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2009年12月16日 (水)

Winter Holiday No.1

12月はあわただしい月だが、クリスマスの準備をしたり、ウィンターホリデーの計画を立てたりと様々な楽しみがある。特に今年の12月は早目のクリスマスプレゼントが自分に届いたようでいつになく嬉しい。とは言っても、実際は自分で注文していた商品が手元に届いただけのことなのだが。それでも最近はプレゼントを贈る一方で貰うことが殆どなかったので英国のボクシングデー(Boxing day)よろしく届いた箱や包みをワクワクしながら開けてみた。

届いたものは前回のブログでも書いたが、ひとつはアメリカのオールデンオフカーメルに注文していたブーツ。もう1つも少し前のブログで書いたと思うが、伊勢丹メンズ館1階のカミーユフォルネにオーダーしていた時計ベルトだ。今回は届いたばかりのカーメル別注ウィングチップブーツを交えながら冬のコーディネイトを紹介てみたい。

1 オールデンのブーツ(バーガンディ&ブラック)

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オールデンの靴にはビスポークでは決して出すことのできない味がある。丸く、太く、大きく見えるデザインは独特で、近頃のトラウザーズと合うだけでなく、履き皺が映えるコードバン素材と雑で実用的な味のある作りが魅力だ。シェイプが効いたビスポーク靴も見慣れると、それとは反対の無骨なオールデンやトリッカーズ、JMウェストンといった靴に惹かれるようになる。写真は既に8年以上履いているタンカーブーツと今回届いたばかりのウィングチップブーツの2足。ウェアはバーガンディとブラックのどちらにも合うコーディネイトを考えてみた。

2 コーディネイト

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独特の色使いとウール100%のシェルが気に入って購入したオールドイングランドのダッフルコート。最近のもののように細身でスタイリッシュではないがもう9年近く冬の定番として愛用している。インナーのタートルネックはパープルレーベルのカシミヤ、ボトムスはブルネロクチネリのウールカーゴを持ってきた。今ほどブルネロクチネリが高級品の雰囲気を漂わせていなかった頃で、フィレンツェのエレディキャリーニに立ち寄っては時々購入していた。冬の装いは色が暗くなりがちなので明るい色目のマフラーが重宝する。定番のバーバリーチェックは茶と黒、どちらの靴にも合う便利な小物の1つだ。

3 ハイブーツ

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オールデンのタンカーブーツは傑作靴だ。特に日本別注は底材にプランテーションクレープソールを使用しているのでクッション性が高く、ジョンロブのコテージラインブーツ(ロッキー)と並んで履き心地の良さでは1,2を争う。一方、今回購入したカーメルの別注ブーツはソールがコマンドソールになっており、タフな感じは出ているが、同じコマンドソールのチャッカブーツの履き心地がソリッドだったことからタンカーブーツとは異なる感覚だろう。ただしウィングチップをブーツにしたスタイルは日本では展開してないエクスクルーシヴとのことで、インディブーツのコードバンと迷ったが在庫のあるこちら(AF91)を選んだ。

4新旧ブーツの比較

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日本で購入したタンカーブーツ(上)はミリタリーラストの8.5D、一方カーメルから購入したウィングチップブーツはレイドンラストの9D。ラストのシェイプは殆ど同じように見えるがサイドから見た感じではレイドンラストの方がやや細身に感じる。全長はやはり9Dのウィングチップブーツの方が若干長いが、カーメルによるとバリーラストはやや大きいのでバリーで8.5Dならば(サイズ選択の基準はバリーの8.5Dがマイサイズの為)レイドンラストでは9がマッチするとのインストラクションに基づいてオーダーした。

5ウィングチップブーツ

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タンカーブーツのようなオーバーレイプラグスタイルと比べると外羽根のウィングチップはアメリカではドレスシューズに属するのだろう、レースステイ部分は鳩目アイレットに仕上げていない。トラウザーズの裾で隠れればドレスシューズに見えそうだ。また、コマンドソールも厚みをなくしてレザーソールの表面に貼り付けているので横から見た限りではゴツさを感じさせない。オールデンのコードバンシューズはアッパーの厚みが左右で違うことがままあって、その場合は皺の入り方も左右で随分異なってくる。今回のペアはほぼ均一のようで一安心した。

既成靴が注文靴のディテールやシェイプに近づくほど、オールデンやトリッカーズ、あるいはJMウェストンのクラシックラインといった頑ななスタイルを貫き通す靴の魅力が増してくる。エドワードグリーンのトップドロウァーやジョンロブ既成のプレステージラインは確かに魅力的だが、いざ購入するとなるとすぐに欲しいのでなければ懇意のビスポークメイカーに注文することになる。一方、オールデンは他の既成靴メイカーはもとよりビスポークメイカーでも出せない強烈な個性がある。もし10足しか既成靴を所有できないとしても、オールデンは間違いなくその中に入る名靴だと思う。

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コメント

管理人様
オールデンのウィングチップ魅力を感じます。コードバンの艶今後益々輝きを増すのでしょう。私は、ウェストンのタイトフィットが好きで、ウェストンを一番愛用していますが、管理人様のコメントを見て、オールデン履いてみたくなりました。ただ、雨に弱いのがちょっと気になりますが、、。今慣らし中のウェストンが3足もあり、足の痺れと戦っておりますので、あと1~2カ月して慣らしがすんだら、オールデンをトライしてみたいと思います。本当は、ビスポーク逝きたいのですが、、、。

あんぽんたん様
早速のコメント有難うございます。
私もウェストンが好きです。ブログでも書きましたがオールデン、トリッカーズ、ウェストンはビスポークの靴を履くようになっても気になる既成靴の代表です。あんぽんたん様の慣らし中のウェストンはどのようなスタイルでしょうか?ダブルソールの紐靴かななどと想像してしまいました。確かにオールデンのコードバンは雨に弱いようですが時々小雨に遭ってもわりと気にせず履いていました。幸い染み跡は残らなかったようです・・。

管理人様
今慣らし中のウェストンは、雨用に購入したゴルフ2足(黒、茶)とクラシックローファー(紺)の3足です。紺のローファーは、管理人様の以前のブログでのコメントを読み、その色目の美しさに惹かれ購入しました。ゴルフは、私には馴染み易いようですが、甲が高い私には、ローファーは甲の締め付けが強く、なかなか手ごわいです。数年前、黒のローファーを購入した時も、慣れるまで(痺れがなく履けるようになるまで)半年以上かかりましたし、今回もそのくらいかかるものと覚悟しています。私は、小さい頃よりスキーをやっていて、その頃からタイトでしびれるような
スキーブーツ(ラングというメーカーのものです)が好きでした。その名残でしょうか、スキーブーツのようなフィッテングのウェストンが好きなのかも知れません。

あんぽんたん様
ブログをご覧になって紺のローファーを購入されたとのことで、大変恐縮しております。
あんぽんたん様も手ごわいとお感じになられウェストンのローファー。仰るように馴染むのにかなり時間がかかるようです。特にクロコダイルのものは未だ馴染んできません。それでもウェストンは魅力的なので今度パリに行ったらう1足クロコを買おうと思っているのですが。
スキー靴というと、私の場合はリアバックルのサロモン(ファッション性重視?)でした。午後になると足が痛くなって、数本滑るとゲレンデ下のヒュッテで休んではバックルを外してほっとしていたことを思いします。

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