最近のトラックバック

« Accent Color:差し色 | トップページ | Light colored Pants(淡色パンツ) »

2009年5月10日 (日)

Changing trousers

昔から古くなった衣料を処分しようとするといつもパンツの数が多いことが気になっていた。どうしてなのか考えてみたのだが、ひとつはジャケットスタイルの場合、特にパンツのデザインやシルエットが全体を印象付けるので旬のパンツを買い足していくということが挙げられる。実際昔買ったものより最新のパンツを合わせる方が断然多い。それとパンツを履き替えるだけで全体の印象を変えるキーアイテムとしてカジュアルなパンツも欠かせないということも挙げられよう。こうしていつの間にかパンツの本数が増えていく。ただ、パンツは装いの中心、「パンツを替えれば装いが変わる」のだ。とある雑誌の特集のようだが今回はパンツを替えるコーディネイトに挑戦してみた。

1: ジャケッティングスタイル

1

週末のジャケットスタイルらしくパッチポケットのジャケットにカジュアル色の強いシャツとパンツ、茶色のスリッポンを合わせてみた。それでも、やや濃い目のブラウンジャケットとネイビーのソリッドタイ、チェストポケットに挿したTVフォールドのリネンチーフがオンタイムの装いのゾーンに収まっているので仕事上で人に接する場合も失礼にはならない。靴は茶色のローファーを選択しているが全体の印象はあくまでもカジュアルドレスではなくドレスカジュアルを意識している。

2:Vゾーンのコーディネイト

3

茶色のジャケットには青のシャツやタイを合わせる。以前も書いたがアズーロエマローネの合わせが基本だ。シャツは単体で見ると大きめなチェックが派手に映るが、どちらもソリッドのジャケットとタイに挟まれると落ち着いた印象に変わる。ジャケットは昨年購入したベルヴェストの2つボタンジャケットでシャツがローマのミコッチのス・ミズーラ、タイもよく登場する英国製ドレイクスのもの。実に便利で重宝するタイだ。

3: ボトムス

4

合わせるパンツはカジュアル色の強いドレスカーゴを選択。最も旬なPT01のウールパンツである。これにカジュアル色の強いモノグラムベルトを巻いてみた。このカーゴパンツだが腿両脇に携帯などを入れた時に取り出しやすいようにポケットが斜めに縫い付けられていてハイテックと命名されているとのこと。エラスティックを2%加えたウール素材がフィット感やシルエットの向上だけでなく、ドレススタイルに合わせることができるカーゴパンツへと商品価値を高めている。

4: コーディネイトする靴

11

合わせる靴は柔らかい履き心地のローファー。左がマッケイ製法のJ.M.ウェストンで右がヌメ革でアンラインドのオールデン。どちらもこれから夏にかけて主にリゾートなどで履く靴だろうが、週末に限ってジャケットスタイルに合わせてしまう。これがドライビングシューズになると無理なのだが、ソールがしっかりと付き、つま先から甲まで顔がはっきりとしている靴は、柔らかな履き心地であっても硬い印象なので、ドレスススタイルに違和感なく合わせることができる。

5: パンツを替える

6

ここでパンツをホワイトデニムに替えてみる。こちらは手持ちの1990年代のリーバイス501だが、全体をややテーパードに直している。古くなったアイテムをリフォームして活用するのが増えてくるパンツの有効活用の一つ。時々PT01やインコテックスのJ035を工房に持ち込んでは古いパンツを同じように仕上げて欲しいとお願いしている。パンツが白の場合はジャケットが茶色であることを考え、全体の色の分量から判断して茶ではなく青の靴を持ってきた。青の靴はこれから夏にかけて重宝するアイテムだ。

6: ホワイトパンツに合わせるベルト

7

パンツをホワイトにしたらベルトは明るめの茶色にする。ここではエルメスのベルトにしているが、バックルに関しては靴にゴールドのビットが付いている靴を合わせる時はゴールドのものに替えたい。オンタイムでも鞄の金具と時計やベルトのバックルの色合わせや靴とベルトの色合わせに割とこだわる方だが、靴が青の場合はベルトの色は考えない。青の靴に青のベルトを繰り返すとややしつこいかなと思ってしまうからだ。それならば青が少し入っているリボンベルトの方が良いかもしれない。

7: 青の靴

8

手持ちの青い靴。右から左に行くに従ってドレス色が強くなる。一番右からセバゴのドックサイズ、グッチのビットローファーで下がスペリーソール状のデッキシューズ 、ロブのアンラインドローファーリオ、ウェストンのシグネチャーローファー。どれも1990年代のものでかなり古いが、ヴァンプ部分が長めに作られているので最近のスタイルにも合わせやすい。撮影のためにどの靴も手入れをしたが、改めて靴は手入れを怠らなければ長く履けることを実感した。

マイシーズンジャケットを買い足すことは難しいがパンツならば可能だ。イタリアのファション業界が新たなパンツブランドを次々と出してくるのはパンツが売れているからに他ならない。青山から新宿を回って色々なショップを見たが淡色のカジュアルパンツが上手にディスプレイされていた。リセッションということもあって暫くはパンツを替えて装いを変える着こなしが盛んになるし、同時に古くなったパンツを直して履く機会も増えるだろう。今は直し専門店に手持ちのアイテムを持ち込んでいるが、ショップがジャケットやパンツのリフォームを受け付けるようになるかもしれない。

« Accent Color:差し色 | トップページ | Light colored Pants(淡色パンツ) »

スタイル(Style)」カテゴリの記事

コメント

ホワイトパンツが流行ですが、パンツメーカーですと2万~4万ですと悩んでしまいます。汚れが気になりますから501なら私も所有していますからとても参考になりました。
今日、伊勢丹でマリア・サンタンジェロのシャツをオーダーしてみました。

てつさん
ご無沙汰しております。
仰るとおり3~4万円の淡色系コットンパンツは1シーズンでかなり汚れます。そして2シーズン位でスタイルが古くなるか黄ばんできます。
以前所有していたGTAのパンツは2シーズンが旬でしたがある雑誌では「ホワイトパンツは1シーズンで履き切るつもりで」というようなことが書かれていました。だとすれば巷のホワイトパンツはコストパフォーマンスが悪すぎる様な気がします。
その点リーバイスの白501は汚れてくると漂白したりしながら履き続け、いつの間にか13年目に突入しています。さすがはジーンズのオリジン、抜群のパフォーマンスです。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/205243/44956576

この記事へのトラックバック一覧です: Changing trousers:

« Accent Color:差し色 | トップページ | Light colored Pants(淡色パンツ) »