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2010年4月29日 (木)

カジュアルドレス

4月になっても天候が不順な日が続いていた。汗ばむ陽気になったかと思えば雨天が続いてあまりの寒さに秋冬物を引っ張り出したこともある。それでもゴールデンウィークを間もなく迎えようという今日は、ようやくスプリングの言葉どおりく心はずむ春の陽気になった。

暖かくなるとシャツの上はせいぜいジャケットを羽織るくらいだろうか。となれば好きな紺色と茶色を組み合わせたくなる。イタリアの男性には定番のアズーロ エ マローネ(Azzurro e Marrone)だが、今回は春らしいジャケットスタイルで紺と茶の組み合わせを提案してみたい。

1 ジャケットスタイル

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マローネといっても濃い目の茶色では春には重たく感じる。そこでベージュに近い茶色のジャケットを用意した。素材はシルク&ウール、織り目がザックリとしていて背抜きのライニングが着ているだけで身も心も軽くしてくれる。インナーはギンガムチェックのBDに紺無地のタイ。ボトムスをお決まりのホワイトジーンズにすればカジュアルドレスのジャケットスタイルが完成する。足元はどちらもレザースニーカー。休日らしいリラックスした気分には欠かせない靴達だ。

2 ジャケット

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ジャケットはアットリーニが商標権を持っていたころのサルトリオで、マシンメイドながらそのパターンはモードにも通ずる個性がある。プラダのスーツを請け負っていたという話もあるそうで、ともかくアットリーニとは明確に区別されていた。当時のサルトリオはスーツのパンツがプリーツのないLポケットのものまであってプラダのスーツよりも断然格好良かったし、このジャケットにしてもセンターボタンがハイウェストになっていてVゾーンが狭く他のジャケットにはないデザインが気に入っていた。もう10年以上も前のものだが、ラペルを深く折り返して「段返り」の状態にしながら今でも着ている。

3 シャツ&タイ

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シャツはバルバのス・ミズーラ。バルバ氏本人が来てオーダー会を催したときのもの。手縫いのラインを選んだが、手縫いで仕上げてきたもののタグが金文字でなく、マシンメイドの青文字という珍しい品。合わせるタイはドレイクスのもので正に定番のアズーロ色。チーフもお決まりのP・スチュアートのもの。同じみのアイテムでコーディネイトしているが実際、馴染みのあるアイテムをつい使用してしまうのだから洒脱の域には程遠い。写真からジャケットのザックリとした素材感が伝わるだろうか。これは余談だが実はジャケットの写真、モアレが出て編集し辛かったのだが、フォトショップを使うとだいぶ改善されることが判った。

4 ベルト

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ベルトは休日らしくラルフローレンのクロコダイルベルトを締める。バックルと先端にシルバー925が使われたパープルレーベルネームだが、カジュアルな時こそこうしたちょっぴり贅沢なアイテムをどこかに一品合わせる。高級車並の腕時計でも持っていればぜひとも合わせたいところだが、実用時計のみということになればせめてベルトや靴といった小物で華やかな気分を味わう。ホワイトジーンズはこれまた1本しか持ち合わせていないリーバイスの501。1996年だからかれこれ15年目になる。汚れがついてくる度にブリーチしていたので結構痛んでいるがタフなメイドインUSAらしく未だに現役で活躍してくれている。

5 靴

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靴はどちらもスニーカー。左はブルックスブラザーズネームのキャンバス+カーフのフルブローグスタイル。右はステファノブランキーニのセミブローグタイプ。どちらもブレイク製法なのだろう、縫い目がソールに走っている。革靴と決定的に違うのがソール。フレキシブルで快適なフィッティングが休日に欠かせない。革靴を合わせようと何足か靴箱から引っ張り出して試しに履いてみるものの結局この2足に落ち着いてしまう。

6 ブランキーニ

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ブランキーニのスニーカーはつま先部分のソールが上部まで上がっていて歩行時につま先が擦れるのを防いでいる。バーガンディよりも明るいオレンジに近い朱色が如何にもイタリア人の好む色合いだ。チェスナッツといえばよいのだろうか、この色目は元々とお気に入りだったこともあって、わざわざ銀座の42ndロイヤルハイランドまで訪れて、在庫を確認して貰い、初のブランキーニ購入となった1足である。つま先のみハイシャインに仕上げたが、スニーカーで、セミブローグという最も好きな靴のスタイル、色も好みとなれば休日に履く機会も自然と増える。

7 ブルックスブラザーズ

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ブルックスの靴はゴム製のフレックスソールをインソールと一緒に縫い上げるマッケイ製法で仕上げている。ソールにはヒールリフトが装着されておらず、フラットシューズに近い。キャンバスとカーフの質感がマッチしていて、一見人目を引くスペクテイターシューズ、だが良く見るとカジュアルなスニーカーというところがポイントで、ブルックスのオンラインショップを見て注文しようと思っていたところだった。たまたま新宿のデパートで見かけたので購入したがウィズが広いので日本向けの商品かもしれない。

平日はスーツを着る事が多いので、休日こそ明るい色目のジャケットや革靴を合わせたい。雑誌で見かけるイタリアの年配紳士はどれも素敵なカジュアルドレスを実践している。ノーネクタイだけれどチーフを挿したり、素足にドライビングシューズだけれどドレスシャツにタイドアップしたり、あるいはテーパードジーンズにネイビーのクラシックなジャケットを合わせたり、リラックスした中にもどこかに必ずドレッシーな部分を残すのがヨーロッパ流なのだろうか。アメリカンカジュアルにはない華やかさが春の陽気にマッチする。これから夏まで暫くの間、休日はそんなコーディネイトを堪能してみようと思う。

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