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2012年12月15日 (土)

Bespoke shoe repair(誂え靴の修理)

靴のカスタムメイド、身嗜みに気を使う紳士ならいつかは自分の足に合わせて好みの靴を誂えたいと思うかもしれない。そして、いざ靴を誂えようと思い立った時からデザインを考え、意中の靴屋を見つけて戸をたたき、晴れて顧客台帳に名を連ねる。足型や部分部分を採寸して仮縫いを体験し、ようやく手元に記念すべき第1足目が届く。いくつものステージを経て完成した靴は他の誰でもなく、自分の為だけに作られた世界にただ1足しかない靴となる。

オーダーを重ねる中では仕様違いで靴を作り直したこともあったが、間違えて作られた靴も自分専用、他の誰かに合うはずもない。行く末思い工賃を払ってオーダーミスの靴を買い取ったこともある。誂え始めて16年、様々な思い出を重ねてきた靴達にも少しずつリペアが必要になってきた。誂え靴の修理といえば手間はかかるがメイカーに出すのが一番安心。以前当ブログでも紹介したメイカーによるリソールから3年、今回はリヒールやつま先補修、ツリーの調整を紹介しようと思う。

1.リペアー後届けられた靴

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どちらもフォスター&サンの誂え靴。デザインの基本は同じエラスティックサイドだが、左はシンプルなプレーントゥにメダリオンが施されたもの。ヘンリーマックスウェルネームで4足目のオーダー。一方右は最新のレイジーマン。もちろんイミテーションブローグで柔らかなアッパーが特徴の11足目。両者の間には年月の開きがあるが、どちらもリペアをお願いして待つこと半年、ここで修理を終えロンドンから送り返されたところだ。日本の修理工房に出そうかとも思ったが時間がかかるのを承知でメイカーに送り返すことを選んだ。

2.4足目のリペアー

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上の写真が新品時、下の写真が修理後の靴の様子。比較すると直ぐに分かると思うが、摺り減ったヒール部分とトゥを修理している。具体的には①二列の釘が打ち込まれたトゥから釘を抜き、メタルトゥチップを装着したことと②オールレザーの積み上げヒールに釘二列が打ち込まれた状態からヒールトップと釘を取り去り、フィリップスペシャルのクォーターラバーチップ付ヒールトップに交換したことの2点だ。出した時よりも綺麗になって帰って来るところは車を車検に出したときと同じようなものだ。

3.修理後のつま先からヒールまで

Repair01

今回はヒールリフトとトゥ部分の修理がメイン、だいぶ履き込んだとはいえソールはまだ交換する必要もなかったが、メイカーではリペアのついでに靴底にオイルを入れてメンテナンスを施してくれた。磨きのかかったソールに目が行くが、回りをよく見るとコバ部分も黒の色入れを行い綺麗に化粧直しをしている。楽に脱ぎ履きできるのでついつい頻繁に履いていたサイドエラスティックを2足一遍に預けると流石に不便を感じたが、ようやく戻ってきた靴を見て、我慢して待った甲斐がある仕上がりだった。

4.ヒールトップの様子

Reheel

以前のヒールトップは踵後ろの外側に釘が2列、弧になって打ち込まれていたが見た目の美しさとは裏腹にオールレザーの擦り減りは思ったよりも早い。ヒールの耐久性を考えたら最も長持ちするのはラバーチップ、それもフィリップスのものにとどめをさす。一時期フィリップスの在庫切れがあり、オール・レザーのヒールで仕上げられたこともあったが今は写真のようにPHILLIPS SPECIALの文字が入るクォーターラバーチップをわざわざ指定して作って貰っている。

5.つま先の修理

Metal_toe

数年前までは釘2列を打ち込むのがマイ・スタンダードだったが、最近はコバが綺麗に保たれるメタルトゥチップをお願いすることが多い。上の写真は納品時の仕様だった釘2列の補強を外して代わりにメタル・チップを取り付けたところ。勿論ソールと面一になるよう既に擦り減った底革先端を削ってからメタルプレートを付けている。履きこんだ靴を修理したとは思えない程、綺麗な仕上がりだ。こうした丁寧な修理は日本の十八番、どこか腕の立つ誂え靴修理工房がないか知りたいものだ。

6.踵の減り具合の比較

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以前当ブログで黒靴を特集した時の写真。右から古い順にフォスター&サンの靴を並べたものだ。一番右がもっとも古いセミブローグ、左端が届いたばかりの状態のレイジーマン。赤丸で囲んだ部分を見てほしい。履く頻度に違いはあるがオールレザーのFoster04だけ踵の減りが特に早い。右端のFoster02の方が1年以上も古いのに踵がさほど減っていないことを考えると予想以上にレザーヒールの減りが早いことが分かる。片減りなのは外股や歩き方の悪さ故勘弁してもらうとしても、ヒールの仕様はオーダー時に一考すべきと思う。

7.踵部分の修理の様子

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横から見た革の積み上げヒールとラバーチップ。思ったよりも肉厚のラバーであることがよく分かる。ラバーと革の重なる層の境目(赤い丸部分〉が乱れているが、恐らく総積み革のヒールだった時にメンテナンスをせずに履き過ぎてしまい、2層目まで削ってしまったのではないかと少々反省している。今回装着したラバーチップはもともと耐久性の高いものなので暫くは安泰だが、廊下を歩く時にコツコツという小気味よい音を立てていたレザーヒールを交換してしまうと密かな楽しみが一つ減ってしまうのが残念だ。

8.ヴァンプ部分の皺伸ばし

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フィットしたシューツリーは靴のメンテナンスに欠かせない。奥のレイジーマンは緩く仕上がったツリーをロンドンに送り返し、ツリーを新たに作り直したうえで再配送されたもの。到着後さっそく着用し、できた履き皺がどうなるか新しいツリーを入れて試した。すると魔法のように皺が伸びて見えなっている。一方手前の4足目は若干ツリーが緩いのか甲下部分のか皺がとれずに残っている。きつくて中々抜けないツリーも困るが、やはり履き皺がとれるツリーが欲しいところだ。

9.ツリーを入れた状態

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靴はどちらも同じ木型から作られているので殆ど同じツリーのはずだが実際は違う。下のレイジーマンは機械による成型とはいえ、ラステッド・ツリーの名の通りラスト同様靴にまったく隙間がないように見える。一方上のプレーントゥ・メダリオンはハンドメイドで軽いかわりに甲下部分にちょっとした隙間があって履き皺が伸び切らない。ツリーというと付属品のように考えてしまいがちだが、靴のメンテナンスに欠かせない重要な役割を担っていることに改めて気が付いた。

10.リペアー後の靴

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右のレイジーマン・サイドエラスティックはつま先のみポリッシングした状態。作り直したシュー・ツリーの効果で皺が殆ど見えない。加えてつま先のメタル・トゥチップのおかげでコバが綺麗なこともあり、それなりに履き込んだのにも関わらず新品に近い状態で写っている。一方左のプレーントゥ・メダリオンは靴全体が丁寧にポリッシングされた状態で送り返されてきたのでそのまま撮影した。こちらも今回つま先にメタル・トゥチップを装着しているので今後その威力を発揮してくれることだろう。

今回の修理はプレーン・トゥメダリオンの方がヒールの革積み上げとフィリップラバーにつま先の釘抜きおよびメタルプレート装着で工賃が67£(約9000円)だった。これに送料を加えてトータルが142£(18650円程度)になる。送料が高いのに驚いたが、リペア価格だけを見ると国内の修理工房と同じかむしろ安いのではないだろうか。ただし、修理期間や前述した送料の高さがネックであり、国内で修理するという選択肢も考えたいところだ。一方、レイジーマンのツリーの修理についてはツリーの不具合ということで、再製作してもらい送料等全てメイカー負担となったのでエクストラチャージは一切発生していない。

靴の修理をどこに依頼するかは人それぞれ、ただしグリーンやロブ、オールデンやウエストンといった有名既成靴の場合は本国のファクトリーに依頼するよりも日本のリペアショップを信頼して任せる人の方が多いだろう。では愛着のある誂え靴をリペアーに出す必要が生じた時はどうだろうか。ロンドンの靴職人によると「同じ工具を持っている同じ職人に出すのが普通。」とのこと。なるほどと思うが、これだけ靴職人が揃っている日本国内ならば任せられる靴屋もあるのではないか…とも思う。近いうちに贔屓の誂え靴屋を見つけ、靴を誂えながら修理もお願いできたら一番良いのだが。

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コメント

管理人様

私でさえ靴の修理にはかなり気を遣いますので、管理人様はことさら苦心されていると思います。
せっかく修理したのに出来栄えが良くないと急に履く気がしなくなったりします。

私の場合は普段はワークシューズやスニーカーを履くことが多いので、革靴の修理はトゥはレザー、ヒールも元々がレザーの場合はオールレザーにしています。

PMT様

早速のコメントを有難うございます。

なるほど、レザーヒールならレザーヒールでということでオリジナルに近い形でのリペアーを実践されているということですね。それですと明快で良いかもしれません。私は最初の仕様と違ったり途中でラバーを貼ったりと靴のメンテナンスに関しては一貫性がないので靴好きの人から見ると失格かもしれません(笑)。

ですが、長く履くものという心構えだけは大切にしていますので靴を捨てることができません。今まで処分した靴は全て誰かに譲渡したものばかりです。もともとアイビー世代ですので良いものを長く大切に扱うべしと教わってきました。ですので衣服も自治体による古着回収にも滅多に出さないですし、出す場合も例えば「黄ばんで着れなくなったシャツ」などはまず肉厚の貝ボタンを外してからなどと考えてしまいます。

国内で英国の靴を修理されるならば現地で仕事されていた、ヨウヘイフクダさんかマーキスさんがいいでしょうね。お二人ともしっかりした腕をお持ちです。

イタリアで修業された某職人さんの工房を訪れた時にも。ガットで作られた靴が大量に運びこまれているのをみましたけど。外国で誂えた靴は修理も悩みどこなのかなと思いましたね。
コバやソールの僅かな違いでも全体の印象が大きく変わりますもんね。

久々のコメントです。リペア!!!なんと素晴らしいワードではないでしょうか!!良い靴であるからこそリペアに出す!本当に素晴らしい事だと思います。13日は小倉で友と忘年会。共に女性連れで大いに盛り上がりました。帰りに例のごとく新天町のRS、岩田屋5Fの紳士靴コーナー散策してきました。思えばちょうど一年前にSFのオールソール、ヒールが完了してRSで貰い受けした事思い出しました。詳細は後ほど。

はじめまして、いつも興味深く拝見させていただいています。
色々書いているうちに長文になってしまいました。
あらかじめ謝らせていただきます。申し訳ございません。

自分は靴が好きでオタクとまでいえるかわからないですが人並みに靴の知識はあると思います。
今回こちらに書き込ませていただくというのは自分にとっては大変感慨深いことです。

今自分はイタリアの靴の工房でハンドソーンウェルテッドの底付けを担当しています。
こちらに来て4年目になります。

管理人様の靴のサイトを見たのが靴作りを仕事にしようと決めたきっかけです。
当時大学生だったのですが本格的な革靴が欲しくなり、その頂点にあるのは何なのか知りたくて
インターネットで検索したところ管理人様のサイトに行き着きました。
所有されている靴の美しさに感動して同じモデルをいくつも買いました。
そしてもっと美しいものを自分で作りたいと思い在学中に独学で靴作りをはじめました。
その後靴の修理の会社に3年勤めまして、渡伊して現在に至ります。
こちらに来て勉強のためロンドンとパリには何度か足を運びました。

ところで、文中にひとつ気になることがありましたので書かせていただきたいと思います。
靴のヒール部分ラバーと革の重なる層の境目中央が凸凹している理由についてなのですが
個人的な見解で恐縮なのですがこれまで勉強して経験してきたことからお話させていただければと思います。
というのも、まずお客様の視点でこんなに細かいところまで靴を見ていることに正直驚きまして、もしかすると製作する側の見解も少なからず興味がおありなのではないかとおせっかいに思ったためと、今回書き込みをさせていただくきっかけにしたかったためです。

以下私の見解です。もうご存知のことも多いかも知れないですがどうぞご容赦ください。

もともとフィリップスのラバーピースは製品の状態からすでに段差のあるデザインになっています。
管理人様のほかの靴を確認していただいても同様の段差は見られるのではないでしょうか?
さて、その構造の理由についてですが、修理を前提にした靴作りを行うためと、靴を美しく仕上げのため、の2点ではないかと思っています。
まず修理を前提にした靴作りを行うためという点についてですが
特に伝統的な靴作りをする工房は極力接着力の弱い糊を薄く使用しています。
それは必要以上に接着力のある糊は修理の際靴本体に大きな負担をかけるからです。
それに、そもそも靴用の糊は革とゴムとの接着力の相性があまりよくありません。
ですからクウォーターラバーのピースに段差を設けることでトップに乗る革をとめる飾り釘で接着の補助をしているのではないかと考えられます。
また靴を美しく仕上げるためという点についてですが
接着力を重視して糊を厚く塗るとヒールの層に糊の筋が出てしまい美観が損なわれるという理由と、ラバーの断面がヒール顎面まで達してしまうと底面つま先側からから靴を見たときヒールの部分にゴムの層が出てしまい美しくないという点が考えられます。

以上なのですがまだまだ若輩者で、文章も稚拙で伝わりにくい部分もあると思いますが、ご容赦ください。
なにかしら参考になることがあれば幸いに思います。
これからもお体に気をつけて興味深い記事を載せていってください。改めて長文失礼いたしました。

通りすがりのチワワ様

福田さんは実物も拝見しましたしマーキスの川口さんも雑誌ではありますが拝見しました。ご両人とも大変素晴らしい靴を作っているのに驚きます。近いうちに日本の職人さんに靴をお願いする時の参考にいたします。

それにしても靴のオーダーをし始めた1996年当時は日本の職人さんが英国の靴を作るということなど想像もしませんでした。改めてこの17年の移り変わりを振り返る時感慨深いものがあります。

浦野様

コメントを有難うございました。
いつもの浦野節が戻ってきたようで嬉しいです(笑)

女性同伴の忘年会はさぞ楽しかったのではないでしょうか?しかも帰りがけに靴屋を覗くというのですから益々羨ましいです。

浦野様のリペアにまつわるお話楽しみにしています!

轟車 次郎様

初めまして、当ブログへの訪問並びにコメントを頂戴頂き有難う御座います。

まずはじめに、当方のサイトを見て靴職人を目指されたとのこと。満足できる情報には程遠かったかと思いますがそのようなお褒めの言葉を頂戴し恐縮しております。

また、イタリアに行かれて4年とのことでクラシックなイタリアの靴作りを体得されている最中かと思います。当方、この夏イタリアを久しぶりに訪問しましたが今まで一番多く訪問したのがイタリア、次がイギリスですので彼の地には特別な思い入れがあります。

さて、靴の踵の件ですが丁寧な解説を有難うございます。私の書き方が悪かったようなのでブログの方を訂正させて頂きましたが、実は今回のオールレザーヒールの靴ですがついつい履き込んでしまい、トップピースの次の層、つまり2層目まで擦り減ってしまいました。そのままの状態で修理に出したのでラバー付きのトップピースをどのように面一にして付けるのかなと思っていたのですが見事な出来栄えでした。

再度ブログの写真をご覧いただくと分かるのですが赤い丸で囲んだ部分が凸凹しているという文章のくだりにあたるところです。ひょっとして化粧ヒールとラバーの間の断面に見える凹を指している文章と思われたのだとしたら紛らわしい書き方をしてしまいました。念のため凸凹という文章を乱れという言葉に代えて再度アップしましたので気が付かれたことがございましたらお教え頂ければ幸いです。

これからも轟車次郎様が目指す靴作りを続けられ、いつかその靴を拝見すること、また注文する機会に恵まれますことを念じております。お時間がございましたら現地での様子やイタリアの誂え靴の近況などぜひ気軽に書き込まれて下さい。

イタリアも寒さが増す頃、どうかご自愛されながらよきクリスマスと新年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます。

管理人様

丁寧なお返事どうもありがとうございます。
勝手な早とちりで長々と知識をひけらかした文面で本当に恥ずかしい思いです。
反省しております。
今後は靴作りだけでなく精神的な面においても謙虚な気持ちで取り組んで行きたいと思います。
暖かいお言葉本当にありがとうございました。
また機会がありましたらコメントさせていただきます。
失礼いたします。

私の書き込みに喜んで下さりありがとうございました。翌日12月14日は赤穂浪士の吉良邸討ち入りの日。行きつけの小倉の北九州ホテルプラザには俵★玄蕃と言うハンドルネームで書き込みしておりますので本来ならば江戸は本所松坂町に行かねばなりませんが筑前博多を攻めてまいりました(笑)今回は8年前に新天町RSで購入しましたダイナイトソールのバルモラルWT履きました。討ち入りの天候は雪でしたが博多はあいにくの雨模様。しかしダイナイトソールですと少しの水溜りなど気にせずにすみますね。初めての靴に冬用の少し厚めのソックスということでレイスを緩めて履くと結び目がわずか、そこでH課長に6アイレット用のレイスありますか?と尋ねると靴を見た瞬間あることはあるが色が合わないみたいと答えられました。比べてみると若干濃いブラウンのレイス。私がこれで良いですかあらと答えると、いやいや当店で購入してくださった靴に色違いは出せない!まして浦野さんだから絶対にダメです、発注かけますからしばらく待って下さいと言われこの気配りにまたまた感激してしまいました。出る時に以前お話いたしました30年記念モデルのサドルシューズがデスプレイしてあり管理人様がクロコとカーフでお造りになると言う話で盛り上がりました。

管理人様

その後も管理人様のとても素敵な靴、ウェアを楽しく拝見させていただき、ありがとうございます。

英国靴リテイラーとのトラブルで是非アドヴァイスをいただければと存じ、書き込ませていただきました。
Plum Soles(http://www.plumsoles.co.uk/)に10月入荷予定のパラブーツを9月プレオーダー、ペイメントをしましたが、今も送られて来ず、何度もE-mail問い合わせしましても返答が全く来ず、Face book記載の電話番号は不通の状況です。
フランスのパラブーツにも昨日相談のE-mailを送りましたが、直接関係することではありませんので期待薄な気がしております。
誠に申し訳ないお願いですが、経験もとても豊富な管理人様からアドヴァイスをいただければ幸いです。
何卒宜しくお願い申し上げます。

轟車 次郎 様

こちらこそ紛らわしい文章をアップしまして大変申し訳ありませんでした。

ですが私の駄文で轟車次郎様とこうしてブログでやり取りできましたこと、結果としてはとても良かったと思っています。昔、やはりサイトを通じて知り合いになった方も靴職人としてローマやミラノで経験を積まれ今は大変立派になられて日本にお戻りになっています。

当方、いくつもの靴屋を巡ってオーダーする時間的ゆとりがない為、これはと思う靴屋の情報しかお伝えできないのが歯がゆいのですが、それでもご覧頂き、靴作りを目指そうとする方々のお役に立てることが出来たならばまたとない喜びです。

今後も轟車次郎様のお役にたてるような内容を少しでもお届けできればと思っておりますので時々お立ち寄り頂ければ幸いです。

浦野亮祐様

やはり懇意にしている靴屋の店員さんは靴紐1組といえども妥協することなく顧客を一番大切に考え商いをされていることに感心いたしました。素晴らしいことだと思います。

勿論、他のお客様に対しても同じ姿勢ではありましょうが、他ならぬ浦野様ですから、妥協することなく最良の方法を示したのではないかと思います。お話を読むうちにビスポークにも通ずる店と顧客との信頼関係があるような感じがいたしました。

とても良い話をお聞かせ頂きました。

サドルシューズのオーダー…そうでした、このところスリッポンタイプの靴ばかりオーダーしていたので紐靴のことを忘れかけておりました。少し真剣に仕様を考えてみます。

Shigeさん

トラブルではないかと気をもむお気持ち、お察しします。

私もヴェネツィアで高価なグラスをペアで買い、何時まで経っても送られてこない時はもしかして…と思ったことがありました。

恐らくカードで決済されたと思うのですが、カード会社を通じて商品の未着を店側に伝えさせるのは如何でしょうか?オンラインショップですからカード会社から店として不適格の扱いを受けると営業が出来なくなるはずかと思います。

以前そうやってカード会社からの督促を出したところキャンセル扱いになりカードに返金されたという話も聞きました。

VISAならばビザジャパンにマスターカードやアメックス、ダイナース、どのカードモそういったオンラインでの詐欺に対する対応やプロテクションがあるはずなのでご確認されることをお勧めします。

私も英国のWe sell shoe.comに注文しかけて在庫がないのに決済すると厄介だなと思いペンディングの状態にしてメールを送り、在庫がないのならばキャンセルすること、ついでにそのショップはVAT(消費税)の還付もなかったので問い合わせたところ、見事に向こうから「キャンセル扱いにした」との返答がメールで届きました。

新規参入のオンラインショップは英国のサイト運営会社でも実態がアジアでずさんなところもあるようです。やはり実績のあるPedeiwearやBodileysは安心です。特にPediwearはパラブーツを扱っており友人も購入したと思います。

あまりお役にたてず申し訳ありませんが、何かありましたらまた情報交換させてください。

管理人様

早々にアドヴァイスをいただき、誠にありがとうございます。

私の小さいサイズのChambord NuitがPlum Solesという店舗もある英国レテイラーしか見つかりませんでしたので初めて利用しましたが、とんでもないところだったようです。
2~3日中に以前も問い合わせたことのありますフランスのパラブーツの人から連絡がなければ、いただきましたアドヴァイスからカード会社に連絡させていただきます。
本当にありがとうございました。

またまた、スレに関係ないわがままの浦野の出番です。新宿伊勢丹の靴コーナーに続いて充実していると思われます福岡岩田屋5Fの靴コーナーに寄りました。ここでも性懲りもなく大ぼらを吹きまくって来ました(汗)RL以外では一足もインポートシューズ持っていない私ですがゴードンゲッコー氏が(うーん3足もらおうか)と言われたC&Jを勧められましたがどうせインポート買ううならちょっとは無理してでもEGにしたい!特にこのドーヴァーは最高だ靴中央の切り替えしが無い。私もRLやAFなど多数(と言っても5足ですが)所有しているがシルエットの美しさで敵う靴は無い!月に一回飲みに行くのを減らせば一年でEGが買えると言ってしまいました(出来もしないのに)そのあと新しいSFそれも前身頃がGY、後ろ身頃がマッケイ縫いのハイブリッド仕様の靴を見ながらスタッフに技術は格段に進歩している特にソールの美しさ、本当に素晴らしい!! 以前のSFが野暮ったく見える。しかしできればインソールに昔の狐の絵が描かれているインソール仕様したらば昔のSFのファンが戻ってきたのでは?と言いますと見た事ありませんと答えられました。

浦野亮祐様

福岡岩田屋での楽しそうな一時、読むうちに思わず笑みが出てしまいました。新しいシェットランドフォックスのグッドイヤーとマッケイのハイブリッド、見たことないのですが興味があります。

それにしても新生シェットランドフォックスは狐のマークを外してしまったのでしょうか。英国の香りがするロゴだったので変更したとするととても残念です。

若い店員さんにはきっと昔の靴のことが分からないのだろうと思います。その割には高級舶来靴のことはかなり詳しかったりと、昔とは靴のバラエティだけでなく店員のトークもだいぶ違います。

管理人様心温まる返信に感謝しております。早速岩田屋5Fの紳士靴コーナーに電話してSF担当に取り次ぎ願いますと接客中。連絡願うと15分後に連絡ありました。先日書き込みましたように今のSFはそれはそれは素晴らしい靴であります。日靴贔屓を差し引いても管理人様でもなかなか良い靴だなーと言って下さるはずです。そこでSF販売する上でも旧作のSFと比べてみても遜色のない靴だ。でもそのためには旧作を見せないと今の客は理解出来ない!!そこでもし旧作のSF必要ならば私の靴利用してくださいと伝えました。

浦野亮祐様

確か、有楽町の阪急メンズ館でシェットランドフォックスの靴を見たような気がします。尤も随分前のことなので浦野様が話されている新作の靴は出ていなかったと思いますが…。今度有楽町に行ったらぜひ見てきます。

ところで浦野様の旧シェットランドフォックスと新シェットランドフォックスを絡めて店頭にディスプレイするというアイデァ、お客様もかなり興味をもって立ち寄るのではないでしょうか。とっても良いアイデァだと思います。

それにしてもそのアイデァを思付くや否や直ぐに担当に電話するところが浦野様らしくて素晴らしいです。抜群の行動力ですね。

管理人様
上にWe Sell Shoes.comの話を書かれていたので反応してしまいました。私は一月初旬にクロケットの靴を注文し、21日で届くとメールがきて決済されました。しかし40日以上まっても届かず、何度メールしても返信がありませんでした。webの注文履歴を見ると、入荷待ち、となっているままでした。詐欺だと思い、決済したpaypal経由にて異議申し立てをしたところ、返金されました。
ただ先方からの連絡や返信は無いままですが。
どうもこのWeSellShoesというサイトは怪しく、詐欺の匂いがします。paypalで支払っていて良かったと思いました。ちなみに決済した先の名前はrosedoddという名前になっていました。

いつもはBodileysを利用していましたが最近はクロケットの入荷が無く困っていたのでそのサイトで注文した、という経緯です。

以上、情報まで。私と同じ目にあう人が少なくなればと思い書き込みました。英語のサイトですし、泣き寝入りする人もいるかと思いますので。

maku様

当ブログへのお立ち寄り並びにコメントを頂戴し有難う御座いました。

私も最初からWe sell shoe.com の運営は怪しいと思っていました。英国を装っていますが、実態はアジアではないかと思います。

何しろサイトのトップに日の丸を置くくらいですから日本人を狙っているとしか思えないようなサイトの作りです。

色々なところでこの怪しげなサイトの警告を発していきたいと思いますので、maku様の貴重な情報を有難うございました。

管理人様
お返事ありがとうございました。
WeSellShoes.comの評判はよくわからなかったのですが、paypalも使えるし、大事にはならないだろうと思って注文してしまいました。
よくサイトをみると「About Us」のリンクは意図的に?切れてますし、実態のわからないサイトですね。
そんなところで注文した私が不注意でした。
このサイトの注意喚起はおっしゃる通り必要かもしれません。少しでも私の不注意な経験がお役に立てばと思います。

上記Wesellshoes.comについて追記です。
ポンド建ての表示・決済で、「UK Free Shipping」として英国内を装ってますが、VAT分の値引きに関する質問メールにも答えず、WebにもVATに関する記載はありませんよね。
少なくともヨーロッパ以外にある業者のようですね。

maku様

そうです、私も怪しいと思ってVATのことについて聞いた途端、私のオーダーがキャンセル扱いになりました。サイトの運営者はVATのことを分かっていないのだと思います。

こうしてWesellshoe.comは詐欺サイトだと書き込むだけでもこのサイトを怪しいと検索するほかの人達への警鐘になりますので、どんどんこの情報を開示していきたいと思います。

引き続きの詳しい情報提供を有難うございました。

管理人様へお尋ねいたします。私もトウチップを打ち込みしたいと思っております。が、床材(大理石)など傷がつかないでしょうか?もちろんそのような場所へはひんぱんにはいきませんが・・・・・

浦野様

流石は浦野様、建設に携わる方は靴底と言えども、建物への影響をきちんと考えられていることに感服いたしました。

もし、床材が大理石で意図的に傷つけようとつま先で蹴ったならば恐らく傷つくと思います。ですが通常歩く限りではまず傷つくことはないかと思います。

私も日頃大理石の床などを歩くことがないので試した訳ではないのですが、ウッドの床を歩いた時は傷にならず普通に歩けました。

ありがとうございました。お察しのごとく、床材を傷つけることに心配しておりましたがこれで安心してトウタップを馴染の靴屋さんで施工してもらいます。今、建設機械もほぼ全てと言ってよいほど足(クローラー)よく一般のお方はキャタピラーといわれますがキャタピラーとは世界一の建設機械のメイカーです(本社はイリノイ州)日本には相模原、明石に工場があります。そんな機械も一帯式のゴムクローラーや鉄クローラーでもゴムパットをはめております。

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