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2012年11月17日 (土)

New casual(ラウンドのカジュアル)

クレバリーといえばスクェアトゥが有名だが、サドルシューズフルブローグなど英国靴らしいラウンドトゥも味わいがある。今までは角ばったつま先が多かったので、久しぶりに丸みのある靴を注文した。正確には1年前の受注会の時のこと。履き心地抜群のハーフバンド・カジュアルを新たにもう1足作ることになり、「どうせならスクエァではなくラウンドにしてはどうか?」というアドバイスを受けたのがきっかけだ。ちょうどラウンドトゥのローファーを受け取った友人がいたので触発されて注文したという事情もある。

ところがマットなアリゲータ素材は種類が少なく殆どが既に注文済み、これはと思うものが見つからない。結局次の受注会まで半年かけて素材を選び注文。更に半年かけて今回の仮縫いを迎えた。フィッティングまで1年となると少々気の長い話ではあるが、気に入った素材との出会いは一期一会。艶無しのアリゲータ革を選べるのならばじっくり待つのも悪くない。そこで今回は注文後1年経ってようやく仮縫いを迎えた初のラウンドトゥ・ローファーを紹介してみたい。

1.ラウンドトゥ・カジュアル

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スクェアトゥに比べるとつま先の捨て寸が短めのラウンドトゥ。すでにデリバリー済みのハーフサドル・カジュアルと同じデザインでつま先をラウンドに変更しただけなので前作とつま先以外は全く同じはず。エプロン部分も前作同様ピックステッチで縫われている。素材はバーガンディのマットアリゲータ、前作の小豆色に近い色目のものを探してもらって選んだ。仮縫い靴を上から見ると全体のシルエットはオールデンのペニー・ローファーに近い。カジュアルなジャケットスタイルからジーンズまで合わせやすそうな1足だ。

2.フィッティング

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フィッティングは従来のスクェアのものよりも随分とタイトで驚いた。ルームが少ないのか新たな木型がタイトなのか分からないが久しぶりの感覚だ。フィッターのレッパネン氏には気になる部分を伝えたが、納品時にどれだけ解決されているかは未知。もっとも緩くて踵が抜ける心配をするよりはタイトな方がまだ良い。昔オーダーしたストラップカジュアル(写真左のスリッポン)の時も最初は血豆ができたが今では快適だ。ウェストン・シャンゼリゼ店の店員が「アリゲータ素材は慣れるとカーフ素材よりも柔らかくなる。」と言っていた言葉どおりになることを期待したい。

3.ピックステッチ

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もともと1枚の革からエプロン部分とつま先部分をピックステッチで縫い合わせて頂上部分に切れ込みを入れる技法(レイクというとのこと)で仕上げているのだろうか、今回も両サイドとエプロンの斑が綺麗に続いている。それだけでなく左靴と右靴の斑の並びも線対称になるようカットされるなど既成靴よりも贅沢な革使いが感じられる。エプロン端を縫っているステッチはピッチが前作よりも大きい。糸が細いのでささほど目立たないがやや粗いと感じた。

4.踵部分

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カジュアル(ローファー)の場合は特に踵のフィッティングが大事。既成の話ではあるが、ハーフサイズ大きなローファーが1足ある。時々履いてみるのだが踵が抜けないよう無理して歩くせいだろうかとても疲れる。ただし昔のウェストンのようにきつすぎるローファーを我慢して履きならす忍耐も今はできれば避けたいもの。そう考えると自分の足にぴたりと合ったローファーをオーダーするのも意味がある。フィッティングの難しさから注文を受けない誂え靴屋もあると聞くが、目下クレバリーのカジュアルには満足している。

5.掬い縫いの様子

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靴の裏側を見たところ。いつもの通りテンポラリーのヒールとシャンクがつけられた状態でのフィッティングとなる。この状態からソールが付くと更にアッパーが引っ張られる分フィッティングはきつめになるそうだ。靴の完成は来年、恐らく納品は夏頃になるだろう。薄手のコットンソックスを履いて徐々に履き慣らしながら、足に馴染んだらコットンスーツやリネン素材と合わせてカジュアルな夏の着こなしを楽しみたい。

6.靴のつま先(外側)

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つま先から踵まで綺麗に続くアリゲータの斑。前作のタッセル・スリッポンで見られたような不揃いな斑は見られない。もしかすると今回の方がアリゲータ自体の革が大きいのかもしれない。革自体が大きければ不揃いな部分を避けてパターンを取ることもできるはず。そう思ってよく見てみるとバンド付近の大きな斑には微妙な凹凸や筋が出ているようだ。今までのアリゲータ素材とはちょっと違う印象を受ける。

7.靴のつま先(右側)

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ラウンドのローファーを注文するのは初めてということでイメージが掴めなかったが今回の仮縫いで靴の雰囲気が良く分かった。それにしても同じバーガンディ色のアリゲータ・スキンを使った4足目のオックスフォードと比べると艶ありと艶なしの違いはとても大きい。今回のローファーも艶なしのアリゲータならば遠目にはバーガンディ・カーフに見えるだろうが艶ありだとそうはいかないはず。マットなアリゲータ素材には目立ち過ぎないというポイントがある。

8.靴のアウトサイド

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ヴァンプ部分はスクェアトゥのローファーよりも短いが、バンドから上に突き出たタンがぐっと長めにとられているので、見た目はそれほどショートヴァンプに見えない。靴を机に置いて近くで見るのと実際に履いて真下を見るのとは印象もだいぶ違うし、周囲が履いている足元を見る時はもっと違う印象になるはず。ベルルッティやコルテのような近くで見て美しい靴が思ったより着る服を選ぶこともあれば、ストロングタイプのフルブローグのほうが汎用性が高かったりすることもある。靴と服の組み合わせは実に奥が深い。

9.靴のインサイド

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テンポラリーのヒールは高めで、おまけにソールが付いていなせいか前と後ろの高さがずいぶんと違う。べヴェルドウェイストのアーチ部分のくびれを見ると何だか女性用の靴に見えなくもない。それでもこの後ソールが付けばもっと男らしい靴に仕上がるはず。そういえばフォスター初のローファーはウェスト部分をスクエァに仕上げたが、クレバリーが言うように「ローファもタウンシューズ、通常はべヴェルドウェイストで仕上げる。」方が良いと思う。

10.エプロン部分

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エプロン端の縫合部分。よく見ると針が通った跡が線になってエプロン端に残っている。前の靴では見られなかった跡なのでクローザーが違うのかも知れない。仕上げに拘る日本人と言われるらしいが、それほどでなくとも少々気になる部分ではある。それから写真に写っているウェルトの幅が細いのには驚いた。アッパーがアリゲータだと余計に気を使う出し縫いの作業や着色は大丈夫なのだろうか。

今回のラウンドトゥ・カジュアルをベースにもう1足、今度は同じパターンで「エプロン部分をホワイトバックスにして他はライトブラウンのカーフで。」とお願いしようと考えている。ただし、次回はグラスゴー氏だから「どうせならばカーフではなくアリゲータにしたら?」と言い出しかねない。というのも前回のブーツを除いてこのところずっとアリゲータ・スキンでオーダーし続けてきたからだ。

数えてみたところアリゲータ素材の靴もこれで10足になっている。そろそろ一区切りつける時だろう。今後はスローペースでオーダーを入れながら今まで試して来なかったデザインや素材で靴を誂えたい。特にクレバリーではコンビネーションに力を入れている。定番のホワイトバックとカーフだけでなく、スコッチグレインやマウンテンラム、オストリッチやリザードなどまだ試していないエキゾチックレザーも含め、オーダーライフを楽しみたい。

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誂え靴(Bespoke shoes)」カテゴリの記事

コメント

管理人様

アリゲータ素材の靴だけで10足は凄いですね。エキゾチックレザーの世界は特別の魅力がありますね。私は一足だけオーストリッチのローパーブーツを履いたことがありますが、自分の足元が気になって仕方がありませんでした。

フェアフィールド、購入いたしました。色はMARACCAです。ラストは81なのでカントリーシューズの雰囲気があり、ツイードやコーデュロイ、ジーンズ等にも合いそうです。ネットショップで買ったので定価の7割程の価格でしたが、それにしても定価は高いですね。

スエードの靴がほしかったのは、先日BROOKSで念願のポロコートを買ったので、それに合わせるためです。ポロコートは私にとっては決して安くはないので、本国のオンラインショップも見て確認ましたが、内外価格差が意外に小さかったので青山本店で購入しました。20代の頃、初めて見たポロコートとはかなり違いますが、キャメルヘアーの色と風合いにかなり満足しています。

いつもテーマに沿わないコメントですみません。


こんにちは。

次から次へと素敵な靴が登場しますね。
ラウンドトウでロウバンプ気味の美しいフォルムで良いですね。

今回も素敵な靴、正に羨望の眼差しです。ヴァンプ部分と履き口の絶妙なバランス!!それよりも久々にみるラウンドトウ。正直申しましてスクエアトウよりラウンドトウが好きでしてなんかホッとしました。ヴァンプをあと1センチ縮めフルサドルにしますとこれはもうオペラパンプスも裸足(?)で逃げ出すんではないでしょうか?

PMT様

フェアフィールドを購入されたとのこと、おめでとうございます。仰るとおりチャーチズのカタログでもオリジナルは#81のラストでした。昔購入したビームス別注だけが#73のようです。

ところでマラッカという色は見たことがないのですが、明るい茶色(傘のマラッカと近い色目ではと想像してのことです)なのでしょうか。もしそうだとするとポロコートとの相性もとてもよさそうですね。

私もラルフローレンのカタログでポロコートへの憧れがずっとあって、いつかポロでポロコートをと思っているんですが扱っていないことが多いようで中々出会えません。

musselwhiteさん

早速のコメントを有難うございます。

確かにラウンドトゥでロウヴァンプの靴というのも見慣れるとといいもんですね。最近少し志向が変わってきました。

浦野様

浦野様はラウンドがお好みとのこと、確かにラウンドトゥの方が奥が深いような気がします。

今後暫くはラウンドを多めにオーダーしようと思っていましたので、背中を押していただいた気分です。

管理人様

確かにマラッカ藤の柄の色みに近いかもしれません。明るい茶色です。

BROOKSのポロコートは数年前からイタリア製になったようですが、今シーズンのものは私の好みのサイズ感だったので、思い切って購入しました。GoldenFleeceのタグが付いています。後ろはインバーテッドプリーツではないのですが、フレームドパッチポケット、ターンナップカフ、バックベルトと私が思うポロコートのディテールを備えています。

ラルフローレンのポロコートは最近は見ていないですが、コートのラインナップからは外せないアイテムなので、いずれまたポロのポロコートが発売されると思います。

PMT様、管理人様ポロコート懐かしさに思わず竹内まりやのヒット曲(駅)の歌詞から(なつかしさの一歩手前で、)の曲口ずさんでみました。私JPのポロコート所有しております。しかしながら温暖化と九州は長崎県ということで何年も出番がないのが現状です。と言うよりやはりこのコートには上等のスーツではないとコートに負けてしまいます。着るスーツないのがコート羽織ることないというのが事実です。ハーフサドルのローファーの高めのヒール以前リーガルの定番でありました(ポロタッセル)プロセスはマッケイ、ソール、ヒール共にレザー現物は見たことありませんが高めのヒールにこれまた(駅)の一節歌ってしまいました。

PMT様

昨日、お世話になった人へのお歳暮を選びに都内のデパートに行き、チャーチズの靴を見てきました。昔から比べると変わってきてはいるのですが、それでもチャーチズには独特の魅力があります。

ポロコートですが、昔はラルフもブルックスも高級衣料はメイドインUSA(中にはメイドインイングランドもあった)だったかと思います。ところが一足先にポロからイタリア製に変わり、USメイドの重衣料は1990年代半ばで終了したようです。

一方のブルックスもイタリア製が増えましたが、ここでサウスウィックを買収しUSメイドの重衣料を復活させているとのこと。更なる復活を期待し応援しているところです。

PMT様もポロコートを購入されて、今年の冬は外出がさぞ楽しくなるのではないかと拝察しております。私も触発されてポロコートが欲しくなり始めました。

浦野様

九州は暖かいので重いコートは需要が少ないと聞いたことがありますが、浦野様の話から「ポロコートを着るほど寒くなることがない。」という気候の違いに改めて気が付きました。

また、九州は温暖なので、重く頑丈で鎧のような英国ものより軽く着心地が良くて体についてくるイタリアものが合うとも聞いたことがあります。

小さな国日本でも気候の差とその土地土地に合った着こなしがあるのかもしれません。

それでも浦野様、Jプレスのポロコートをしっかりとお持ちというところが流石で御座います。私も今日は竹内まりやの名曲と共に懐かしいアイテムをどれか一つ引っ張り出してコーディネイトして外出しようと思いました。

管理人様

ポロコートは私より管理人様の方が格段にお似合いになると思います。

ブルックス青山本店にはアメリカ製のトープ色のブリティッシュウォームコートがあり、これもなかなか良かったのですが、私のサイズは無く、来年か再来年の楽しみにしようと思います。今のブルックスの方向性が変わらないことを願うばかりです。

浦野様のJプレスのポロコートのディティールも教えて頂きたいですね。

PMT様。私の戯言に気を使って下さりまして本当に嬉しく思います。JPは他に以前書き込みました、ブロックチェックのマッキーノークルーザーを所有しております。長崎にはBBのお店もなく、ずいぶん昔、KENTブランドで見ただけです。ポロショップ(長崎の百貨店浜屋)でも置いてありませんでしたので他のブランドと比較することなく、一般的なポロコートとしか返答できませんことお許し願います。ただ、虫食いに合わぬように昔ながらの防虫剤(ナフタリン)をこまめにポケット(内、外)に補てんしております。

PMT様

アメリカ製のブリティッシュウォーム、是非青山店に行って見てみようと思います。そういえば某デパートのブルックスコーナーにアメリカ製オウンメイクのスーツがあって、こちらも日本のメイカー(ダイドー)にはない魅力が感じられました。

ブルックスのオウンメイクが完全に復活するのを大いに期待したいところです。

追伸…PMT様も浦野様もコメント欄にお名前がなかったのでお返事を書くのに迷いました。(笑)

浦野様

ポロコート、マッキノウクルーザー、J.プレスはブルックスと並んでアイビーに興味をもった頃夢中になったブランドですので聞いただけで心がうきうきしてきます。

虫食いといえばバーバリーのカシミア100%チェスターフィールドコートも一箇所目立たないところに虫食いの跡があってショックを受けました。随分前のことなのでその後はこまめに防虫シートや防虫剤を掛けていますが虫は上質の素材を知っているようで粗野なツィードには目もくれずカシミアばかり狙います(怒)

追伸…PMT様も浦野様もコメント欄にお名前がなかったのでお返事を書くのに迷いました。(笑)

管理人様

前回、名前の記入を忘れてすみません。書き込み内容の事ばかりに気持ちが入ってしまったので。

銀座の和光にCROMBIEのブリティッシュウォームが置いてあるそうです。写真しか見ていないのですが、本格的な英国式のようです。私は少しカジュアルなブルックスの方が好きです。

虫食いと靴のカビは最も気を遣うところですね。防虫剤は欠かせませんが、クリーニングのタイミングに悩みます。あまり出し過ぎるのは良くないようですし。

シューツリーは梅雨に入る前の天気のいい日に天日干しにして、除菌スプレーをしています。

管理人様は上質のものを多くお持ちなのでメンテナンスもさぞ大変だろうなと想像します。

慣れと言おうか、名前明記しなかった事おわび申し上げます。アリゲーターの話から厚手のコートに話がそれてしまいすみません。でもそんあ失礼な事に対しましても気に留めず話に下さりますこと。本当に心広きお方であると感心いたします。やはり良い物を所有しておりますと他人と比較することなく余裕があるんですね。以前所属しておりましたATCとはまったく違う次元です。自分より良い物を持った人に嫉妬し攻撃するそんな、族とは決別した事当たり前ですよね。
追伸、JMウエストンよりエキゾチックレザー用のクリーム購入いたしました。

PMT様

銀座和光のクロンビー製ブリティッシュウォーム、他のブログで特集されていたのを拝見しました。寒くなるとどうしてもコートに目が行ってしまいます。グローバーオールのリーファージャケット(所謂Pコート)も欲しくて気になっていますし…。

クリーニングをすれば虫よけになるのでしょうがカシミアのジャケットやコートはPMT様ご指摘の通り
クリーニングに出すのにも気を遣うので目下タイミングを掴みかねています。

シューツリーの天日干しは気が付きませんでした。確かに言われてみればツリーが乾燥していれば靴の湿気を吸いやすくなるはずです。

メンテナンスをしっかりできてこそ身嗜みを語る資格があるのでしょうが、そういった点でもまだまだ修行が足らないなと思う日々です。

浦野様

PMT様や浦野様、色々なゲストの方が書き込んでくださいますが、その中でご紹介頂きました逸品や名品の数々を聞くにつけ、「あぁいいなぁ、欲しいな。」と思うことが間々あります。

他の人と比較することはないようにと思っていますが他の人の真似をすることは良いことであれば許して頂けたらというのが正直な気持ちです。

いくつになってもお洒落な方や着こなしの達人から学ぶことはたくさんあります。

ところで浦野様もウェストンのレプタイル用クリームを購入されたとのこと。私も最近パリで買ったものを使って一通りレプタイルの靴に塗りました。やはりレプタイル革には最適のようで浸透感のあるクリームといった感があります。

きっと浦野様の大切なクロコダイル靴にも潤いを与えてくれることと期待しています。

今日、大阪のJMウエストンショップより届きましたレプタイルクリームで早速クロコの靴(RLのUチップと昨年リペアで蘇えりましたSFやRLのフルサドルローファー磨き上げました。今日は天候も良く仏壇掃除の後に全ての靴は無理なので(管理人様と比べたら日本とアメリカ合衆国と同等の差がある所有靴数)ですが狙いを絞り、リッキー御夫人の御主人の靴を磨き上げました。その内、以前にも申しましたリザードや黒のフルサドルなどのラスト№773番の靴三足など磨きました。日靴の外側に記載されていますサイズの前の数字これはラスト№なんですね。以前お付き合いさせて頂いたRS長崎店からお聞きしました。今日改めて感じましたが昨年購入した伊製のキャンバス×カーフ素材のコンビローファーを含めて所有のRLの靴でプロセスがGYはタンカラーのタッセルだけでして残りは全てマッケイソールでした。

浦野様

私も「今日は黒の紐靴だけ。」とか、「今回は茶色のスリッポンだけ。」とか範囲を決めて靴のメンテナンスをしています。(ウェストンのレプタイル専用クリームは如何でしたでしょうか。)確かに今日は色々なことをじっくりやるのに適していたようで、車の内装を綺麗にしたり、手持ちの服を整理し直したりしてのんびりと過ごしました。

リーガル(日本製靴)のラストナンバーの件は初めて知りました。今度手持ちで残る1足、ウィングチップのシリアルナンバーを見てみます。そう言えばポロ・ラルフローレンの日本製靴別注マッケイ靴も何足か所有していたのですが、ソールの作りが凝っていたことを思い出しました。友人に譲らなければよかったなと思います。

製造元がいっしょなら、同じプロセスならラスト替えずにいろんあブランドの靴を製造できるという利点があります。私の所有する範囲ですとRLとECCはかなりの数でラストの共有化があるようにかんじられます。

浦野様

なるほど、英国のクロケット&ジョーンズが同じラストでクレバリー別注やラルフローレンのパープルレーベルネームを作っていたのと同じ状況ですね。

流石は日本を代表する日本製靴、ラルフ・ローレンネームのものとイーストコースト・コレクションを共通にするところなど考えていますね。

そうですね、RLのマッケイソールの深みのあるブラウンカラーはシュッツトガルトやミュンヘンの高級車のウヲールナットにも劣らぬ光沢がありますね。これは2~3回履いて色落ちして、リペアに出しても絶対に同じ光沢は出せないそうです。またオールソール、ヒールしても新品でないと色付けしてくれないそうです。そんな訳で私がブリフトアッシュで朱色に色付けしたんです。私など管理人様の足元にも及ばぬ若輩者ですがRLのマッケイソールの色この世の最高の靴底だと思っております。

浦野様

RLのマッケイソールの色付けは確かにとても綺麗だったことを覚えています。今手元に残るイタリア製のRLマッケイ靴でもそうなのですが、グッドイヤーよりもマッケイの方が靴底に色気があるのはどうしてなのかと思うことがあります。

日本製靴の優れた技ですから、本社預かりのリペアで蘇らせてくれると嬉しいですね。そうすれば会社としての技術継承にもなりますし…。

御丁寧なる返信に感謝申し上げます。やはりマッケイソールの靴はレッドカーペットの上で履く靴ですからソール、ヒールに色気感じるんではないでしょうか?

浦野様

マッケイの靴で美しいなと思ったのは今はなきタニノクリスチーの靴でした。結局一度も買わずじまいでしたが、後世の為に1足くらい持っておけばよかったと悔やんでいます。

このところグッチのビットモカシン、それもモードっぽいのではなく最もベーシックなモデルを探しているのですが、これまた中々ないんですね~。

こんばんは、管理人さん。太平洋側は冬でも好天日が多いのを羨ましく思います。北陸は雪が積もり暫く革靴はお預けです。

それにしてもエレガントなラウンドトゥーですね!フォスターの貫録のあるラウンドとまた別の素晴らしさを感じます。またまた勝手に完成を楽しみにさせていただきます(笑)。

以前の続きで恐縮ですが、ブログの記事を読んで感じておりましたが、改めてフォスター、クレバリーと素晴らしい関係をお築きなのですね。てっきり英国では40万円くらいするのかと思っておりました、無知をお許しください。

1つの靴店で誂え続けると注文を重ねるたびに、靴が良くなるので、新規のお店で注文するのはなかなか気が進まないです。記事を通して管理人さんの素晴らしい靴を拝見させていただき、自分もフォスターで作ってみたいとは思っているのですが、なかなか踏み出せません。最近はやはり実物を見てこれは欲しいと思わないと無理のような気がしてます。

笠一郎様

日本海側の大雪、記録的とのことですが如何お過ごしでしょうか。

富山にほど近い長野見西部にあります私のコテージも周りの杉木立が雪の重みで倒木にならないかと早くも心配しております。

さて、英国の靴ですがここで少しずつ円安に振れてきていますのでこのまま英国がインフレターゲットに基づき毎年値段を上げて行ったら1足40万円になるのはそう遠くはないかと思います。今まで気軽にオーダーを重ねてこれたのはやはり円高の影響も大きいと思います。

色々な靴屋でオーダーしたいと思うこともあるのですが、年を取ってきたせいか採寸から仮縫い、受取と修正というプロセスを経て満足のいく靴屋との関係を築くのに中々踏み出せないのも事実です。

もしフォスターで靴をと思われるのでしたら一度実物をご覧になられるのが良いかとも思います。ただ、トランクショウではサンプルや他の顧客の仮縫い靴を拝見することはできますが、納品された靴を見る機会は残念ながらありません。

納品される靴がどんなものか、実はここがポイントかなと最近は思います。私のように一般の顧客は格好の良い足型ではないので、そこをどうやって履き心地と見栄えを両立させるのかが靴屋の腕の見せ所のような気がします。

サンプルはサンプル、実物は実物、どんな靴を顧客に納品しているのかが見えて始めてその靴屋の魅力や実力も見えてくるのではないかと思っています。

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