。

加えて週末用の茶系(カーフ、スェード、グレインレザー、エキゾチック)で計4足、冬季用のブーツ1足、トータルで10足あれば充分ではないかと考えます。

勿論デザインは黒の中でオックスフォード・ダービー・エラスティックサイド・スリッポンとバラエティをつけて、茶の中でも同様に変化をつければほぼ全ての装いにマッチするのではないでしょうか。

シューボックスの取っ手を持って引き出す。ちらりと見えるつま先。通常の紙製の箱では絶対に味わえることが出来ない究極の至福の瞬間ですね!!!今夜は7時(19時)で上がりまして一杯ひっかけて書き込みました。29日の検査に向けてガンバつております。

管理人様


いえ、まだ先です。
ビスポーク10足、大変そうです。
予算的にも時間的にも。

浦野亮祐様

ご無沙汰しております。年度末の検査まであと1週間ほどでしょうか。お忙しいことと思いますが、ご自愛くださいませ。

仰るように箱を開ける楽しみを追求したかのようなデザインはそれなりにコストのかかったものではと思います。評判も上々でした。

やまだ様

ビスポーク10足、一つのメゾンですと3~4年はかかりそうな気がしますが、2つのメゾンにするともう少し短くなるかなと思います。

また、仕事で茶色の靴を着用できる環境にあるようでしたら黒・茶合わせて7足をローテーションというのも可能かと思います。

管理人様


アドバイス、有難うございます。
次の靴選びに、参考にさせていただきます。

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