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2009年11月15日 (日)

Hand Knit Sweater(手編みのセーター)

前回のブログでも書いたが、秋になると一気に冷え込む田舎ではウールのセーターは必需品だ。外出する時以外は手編みのセーターとジーンズで過ごすことが多い。庭で薪を割ったり、火を熾してアウトドアクッキングを楽しむ時は勿論、室内にいる時もハンドニットが欠かせない。ハイゲージで上等なカシミヤをアウターの下に着るのが英国流カントリーハウスでのスタイルだとしたら、米国流とまでは行かないがもっとラフでカジュアルな田舎暮らしには手編みのセーターとデニムの方がしっくりくる。

マイケルロスの手編みセーターやスコティッシュアイランドで作られたハンドニットを気に入って購入していたが、1980年代の終わり頃は西武のラルフローレンショップをチェックしては毎年発売される手編みのセーターを買い求めるようになった。ポロ社は早くから熟練した手編み職人を擁する中国の工場を使い、高品質のハンドニットをリリースしていたようだ。気に入ったものを買い足していくうちにいつの間にか田舎暮らしには十分すぎる程のセーターが揃ってしまっので、今回はそうしたハンドニットを紹介してみようと思う。

1 1990年製 ポロカントリー

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ネイティブアメリカンラグのパターンをモチーフに仕上げたハンドニットはラルフローレンの中でもラギットなデザインが多いポロカントリーネームのもの。国内の百貨店で購入したが、MとLの1着ずつしかなくゆったりと着たいのでLサイズを選択した。今見ても新鮮に映る色合わせや柄などはラルフローレンならでは。セーターの裏面には模様を出すために様々な毛糸が横に走っていて、二重に編み込まれているためだろうか、マックジョージのラムズウールセーターよりも一段と暖かさを感じる。

2 1992年 ポロラルフローレン

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ポロベアーは当時の人気キャラクターで、ポロのストライプスーツを着てドレスアップしたシュタイフ製のポロベアが10万を越す値段でディスプレイされていたことを思い出す。このポロベアーシリーズはBDシャツや、スェットなど様々なアイテムに起用されていたが、写真のセーター上ではスエットの上下にダッフルコートを羽織ってスニーカーを履いている。ベアの部分はマルーン色でベースとなっているセーターの縫い目に青色や灰色、茶色といった何色もの毛糸を編み込んでいってキャラクターを完成させている。随分と手間がかかる作りになっているようだ。

3 1993年 ポロラルフローレン

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フェアアイル柄のタートルネックセーターは1993年の購入品。そもそもフェアアイルセーターとはスコットランド北のフェア島(アイル)を発祥地とする、幾何学的な横段柄を特徴としたセーターで、カラフルな色合いが特徴。本来は漁師達が着るフィッシャーマンセーターの一種でシェトランド羊毛糸を使った手編だったが、1922年、英国皇太子時代のウィンザー公がゴルフウェアとして紹介したことで有名になった。ラルフローレンはフェアアイルの雰囲気をそのまま、中国の優れたニッターを擁する工場で作らせ世に広めた。

4 1994年 ポロラルフローレン

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雪柄のジャカード調セーターはハワイのアラモアナショッピングセーターのポロショップで購入したもの。常夏の国ハワイでも季節に合ったアイテムを揃え販売しているには少々驚いた。ジャカード織りは本来機械編みだが、ポロではジャカードのパターンを手編みで再現している。小さな写真では分かりにくいが、セーターのチェスト下から裾までのオリーブグリーンの部分にダイヤモンドの編み模様が入っていて、実に凝った作りになっていることが分かる。

5 1995年

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新宿の百貨店で購入したハンドニット。ネイティブアメリカンの幾何学模様をモチーフにしたショールカラーのカーディガンで、ボタン部分はシルバーコンチョとなっている。このコンチョに編み込まれたレザーの紐を引っ掛けて前を閉じる作り。目が詰まってずっしりとした風合いは75%のウールに25%のシルクをブレンドした毛糸ならでは。最近もヴィンテージ商品として雑誌に掲載されたネイティブアメリカンシリーズの中の逸品。

6 1997年

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海外に駐在していた時期のクリスマスに発売されたクレイジーパターンのハンドニット。既に紹介してきたネイティブアメリカンラグのパターンやフェアアイル、ジャカード模様に加えタータンチェックやアランセーターのような編模様など様々なパターンをブロック毎に繋ぎ、中央にアメリカ国旗とスキーのモチーフを加えて完成させたクリスマス限定のハンドニット。街中で着るとちょっとした冒険かもしれないが、田舎の雪景色では気にならない。最もラルフローレンらしい1着でこのセーターを購入した後間もなく日本に帰任したこともあって強く思い出に残る。

7 番外編

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番外編と書いたのはこのセーターはラルフローレンのものではなく、1991年、銀座松屋の向かいにある十字屋ビル(確か)に入っていたハケット銀座店で購入したものだからだ。タグにはスコットランド産と書かれているので、おそらくはインバーアラン社の製品かもしれない。スノーフレークの模様や漆黒の空から降り注ぐ雪をイメージしたパターンは中々のもので、袖ぐりが通常のセーターよりもゆったりと作られているので特にリラックスできる。

8 ハンドニット

7 

こうしてみると下は全て同じデニム、同じベルトだがセーターを代えるだけで印象は随分と変わる。と同時にセーターに合う靴というのもありそうだ。ネイティブアメリカン風の①や⑥ならブーツモカシン、②や③のスノーフレイク柄はビーンブーツかダナー⑤のポロベアーならティンバーランドの3アイレットモカシン、④のクレイジーパターンニットならばレッドウィングやニューバランスなど。田舎の玄関はさほど大きくないけれど、冬が来る前に今挙げたブーツ2~3足とハンティングシューズやスニーカーを車に積んで、この週末あたり田舎に帰りたい。

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