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2009年12月25日 (金)

大人のスニーカー

年の瀬が近づくと、毎年のことだが買い物に出かける機会が増える。週末は来客用のグラス等ホームウェアを買いにアウトレットモールに出かけた。以前はドライブを兼ねて車で行くこともあったが、運転する手間や昼食時にワインが飲めないので、最近は高速バスを使うことが多い。到着してセレクトショップの出店をひと通り眺めたが欲しいと思う物はなく、隣にいた客も半額になっているジャケットを見ながら「半額でこんな値段?」とつぶやき、足早に店を去っていった。セレクトショップのアウトレットも大変そうだ。

次に立ち寄ったのがナイキショップ。ここはいつもヴィンテージシリーズのスニーカーが置いてあって散在してしまうのだが、今回もオールドモデルのスニーカーを2足買ってしまった。ナイキのエアシリーズには興味がわかないが、昔のモデルは手持ちの服に合わせやすく、履き心地も軽いので気に入っている。今回は年末最後の購入品、ナイキのスニーカーを交えたコーディネイトを紹介したい。

1 スニーカースタイル

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スニーカーが映えるボトムスは裾幅が細く、丈の短い方が良い。スリムフィットのジーンズを考えたが、パンツスタイルの方がトップスやアウターに色々なものを合わせらそうだ。そこでデニム風パンツをボトムスに持って来た。パンツならばドレッシーなシャツやテイラードジャケットも合わせやすいし、ニットを羽織る時もカシミヤの上質なものがしっくり来る。アウターにキルティングジャケットを、差し色にマフラーを加えればいつものアメリカンカジュアルとは違うスタイルになる。

2 キルティングジャケット

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寒くなって久しぶりに出してきた定番のキルティングジャケットはマッキントッシュのもの。シェルは勿論ゴム引きコットンではなく、ヘリンボーン柄のウール地を使っている。裏地がサーモンピンクのお洒落な日本別注品だ。このキルティングジャケット、英国が発祥なのだろうが、ヨーロッパでは定番のようだ。冬になるとフランスでもイタリアでもよく見かけた。足元がナイキのスニーカーだと、ついマウンテンパーカやピーコートを合わせてしまいたくなるが、今回は意識して別の手持ちアイテムを合わせた。

3 ニット&シャツ

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インナーのシャツはミコッチで作ったもの。もともとジャケットに合わせるために作ったが、最近はネクタイを締めないで着ることも多い。ニットはブルネロクチネリのジップアップカーディガン。肌触りがよく着心地も上質なカシミヤを使っている。ダブルジップになっているので、下のジップを少し開ければ腰周りに余裕ができるし、ベルトのバックルがちらりと見えて着こなしのアクセントになる。一番上に掛けたマフラーもカシミヤでスコットランド製。アンティーク風の色目が気に入っている。

4 ベルト周り

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パンツに合わせたベルトはクロコダイルにシルバーバックルをあしらったもの。以前も紹介しているラルフローレンのものだ。ドレッシーなバックルのベルトはジーンズに合わせづらいが、同じデニム生地でもパンツならば違和感なく合わせられる。写真のデニムパンツはイタリアのブランドPT01のもの。セルビッチの部分にオレンジのパイピングが施されていて、やや長めの裾を折り返しながらオレンジの耳を見せて履くスタイルを推奨している。イタリアの人達はお洒落だ。

5 アウターを外した装い

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写真はアウターのキルティングジャケットを脱いだスタイル。肩にかけたマフラーはパンツのセルビッチと同じオレンジに替えてみた。写真を見ると分かるがカーディガンは袖がグレーで前身頃がネイビー、後身頃と襟がアイボリーになっている。ブルネロクチネリらしい細部まで凝った作りだ。インナーに着ているだけではもったいないので、天気の良い暖かな日ならアウターを脇に抱えて写真のようなスタイルで外出するのも良さそうだ。

6 カシミヤのマフラー

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カシミヤのマフラーはいくつ持っていても重宝するアイテムだ。首下を温かくしてくれるだけでなく、差し色として装いに変化を付けてくれる。昔は上質のカシミヤといえばスコットランドと言われていて、今から20年以上前に購入したプリングルのカシミヤセーターはシンプルなVネックだったが5万円以上していた。写真のマフラーは以前も紹介している英国のジョンストンオフエルジンにメールオーダーしたもの。昔ジョンストンの工場隣のアウトレットに出向いた時はさすがタータンの本場、何種類ものチェックマフラーがあったことを思い出す。

7 スニーカー

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最後に紹介するのが今回購入したナイキのナイロンコルテッツとヴィンテージワッフルトレーナー。コルテッツの方はヴィンテージ加工が施されていないものだが、グレーの色目とパープルのスウォッシュマークの組み合わせが珍しい。同じパープルのクッションがホワイトソールの間に挟み込まれているのも中々お洒落だ。一方のワッフルトレーナーはタン部分のロゴも筆記体のナイキになっていて、昔のナイキを知る者には懐かしい。赤い色目は派手に思えるがデニムとの相性は良く、以前履いていたニューバランスのM1400赤(キャンディレッド)が履けなくなったので後継として選んだ。

どのスポーツショップに入っても新しいデザイン、素材、技術を使ったスニーカーが美しくディスプレイされていて、古風なデザインのものを探すのにひと苦労する。スニーカーは若い世代のものだからそれも当然だし、実際若い人達は最新のスニーカーを上手に履きこなしている。では大人はどうすればよいか。幸い、かつて自分達が履いてきたスニーカーが復刻されている。こうしたオールドスタイルのスニーカーを上手く履きこなしながら、大人の装いを楽しみたい。

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コメント

管理人様

いつも素晴らしい商品のご紹介ありがとうございます。本当に参考になります。
以前、薦めていただいたフィルソンのウールパッカーコートですが、取扱サイズがなく購入する事は出来ませんでした。良い商品なだけに残念でした。

偶然にも同じコルテッツを昨日アウトレットモールで購入しようとしましたが、サイズがありませんでした。紹介されていますワッフルトレーナーの赤、このブログで紹介されますと、とても素敵です。早速、明日にでもワッフルトレーナーの赤を探しにアウトレットモールに行ってきます。

別件でお伺いしたいのですが、Fallan & Harveyのスーツの注文は何£ぐらいになるのでしょうか?

お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願い致します。

hiroさん
ウールパッカーコート、サイズがなかっのは残念ですが青×黒のマッキノウクルーザーでカジュアルスタイルを堪能されていることと拝察いたします。
hiroさんもアウトレットモールに行かれたのですね。今日は紹介した赤のワッフルトレーナーを履いて買い物に行きました。ウェアが地味でも靴がアクセントになって気分も軽やかになりました。
さて、ご質問の件ですが、ファーラン&ハービーのスーツの値段、詳しくは覚えていないのですが2000£程度だったような記憶があります。今のレートですと30万円を切っていますから文字通りサビルロウのテーラーであるF&Hの価格はリーズナブルかと思います。

管理人様。
マッキントッシュのキルティング。当時、伊勢丹(と記憶しております)でのご購入時を思い出しますと時の流れを感じます。今も着られていらっしゃるのですね。日本の代理店がマッキントッシュを買収したとかで、バ-リントンのお店はグロ-ブトロッタ-のみになっておりました。最近のは細すぎて着れたもんじゃないのでオ-ダ-をと考えていたのですが。ロンドンではバ-ブア-のキルティングをよく見ました。裏地に合わせたピンクや、白のスニ-カ-を合わせる辺り流石ですね。

tsukahiroさん
自分で購入した店を忘れていましたが、tsukahiroさんに指摘していただいて伊勢丹で買ったことを思い出しました。(笑)
マッキントッシュ、日本の企業が買収したのですか。ちっとも知りませんでしたが、最近「なんか毛色の違うものをよく出しているなぁ」とは思っていたのですが。マッキントッシュフィロソフィなんてものまであるようですね・・・。
それにしても英国の製造業も大変な時代を迎えているようです。これからも色々と英国にまつわる新着情報をお時間があるときで結構ですので教えて下さい。

管理人様
明けましておめでとうございます。ブラウンの裏地にピンクというのが可愛くて覚えてました。素敵ですよね。
英国の製造業。そうですね。今回の渡英の際、初めてキルガ-を訪れ、メールでやりとりしていたスタッフとの初顔合わせをしました。約10年目の初顔合わせです。キルガーは半年ほど前に私がオーダーし続けていた、いわゆるパターンオーダーを止めました。その際に同様の英国高級既製服を求め、チェスターバリーのスタッフを紹介してもらい、コンタクトしたのですがどうも価格が安いので聞いたら「一部がクルー製(現チェシャー・ビスポーク)である」との事でした。聞いてみるとギーヴズ&ホークスの所有する、モーリシャスという国の工場製だそうです(日本に輸入されているターンブル&アッサーのスーツにもこの記載がありました)。インポートのハケットもルーマニア製でした。その後、ロンドン行きが決まり数々のサヴィル・ロウ・テイラーにコンタクトを取り、最も対応の良かったテイラーを訪れ、満足なもてなしをして頂きました。
どうやら英国はスタンダードクラスの既製服工場も壊滅のようです。コーディングズの既成ジャケットも英国製では無いのかもしれません。英国好きとしては最近のポンド崩れも、英国の小さいながら素晴らしい物作りをする会社が消えてゆく事に繋がる不安を感じます。

tsukahiroさん
最新の英国事情を教えてくださり有難うございました。1990年当時の英国製ハケットのサマースーツは縫製がひどくてパッカリングの嵐だったことを思えば既にその当時から英国の製造業は衰退していたのかもしれませんね。
ところで某百貨店の靴売場にある最近のジョンロブノーザンプトン製のシャンボールドご覧になりましたでしょうか?北海道に滞在しておられるので無理かとは思うのですが、作りが変わってしまってさぞびっくりすることと思います。

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