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2009年2月11日 (水)

ラルフローレンの世界

前から何回となく書いているが、ラルフローレンが提案するスタイルはいまでもお気に入りだ。昔は毎月のように原宿に出かけ、クエストビルにあったポロショップをのぞいた後、表参道の神宮前交差点近くにあったラブラドールでインポート物を買ったり、そのまま渋谷まで歩きながらフィールドラインに立ち寄ったりした。その後ラブラドールが移転してからは昔ビームスFがあった通りの奥にあるポートオブローレンスという店でラルフの直輸入物を買い求めたりしていた。流石に最近はポロショップに立ち寄ることはあまりなくなったが、この冬久しぶりにアメリカのpolo.comを通じてオンラインショッピングを楽しんだ。昔からそうだがPoloは日本で展開していない商品が本国に沢山ある。残念ながらアメりカ国内しかデリバリーできないのだが、日本のクレジットカードが使えるため、親戚や知人がいれば国内未発売のアイテムを手に入れることが出来る。

写真1:ラルフローレンスタイル

Top

ラルフローレンが打ち出すマッキントッシュのアウターはラルフらしいディテールが随所に見られ、ライニングにネル地のタッターソールが張られていたり、チェンジポケットやチンストラップが付いていたりとかなり凝った作りだ。ベージュの色目から、ネイビーブレザーの上に羽織るコーディネイトを考えてみた。あわせるパンツは大柄のヘリンボーン。コート生地のようで、ウール100%ながらストレッチ機能をもっている。ラルフローレンの靴はエドワードグリーンやクロケットだが、今回は既成靴のトップ、ジョンロブを持ってきた。

写真2:ジャケット

Top2

上着はネイビージャケットとして黒のホーンボタンを付けて着ていたが、もともとはブレザーだった。ここでメタル製のよいボタンが手に入ったので金ボタンに替えてみたが、それだけで着こなしに変化をつけられる。ブレザーの縫製はハンドメイドで有名なチェスターバリー製でカシミヤ混のもの。初期のパープルレーベルの逸品でオン・オフ問わずよく着用している。これに襟の小振りなタッターソールシャツとカシミヤ100%のタータンチェックタイ(いずれもポロ製)を合わせてVゾーンを作り出してみた。ラルフローレンが提案するVゾーンはいつの時代もやや深めで、最近は2つボタンでVゾーンがやや深めのデザインが主流になってきていることから考えると、このブレザーの出番がまだまだ多そうだ。

写真3:コーディネイト

mac

マッキントッシュは空気の乾燥した晩秋から初春までが旬、春から梅雨にかけては、レインウェアといってもかなり蒸れる。この汗による湿気が生地を留めている接着剤によくないらしい。ケアーインストラクションをによると着ないときは涼しくて乾燥したところにつるすとなっているが、蒸し暑い東京で空調なしのクローゼットにしまいこんでしまい、コーディングス製とグッチ製2着のマッキントッシュを残念ながら処分した。残る1着となったこのコートもところどころ傷んできている。唯一無二の素材感であるマッキントッシュだが不精な性格が災いしてかコストパフォーマンスはあまりよくない。

写真4:パンツ

Trousers

ツィードパンツとの商品説明があるが、打ち込みの厚い重い生地ではなく、ナチュラルストッチ感のある柔らかな素材で出来ている。シルエットは今風のテーパードレッグでイタリアのPT01のラインに近い。ノープリーツでベルトレスのサイドアジャスター付。昔からラルフローレンの定番となっている茶色のヘリンボーンだが、股上が浅く、昔のものとは全く作りが違う。ただ、こうしたパンツのシルエット一つにも流行を上手く取り入れるところがラルフローレンを今でもメンズファッションのトップに位置付けている要素の一つではないかと思ってしまう。

写真5:ジョンロブの既成靴

Shoes

既成靴について「ハンドメイドやハンドラステッド、ベンチメイドと謳っても工場で作られた靴はマシンメイド。1週間の足数からいって人の手が入る部分は全くないかあってもごくわずか。ハンド~とは言えない。」という話を聞いた。ということは、ここで紹介するロブの最上級ライン「フィリップⅡ」も立派なマシンメイドの靴になる。このフィリップⅡのスェード、同じモデルをビスポークでとも考えたが、完成時期を考えると当然間に合わないので急遽取り寄せた。ここに来て既成靴を2足も買い求め、更にもう1足ジョンロブの既成靴を買おうとしている。すでに「既成靴を買わない」という誓いが意味を成していない。

写真6:#8695と#7000の比較

Comparing

ジョンロブの既成靴はマシンメイドだが、上質の素材と堅牢な作りは他の既成靴よりも優れている。写真のフィリップⅡ、素材はパリジャンスェードでオーベルシーやクロケットよりも毛足が長く上質だし、セイムールも既に10年近く経っているとは思えない程しっかりしている。新旧のラウンドトゥを比べてみたところ、#8695よりも#7000の方がつま先が低く、かつ細くなっているため、捨て寸が多くなっているようだ。

ジョンロブの既成靴はJohnLobbという名前に対するロイヤリティやエルメス傘下ということもあるのだろうか、英国でも最高価格の既成靴になっている。最近、円高差益還元とうことで価格改定したウェストンの靴の売り上げが伸びているというニュースがあった。ここで日本のジョンロブも価格の見直しを行ったようだが、まだまだ内外価格差は相当高い。ティファニーやヴイトン同様一段と価格の見直しがあるとよいのだが。フィリップⅡの定価が税込みで22万円弱だとすると今のレートではビスポーク1足分になる。

今回は靴以外全てラルフローレンでコーディネイトしてみた。昔からホームファニシングまでトータルブランドとして自身の世界を提案してきたブランドならではの豊富な商品展開は一ブランドで全てを完結できる深さがある。既に多くのポロ製品を持っている身としては、これからも時々ショップディスプレイを見てコーディネイトの参考にしたり、オンラインショッピングで日本未入荷のアイテムを買い求めたりしながら着こなしを楽しみたい。

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コメント

ラルフ・ローレンは夢中になったことがありパターンオーダーで誂えた4着は今も現役です。私もクゥエストビルの店にはよく通いました。今度表参道のお店も行ってみたいです。

アキノリ様
そういえばラルフレーレンもよくカタログの中でコンビの靴を合わせていました。シアサッカーのスーツに茶白のコンビシューズのコーディネイトは今もよく覚えています。きっと、アキノリ様はコンビの靴と合うクラシックなスーツをオーダーされたのでは、と想像しております。
新しくなった原宿のポロショップは2回ほど行きました。とても広々としていますが、昔のちょっと狭い中に厳選されたアイテムがあったころの方が何だか落ち着きます。ただ、ポロの商品展開は本当に多岐にわたっていて狭い店舗ではラルフローレンの世界を表現し難いのかもしれません。おそらくマディソンAvの本店でも全ての商品を展開しきれていないのではないでしょうか。

ラルフ・ローレンのコーディネートはいいですね^^
ロブも欲しくなりますね!
最近、管理人様を参考にクレバリーをオーダーしました。ブローグです。

てつさん
コメントを有難うございます。クレバリーでブローグをオーダーされたとのこと。出来上がりましたら印象をお聞きしたり、写真を拝見したりできれば幸いです。
私はエキゾチックレザーとマスタードイエローのバックスキンでセミブローグのアデレイド(ポールスミス別注のようにやや変わったスタイル)2足をオーダーしました。

マスタードイエローのバックスキンは珍しいですね。エキゾチックレザーは何でしょうか?早くブログで見たいです。

てつさん
靴の出来上がりは1年後(バックスキンは更にその半年後)ですので、てつさんの納入と同じ頃になるかと思います。気長にお待ち頂ければ幸いです。

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