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2012年10月 6日 (土)

The De Rede(ビスポークの楽しみⅡ)

"De Rede"とは昔のアンソニークレバリーの顧客の名前で、数多くの靴を注文したバロン(男爵)だそうだ。男爵の他にもヴィスコンティ伯爵やデザイナーのジバンシー、ロスチャイルドファミリーなど名だたる名士がクライアントがだったというアンソニークレバリー。オーダーブックの写真を見るだけでその美しいラインがさぞ多くの客を魅了したであろうと想像できる。その男爵が注文した靴の中で、最も彼の名に相応しい靴として選ばれたのがメッシュのリボンに房が付いたエレガントなタッセルスリッポンだ。

現在クレバリーではアンソニークレバリーの名前で優雅なスクェアトゥの靴を展開している。セミ・ビスポークサービスと呼ばれるものでUK6~UK12までのサイズを選んで注文、微調整も可能とのこと。E・グリーンのMTOに近い感じだろうか。ウェブサイトでも見ることのできるサンプルはとても魅力的で、意匠をそのままにビスポークラインでオーダーすることもできる。そこで今回はアンソニークレバリーラインから選んだ優雅なタッセルスリッポン”The De rede”をビスポークで仕上げた1足を紹介しようと思う。

1.The De Rede

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このところスリッポン(含むカジュアル=ローファー)ばかり注文していたが、フォスターに続いて新たな仲間が増えた。素材は薄茶色のアリゲータ、マット仕上げに拘ってサンプル素材を見比べ決めたもの。この次のアリゲータ・カジュアルもバーガンディのマット素材で今回仮縫いを済ませたばかり。最近は艶なし素材ばかり選んでいるが、その理由は何と言っても使ううちに少しずつ艶が出てアメ色の表面になるところ。カミ-ユフォルネの時計ベルトで既に実証済みなので、これからエイジングを楽しんで履き込もうと考えている。

2.靴のシェイプ

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U字部分は当初ピックステッチをお願いしていたが中々難しかったようでサンプル同様ロールドステッチで出来上がってきた。ただできるだけ摘む部分を少なくして細いロールを心がけたのだろう、トリッカーズのように目立ってしまうことなくエレガントな雰囲気を保っている。このあたりはビスポークならでは。タッセルはアッパーと同素材のアリゲータ革を使用、靴の顔となるフロント部分の効果的なアクセントになっている。

3.メッシュリボン

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履き口から甲部分にかけて見え隠れするメッシュリボン。甲部分にタッセルとリボンを別に付けた(恐らく)アンソニークレバリーラインとは違って、1本のメッシュリボンを履き口周りの穴に一つずつ通し、両端にタッセルをつけた上で結ぶという本格的なつくりだ。ソールのコバは濃茶色で仕上げられているがもっと明るい色の方が軽快な感じが出るはず。このあたりはフォスターの場合は阿吽の呼吸でやってくれるが、クレバリーではイメージを具体的に伝えた方がよいだろう。

4.ソール

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ヒールリフト上のラバーチップは今までのようなクォーターではなくハーフに近い。つま先の釘はいつも通り2列で鞍部はベヴェルドウェイスト仕上げ、ただし半カラスではなくナチュラルな仕上げとなっている。クレバリーの場合、ソールの仕上げはどちらかというとあっさりしたものが多いが、アウトワーカーがクロスする同じロンドンの靴屋でもフォスターの仕上げとは全く雰囲気が違う。ジョイント部分から角を残してウェストラインにつながるのはつま先がスクエァトゥだからなのだろうか。

5.靴のインサイド

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スリッポンシューズらしくレングスは通常の紐靴よりやや短め。ワニ革の模様は途切れずに続いていることから、つま先から踵まで1枚のアリゲータスキンで片足を作り上げていることが分かる。靴のデザインやパターン毎に異なるのだろうが通常2~3枚のアリゲータスキンで1足を作り上げるとのこと。斑のカッティングや模様合わせ、ワニ革の裏打ちやデリケートな素材ならではの慎重な作業、想像しただけでも気を使う工程が多そうだ。1足の価格が高いのも納得できる。

6.靴のアウトサイド

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つま先から少し進んだところに丸く同心円状に斑が並んでいる部分がある。アリゲータの足に近い部分だろうか。つま先から踵まで片足分を1枚の原革からカットする場合、イレギュラーな部分まで使わなくてはならないのかもしれない。ところで今回のトランクショウはエキゾチックレザーのサンプルが前回よりぐっと充実していた。アリゲータはあまり変わらなかったがカバなど珍しい革が増えている。中にはダイアモンド入りの革まであって価格はワニ革よりもずっと高価。日本では難しいだろうが香港や新嘉坡のトランクショウでは喜ばれるかもしれない。

7.靴の踵部分

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唯一のシームとなる踵部分。踵からアーチ部分まで足の後ろ半分を包み込むように芯が入っている。履いてみた感じでは前作前々作のカジュアルよりもかなりタイトだ。足の甲に当たる部分もローファーのように柔らかいタンではないせいかやや窮屈に感じる。ただ、最初の堅い感じもバンドカジュアル(写真左の靴)の時と同様履きなれてくればだんだん快適になるはず。秋晴れの週末にはスリムフィット・デニムに薄手のニットと合わせて軽快に履いてみたい。

8.靴のフロント・ウェルト周辺

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写真を見てまず目を引くのがウェルトの目付、刃が斜めについたウィールを使って模様をつけたのだろうか、初めて見る仕様だ。アッパーは写真同様かなり明るい色目で時が経てばもっと薄い色になりそうだ。ただマットなアリゲータ素材は使うことで光沢だけでなく色が逆に濃くなる傾向もある。履き込むうちに自然と濃淡が入り混じってエイジング感覚溢れる靴になるのを期待したい。そうなったらコットンスーツにノータイで初夏の装いを楽しもうと思っている。

9.ライニングとインソック

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ライニングはこのところ全く指定しないので靴のアッパーに合わせたライニングとインソックで仕上がってきた。インソックに刻印されたクレバリーのロゴは月桂樹の葉?が丸く囲むデザインで、かなり前にこの意匠に変更されたと思う。以前ロンドンの店で見たサンプルブックのアンソニークレバリーのロゴとよく似ている。チゼルトゥで有名になったジョージ・クレバリーだが、今ではアンソニー・クレバリーの名もかなり知れ渡っているようだ。

10.靴の前面

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思ったよりもコバの張りが目立つ靴の前面。しばらく履き込んだら靴の修理工房に持ち込んでコバを削り、着色し直してもらうのもよさそうだ。ともかく今回のアウトワーカーは今までとは別の職人が担当しているのかと思うほどの仕上がりで、このあたりは毎回同じように仕上げるフォスターとは大いに異なる。それでもクレバリーならではの魅力があるのは言うまでもないのだが。タッセル部分は左右の結び目を揃えないまま写真を撮ったせいでちぐはぐに写っている。

2004年にアリゲータのサイドエラスティックをクレバリーに注文してから8年が過ぎた。今仕掛け中の靴を入れてちょうど10足アリゲータ素材の靴が揃う。8年間で12足というペースは年に1足半の割合、ビスポークの楽しみとしては十分といえよう、ただし今後履き込む年月を考えると、さらにペースを落とすことが必要になる。既に注文靴60足、既成靴40足と決めたワードローブの目安に近づきつつある今、26足に達したクレバリーは残り4足が一つの区切りになるかもしれない。

アンソニークレバリーのクライアントのようには行かないが優雅なスクェアトゥの靴もだいぶ揃った。これからラウンドトゥの靴も少しずつ増やしていこうと思っている。スマートラウンドにベヴェルドウェイストのエレガントな黒や茶のブーツ、あるいはホワイトバックスとブラウンカーフのコンビネーション・カジュアルなど思いつく靴がいくつかある。ただし焦る必要はないので1年半で1足くらいにペースを落とし、素材やデザイン、ソールの仕上げも含めて職人とじっくり話し合いながらビスポークを楽しみたい。

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誂え靴(Bespoke shoes)」カテゴリの記事

コメント

タッセルスリッポン素敵ですね。独特のつま先のシェイプ、すばらしいです。
昔、雑誌でリチャード・マーキン氏の自宅が紹介されたことがありましたが、タッセルスリッポンを何足か所有されていたのを思い出しました。
「いちばん大切なのはStyle」とマーキン氏も言われていましたね。

PMT様

コメントを頂き有難う御座います。

リチャード・マーキン氏についてインターネット上で調べましたが大変お洒落な方だったようで、その着こなしを見るとPMT様が仰るように自身のスタイルを確立していたことが窺えます。

タッセルスリッポン、マーキン氏ならばどう履きこなしていたのか、そんなことを考えながらこの3連休衣替えを始めたところです。

管理人様

ご返答有難うございます。
注文靴60足、既成靴40足とはすごいですね。スーツやシャツも枚数を決められているのでしょうか?
私の場合は、各アイテムの数は若い頃はアランフラッサーの本を参考にしたりして決めていました。そして次に必要な物は何かをリストアップしていました。しかし長年好きなものを偏って買い続けたため、アイテムのバランスはバラバラです。シャツが一番多くて60枚くらいでしょうか。一時は100枚以上あったのですが、かなり処分しました。次がジーンズで40本くらい、その次がなぜかダウンベストで25枚あります。スーツ、ジャケットは5着ずつくらいしかなく、靴もワークシューズばかりなので、これからはバランスを整えていきたいと思います。
今後も管理人様の記事を楽しみにしています。

PMT様

スーツやシャツ、ジャケットは数を決めていませんが、クローゼットに入りきらなくなれば自然とオーダーないし購入がストップする仕組みです。ただ、実際は古くなった既成服を友人に譲るなどしていますので定期的にクローゼットに余裕が出来るので、今はオーダーも既製服の購入もたまにしています。それでも今ある服を着倒すには時間がかかるので衣服の注文や購入も減らす必要がありそうです。

PMT様はシャツが一番多いとのこと。私も200枚近くシャツがありましたが、クリーニングに出して袋から出していても経年変化で襟や袖口が黄ばんだりして処分したので今は100枚を切っていると思います。それとジーンズもやはり多く、PMT様のようにヴィンテージではありませんが、アメリカ製に拘って30本ほど所有しています。あとワークブーツ、こちらはそれなりにありますが古いものではなく数も10足程度かと思います。

反対にダウンベストはわずか1枚しかありません。というかダウンジャケットも1着あったはずですが、田舎のコテージに送ったまま行方知らずです。

お洒落な方は人それぞれこだわりを持つものが違うと思うのですが、PMT様の拘りと私の憧れるアイテムは近いものがあります。ワークブーツやジーンズ、大好きですしダウンもいつか良いものを欲しいなと思っています。

ついに完成!素晴らしいですね今回はヒールに釘は打たずにトウの先に2列の打ち込みビスポークなど夢の夢ですがせめて今年リペア完了しました、リザードのSFのフルサドルローファー(レッドソール)やAFの艶消しAFのUチップ(これはラベンダーソール)のつま先に、遠くにおよびませんがリペア専用の靴屋さん(以前RLのリザードローファーのソール貼り付け頼んだ)に行って釘打ちを施工いたす予定です。頼んだらこう言われるはず(靴好きとは言え、ったく)

浦野亮祐様

大丈夫です。「靴好きとはいえ、ったく」などと思う修理屋さんは決していないと思います。

靴のつま先に2列の釘打ちをお願いに来るお客様、ビンテージスチールをお願いするお客様、ウェスト部分に着色をお願いするお客様は靴を履いている人の数からみればほんの一握りです。

その靴に並々ならぬ愛着を持って大切に履こうという方々をお客として修理屋を営んでいるのですから大切なお客様であることは間違いありません。

浦野亮祐様が思われたように靴をカスタマイズすることで修理屋さんの腕も名声もまた上がって、双方にとって良いことなのではないかと思います。

私も最近アメリカ製のアリゲータペニーローファーにはラバーの半張りを、ウェストンのクロコ・ローファー(この夏パリで購入したものです)にはビンテージ・スチールを願いしました。腕の立つ修理屋さんが増えるのはとてもいいことだと感じています。

思っていた通りの返信でした!!間違いないお言葉に感謝いたしております。本来ならビスポークと言うブログに毎回ながら場違いな書き込みにも心優しくお答えなさる管理人様には頭が上がりません。実は今日(2012年10月7日夕刻に靴屋さんに行きまして上記の施工(つま先への赤がね素材での釘打ち施工お願いしてきた次第です(汗)
こう言われました(浦野さんって○○○)

浦野亮祐様

早速靴屋さんに修理をお願いされたのですね。流石にフットワークの軽い浦野亮祐様です。

さて?どのような会話が修理屋さんとなされたのでしょうか…。

ちょっと想像がつきません。お時間があります時にお教え頂ければ幸いです。

ったく。でも、靴が本当にすきなんだな!でもヒールにはともかくつま先にも釘打ち施工すると雨の日に滑っちゃうよ!
そこでこう答えました。雨はもちろん晴天の日でも履く事はないでしょう(SFのリザード、AFのクロ)日靴が良い時代に(20世紀)に丹精込めて造って下さった靴達、後世に遺したいからです。と(汗)

浦野亮祐様

なるほど「本当に靴が好きなんだな。」という言葉が続くのでしたか。修理屋に職人さんがそう仰るのは褒め言葉だと思いますし、嬉しい気持ちの表れだと思います。

つま先に釘を打った靴が雨の日に滑るという話は確かめたことがありませんが、つま先にメタルチップを装着した靴の方が滑りやすいかなとは思います。

日本製靴のマスターピースを大切にされるお気持ち、とてもよく伝わりました。

今日、とある講習がありまして仕事休みでした講習が終わり帰宅。最初に買ったAFの黒のキルテーブラッチャー。メンテ施しました。ソールは革に洗濯板みたいなビブラムソールを貼り付け、プロセスはAF好みのGY、4アイレット(鳩目付)購入したのはもちろんRS長崎店。後にキルトだけ大好きなタンカラーで制作(なんと制作は何時ものリペア専門の靴屋さん。もう20年前の話ですがこれを履いて博多駅を闊歩しておりましたら、地下街へ続く階段で御歳をめされた靴磨きのお方が私を見て(チョット待った!あんたの靴の踵が擦れている)とおっしゃいました。管理人様もご存じのように革靴を履く機会がめったにない私ですのですり減ったと感じてはおりませんでした。まーせっかくだから(また自慢の靴で靴磨きのプロそれも九州の玄関口博多駅で靴磨きを生業にされている方間違いなしと思いリペアを頼みました。見た目ではわずか、1㎜~2㎜の摩耗それを見抜くプロの目!さっそくリペア頼みますと勾玉みたいなゴムを摩耗したヒールに釘で打ち込まれました。そして(あんたは肉体労働やってるだろう?)と言われましたよくわかったね建設業ですと答えると肉体労働やってるとどうしても力が靴の外側に入り擦れやすい。デスクワーク系は平均して擦れるとおっしゃいました。さすが人の往来が多い博多駅でお仕事なされてるお方は違うと感じました。最後にところで踵の内側が擦れるのはどんな職業だと思う?との質問解らずに(なんでしょうか?)と尋ねると(オカマだよ内股で歩くから)との答え笑ってしまいました。最後に(本当に良い靴だ良い革を使ってるし、丁寧な造りだ!と誉めて下さいました。嬉しくてこの靴は日靴で造られたんです。と答えました、そしてリペアがすんで幾ら?と聞くとなんとたったの500円!良い話が聞けた上に靴を誉めて下さったので千円札だして(釣りはいらないよ)と言いますと喜んでそれじゃせめて靴を磨かせてくれと言われて丁寧に磨いて下ったのを昨日のように思い出しました。これも何時もの名セリフ(迷セリフ)良い靴を履いていると良い出会いがある!。今回も管理人様のエキゾチックレザーのリボンタッセルの完成発表に馬鹿げた書き込みいたしまして申し訳ありません。

浦野亮祐様

今回も興味深いお話を頂戴しまして有難うございました。実は私も靴の踵は外側が削れるのですが、どうやら外又加減というのが理由のようです。

空手を大学時代にやっていた友人は踵が平均して減るのですが、歩くとき一本の白線の上を歩くように意識していると言っていました。歩き方によって踵の減り具合が変わるのかもしれません。

それにしても500円で楽しい話が出来て踵の修理をして貰えるのならば実に有意義な一時ではないでしょうか。

ご丁寧なる返信感謝です。実はこの後もう一つ話があります。靴を磨いていただくときに数多くの靴を磨かれたと感じる布(正直、薄汚れた)で磨かれました!他に関しては意外と気を使わない私ですがメガネ磨きの布は一回磨くと洗濯し靴磨きのウエスもほんの数回で処分しておりましたので他人の靴を多数磨きこんだウエスで磨かれにには、正直あまり良い気持ちではありませんでした。後にリペアを頼む靴屋さんにこの話をすると靴を磨いた分だけクリームがしみ込んでる。そのウエスでサッと磨くと油分があるから良いんだよと教えて頂きました。

浦野亮祐様

確かに靴磨きの方の使用されるウェスは使い込まれたものが多いようですが、油分がしみ込んでいるので良いという靴屋さんの解説、納得しました。

それにしても今回のような楽しい話をできる靴屋さんが身近にあるということが素晴らしいです。私の方は懇意にしていた靴屋が随分前に廃業し、中々靴談義に花を咲かせる靴屋が見つかりません。

何をおっしゃる、管理人様!前にも言いましたがビスポークどころか大英帝国の靴すら所有しておらぬ私ごときが書き込みさせて頂くだけでこの上ない、至福の固まりであります。そして日靴を称えて下さりますことに改めて御礼申し上げます。来月になりましたら6年前にRS新天町店で購入いたしました、5アイレットのスエードのバルモラルのWT、これはレザーソールの上にダイナルトソール(英国製)のRSオリジナルコレクション(まだ一度も足入れしてません)以前お話いたしました銀座山形屋で誂えましたブラウンカラーのダイヤゴナルツイードジャケットかJPのグレー系のヘリンボーンジャケット着て闊歩しましょうか

浦野亮祐様

確かに朝晩は大分冷え込むようになりました。来月になりますとスェードの靴やツィードのジャケットの出番がやって来きそうな気配を感じます。コートを羽織らずにツィードジャケットだけを着て闊歩できるのが11月から12月の楽しみだと私も思います。

ネクタイも春夏物と秋冬物があると思うのですが、ここで秋色のネクタイを中心にウールタイや地厚のシルクタイなどを出して、パステルカラーや白地の入った春夏物の淡い色目のネクタイをしまいました。

浦野亮祐様のダイナイトソール・スェードウィングチップに山形屋のダイヤゴナルツィードジャケット、とても素敵そうです。タッターソールのシャツにウールタイあたりと合わせると正にカントリージェントルマンというイメージかと思います。(申し訳ありません勝手に想像してしまいました)

トゥの釘打加工。遅くなりましたが施工後の発表させて頂きます。管理人様を含め靴には並々ならぬうんちくを持たれていらっしゃるゲストの皆様。私の施工は釘打ち加工お願いした際に管理人様の二列加工をお願いしておりました。金額を申しますのもお恥ずかしいんですが8本で左右合わせてなんと500円!!!そこで二列施工、先端が三本、後列が五本。もしくは前列、後列どちらも四本。お任せしますと言いましたら、トウが管理人尼の素敵なリボンタッセルと異なり形が違うので二列施工より一列打ちがきれいに見えるという靴屋さんの考えで一列施工でした。

浦野亮祐様

2列よりも1列の方が綺麗に見えるというように靴屋さんの方で提案をしてくれることが嬉しいですよね。僅かな修理かもしれませんが、客と一緒になって考えてくれる姿勢が馴染みの修理屋さんへとつながっていくような気がします。

それにしても500円という工賃はとても安くて驚きました。そして500円であっても客と「ああしようこうしよう」と話し合えう職人さんの人柄の素晴らしさに感激いたしました。

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