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2007年10月 4日 (木)

Old Edward Green

写真1 Old Green

Green01

靴専門の雑誌を見たら旧工場製エドワードグリーンの特集をしていた。このところ手入れを怠っていたのでメンテナンスを兼ねて久しぶりに昔のエドワードグリーンを出してみた。一編に写らないので2枚に分けてみる。まず上の写真1では左からラスト#32でP・スコーン別注の2アイレットダービー、モンクストラップ(TROON)、ロイド別注ドーバーの3足、ラスト#202でハロッズ別注カドガン、ラスト#520でピールネームのセミブローグ、ラスト#201でワイルドスミス別注のウェストミンスターとなっている。茶色の色合いが綺麗に写っている。

写真2

Green02

上の写真2は左側からラスト#202チェルシー、サンドリンガム、チェルシー,の3足、ラスト#61のポールスチュアート別注ハーロゥ、ラスト#184のモンペリエ、ラスト#88でフォスター&サン別注のグレシャムとなっている。更に3足写りきらないものがあるが、別の写真で紹介してみたい。全体的にチェスナッツアンティークの靴が圧倒的に多い。当時からバーガンディやエイコーンアンテーク、アーモンドやウォールナットのカントリーカーフ、スタグスェードなど様々な素材があったのになぜかチェスナッツばかり選んでいることに気がついた。

写真3 Last#32

Last32

上の写真3に写っている3足の靴はラウンドのラスト32を使用したもの。中央がそのラスト32を日本で有名にしたロイド別注のドーバー。素材はヒュームドオークタンと呼ばれる肉厚のカーフ素材でグリーンの中で最も履き易い。この素材はもうないようだが1989年当時UAにはキャップトゥモデルの別注があったことを思い出した。手入れはナチュラルのクリームだけ与えてきたが、18年以上経過すると自然とアンティークフィニッシュになっている。右はモンクストラップのTROONで工場が移転する直前にMTOしたものだがラストを指定しなかったところ、#32で仕上げてきた。やはり靴のデザインとマッチする木型があるのだろう。ソールにメイドインイングランドの刻印がないところをみると、よほどあわてて仕上げ、送ってきたのかもしれない。一番左はポールセンスコーンネームの別注品でモデル名は不明だが現在クレバリーのビスポークサンプルとしてカタログやウェブサイトで見ることができる。フレッドアステアのオーダーだったと記憶している。上質のカーフ素材で磨き甲斐のある革だが、これも18年近くたっておりややバーガンディの色が褪せてきている。

写真4 Last #33 & #88

Last33_88

上の写真4はラスト32のスクェア版ラスト33とラスト88。どちらもスクェアトゥの木型だが、ラスト88はフォスター&サン用のラストだと聞いたことがある。左はポールセンスコーンネームのドーバー#33でロイドの#32とつま先が異なるだけで殆ど履き心地は変わらないはずなのだが、ロイド製ヒュームドオーク素材の方が履き心地が良い。中央は外羽根のプレーントゥでウィンダミアより以前に存在していたグレンリベット。ロンドンでは1989年頃、フォスターの既成としてダブルソールのダブルウェルト仕様(360°の出し縫い)でウィンドウにディスプレイされていた。一番右のストラップブーツはフォスターの別注で1990年冬に購入。ダブルソールのチャッカブーツとどちらにしようか迷ったが今考えるとチャッカブーツの方が珍しいモデルだったような気がする。

写真5 Last#202

Last202

上の写真5は名ラスト#202の3モデルで左からロイド別注のチェルシー、中央が渋谷のトレーディングポスト(フィールドライン近くにあった頃)で購入したサンドリンガム、右側がハロッズ別注でライニングが靴と同じ濃い色目のカドガン。1989年購入、当時の値段が税込みで£260だったから当時のレートで換算すると260×280円/£=72800円。1989年当時の物価を考えると元祖超高級既成靴ということになる。ところで全般的にグリーンの靴は黒よりも茶色の方が履き心地がよいと感じることがあるが、茶色のカーフ素材の方が柔らかいからだろうか。

写真6 Special last

Other_last

最後の写真が珍しいラストということで一番左から#61のラストを使用したアンラインドのローファー、ハーロゥ。初めてポールセンスコーンで見た1989年当時£260(先ほどと同じ計算で約72800円)だった。ちなみに接客してくれたのが今クレバリーのジョンカネーラ氏である。当時は購入を見送ったがやがて1995年ニューイヤーにポールスチュアートのセールで購入。260ドルくらいだったから当時のレートが120円くらいとして31200円とずいぶん割安になっている。その後ポールスチュアートはグリーン別注をやめたので在庫一掃セールだったのだろうか。左から2番目はスリッポンタイプの定番ラスト#184を使用したモンペリエで、シャツ専門店 ハーヴィー&ハドソンで購入。バーリントンアーケードの店で買うよりも80£も安かったことを思い出す。右から2番目のブルックス別注のピールネームセミブローグは青山のブルックス本店でもよく見かけた。ピール専用のラストであろう#520を使用している。一番右のワイルドスミス別注のウェストミンスターは#201のDウィズサンプルモデル。何といっても素材のスタグスェードが素晴らしい。1988年当時のカタログではタバコスタグとコーヒースタグ、ブラックスタグの3種類の素材があったがこれはコーヒースタグだろう。ワイルドスミスといえば婦人物のグリーン製ローファー、短靴で有名だった。今は閉店したが1989年に購入したこの靴と婦人物のローファーは今も健在である。

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コメント

今、ロイドの別注は何処で製作しているのでしょうか?
ジョンロブロンドンでのビスポーク経験はありますか?またフォスター&サン、クレバリーこの三大ビスポークメーカーの特徴を教えてください。宜しくお願いします。

てつさん
まずロイドの件ですが、マスターロイドに限っていえば以前はC&Jが請け負っていたと思います。
ロブロンドンの件についてはビスポークの経験がないのでお答えできません。クレバリーとフォスターではソールやシューツリーの材料が違います。

ありがとうございます。フォスターが日本でビスポーク会を予定しているのでオーダーしようか悩んでいます。

てつさん

日本ではいろいろなメゾンがオーダー会を行っているのでどこにしようか迷うのではないでしょうか?
どこかにお決めになってオーダーされましたら感想などお聞かせいただければ幸いです。

とても悩みます。大川バセットさんのビスポークも候補です。
管理人様のフォスターを見ると素晴らしいですし~
新しいフォスターの靴の画像も楽しみにしています。
今、フォスター、大川さん(ロブ系)の二つに絞っています。
オーダーしましたらメールいたします。

こんにちわ。はじめまして。
グリーンのハーロウすごくかっこいいですね。
これはDウィズでしょうか? 
ちなみに 184 と61のフィットの違いはどのようなかんじでしょうか? 数年ご使用になられた貴重なご意見お願いします。

はっしゃんさん

訪問並びにコメントを頂き有難うございます。
また、お時間のある時にでもお立ち寄り頂けますと幸いです。

ハーロウはEウィズなのですが、アンラインドの為、細身に見えます。また、61と184のラストの違いはトゥ部分の絞りの違いではないではないでしょうか。184の方が足の指付近がきつく感じます。

こんばんは

若輩者に色々教えていただきありがとうございます。
ハーロウかなりほしくなってきました。
感化されてMTO検討中です。笑
サイズはワンサイズ下げておられますか?
私も管理人さん同様、ドーバー32E  とウエストン180ローファーを持っているのでそれぞれのサイズを参考に教えてください。

はっしゃんさん
コメントをありがとうございます。

さてお尋ねのサイズですが、ドーバー32Eは8.5-E、ウェストン180の場合はもとは7.5-C、最近は7.5-Dです。

お気に入りのハーロゥが出来上がるよう願っています。

ご返信ありがとうございました。
幅は管理者様と同じですのでハーロウもEウィズで問題なさそうです。
ちなみに65ラストでバーントパインのハーロウをMTOすると現在 ツリー込みで825ポンドだそうです。(泣)
約10万円です。
グリーン値上げしてるみたいですね。でもほしいので頼んでみたいと思います。

はっしゃんさん
バーントパインのハーロゥ、とても素敵そうです。

それにしてもMTOの値段を聞いてびっくりしました。英国は景気が良くないと聞いていたのですが、度重なる値上げをするということは輸出中心だからでしょうか?

ただ、ハーロゥの履き心地は病み付き間違いないかと思います。

グリーン値上げの理由は日本からの特需のようです。
ここ半年で特に増えているようでメール問い合わせが半端ないようです。
そのような背景から、某日本の代理店と値段の確約を取ったみたいです。
フィッティングだけいって買わない客が増えたのでしょうかね・・・。人の事言えませんが(笑)

MTOなら値上げしてもまだお得ですが、RTWは変わらない値段になってしまいました。

はっしゃんさん

お話が真実だとするとグリーンの上顧客は日本ということになりますね。まぁ、ショップの店員以外でグリーンを履いている人には海外でも日本でも殆ど会ったことがないので、極めて限定的なのかもしれないとは思っていましたが。

ロブパリ(既成靴)の個人輸入が出来なくなったり、ブルックスジャパンがアメリカから個人輸入出来なくなるようにするだとか、?な話がこのところ多いようです(笑)。価格を下げる企業努力という発想は皆無ですね。

おはようございます。
ご存知であれば教えて頂きたいのですが、旧エドワードグリーンと現行のエドワードグリーンの33ラストにはサイズ感の差違はありますでしょうか。
参考までに、私は旧チャーチズの73ラストを7Fで履きますが、旧エドワードグリーンの33ラストは7Eでよろしいと思われるでしょうか。
失礼いたします。

浪漫様

残念ながら現行のグリーンに33ラストでオーダーをかけたことがないのでラストが変化しているのかそうでないのかが、まず分かりません。最近は33ラストのものをとんと見かけませんので扱っているのだろうか…などと思ってしまいます。

私はチャーチの#73ラストで8.5-E、グリーンの#33ラストでやはり8.5-Eです。こちらも個人的なサイズ感ですのであまり当てにならないかも知れません。が、個人的にグリーンの旧ラストで好きなのが#32と#33、#88と#202でしたのでまだ#33が使われているのならば靴好きとしては嬉しいです。

こんにちは。

こちらの靴ですが、ラスト32とラスト88では同じサイズを選んでいらっしゃいますか?

浪漫様

#33も#82もサイズは8.5-Eです。

最近は新しいラストばかりで昔の味わいがあるラストのグリーンが欲しいなと思うことがあります。

こんばんは。
グレンリベット、素敵ですね。90年に購入ということは、ソックスのロゴが筆記体の頃でしょうか?
ウォルナットカントリーカーフのグレンリベットが今欲しい靴の一つです。
改めて、旧グリーンには代え難い魅力がありますね。

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