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2011年6月 7日 (火)

Shoes&SocksⅡ(靴と靴下:その2)

前回のShoes&Socksに続き、今回は少し早いがこの秋冬に履いてみたい靴と靴下の合わせを紹介しようと思う。日頃靴下はまとめ買いすることが多いが、この時期は春夏物が中心で秋冬物を見つけるのが中々難しい。先日運よく秋冬物に合いそうな靴下をまとめ買いしたので、靴下をブリッジに靴と服のコーディネイトをあれこれ考えてみた。もともと靴下には拘りがない方で、大体はウールに化繊の入ったものを選んでいる。ピュアウールやピュアカシミヤのソックスは確かに良いのだが華奢なところが気になる。

1.選んだ靴

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今回は秋冬を意識して靴を選んでみた。左から①メッシーナのフルブローグ②クレバリーのロシアンレインディア③クレバリーのバックスキン④クレバリーのアリゲータ⑤ヘンリー・マックスウェルのフルブローグダービー⑥フォスター&サンのエプロンダービー⑦クレバリーのブラックアリゲータレイジーマン⑧ヘンリーマックスウェルのパンチドキャップトゥ。

2.1~4足目

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①メッシーナのフルブローグはグレーのパンツに合わせて端正に②クレバリーのロシアンレインディアはホームスパンのツィードパンツに合わせてカントリー調に③クレバリーのバックスキンはツィードの3ピースに合わせてクラシックに④クレバリーの3アイレッツダービーはアリゲータ素材ということでカジュアルな厚手のコットンパンツに。それぞれボトムスとの相性を考えて靴下を置いてみた。

3 5~8足目の靴

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⑤ヘンリー・マックスウェルのフルブローグダービーは上質なチェックパンツに⑥フォスター&サンのエプロンダービーは厚手のウールパンツに合わせて⑦クレバリーのアリゲータレイジーマンはグレーのパンツに合わせてモノトーンで⑧ヘンリー・マックスウェルのパンチドキャップトゥは正統派のピンストライプスーツにに合わせて。それぞれボトムスとの相性を考えて靴下を選んだ。

4 秋冬物のソックス

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イタリアのインポートものと日本のライセンス物のソックス。インポートものの方はグレー系がウール/シルクとウール/コットンでダイヤ柄がピュアウールのもの。ライセンス物は全てウール/化繊。イタリアのソックスは流石に上質で価格が倍以上なのも納得できる。ところで、昔「靴下の傷み具合は左右で違うが、どちらかが履けなくなった時が靴下の寿命。そこで全く同じものを2足購入すれば1足ずつ買うよりも靴下は長持ちする」という記事を雑誌で読んで以来、靴下は2ペアずつ買うようにしている。ただ、靴下もその気になるとあれこれ迷うもの。残念ながら今回はゆっくり選ぶ時間がなく、1足ずつしか購入しなかったのが悔やまれる。

5 ①メッシーナのフルブローグ

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ガットの流れを汲むメッシーナ。「スプリングトゥのない靴の履き心地はどうか」と聞かれたことがあるが、メッシーナに関しては快適で気になるところもない。上質のフレンチカーフで作ったフルブローグはジャケットスタイルに最適。合わせたパンツはゼニアの生地を使ったリヴェラーノの誂え。グレーのパンツにはグレーの靴下が 一番、僅かに覗くストライプのグリーンが粋だ。この緑をタイやチーフなどに繰り返し使うのも楽しそうだ。

6 ②クレバリーのロシアンレィンディア

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茶色がベースのダイヤ柄はアーガイルのイメージでカントリータッチに履く。合わせたパンツはかなりヘビーなホームスパンの生地を使ったもの。上には地厚のネイビージャケットを合わせ、バーブァーあたりを羽織りたい。ところでロシアンレィンディアの靴だが、インサイドにシームを振って踵のクラックを避けるようにしている。それなりにデリケートな素材だが気にすることなく履いた結果、だいぶ貫禄も付いてきたようだ。

7 ③クレバリーのバックスキンフルブローグ

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バックスキンの靴はファーラン&ハーヴィーのツィード3ピースに合わせてみた。オリーブ色の靴下はツィードのと相性も良く、カントリータッチの装いには欠かせない色目の一つだ。また、緑の地に走る赤のチェックが単調になりがちな足元に格好のアクセントとなっている。それにしても最近のクレバリーは以前の靴と比べてだいぶ角が取れ、全体的に滑らかなラインを描くようになってきている。

8 ④クレバリーのアリゲータ3アイレッツダービー

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アリゲータの靴は春夏の靴と書かれていたが、せっかくなので秋までは履いてみようと思う。ただしカジュアルな合わせを基本にと考えているので、パンツは厚手のコットン素材のものを用意。リヴェラーノの誂えで生地はドラッパーズあたりだろうか。無地に見える靴下も格子が入っていて、アリゲータの斑に合わせて選んでいる。

9 ⑤ヘンリー・マックスウェルのフルブローグダービー

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フォスターの中で最もロングノーズの靴。最も短い靴よりも4㎜程度長いだけだが見た目に及ぼす影響はかなり大きい。合わせたのは柔らかな色合わせのチェックパンツ。丁寧な仕立てはティメオ(現ブルネロクチネリ)のもの。靴とパンツを繋ぐ靴下はこげ茶が良さそうだ。敢えてチェックオンチェックを意識してダイア柄の靴下を持ってきた。英国の靴はイタリアのパンツとも相性が良いのが嬉しい。

10 ⑥フォスター&サンのエプロンダービー

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キャメルカラーの柔らかな素材を用いたウールパンツはラルフローレンのもの。生地はイタリー製とのことだが織りは典型的な英国柄、フォスターの靴も違和感なく合わせられる。このエプロンダービー、実はフェイシング部分や踵のシームがインサイド側にスキンステッチで縫合されており、かなりディテールに凝った1足なのだが、見た目は控えめに仕上がっている。履き心地の良さは特筆ものだが、インパラという素材の柔らかさが関係しているようだ。理想の靴の一つである。

11 ⑦クレバリーのアリゲータレイジーマン

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合わせたパンツはチャコールグレーのフランネルパンツ。フィレンツェのセレクトショップ「エレディキャリーニ」で購入したもの。タグは付けられていないがブルネロ・クチネリのものだろう。もちろんスーツではなくパンツ単体で売られていたもの。トップスにはカシミヤハイネックなどカジュアルなものを合わせたいと考え、黒ではなく藍色の靴下を持ってきた。

12 ⑧ヘンリー・マックスウェルのパンチドキャップトゥ

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スーツに合わせる靴の代表がこのブラックパンチドキャップトゥ。合わせたパンツはセミナーラのスーツの下。黒に小紋の入った靴下はビジネスに最適な一足だがシルク混なのでやや透けやすいのが気になる。横からは見えないがシームレスヒール部分も鏡面仕上げを施している。ヒールカウンター部分の磨きは昔ハケットの店長から教わったが、後ろから見た時のアクセントになっているようだ。

今まで靴下を買う時は予め「こんな色目のものが欲しい」と目星をつけてから購入することが多かった。それは靴との合わせを想定していたからであって、服を想定してのことではなかった。今回は合わせるパンツを考えて靴下を購入したせいか、今まで選ばなかったグリーンなど新しい色にも挑戦している。これからも時々合わせる服を想定して靴下を選び、着こなしに変化をつけてみようと思う。

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コメント

素敵なソックスはなかなか見つからないものですね。インポートは値段が高すぎますね。海外では靴下のオーダーが出来ると聞いたことがあります。クレバリーのレイジーマン素晴らしいですね。クロコは雨にも強いのでしょうか。お教え下さい。

jubilee39ms さん

コメントを有難うございます。

確かにインポートものの靴下は高いです。今回紹介したイタリア製の靴下は化繊を使わないので履き心地は良いのですが、価格と耐久性の低さがネックです。

靴下の誂えと言えば、昔ローマで靴下のスミズーラをした方がいました。残念ながら完成品の履き心地を聞いていませんが、立ち会った感じではサイズの刻みを既成より細かくしたPO的な感じだったと思います。

クレバリーのアリゲータレイジーマン。最近よく履いています。「水に棲む鰐の革は雨に強いのでは?」と聞かれますが、鰐革など爬虫類の革は全て雨に弱いです。鞣しや着色法と関係するのでしょうが、水気を吸った鰐革は艶が無くなり革の張りも失せます。

アリゲータの靴を履いて雨に出会ったら、急いで靴屋に飛び込んで靴を1足買って履きかえて帰る方がよいかもしれません。(笑)

こんばんは。靴と靴下の合わせにこれだけの哲学があるとは素晴らしいです。アーガイルのソックスは無限と言える色の組み合わせがあるので、もう2度と手に入らない物もあり、いよいよ捨てるときは悲しいですね。

Tsukahiroさん

コメントを有難うございます。

確かに気に入った靴下の、それも片方のほんの少し綻びができても、靴を脱ぎ履きする習慣の多い日本ですので、もったいないと思いつつ捨ててしまうことが多くあります。

気に入った柄合わせのアーガイルならば尚更でしょうね。

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