2017年12月 9日 (土)

Winter Socks(冬の靴下)

以前は東京から近い静岡のアウトレットで季節ごとの靴下を調達していたが、このところ品薄だという。こうしてブログに掲載することが一因かもしれないが、ともかく秋冬用の靴下が足りない…近所のユニクロもアーガイルソックスは在庫不足とのこと。

そこで場所を変えてブルックスのファクトリーストアを擁する長野県のアウトレットを訪問した。はたして…ねらいどおり秋冬物の柄ものソックスが並んでいるではないか。そこで今回はカラフルな冬ものソックスを中心に購入したものを紹介しようと思う。

1.購入品…

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ウール混紡の暖かな冬物のソックスが6足、秋冬物の厚手なコットンソックスが2足、薄手のパーティ用ソックスが1足、綺麗な柄のマフラーも買って全部で10点。値段は勿論アウトレット価格、交通費を足してもなおリーズナブルな買い物ができた。

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2017年12月 2日 (土)

Last American Denim(米国最後の耳付デニム)

先月、アメリカから衝撃的なニュースが届いた。「Cone Mills Close White Oak Plant, Last American Selvedge Denim Mill」…アメリカに唯一残っていたコーンミルズ社のセルビッジデニム(ホワイトオーク)工場が閉鎖されるという内容だった。

日頃は日本製デニムの評価に気をよくしていたが、いざアメリカ最後のセルビッジデニム工場がなくなると思うとなぜか胸騒ぎがした。そこで今回は急遽、市場に残るホワイトオークデニム使用のジーンズを買い足した様子を紹介しようと思う。

1.アメリカ製セルビッジデニムを使ったジーンズ

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全く詳しくはないがジーンズ好きとして心をとらえて離さないのがリーバイスとRRL。RRLは1993年にリリースされた時から、一方のリーバイスの方は1998年に販売されたLVCの前身バレンシア工場製復刻版ジーンズの販売以来のファンだ。

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2017年11月25日 (土)

Crockett & Jones MTO(クロケットの別注品)

この夏英国を旅行した際、ロンドンはジャーミンStのクロケット&ジョーンズに立ち寄り靴をMTO(個人注文)した…と確かブログで以前書いたと思う。その時は8~9週で完成、日本に送るとのことだったが、色々あったのだろう約11週で到着した。

頼んだのは人気のウィスキーコードバン、勿論ホーウィン社のものだ。それを好きなギリーシューズの型で注文したのだが、届いた靴は期待を上回る素晴らしい出来栄えだった。そこで今回は到着したてのクロケット別注品を紹介しようてみたい。

1.到着したての靴

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クロケットのジャーミン店へはクレバリーのビスポークアリゲーターカジュアルで入店。シニアマネージャーから「その靴はクレバリーですか」との声かけが…すっかり意気投合したおかげで完成した靴の出来映えが素晴らしかったのは言うまでもない。

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2017年11月18日 (土)

Custom boots again(クレバリー2足目の長靴)

最近は靴や服を誂える楽しみよりも買う楽しみに気持ちが傾いていたこともあって、ビスポークの世界から遠ざかっていたが、足かけ2年ようやく前回クレバリーにオーダーしていたブーツが到着した。記念すべき30足目のクレバリーだ。

前回はスクェアトウの洒落た内羽根式のブーツだったが、直近のブーツは厚手のソックスを履いてカントリーサイドを歩くためのブーツ…ということで外羽根式で仕上げている。そこで今回は到着したばかりのブーツを詳しく紹介してみたい。

1.カントリーブーツらしいボトムメイキング

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納品時の靴ベラはサービス。靴底は前回同様3列のステッチが走るノルヴェタイプ(彼らはGoyser:ゴイサーと呼ぶが…)を依頼。つま先を丸くして太いステッチを入れた様は靴好きならば分かるディンケラッカーやハントダービーのようでもある。

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2017年11月11日 (土)

Mountain Parka(アウトドアギアを着る)

ブログとインスタグラムの違いはインスタグラムが双方向のやり取りをリアルタイムでじで共有できることだろう。ブログは発信できる情報量が多いもののこちらの意図に対する返答や情報の共有という手段において限界にきている気がする。

今回の特集はインスタグラマーの@pmnt_87さんとその繋がり@tommys1879さんがポスト(掲載)していたマウンテンパーカの着こなしに影響を受けている。見知らぬ3人だがアメリカンアウトドアの着こなしを愛する者として見て頂ければ幸いだ。

1.マウンテンパーカの神髄

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マウンテンパーカと言えばアメリカンアウトドアの愛好者には必須アイテム。インスタグラムではデニムではないチノパンと合わせることに拘っていたようなので、ここでは@pmnt_87さん同様ラルフのエンブロイダリーパンツを合わせている。

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2017年11月 4日 (土)

Shoelace swap(靴紐の交換)

アメリカでは一時期、革靴の紐をカラフルなものに交換することが流行った。知人は「靴紐交換、来てます…」と教えてくれたが、日本であまり取り入れる人もなく、少数派のまま現在に至っている。一方でカラー靴紐のバリエーションは着実に増えた。

元々は黒か茶系しかない紳士革靴、紐の色もその2色を中心に展開していたはずだが、今やない色はない…とさえ言える。そこで今回は新たにブーツ用の靴紐を含め新色を購入したのでそのコーディネートを中心に紐を通した様子を紹介しようと思う。

1. 新しい靴紐の色

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今回購入したのはスカイブルーが平紐(80cm)と丸紐(120cm)、ロイヤルブルーの丸紐(120cm)に赤の丸紐(80cm)、イエローの平紐(80cm)の5本。いずれもリーズナブルな値段で買えるものばかり…それでいて雰囲気ががらりと変わるのが面白い。

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2017年10月28日 (土)

Bush Pants(ブッシュパンツを買う)

インスタグラムを始めて2年が過ぎた。この間、親しくさせて貰っているフォロワーさんも順調に増え、ゲストの皆さんから刺激を受けることも多い。それぞれ皆スタイルをもった方々ばかりで、未知の着こなしからは大いに影響を受けているところだ。

中でもラギットな着こなし上手のフォロワーさんから教わったブッシュパンツ、正確に言えばブッシュジーンズだろうか、それが欲しくて堪らずにいた。そこで今回は、念願かなって手元に届いたブッシュジーンズを中心に着こなしを紹介してみようと思う。

1.ブッシュジーンズ(パンツ)の特徴

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ブッシュパンツの特徴は何といってもフロント周りのポケットレイアウト。ジーンズと違って小物を入れるフラップ付のポケットがフロントにもリアにも配置されている。ベルトループのデザインも独特でこのあたりがブッシュパンツの見どころと言えよう。

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2017年10月21日 (土)

Last visit(靴修理屋の閉店)

土曜日は小振りだった雨も日曜日になり雨音が激しくなっている。台風21号の直撃が予想される首都圏では中学校・高等学校や大学の休講が早々と決まり、企業でも出勤を見合わせるようだ。勤勉な日本人像も少しずつ変わってきているのだろう。

台風が近づく前に…と土曜日のうちに新宿の靴修理店リファインアームズに行ってきた。残念ながら今月(10月)の24日でマルイの改装に伴い退店するとのことだった。そこで今回は最後となった靴修理の様や仕上がりに付いて紹介してみようと思う。

1.修理を依頼した靴

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今回修理を依頼した靴は新着コードバン靴が2足とサンクリスピン製ボノーラ。新品がトウプレートの装着のみなのに対してボノーラはトウスチールにヒールの張替もお願いした。時間は約2時間半…大抵の事は当日仕上げなのが嬉しい。

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2017年10月14日 (土)

Shoes from USA(親戚の来日)

毎年秋の便りを聞くこの時期は、アメリカに住む親戚が来日する。最近はお土産代わりに米国内で購入した靴をキャリーして貰うのが恒例だ。勿論再会した時は大いに歓待し、翌年も気持ちよくお願いできるように誠意を尽くすのは言うまでもない。

今回は先週紹介したE.グリーンのコードバン靴の他にもう1足お願いしていた靴を紹介したい。オンラインオークションで落札したが出品者はカナダ在住、米国内への発送のみ可とのこと…素早い発送をお願いしてぎりぎり間に合った1足だ。

1.アメリカ製の靴と言えば…

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アメリカの靴といえばオールデン。何しろ日本国内との内外価格差は相変わらず。米国内で購入してキャリーすれば5万円以上の節約になる。それに親戚に敢えてお願いすることでお付き合いも深まるという一石二鳥。到着した靴はコバの仕上げがアンティークエッジになっている。

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2017年10月 7日 (土)

Rare shoes(希少な靴)

様々なショップから注文を受けるシューファクトリー…イギリスはノーザンプトン界隈、アメリカでは何といってもオールデンが有名だろう。世界中のショップは差別化を図ろうと珍しいモデルやデザイン、素材を変更したものを店頭に並べる。

まめにショップをのぞけば大抵予測が付くが、中には激レアな別注靴もある。先日、アメリカのオークションサイトを覗いていたら久しぶりに「おおっこれは…!」という靴に出会ってしまった。今回はそんなレアな靴を紹介しようと思う。

1.素材の妙

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アメリカの親戚に頼んでキャリーしてきてもらったウィングチップ。オールデンのように無骨じゃなく端正な顔立ちが特徴。何より素材が違う。ホーウィン社のコードバン…それも極上ウィスキーシェルを使用している。それだけでも垂涎ものだ。

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2017年9月30日 (土)

My favorite colour(お気に入りの色)

靴を買う時、この色はもう持っているから…と違う色を万遍なく買っているつもりでも気が付くと似た色ばかり多く揃っていることに気付く。それは色だけでなく、靴をデザインやメーカー、あるいは履き心地など別の切り口で選んでいるからだろう。

ならば自分にとって「一番お気入りの色」は何だろうと調べたところ、チェスナッツが一番多いことに気が付いた。色の濃淡はあるがタンより赤味がかった茶が好みのようだ。そこで今回はチェスナッツの靴を中心にその魅力を探ってみようと思う。

1.チェスナッツ色の靴達

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チェスナッツ色は英国靴の十八番、写真の靴も全て英国製だ。伊・仏製の靴に見られるタン色より赤味が強いのが特徴…しかし、よく似た色の靴が集まったものだ。靴に興味がない御仁からは「似た色ばかりでつまらなくない?」と聞かれそうだ。

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2017年9月23日 (土)

Shoes of the day(今日の足元)

夏も終わり、まだまだセミのなく声が聞こえるものの朝晩は肌寒さを感じる季節となった。服も靴も衣替えの季節だ。この春夏も沢山の靴を履いた…と思ってるだけで実際は偏りがあるので時々記録していることを以前もこのブログで伝えたと思う。

昨日は衣替えついでに秋冬物のパンツの着こなしを撮影してみたが、日中は思いのほか暑く、数ショットであえなく終了。ということで今回はアーカイブの意味も込め、昨日の撮影を加えながら「靴と靴下とパンツの相性」について紹介してみたい。

1.直近のショット

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インスタグラムにUPした昨日の写真。Shoes of the day(今日の靴)中の1枚だ。英国のクロケットでギリーを別注したので現行品で雰囲気チェック。ギリーは本来黒革だが茶系コードバンだと色気が出る。パンツはラルフ、鞄は万双、靴下はブルックス。

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2017年9月16日 (土)

Savile Row(スーツの聖地:その2)

サビルロウで最も古いテイラーと言えばヘンリープール。創業は1806年、1846年にはサビルロウに移転し途中一時期移転するものの、1982年に今の15番地に戻り、以来スーツの聖地でドレープの効いたスーツを作り続けている。

先代のジョージグラスゴーに案内されてヘンリープールを訪れたのが2003年、その後3着のスーツを作り今に至っている。そこでスーツの聖地特集第2回目は、そのヘンリープルで作った3着目のスーツを元に魅力をお伝えしてみたい。

1.ヘンリープールのスーツ

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昭和天皇や吉田茂元首相、白洲次郎も誂えたというヘンリープール。英国仕立ての特徴、立ち姿の美しさを意識した作りは芯地がしっかり入っている。フィット感はイタリア仕立ての真逆ともいえるもので、肩を後ろからしっかりと掴まれる印象がある。

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2017年9月 9日 (土)

Shoe repair(アンラインドペニーの修理)

ブルックスブラザーズがオールデンに作らせているアンラインドペニーは類い稀なる履き心地の持ち主、最強のアイビーシューズではないかと思っている。思えば2013年12月26日、ボクシングデーにNYから届いたのが付き合いの始まりだった。

到着後すぐにトウプレートを付けてデビュー。以来4年半、連日履くこともあるほどのヘビーユースに耐えてきたが、ついに靴底に穴が開き。オールソールを迎えた。そこで今回はアンラインドペニーのリペアーに出した時の様子を紹介しようと思う。

1.オールソールの前後

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オールソール前に一度ヒールリフトを付け替えていたが今回の修理ではダヴテールに交換、オリジナルに近い感じに仕上がっている。修理前の革底は穴の開いていない側を比較したが中央は薄皮1枚の状態なのが色の違いで分かるだろう。

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2017年9月 2日 (土)

John Lobb(キングオブシューズ):後編

誂え靴の足数も既にサンプルを含めると60足を超えている。予定では最後となる「あと1足」の注文先をどこにしようか迷っていたら、馴染みの職人がジョンロブロンドンに移籍したと聞き、注文しようかどうか迷う材料がまたひとつ増えてしまった。

ただジョンロブは既にパリ店の顧客であり、本家ロンドン店は仮縫いなしの上に懇意の職人もまだ東京に来る立場にない。よって実現のハードルは高そうだ。そこで、せめて今回は後学のためにジョンロブロンドン店のサンプルを紹介してみたい。

1.内羽根式のブーツ

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如何にもジョンロブらしいラウンドトウの内羽根式ブーツ。クラシックで奇をてらわない王道スタイルはスーツに合わせても様になりそうだ。自分の足に合わせるとこんなスマートなシェイプにはならないだろうがオーダーしてみたい欲求に駆られる。

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2017年8月26日 (土)

Unlined Loafer(至高の履き心地)

以前好きで履いていたジョンロブのローファー、Ashley(以下アシュリー)がここで役目を終えた。面長のヴァンプ、モダンなスクェアトウ、アンラインドの柔らかな履き心地に魅了され、一時期は毎日履いていたのだから傷みが早かったのも頷ける。

ところが、ひょんなことからアメリカで色違いのアシュリーを発見。しかも新古品ということで値段は破格の設定になっている。となれば買わない手はない。そこで今回は届いたばかりの2代目アシュリーをプレケアを交えながら紹介してみようと思う。

1.黄色い箱時代のジョンロブ

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初代の茶色い箱から黄色い箱に替わったのが2007年頃…届いた靴の革はミュージアムカーフのようなのでそれほど昔の製造ではなさそうだ。因みに現在箱の色は赤になっている。箱を開けて中を見ると革の表面が乾いている印象を受けた。

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2017年8月19日 (土)

John Lobb(キングオブシューズ):前編

この夏は2週間の海外旅行を組んでみた。行先は4年ぶりの英国…4年前のパリ長期滞在中1泊2日でロンドンに泊まって以来だが、今回はロンドンも含め全てが英国内に長期滞在する予定なので今までやれなかったことができる絶好の機会だ。

中でも大きな目的の一つがジョンロブロンドンの訪問。誂える予定はないが懇意の靴職人が移籍したと聞いたら表敬訪問するしかない。そこで今回は千歳一隅のチャンスを生かしてジョンロブロンドンを訪問した様子を前後編に分けて紹介しようと思う。

1.ジョンロブのスペクテイター

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最もジョンロブらしいスペクテイター。Aフラッサーによればジョンロブが1868年頃にクリケット観戦者の為に茶白のコンビを作ったのが始まりらしい。白の部分はバックスキンだが白さを保つチョークの粉によってヌバックのような風合い変わっている。

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2017年8月12日 (土)

On Instagram(靴の投稿写真)

インスタグラムを開始してから既に2年以上が経過。このところペースは落ち続けているがそれでも当ブログ同様、気の向いた時に投稿している。最近は#burzanhandsというタグを付けて手に持った状態で靴を撮影、投稿するのが流行っているようだ。

世界中の靴好きが自慢の靴を手に取り撮影、投稿するのだから今まで以上に輪が広がるのは当然の事。実際新たな靴仲間に出会えたことを実感する。そこで今回は趣向を凝らしながら撮影した写真の中からベストなものを紹介しようと思う。

1.ライニングの色にこだわる(その1)

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今までと違う靴のアングルは新鮮だったのか、インスタグラムの中でもポピュラーな構図になってきている。そこで日頃見え難い靴のライニングを紹介する良い機会と、クレバリーのローファーに配したグリーンのライニングを投稿してみた。

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2017年8月 5日 (土)

Daily feet(毎日の足元)

日々の足元を撮影しておくと忘備録代わりになる…ということをインスタグラムで知ってから随分経つ。「いつ、何を履いたか載せてくと靴のローテーションや過去のコーデが分かって便利…」という女性のアカウントには毎日の様子が丁寧に記録されている。

自分も真似するようになったが毎日とはいかないまでも普段とは違うアングルから靴を撮影することでつま先の減りや靴の革の状態、パンツとの相性などが客観的に分かる。そこで今回は最近撮り貯めておいた「毎日の足元」を紹介してみようと思う。

1.久々にウールのスーツを着る

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クールビズ姿ばかりではスーツの着こなしを忘れそうになるが、先日は久々にスーツを纏った。選んだのは極上のデュプイ黒革を使ったコージスズキのアデレイドにタキザワシゲルのスーツという日本連合。仕事が上手くいったのは言うまでもない。

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2017年7月29日 (土)

Sartoria Napoletana(ナポリ仕立て)

前回はロンドンのテイラーが作るスーツを紹介した。立ち姿の美しいサビルロウスタイルのスーツは仕事の場において相手に対する信頼や安心感を無言のうちに醸し出してくれる。ここ一番という勝負所で常に、自らを奮い立たせてくれる武器でもある。

その対極にあるのがイタリアのサルト。中でもナポリのそれは手仕事による柔らかな仕立てで着ていることを忘れさせるほどだという。そこで今回はナポリのサルトが作るスーツをコーディネートを交えながら細部にわたって詳しく紹介してみようと思う。

1.アントニオ・ラ・ピニョッラのスーツ

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ナポリの腕利きサルトアントニオ・ラ・ピニョッラ(以下ピニョッラ)のスーツ。僅かな期間日本に入ってきたピニョッラは仕立て服の技術で作り上げた既製服の決定版。ロープドショルダーから吸い付くような上襟にかけての美しいノボリが服好きを魅了する。

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2017年7月22日 (土)

Savile Row(スーツの聖地:その1)

スーツをどこで仕立てるか…クラシコイタリア好きならばナポリが直ぐに思い浮かぶだろう。その昔、欧州(特にイギリスはロンドン)のテーラーに縫い子として修行に出たイタリア人がその技術を持ち帰り、今日のナポリ仕立ての礎を築いたという。

イタリアのサルト特有の甘い縫いからくる着心地の良さも魅力だが、スーツやジャケットの本命といえばサビルロウにとどめを指す。そこで今回から数回に渡り、立ち姿の美しさで世界中の紳士を魅了するサビルロウの仕立てを紹介してみようと思う。

1.段返りの3ツボタンスーツをサビルロウで誂える

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サビルロウのテイラーに段返りの3つボタンスーツを頼んでも、決してブルックスのようなサックスーツにはならない。イングリッシュドレープの効いたジャケットと綺麗に落ちるトラウザーズで着る者を凛々しく見せる。それがサビルロウスタイルなのだ。

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2017年7月15日 (土)

Altaration to a jacket02(古着を直す:続編)

既にスーツは買わない誂えないと決めているがジャケットは別だ…と度々書いているのにはわけがある。クールビズの登場でジャケットがビジネスの場で定着しつつあることも大きいが、休日着としてジーンズやチノパンなど幅広く使えるからだ。

ならばと以前から気になっていたヴィンテージジャケットを手に入れたことは既に紹介したが…問題は他人が着ていたものゆえ直しが必要だということだった。そこで今回は修理を終えて戻ってきたヴィンテージジャケットの続編を紹介してみようと思う。

1.ブルックスブラザーズの85年製スペシャルオーダー

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ジャケットの袖を詰めた分ヒジの抜けが下に降りてきてシルエットが崩れがちな袖筒だが古着ならば直して着るのが当たり前。前回同様今回もクラブカラー(ラウンド襟)のシャツを合わせて古風な感じの組み合わせにトライしてみた。

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2017年7月 8日 (土)

手元に残る40足(#12~#17英国靴編その3)

手元に残る40足、今回は英国靴の3回目になる。かって一大勢力を誇っていたエドワードグリーンはかなり整理が進んだ一方で、魅力的な靴を次々とリリースするクロケット&ジョーンズが徐々に増殖し、今や一番の大所帯となっている。

初めてロンドンを訪れたのが1991年。今はなきバーリントンアーケードのBERKで購入したスエードのセミブローグも既に26年が経ち、リタイアも遠くないはず。そこで今回は別注王クロケットの中から手元に残る靴を厳選してみようと思う。

1.手持ちのクロケット&ジョーンズ

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知らぬ間にか13足に増えていたクロケット。殆どはショップ別注かWネーム、自社ネームは僅か2足しかない。別注王という名が相応しいのも納得だ。中でもラルフローレン別注が最多の4足、しかも今後ラルフ別注品が更に増える可能性さえある…

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2017年7月 1日 (土)

Altaration to a jacket(古着を直す)

海外のオークションサイトを通じて手に入れたヴィンテージジャケットをようやく直しに出した。店はいつものコーダ洋服工房。夏のセール前だから空いていて対応も良いだろう…と思ったら新しい受付が余りにも違う対応なので出すのを止めようとさえ思った。

それでも気を取り直して依頼…いつものように袖丈詰めをお願いしたら何やら「開き見せ仕様のジャケットの袖口に本切羽を付ける」という直しがあるらしい。そこで今回は新たな直しにトライ、仕上がったジャケットが届いたので紹介してみようと思う。

1.ラルフローレンの古着に本切羽を付ける

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ラルフローレンがカスタムメイドを意識したパープルレーベルで本切羽仕様を採用したのが1994年。それまで袖口は開き見せでボタン穴のかがりさえないのが標準だった。出来映えもよく袖口を捲って手を洗う機会があるだけに助かる仕様だ。

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2017年6月24日 (土)

Collectionism (蒐集癖)

太古より男性は大切な狩猟道具を手元に抱え守ってきた習性が今もあって、蒐集癖が女性よりも多いらしい。バッグなど装飾品を多数持つように見えて女性は冷めているのに対して男性は蒐集し始めると夢中且つ際限なく集める傾向があるそうだ。

しかも蒐集するアイテムが非実用的なガラクタと見紛うものまで立派な対象になるとのこと。そんな話を聞いて我が身を振り返ると思い当たる節もある…そこで今回は知らず知らずのうちに集まっている物を中心に自身の蒐集癖をチェックしてみたい。

1.セルビッジデニムに拘る

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いつの間にか集まっていたセルビッジ付デニム。元祖とお気に入りの両巨頭Levi'sとRRLだ。履きやすさでは最近の服に合わせた股上を設定したRRLだが、元祖リーバイスのオーラは侮れない。相方は凝りに凝ったフォスターの誂えブーツを用意した。

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2017年6月17日 (土)

Toe repair#02(つま先の修理その2)

時々訪れていた新宿のメンズ館が経営陣の交替による影響か売り場に活気がないと聞く。品揃えもワクワク感がなく都心へ出る楽しみが一つ減ってしまったようだ。実際先週も新宿に行ったが立ち寄ったのはマルイ…靴の修理だった。

インスタグラムに投稿して2年、靴の写真は綺麗なつま先がポイントになることが分かってからは新宿に行く度に革靴を2足持参しては修理して貰っている。そこで今回は修理から帰って来たばかりの靴を中心にその様子を紹介しようと思う。

1.今回補修をお願いした靴

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左がシルバノラッタンジで右はクロケットジョーンズ。どちらも擦り減ったつま先を直して貰ったばかりだ。履き皺がなければ新品と見間違うだろう。靴を履いた状態で一番目立つ部分は間違いなくつま先、ここが綺麗なほど写真映えするのも間違いない。

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2017年6月10日 (土)

手元に残る40足(#07~#11英国靴編その2)

既成靴の寿命はどれくらいだろうか…?手入れ次第と言われるが一つの目安が30年らしい。厚手のモミ革などは靴底の張替で更に延命できるかもしれないが、カーフは25年を過ぎるとクラックが入り始め、そこから一気にやれる印象がある。

80年代末購入した靴が30年の寿命を前にリタイアし始めた。新旧交代は世の常だが、クールビズによって黒靴の需要が減り「手元に残る40足の靴選び」も前回とはかなり異なっている。そこで今回は新たな気持ちで第2回目に挑戦してみようと思う。

1.ジョンロブの既成靴

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「キングオブシューズ」の名に相応しい佇まい。E.グリーンの工場を買収して自社製の靴を展開するや否や一気にトップに上り詰めた。デッドストックものの新品ダービー(手前右)から最古参のシャンボード(後ろ左)まで全て自社工場製のものだ。

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2017年6月 4日 (日)

Hard choice(元祖か本格派か…)

慣れというのは恐ろしいもので、ここ数年股上の浅いパンツに慣れていたのか、昔のトラウザーズやジーンズを履くとどうもウェストに違和感がある。上着と合わせても主流の着丈短めのジャケットとは何だか相性が良くない。

それでも久々にジーンズの元祖Levi'sを買ってみた。といっても通常のラインではなく、素材や作りに拘ったものだ。そこで今回は届いたばかりの元祖リーバイスをこだわりの本格派RRLと比べながら紹介しようと思う。

1.リジットとウォッシュ

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上はオンラインで購入したリーバイスの67年モデル67-505リジット。下はオークションでアメリカから取り寄せたRRLのウォッシュタイプ。どちらもスリムフィットだがイタリアや日本のそれとは違って程よいテーパードシルエットが特徴だ。

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2017年5月27日 (土)

Care for toe tips(つま先の修理)

最近インスタグラムで足元を撮影しようとするとつま先が気になって仕方がない。極端に減ったつま先をそのまま写してポストしたら…世界中の靴好きから間違いなく「つま先を修理した方が良い」とコメントを貰うのが目に見えているからだ。

特につま先の減った靴を馴染みの修理屋に持参、「革のパーツを当ててからメタルプレートを装着して欲しい…」とお願いしたところ、何と1時間で仕上げてくれた。そこで今回は戻って来たばかりの修理靴の見事な出来栄えを紹介しようと思う。

1.修理前と修理後

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アウトソールはおろかミッドソールまで擦り減ったつま先…ウエルトに達する寸前で、修理のタイミングとしては「かなりの怠け者」というレベルだ。にも拘わらず下の写真でも分かるように戻ってきた靴はまるで新品のようではないか。

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2017年5月20日 (土)

ウォータークリーニングの実力

服好きは気に入ったスーツをクリーニングに出すことをためらいがちだ。ドライクリーニングから戻ってきたときの独特の匂いや風合いのなくなってしまった生地、何より押しつぶされて返りのなくなったラペルにがっくりした経験があるからだ。

汗を含んだスーツをどうするか…その課題を解決すべく試行錯誤の上20年前に生まれたのがウォータークリーニングだった。そこで今回は元祖ナチュラルクリーンに出して戻ってきたばかりのスーツを中心にその実力を紹介しようと思う。

1.ナチュラルクリーン

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宅配便で戻ってきたスーツ。写真のようにがっしりとしたハンガーに吊るされ、折り畳まずにそのまま配送される。ヤマト便だが荷物に対する心遣いは流石で、宅配会社の大変さが新聞を賑わす昨今、頭の下がる思いだ。

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2017年5月13日 (土)

A happy reunion(再会)

グレンソン、ウェストン、チャーチズと昔からよく履いてきた靴が最近次々と役目を終え退役している。考えてみれば1980年代の終わりから履き続けているのだから20~30年は過ぎていることになる。その間よく足元を支えてくれたと感謝の念にたえない。

想定外の退役靴続出に補充策を考え、オンラインショップをチェックしていたら、ある時思わぬ靴と再会した。懐かしさと胸の鼓動を抑えられず、ふと気が付くと購入ボタンを押していたという訳だ。そこで今回は再会を果たした名靴を紹介しようと思う。

1.1990年代のデッドストック

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実は今回紹介する靴は色やサイズは違うが以前所有していた靴と全く同じだ。初代はパリから取り寄せたが、サイズが合わずに手放した。それ以来中々出会えずにいたが、遂に再会を果たした。しかも当時とほぼ同じ年代のデッドストックもののようだ。

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2017年4月29日 (土)

Bespoke Sample(ジョンロブパリの見本)

今から20年以上前の事だが、クレバリーの中心となったジョン・カネーラとジョージ・グラスゴーが抜けたポールセン&スコーンで大々的にビスポーク靴のサンプルセールをやっていた時期がある。恐らくビスポークを止める前の在庫一掃だったのだろう。

最近、ふとしたきっかけでジョンロブパリのビスポークサンプルを手にすることになった。寸法から想像するにやや長めのようだが「後学のため」と試着することなく購入。そこで今回は海外から届いたばかりのビスポークサンプルを紹介してみようと思う。

1.到着したばかりのビスポークサンプル

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ロイヤルワラントが使えないためシンプルな筆記体の刻印が特徴のジョンロブパリ。ただしデザインはパリのエスプリを感じさせる洒落たものだ。シンプルな3タイダービーに錆鉄色(Rusty color)のスェードを乗せるという感覚がロブパリらしい。

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2017年4月16日 (日)

reproduced leather(ロシアンカーフの復刻)

靴はデザインやフィット感、色に加えて素材に拘る楽しみがある。その極めつけが1786年に英国プリマス湾で船とともに沈んだ革を1973年に引き上げ、蘇らせたロシアンカーフだろう。だが、引揚後40年以上が過ぎ、オリジナルは枯渇状態。皮革メーカーやタンナーは「何とか昔ながらの製法で幻の革を蘇らせよう…」と開発を続けてきた。

その甲斐あって、数社が新世代の「ロシアンカーフ」の再現に成功、ようやく安定供給への道が開かれた。当初はビスポークメーカーで見るくらいだったが、少しずつ製品として市場に出回り始めているようだ。そこで今回はその出来栄えを確かめるべく、急遽英国から取り寄せた新世代の「ロシアンカーフ」を使った靴を紹介しようと思う。

1.Russian Grain(ロシアングレイン)素材の靴 

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名前はPeebles、取り寄せたのはクロケット&ジョーンズの本国オンラインショップからだ。素材はRussian Grainと呼ばれ開発したのは英国のベーカー社(J&FJ Baker)。ロシアンカーフの特徴であるハッチ(平行な線を引くという意味)が表面に現れ、オリジナルに近いダイアモンド(ひし形)ハッチも確認できる。目下クロケットジョーンズに優先供給とのこと。

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2017年4月 9日 (日)

手元に残る40足(#01〜#06英国靴編その1)

毎週末の更新から離れ、「書きたいことがあれば、書きたい時に、書く」スタイルにしたことで気持ちに大分余裕が出来たようだ。先日久しぶりにビスポーク(サンプル)とレディメイドの靴を手に入れたので近いうちに当ブログで紹介できたらと考えている。

昔は「ロブ対グリーン対決」特集や「後世に残す40足」など好き勝手なことを発信していたが、その間ずっと最古参を誇っていたウェストンの黒ローファーがリタイアした。そこで今回は懐かしの企画に触れながら今後手元に残るであろう40足を考えたい。

1.英国製既成靴

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手持ちの既成靴で多数派といえば英国靴。進出著しいクロケットを除いても写真にはロブとグリーン、チャーチズにトリッカーズと4社もある。ただ既にグレンソンが引退、チャーチズも退役間近な現状から手元に残る靴の顔ぶれはかなり変わるだろう。

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2017年3月26日 (日)

There is space for boots(ブーツは別腹)

料理を堪能して満腹だと思っても最後のデザートがすんなり入るのは世の東西を問わない。「デザートは別腹…」という言い方が各国にあるのは言わずもがな。それに倣えば十分過ぎる程短靴を持っていても「長靴は別腹…」という言い訳をしがちなのが靴好きの性だ。

前回と前々回に続いての「既成靴の誘惑」。今回は数としては少ないブーツ。故に既成靴(短靴)を減らそうとしている最中でも「ブーツはあまり持ってなかったはず…」と別腹論理を展開してつい手を出しがちだ。そうして増えたブーツをここで紹介しようと思う。

1.イタリアンプロダクツでラギットスタイルに挑戦

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マルモラーダはイタリア製ながらラルフ御大推奨のラギットブーツ。出自に合わせイタリア製品でラギットなコーデを考えてみた。ボレッリのネルBDシャツにイザイアのツィードジャケット、締めのウールタイはマニファッととゥーレクラバッテとクラシコ三昧だ。

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2017年3月18日 (土)

Readymade shoes(既成靴の誘惑No.2)

靴自体は流行から一番遠いところにあるアイテムだがそれでもその時々の服装の影響を受ける。スクエアな靴が流行ればクラシックなスクェアトウが、細身のアンクルパンツが流行れば足元は無骨で安定感の大きな靴を履きたくなるといったように…

こんなスタイルに合う靴ないかな?と靴箱から探し出して見つからなかったら…これは危ない。イメージに合った靴に出会うといつの間にか買ってしまうからだ。そこで今回はそうして増えていった既成靴の第2弾を着こなしを含めて紹介しようと思う。

1.英国製クロケットジョーンズのコードバン靴

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オールデンが品不足なのでクロケットのコードバン靴をゲット。上段左からラルフ別注RHETT、クロケットのHARVARD、ラルフ別注のREDBOURNE、下段は共にラルフ別注で左がLAWFORDに右が有名なMARLOW…見て分かるようにラルフは別注靴の王様だ。

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2017年3月11日 (土)

Readymade shoes(既成靴の誘惑No.1)

2010年12月に「後世に残す40足」をエントリーし、2013年11月には「40足の既成靴を20足まで減らす」という試みを再度ブログに掲載した。一時期順調に減っていた既成靴だが3年4ヶ月経ち、いつのまにか既成靴が随分と増えている…。

この間、寿命を終えた既成靴は2足。他にも整理した靴が何足かあるが、新たに加わったのは何と15足だ。そこで今回は2010年から新たに加わった既成靴の第1回を紹介しつつ、誂え靴とは異なる既成靴の魅力を探ってみようと思う。

1.この6年間に増えた靴

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写真は新たに仲間入りした既成靴。人に譲った靴を入れれば数はもっと多いが、面白いことに黒靴は全く増えていない。既に仕事用のビスポークスーツを注文したり買ったりしなくなっているので当然ながら黒靴も増えないというわけだ。

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2017年3月 4日 (土)

My favorite Denim(お気に入りのRRL)

円安のせいか輸入靴がまた値上げするらしい。靴愛好家の間ではSNSを中心に○○が値上げするといった情報が飛び交っている。尤も靴だけでなく、衣料全般も昨シーズンより着実に値上げしているようで、物価はこうして上がっていくのだと実感した。

もっともスーツは仕事以外着る機会も減るので暫く前からオーダーするのも買うのも止めてジャケットをごくたまに…その分カジュアルウェアに力を入れている。そこで今回はお気に入りのデニムRRLを急遽アメリカから買い入れたので紹介してみたい。

1.インディゴブルーのRRL

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左が今回購入したライトウォッシュ加工のインディゴブルー、右には前回購入したハードウォッシュ加工やダメージ加工が施されたものを参考に並べてみた。購入はラルフローレンのサイトからではなく、ebayに出品している個人からの購入だ。

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2017年2月25日 (土)

Shoes, gloves & watch(靴と手袋と時計)

2月も残すところ数日。春はすぐそこまで来ているが、まだまだ手袋が欠かせない日も多い。特に通勤の際に自転車を利用するので尚更だ。ライナー付の暖かなものからアンラインドまで。天気に合わせて使い分けているところだ。

ところで靴が黒ならグローブは何色を選ぶか…やはり「手袋も黒」という答が多いだろう。確かに鞄同様グローブも靴と同系色の方が安定するからだ。そこで今回は靴とグローブ、ついでに時計も含めたコーディネートを考えてみようと思う。

~休日のブーツスタイル~

1.10インチブーツを履く…

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休みの朝早くウォーキングを兼ねてバードウォッチングに出かける。まだ寒さの残る今ならブーツが一番、お気に入りのRRLデニムにブルックスのウールジップパーカ、チラリと見えるチェックシャツはイタリアのフライだ。お気に入りで折衷スタイルを楽しむ。

2.合わせた靴と手袋と時計(その1)

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ブーツはフォスター&サン。極上の履き心地はビスポークならでは。そしてグローブもビスポーク。カピンチョ素材で手首を長く作るよう依頼したおかげで暖かさが違う。時計はベルトの色を合わせたヴィンテージのブライトリング。手巻き時計は味わいがある。

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2017年2月18日 (土)

New socks for Spring(春の靴下)

暦の上では立春を過ぎて春。梅の花が咲き、日が長くなるのを感じるが、西日本に大雪をもたらす天候が再び繰り返されるなど、暖冬という予想を最後の最後でひっくり返すような寒波が各地で猛威を振るっている。

先日、雪を頂いた富士山を車中から眺めつつショッピングモールに出かけた。お目当ては春物のソックスだ。コットン製で色合いや柄の洒落たものをいくつかまとめ買いしたので、恒例の靴と合わせて紹介してみようと思う。

1.ブルックスブラザーズのソックス

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ソックス売り場を色々覘くが柄や色、素材や発色などどれをとってもブルックスブラザーズのものが一番クオリティが高い。但し、値段に比して耐久性がないのが欠点、そこでセール時期にまとめ買いしておくのが賢い買い物ということになる。

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2017年2月11日 (土)

Weekend trip(週末の小旅行)

立春を過ぎてから西日本では大雪、関東でも寒い日が続いている。春を前にした寒の戻りというやつだろうか。ゆっくり湯治でもしたいが年度末とあって忙しいのは何処も同じ。せめて週末、近場に小旅行でもしたいところだ。

首都圏からの小旅行と言えば房総半島や伊豆・箱根が思いつく。どちらも移動距離は短く「車で行くも良し…電車ならばなお良し」の至近距離だ。そこで今回は近場に1泊2日の小旅行に行く時の着こなしを考えてみようと思う。

1.ジャケットを着る

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小旅行といえども夏場でなければやはりジャケットルックでチェックインしたいもの。ただ、シャツにネクタイ(アスコットでも)では日常そのまま、そこで役に立つのがタートルネック。休日らしく鮮やかな色目を着るのも楽しい。

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2017年2月 4日 (土)

Go British(英国ブランドの小物)

暫くアメリカものの投稿が続いたが、入国規制問題で揺れていることもあって、この夏の米国行きを変更、久しぶりに欧州、特に英国を旅行しようと考えている。気分がそうだからなのか身の回りも少しずつ英国ものが増えてきた。

もっとも生産拠点を中国に移したり欧州に発注したりと、生粋のメイドインUKはだいぶ減ったが、それでも英国らしさを感じさせる逸品も多い。そこで今回は新着の英国ブランド品を紹介しながら色々な着こなしも考えてみようと思う。

1.英国ブランドの小物

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パブリックスクールカラーのマフラーやグレインレザー調のバッグ、ツィードのキャップなど如何にも英国風のアイテムだ。マフラーこそ購入後使っていなかったケント&カーウェン(英国製)だが、バッグとキャップはどちらも新着品だ。

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2017年1月28日 (土)

Gunclub Check(ウールの ダウンベスト)

週末は冬型の気圧も緩み、春到来を告げるかのような晴天だった。「ダウンジャケットの出番が少なかった…」という友人の言葉どおり今シーズンは暖冬のようだ。せっかく誂えたロングコートもクローゼットの中で防虫カバーに包まれたままだ。

代わりに大活躍したのがダウンベスト。手持ちの2着をとっかえひっかえほぼ毎日着回ししていたが、シーズン終わりになって新しいダウンベストが仲間に加わった。そこで今回は届いたばかりのダウンベストを中心に着こなしを考えてみたい。

1.ガンクラブチェックのシェル

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茶系に赤の格子入りのガンクラブチェックはウール100%。襟部分はコーデュロイなので肌触りも良く汚れにくい。中身はダウン70%にフェザーが30%の平均的な割合。左右のハンドウォーマ付ポケットに加えて胸部分や内ポケットなど使い勝手が良さそうだ。

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2017年1月21日 (土)

Vtg Ralph Lauren(80年代のポロ:その2)

このところ80年代のヴィンテージ衣料に興味があるせいか、ブティックやデパートでの買い物が極端に減った。代わりにヴィンテージ衣料、中でもラルフローレンの古着を扱うお店やネットオークションをチェックするのが最新パターンということになる。

新年を迎えたばかりの1月1日朝7時、昔から探していたフルレングスのトップコートをebayで発見。既に3人の入札者がいる中終了間際に参加、無事落札することができた。そこで今回は初春に相応しいビッグなビンテージ品を紹介しようと思う。

1.ヘリンボーンのダブルコート

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ラルフローレンらしい大柄のヘリンボーン。生地はとにかく厚い。何しろコートだけで2.5㎏の重さだ。今時こんなヘビーなコート、どこのブランドでも扱っていないだろう。それでいて古臭さを感じさせない。80年代のビンテージ衣料が注目を集めるのも無理はない。

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2017年1月14日 (土)

80's Vtg Jacket(80年代のビンテージ衣料)

前回、80年代のラルフローレンに原点回帰していると書いたが、どうやら80年代のスタイルはアメリカでも注目されているらしい。米国サイトのオークションを覘くとラルフをはじめ程度の良いアメトラものはかなり高値で取引されているようだ。

件のオークションでブルックスブラザーズのビンテージジャケットを発見。ラルフより値段は安いが品質は上らしく思い切って落札した。クリスマスの影響による遅配はあったが先週無事当着したので、今回は届きたての古着を紹介しようと思う。

1.カスタムグレードのジャケット

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生地は定番のヘリンボーン。杉綾模様が目立たずソフトに見えるがゴツイ手触りは如何にも昔のツィードだ。ゴージラインをみると手縫いのはしご掛けで上襟と下襟を繋いでいるように見える。どうやらただのオウンメイクではなくカスタムグレードらしい…。

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2017年1月 7日 (土)

80's Ralph Lauren(80年代のポロ:その1)

人間はどうも年齢を重ねてくると一番影響を受けたものに回帰するらしい。日本のアイビーファッションからアメリカントラッドの世界へ、そして英国仕立て、特にビスポークの世界へと導いてくれたラルフローレンに改めて興味が戻っている。

とはいえ最近の製品に食指が動くはずもなく、それより黄金時代と言われるラルフローレン80年代の製品を探し続けている。そこで今回はアメリカから届いたばかりのヴィンテージジャケットを中心にラルフ流コーディネイトを考えてみたい。

1.80年代のツィードジャケット

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やや大ぶりなラペル、ゴージラインが肩線より下がり気味なところが80年代を感じさせる。シャツとネクタイは90年代初期のラルフ、チーフは大昔のKentだ。地厚でしっかりとしたツィード生地こそラルフローレンの世界、最近のものとは一線を画す雰囲気がある。

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2016年12月31日 (土)

Winter Socks(冬の靴下)

今年も残すところ今日1日、思えば色々なことがあった。英国のEU離脱やトランプ新大統領の誕生、円安から円高そして再びの円安、事前の予想を覆すメイクドラマが繰り返されたが、それでも充実した気持ちで1年を締めくくれるのが嬉しい。

12月はデパート主催のプライベートセールや御殿場プレミアムアウトレットに出かけ、新しいソックスを買い求めた。新たに靴が2足仲間に加わったせいか、いつになくソックス選びにも熱が入る。そこで今回は「靴と靴下のコンビ」最新版を紹介したい。

1.季節もののソックス

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今回手に入れたのは全てブルックスブラザーズのソックス。トラッド系のショップで一番品質の高いソックスを取りそろえているのはブルックスだろう。写真左3足は英国製でアウトレット購入品。右3足はプライベートセール購入品、思わず履きたくなる柄だ。

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2016年12月24日 (土)

Sleep'n wait for good luck(果報は寝て待て)

エルメスがエドワードグリーンを買収する…と聞いたのは1993年頃のこと、当時はOEM生産のクロケット製バロスを青山ロイドで見かけるくらいだったが、その後満を持してギャラリービームスに旧グリーン工場製ジョンロブが並ぶようになった。

買収した工場が本格的に稼働するとクロケット製ロブと旧グリーン工場製ロブの混在も解消、全てを自前で揃える既成靴界のキング、ロブパリが誕生する。そこで今回は靴の聖地ノーザンプトンを舞台としたドラマを靴を通じて振り返ってみたい。

1.ジョンロブプレタの意匠

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かなり古い旧グリーン工場製(以下自社工場製と記す)ロブをebayでゲット、アメリカから到着したところを早速写真に撮ってみた。英国製の靴はどこも純正のシューバッグが洒落ているが、中でもクリームイエローのジョンロブは別格だった。

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2016年12月17日 (土)

Like will to like(類は友を呼ぶ…)

最近改めてラルフローレン、それも以前の製品に目が向いている。ブルーレーベルと呼ばれる新商品はどうも相性が悪いので、買い物に出かけてもブティックより古着屋に、ネットでもオフィシャルサイトよりオークションに目が行ってしまうことが多い。

ラルフローレンのフットウェアの中でも特に人気の高いコードバンシリーズも既に発売されて随分経つ。昔のモデルが欲しいと思っていたところ、ここで運よく手に入れることができた。そこで今回は届いたばかりのラルフ旧製品を紹介しようと思う。

1.類は友を呼ぶ

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こうしてラルフローレンのコードバンシリーズを紹介するのは何回目だろうか。諺に類は友を呼ぶと言うのがあるが、コードバンの靴を履いていると自然とコードバンの靴が集まるようになる。今回も以前紹介したものとよく似ているがどうやら色が違いそうだ。

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2016年12月10日 (土)

ファッションアワードの受賞

2016年度の英国ファッション協会主催のファッション・アワードの功労賞がラルフローレンに決定したとハンツマンのインスタグラムで知った。英国のテイストを取り入れながらもアメリカ流のスタイルに拘った成果がようやく本家から表彰されるというわけだ。

1967年に始めたビジネスも既に50年。一貫してスタイルを追求し続けたラルフローレンの受賞は一ファンとして素直に嬉しい。何より受賞に当たって配信された本人のスーツ姿の格好良いこと…そこで今回は久しぶりにポロのスーツを着てみようと思う。

1.ラルフローレンのスーツ姿

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英国風ドレープの効いた6ボタンのダブルスーツだが、下一つ掛けのロールドラペルや上襟と下襟の間が微かに開いたピークドラペル、6ボタンの一番上のボタンが左右に大きく開いているところなどサビルロウのダブルスーツより見るからに柔らかさを感じる。

2.チョークストライプのダブルブレステッドスーツ

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上の写真を参考にダブルのスーツを出してみた。ラルフ本人のスーツは英国のダグラスヘイワード作らしいがこちらは日本での縫製。それでも特徴は掴んでいる。シャツは写真同様小振りな襟だがネクタイは無地から柄に変更、チーフは同じ3ピークで挿している。

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2016年12月 3日 (土)

ダウンベストの季節(その2)

台風の多い年は厳冬になると聞いたことがあるが、その割には12月に入っても暖かな日が続いている。今年も暖冬なのだろうか、街行く人のアウターも軽めのものが多い。若いビジネスマンはスーツにマフラーだけの溌剌とした姿で通勤電車に乗ってくる。

こう暖かいとダウンジャケットでは流石に暑いが、そんな時は袖なしのダウンベストが重宝する。スーツやジャケットの上からでも、あるいはGジャンやセーターの上から着ても様になる優れものだ。そこで今回はダウンベストの続編をお送りしようと思う。

1.ツィードのダウンベスト

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以前も紹介したがツィードのダウンベストはこの季節のマストアイテムだ。仕事着にも休日のカジュアルルックにも合う懐の深さはツィード素材のなせる技だろう。ここではニット&デニムルックのカジュアルルックに合わせてみた。

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2016年11月26日 (土)

Suede boots(裏革のブーツ)

アメリカでは11月第4週の木曜日にあたるサンクスギビングから翌金曜日のブラックフライデー、更には土日を挟んだサイバーマンデーまで、年末商戦にも劣らない大規模なセールが行われている。今年は11月24日(木)~11月28日(月)だそうだ。

近年はAmazonなど外資系の影響もあって日本でもブラックフライデーセールが認知されつつある。が、米本国の熱気は凄く、今年もつい散財してしまった。そこで今回は届いたばかりのサンクスギビングセールの戦利品を紹介しようと思う。

1.安心のブルックスブラザーズ通販

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ブルックスブラザーズの日本版は未知だが、本国のオンライン通販はリピーターゆえの安心感がある。サンクスギビングセール前のプライベートセールで「在庫豊富な中からお気に入りをゲットしよう…」という案内に乗ってスエードのブーツを買ってしまった…。

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2016年11月19日 (土)

Down vest(懐かしのアメカジ)

85年の映画"Back to the future"の中で主人公マーティーがGジャンの上に赤のダウンベスト着ていた姿を覚えているだろうか。「君は船乗りだろう?救命胴衣を着ているから分かるよ…」と言われたシーンが可笑しくてつい笑ってしまう。因みに字幕では救命胴衣はlife-vestではなくlife-preserverとなっていた。

当時のダウンベストは赤や黄色の派手なものが多く、確かにフェリーなどに備え付けの救命胴衣とよく似た雰囲気と言えよう。だが最近はぐっと洗練され、タウンウェアとしての機能を十分果たすようになっている。そこで今回は最近手に入れたダウンベストを中心に懐かしのアメカジに再チャレンジしてみたい。

1.冬のマストアイテム

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ダウン(羽毛)製品は冬用アメカジスタイルのマスト品。個人的にはダウンジャケットより動きやすいダウンベストが好みだ。最近はウール素材で柄物のベストも増えたが、シンプルなものは柄物のセーターと合わせたい。帽子はポールスチュアート。

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2016年11月12日 (土)

Birth month(誕生月)

今月は自分の誕生月だが、同じ11月生まれの親類がいるので皆でホームパーティをするのが恒例となっている。特にここ何回かはボストンから義兄が駆けつけてくれることもあり、いつになく大勢で賑わい椅子が足りなくなるほどだ。

既に何回かブログでも紹介しているが、今回も誕生日用のギフトということでスーツケースに入れず、手荷物のまま我が家まで大切に運んできてくれた。そこで今回はアメリカから届いたばかりの誕生日プレゼントを紹介しようと思う。

1.アメリカから届いたプレゼント

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アメリカと言えばオールデン。特にカラー8と呼ばれるバーガンディは品薄状態がずっと続いていることもあって、デザインから選ぶより在庫から選ぶ…そんな雰囲気がある。前回はウィングチップブルッチャーだったがさて今回はどんなタイプか。

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2016年11月 5日 (土)

Gloves for cold season(手袋の季節)

ついこの前まで半袖のシャツに上着で外出していたのに、急に寒くなってきた。11月ともなれば当たり前だが、温暖化の影響だろうかずっと暑いのが当たり前になっていた気がする。急いで防寒用の小物を用意したところだ。

暖かな巻き物に厚手のソックス、忘れていけないのが手袋と帽子だ。特に手袋はいくつも持っているのに、数年に一度は新調したくなってしまう。そこで今回は本格的に冷えこむシーズンを前に届いたばかりの真新しい手袋を紹介しようと思う。

1.ウール&レザー

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最近、異素材同士のコンビが気になる。ツィードとコードバンのブーツを頼んでいることもあって、グローブもツィードをあしらったものを探していた。これはと思うデパートに行ってみたがサイズ切れ&値段が高い。ならばとオンラインで手に入れたのが写真の手袋だ。

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2016年10月29日 (土)

Fair Isle Pattern(フェアアイル柄)

フェアアイルセーターは名前のとおりフェア島が発祥。トラッド好きならよく聞くシェットランド諸島に属する。昔スペインの船が難破してバスクの百合、ムーアの矢や十字架、グラナダの星など様々な模様を伝え、それがセーターのモチーフとなったらしい。

ローカル衣料だったフェアアイル柄を流行らせたのはかのウィンザー公。1920年代のことだから既に100年近く経っている。そこで今回は永世定番、フェアアイル柄のニットを中心に冬の着こなしについて考えてみようと思う。

1.スコットランドの伝統柄で…

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スコットランドの沖合に位置するフェア島らしく同じスコットランドを代表するタータン柄との相性は悪くないはず…フェアアイル柄のセーターにタータンチェックのマフラーと裏地がタータン柄のベストを合わせてみた。

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2016年10月22日 (土)

Dress Gordon(タータンチェック)

タータンチェックは日本の家紋と同じで、本来はその柄を有する氏族(クラン)のみが着用するのを許されてきたとのこと。現在は継承者のアレクサンダーマックイーンを始めヴィヴィアンウェストウッドなど英国デザイナーはもとより世界中で用いられている。

最近、好きなタータン柄のトートバッグを手に入れた。秋冬物が活躍する時期を迎え、マフラーやネクタイなどに混じって大物タータンアイテムの合流だ。そこで今回は、新着のバッグを中心にラルフ調のチェックオンチェックコーディネイトに挑戦しようと思う。

1.ドレスゴードン柄

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到着したのはドレスゴードンと呼ばれる柄のバッグ。ゴードン家のタータンの中でも太めの白いラインが入ったドレスバージョンの柄とのこと。確かに白の太いラインと黄色の格子柄が他にはない印象を与える。ネクタイも抜かりなくドレスゴードン柄で揃えた。

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2016年10月15日 (土)

Quality control (品質管理)

一昨年のクリスマス、ラルフ好きの自分に家族がボディバッグを贈ってくれた。自分では選ばないが、心のこもったギフトとなれば話は別…大切に使っていたが、ある時ふと見ると外側のベルト部分の重ね革が無残にも剥がれていることに気が付いた。

昔のラルフローレンなら重ね革の部分はステッチで留めていたであろう。タイムレスな商品がラルフの持ち味だったのに真逆の事態に驚き、カスタマーセンターに伝えた。そこで今回は愛すべきラルフローレンについて壊れたバッグを交えて紹介しようと思う。

1.ボディバッグをたすき掛けした図

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ボディバッグは使ってみると確かに便利で、ツィードランのようにジャケットルックで自転車に乗る時、たすき掛けにすればピタリと背中に寄り添ってくれる。バッグのストラップが濃茶なので同じ色のハットを被って雰囲気を合わせてみた…

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2016年10月 8日 (土)

Care for small goods(小物のメンテナンス)

9月は台風に付きものの雨が多かったせいか、身の回りの銀製品を中心に金属製品のくすみが目立っている。涼しくなって長袖やジャケットを着る機会が増えれば、カフリンクスや銀製品、金製品などの装飾品を身に付ける機会もぐっと増えるだろう。

欧州では銀食器を綺麗に保つために専用の執事を雇う貴族階級も未だに多いと聞くが、そんな身分であるはずもなく全てDIY…自分で手入れをしなければならない。ということで今回はくもりの出始めた金属製品のメンテナンスを紹介しようと思う。

1.メンテナンスを終えた小物たち

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銀製品や金製品、ステンレス製品(一部だが…)のメンテナンスを終えてひととおり並べてみた。夏の間は暑くて時計以外のアクセサリーは一切身に付ける気も起きなかったが、乾燥して涼しい秋風を感じるとそろそろ付けてもいいかなと思うようになってくる。

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2016年10月 1日 (土)

Classic Italian clothes(クラシコな秋)

最近はアメトラとブリトラの間を行ったり来たり、クラシコイタリアな服装から遠ざかっていた。だからといって正統派のブリティッシュスタイルかと言われればそうでもない。強いて言えばルールの緩いアメリカンな服装に傾いている節がある。

何しろ一時期は年に何度も訪問していたイタリアに行かなくなって4年、盛んにオーダーをしていた頃から数えると10年以上経っている。そこで、この秋は久々にイタリアンアイテムを中心にツィーディーな秋の装いを考えてみようと思う。

1.クラシコイタリアなアイテム

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ナポリまで行ってオーダーするほど好きだったボレッリとクラシコブームの時一番最初に袖を通したイザイア、手仕事に圧倒されたアットーリーニのタイ。いずれもクラシコイタリア黄金期の逸品に後発のヤコブコーエンを合わせ、オールイタリアンで組んでみた。

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2016年9月24日 (土)

Boot care(レッドウィングの手入れ)

アメリカを代表するワークブーツといえばレッドウィングが思い浮かぶ。ヘビアイ華やかな頃はシェラデザインの60/40パーカと名コンビで名を馳せたものだ。自分はリーガル製を履いていたが、本物のレッドウィングを手に入れた時は嬉しかったことを覚えている。

アウトドア用のブーツだからとガンガン使う。すると傷も沢山付く。それも勲章だと思えれば良いのだが靴好きとしては気になって仕方がない。そこで今回はレッドウィングの中でも特に傷が目立ちやすいオロ・ラセットレザーのメンテナンスを考えてみようと思う。

1.劇的ビフォー&アフター

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左はブッシュを歩いた後のブーツ。かなり傷がついている。赤味の強いオロラセットは特に傷が目立つので靴用のクリームなどで補色するのが必要になる。ついでにホワイトソールも汚れを落としておきたい。お色直しを終えたのが右の写真。正に劇的な変化だ。

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2016年9月17日 (土)

待てば海路の日和あり

秋物を出し始めた先週末、ふと「この夏はホワイトバックスでも買おうか…」と思っていたことに気付いた。残念ながら白い靴を買う客は少ないのだろう、扱わない店が多いのに加え店内は既に秋冬物一色だ。しかたなく靴屋で探すのは諦めた。

ならばとネットサーフィンをするうちに出物を見つけた。ブリックソールでサドルタイプのアメトラまっしぐらな1足だ。そこで今回は届いたばかりのホワイトバックスを中心に、来年の夏をイメージして白い靴の着こなしを考えてみようと思う。

1.ホワイトバックスとマドラスチェック

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ホワイトバックスに合うのがマドラスチェックのシャツ。今や絶滅に近いインディアンマドラスだが、このシャツは本物と記されている。何しろ1990年製のラルフ、素材にもこだわっていたようだ。本物のマドラスらしい色落ち具合にラルフ御大の信念が感じられる。

2.到着したばかりのホワイトバックス

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記念すべきホワイトバックスはアメトラの代名詞、ウォークオーバーの復刻版だ。一時期アメリカから生産を移したが念願のメイドインUSAというのが嬉しい。しかも外羽根式のプレーントゥではなくサドルオックスフォードというところが琴線に響いた。

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2016年9月10日 (土)

Spilits&Shoes(酒と靴)

ベルルッティ、靴好きならば直ぐに分かるパリは誂え靴屋の老舗だ。ヴィトングループの傘下に入ってからはプレタポルテへ軸足をシフトしたようで、マルブッフ通りの本店も随分と印象が変わっていた。とはいえクリエイティビティは相変わらず健在だ。

そのベルルッティが顧客を呼んで靴磨きの会を開いているのは有名で、シャンパンを飲みながらシャンパンで靴磨きをするという。何とも洒落ているではないか。そこで今回はベルルッティに倣って秋の夜長、酒を味わいながら靴磨きに興じようと思う。

1.ウィスキーでウィスキーコードバンを磨く

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良く磨いたウィスキーコードバン(タッセルは元々ナチュラルコードバンだったが今やすっかり琥珀色だ)に数滴ウィスキーを垂らして磨いてみた。靴磨きに使うアルコールの替わりに本物のウィスキーでウィスキーコードバンを磨くという洒落話だったが結果は上々。

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2016年9月 3日 (土)

Shoes & Bag(靴と鞄の組み合わせ)

屋根裏部屋は普段なかなか手を付けないところだが、この夏思い切って汗をかきつつ魔界に手を付けてみた。するともうお役御免のものから探していたものまで次々と出て来る。思い切って断捨離を進めていると、懐かしの愛用品が出てきた。

当時は高価だったこともあって、30年以上経っても風格は色褪せていない。所々傷みはあるがそれも味わいのうち。再び新鮮な気分で使えそうだ。そこで今回は再び日の目を見た古鞄を中心に、靴とのコンビネーションを考えてみようと思う。

1.現役復帰したバッグ

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靴同様バッグやベルトなどの革製品も英国製が好みだった頃集めたもの。ブランドデビュー間もない頃のJ&M DavidsonやMulberry、英国に住んでいた頃近所のショップで買い求めたLibertyのトラベルバッグだ。女性向きだが男性も使える色合いが嬉しい。

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2016年8月27日 (土)

Japanese Sneaker(日本のスニーカー〉

立秋を過ぎ、暦の上では既に秋だが、残暑に台風の連続上陸など靴好きにとっては何を履くか悩ましい日が続いている。随分前だが通勤時はスニーカー(しかもスーツ姿に!)でオフィスに着いてから革靴に履き替えるニューヨーカーの姿が紹介されていた。

実は最近、通勤経路の一部にサイクル(自転車)を使っている。ニューヨーカーのように格好良くはないがオフィスに革靴を置き、スニーカーで通勤をする機会も増えた。そこで今回は新調したばかりのスニーカーを中心に目下の足元を紹介してみたい。

1.薄いソールのスニーカー

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スニーカー通勤ということで最初に試したのはニューバランスだったが、ソールが厚すぎて夏用のパンツと合わない。もっとソールが薄くアッパーの軽いものを…と見つけたのが上のスニーカーだった。4本ラインの交差する意匠に見覚えがあるだろう。

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2016年8月20日 (土)

Black beauty(黒靴の変遷)

残暑が厳しくおまけに台風が近づいている荒れ模様の週末。どこへ行くこともなく、夏の間履かずにいた黒靴をせっせと手入れした。こう暑いと秋が恋しい。上質のニットや重厚なコートに合わせる黒靴をイメージしながらひとつひとつ丁寧に磨きをかけた。

初めてロンドンで靴を誂えた時から最後の黒靴まで、ウェストエンドの靴屋では沢山の黒靴を注文した。途中イタリアや東欧、日本の黒靴も合流していつの間にか靴箱の中で一大勢力となっている。そこで今回は男の勝負靴、黒靴の注文歴を辿って行こうと思う。

1.Black Beauty(美しき黒靴)

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14足の黒靴。初めてロンドンで黒靴を注文したのが98年。当時はスーツに黒靴が当然だったこともあり、盛んに黒靴を注文していた。今は職種も変わり履く機会も減ったが、それでもいざという時の勝負靴、黒光りするほど磨くのを常としている。

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2016年8月13日 (土)

Wearing boots(ブーツの季節)

立秋を過ぎ暦の上では秋、冬遠からじ…という訳ではないが、お盆休みを利用してブーツの手入れを行った。最近は年中ブーツを履いていてもお洒落の範疇でとらえて貰えるようになったが、それでも秋冬がブーツの基本ということに変わりはない。

一足ずつ出してみると、短靴より楽で快適なアンクル丈のものから脱ぎ履きが大変なロングブーツ、アウトドアに最適の実用派までいつの間にか随分増えている。そこで今回は手持ちのブーツを色々と分類しながら少しずつ紹介してみようと思う。

1.ブーツを陰干しする

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シーズンが終わると忘れ去られたように靴棚に置きっぱなしのブーツ。久しぶりに外へ出し、カビ予防を兼ねて陰干しした。保湿、保油が必要なブーツは念入りにメンテナンスを施し、秋冬が来る前に準備を終えておきたいもの…

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2016年8月 6日 (土)

Making process(ブーツの完成まで)

久しぶりにパソコンのメールを開いたらスパムメールがかなりある。受信拒否を設定したが雨後のタケノコのようで実に面倒だ…と思って見ていったらクレバリーのフィッターTeemu(ティーム)から最新のブーツの製作状況が写真で送られてきた。

そういえば今春のトランクショウで「30足目のブーツ」だから作っている様子を写真に収め送って欲しいと頼んでいたのを忘れていた。律儀な彼らしくしっかり応えてくれたのだった。そこで今回はメモリアルブーツ、その現在進行形を紹介しようと思う。

1.ラストメイカーMr.ティームレッパネン

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ジョンカネーラやジョージグラスゴーがツアーから引退して以来、東京のトランクショウを切り盛りしていたティーム。「厚手の靴下を履く…」という要望に応え、ラストを僅かに大きく作り変えているところのようだ。

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2016年7月30日 (土)

slip-on(エラスティック&ローファータイプの靴)

既に2回、ダービー〈外羽根靴〉とオックスフォード〈内羽根式〉についてはそれぞれの魅力を交えて紹介したが、ゲストの方からスリッポンやローファー、エラスティックタイプのスリッポンなど足入れの楽な靴を見てみたいとの要望をいただいた。

このタイプの靴は入れ替わりが激しい。特に既成靴の場合はネットで購入後、微妙なサイズ感に納得がいかず放出した靴もある。そこで今回は誂え靴と既成靴の中からスリッポンタイプのものを取り出し、手入れを兼ねて分類してみようと思う。

1.夏の靴(その1)

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夏の靴は履き口が広く涼しいローファーが一番。シャツとパンツだけのクールビズルックに洒落たローファを履くだけで装いがちょっぴり格上げされる。写真はクレバリーの誂え。素材に一寸凝ったピッグスキンを使った粋なローファーだ。

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2016年7月23日 (土)

Oxfords(内羽根の靴)

お気に入りの映画「Kingsman」のDVDを買った。何度見ても格好良いスーツ姿のエージェントに見とれてしまうが、やはり名台詞「ウィングチップじゃなくてオックスフォードで…」のシーンが出て来ると頭に浮かぶのがオックスフォード即ち内羽根の靴だ。

前々回は外羽根靴をアップしたが、仕事からカジュアルまで広い範囲をカバーする靴と言えば内羽根式、手持ちの靴で一番多いのもやはりこのタイプだ。そこで今回は靴のスタイル第2弾ということで、オックスフォードの靴を紹介してみようと思う。

1.オックスフォードの大集合

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手持ちのオックスフォード集合図。誂えと既成、ウィングチップ…じゃなくてフルブローグとセミブローグ、それ以外の内羽根靴を後ろに並べている。確かに仕事用からカジュアル用まで色々ある。ファンシーカラー(奇抜な色)の靴がないのもポイントだ。

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2016年7月16日 (土)

Restoration program(スニーカーの修理)

グッドイヤーウェルトの靴はソールが減れば張替えが効く。ところがスニーカーは無理…せいぜい踵が減ったら合成素材を盛り付けて対処するくらいだと思っていた。ところが本格的なレストレーション(修理)プログラムをもつスポーツシューズメーカーがある。

アメリカはボストンに設立された矯正靴のメーカー「ニューバランス」がそうだ。純正パーツを使った本格的なソールの張替(リソール)が可能だと以前から聞いていたので、ものはためしにと依頼してみた。そこで今回はリソールの様子を紹介してみようと思う。

1.修理完了のお知らせと靴の到着

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現在修理を受けるのは高価格帯のスニーカーでUSかUKメイドのみ。値段の高さだけでなく、純正パーツを用いた修理故に対応可能な範囲を絞る必要があるからかもしれない。幸い今回依頼したM576(US)は対象とのことで新品のようになって戻ってきた。

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2016年7月 9日 (土)

Derby shoes(外羽根の靴)

いつだったかインスタグラムでノルウェジアン・ダービーと書いたら、ダービーはイギリスのダービー伯爵が主催した競馬が始まりうんぬん…ということでノルウェーのダービーという言葉はおかしいと指摘を受けたことがある。言葉を正確に記すのは中々難しいものだ。

そのダービーだが、近頃は市民権を得たのかカントリーサイドで履かれる靴からビジネスでもカジュアルでもOKの万能靴に格上げされつつあるようだ。そこで今回は手持ちのダービーシューズをTPO(日本の造語)に合わせて見比べてみようと思う。

1.手持ちのダービーシューズ(外羽根靴)

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手持ちの外羽根靴。何と25足もある。ダービースタイルは羽根が完全に開くので足に合わせやすく脱ぎ履きが楽という利点がある。前列左側に黒一点、シボ革のエプロンダービーがあるが、トムブラウンのおかげでこの靴も出番がぐんと増えた。

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2016年7月 2日 (土)

Summer look(夏の装い)

7月最初の週末、既に上着を着ていられないほど蒸し暑い日が続いている。本来ならば半袖のシャツとパンツ姿を紹介したいが、あまりにも色が寂し過ぎる。そこでアンコン仕立てのリネンジャケットと合わせて夏の装いを考えることにした。

上着もそうだがパンツも軽くて薄いものが欲しい。チノパンでさえ暑く感じるので、試しに流行りのストレッチツイルパンツを購入してみた。そこで今回は最近買い揃えたものと、自前のアイテムを組み合わせて夏の装いを考えてみようと思う。

1.自前の夏アイテム…パナマハット

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日焼けして黄ばんだ帽子はボルサリーノ。昔灼熱のローマにたまらず店を探して入り、即決買いしたものだ。ランクは5段階、ラフな服装だったので中程度のものを買ったと思う。それでもローマやパリの名店に被っていくと帽子を(笑)よく褒められた。

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2016年6月25日 (土)

Unexciting weekend(ありきたりの休日)

金曜日は英国のEU離脱のニュースで大騒ぎ、早速「円高・株安」という影響が日本にも押し寄せてきている。このままでは参院選の投票でも何かが起こるかもしれないと危機感をもつべきなのに、週末は買いものや用事を済ませいつものように休日を過ごしていた。

夏至を迎えた頃からぐっと暑くなり、近ごろは半袖シャツだけで過ごす事も多い。幸い清潔感がキーワードのオフィスではポロシャツも許容範囲。そこで今回はポロシャツや夏用の靴を探しに出かけた時の様子を交え、「ありきたりの週末」を紹介しようと思う。

1.週末の買い物

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米国製のラルフとフランス製のラコステがお気に入りの2枚看板。特にメイドインフランスのポロシャツは復刻版とはいえ再び買えるようになったのが嬉しい。後は夏向きのナイキスニーカーとサマースエード靴のつま先プレート打ちとあちこちの店を忙しく行き来した。

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2016年6月18日 (土)

Recent shoes(靴の衣替えと最近履いた靴)

5月の晴天続きでダムの貯水率が下がり、取水制限が行われるらしい。雨の日もあったはずだが、どうやらダム付近でまとまった雨量にならなかったそうだ。梅雨時はどんな靴を履くか一番迷う季節だが、どうやらこの夏は空梅雨になりそうな気配もある。

それでも梅雨入りの声を聞いて秋冬用のブーツや黒靴を磨いて靴棚の奥に仕舞い、反対に梅雨用や夏用の靴を出して来て、こちらも軽くウォーミングアップを済ませたところだ。そこで今回は靴の衣替えや手入れの様子、最近よく履く靴を紹介しようと思う。

1.夏用のコンビ靴を早速履いていみる

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この夏は麻の服にコンビ靴、ストローハットを被ったコロニアル風をイメージして…ということでリネンとウールにモヘア混のパンツにコンビ靴、革の鞄とマドラスリボンのストローハットを用意。パンツはロータ、靴はクレバリー、ハットはポールスチュアートで完璧だ。

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2016年6月11日 (土)

Care for suede(スエード靴の衣替え)

スエードの靴といえばウィンザー公がチョークストライプのフランネルスーツに合わせて以来、洒落者の靴の代名詞だが本来はカントリーシューズだ。今では年中履くピッティの常連も多いが、それでも秋冬のツイードルックとの相性は格別。

暑い季節はスエード靴の出番も減るせいか我が家では自然と靴棚の上段に仕舞うようになる。手入れをしたら晩秋の出番まで暫し安息の機会を与えるのが習わしという訳だ。そこで今回は立夏の恒例「スエード靴」の衣替えを紹介しようと思う。

1.スエード靴のケア用品

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スエード靴は混雑した電車の中で黒靴に擦られただけでも黒く線が付く。そんな時はスエードシャンプー(モウブレイ)で洗うと良い。それより汚れが付かないよう防水スプレー(コロンブス)が良さそうだ。ただし反対意見も多いので自己責任ということになる。

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2016年6月 4日 (土)

Short ribbed socks(ショートリブソックス)

インビジブルソックスはクールビズの必需品。真夏の外歩きを楽にする優れものだが問題もある。それは靴下を履いていないと思われることだ。元々「見えない靴下」なのだから素足に見えて当然なのだが、某俳優の「素足に革靴」のイメージが浮かんでくるようだ。

ならば「履いているのが見えて涼しい靴下を…」と売り場を探したらショートリブソックスに辿り着いた。しかも夏を前に色・柄共に豊富に揃っている。そこで今回は買い求めたショートリブソックスを中心に手持ちの靴との相性に付いて考えてみようと思う。

1.ショートリブソックス

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このところ色使いが気に入ってソックスはたいていブルックスで買っている。今回のものは全てメイドインジャパンということでリブ編み部分がしっかりとしている印象を受ける。他にもアーガイル柄が数型あったが、暑い夏にダイア柄は少々重たく感じる。

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2016年5月28日 (土)

Nylon briefcase(軽い鞄)

5月最後の週末。昔なら五月晴れというと爽やかなイメージだったが、今や6月を前に夏日が続くなどとにかく暑い。こう暑いとクールビズのさっぱりした服装に慣れてしまい中々正装に戻る勇気が湧いてこないが、たまにはネクタイを締め、色気のある装いをしたいもの。

そこで気になるのが鞄…日頃使っている革鞄は重くて色目が少々暑苦しい。真逆の鞄はないものかと思っていたところ、週末に立ち寄った店で理想の鞄を発見、思わずわず買ってしまった。そこで今回は、夏に相応しい軽量鞄を中心に着こなしを考えてみようと思う。

1.懐かしのバッグメーカー

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昔、ミラノのブティックで買って以来久々のフェリージ。残念ながら初代のバッグはナイロン部分が変色してしまい退役となったが、再びナイロンバッグに手を出すことになった。前作より革の部分が多いのに驚くほど軽い。何よりその軽さに一目惚れしてしての購入だ。

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2016年5月21日 (土)

Huntsman dittos(ツィードスーツの完成)

スーツの事を古い言葉でDittos(ディトーズ)と呼ぶそうだが、Dittoを調べてみたところ「同じこと」「同上」とある。そう言えばスーツはジャケットと組下のトラウザーズや間に挟むウェイストコートが全て同じ素材、だからDittosと呼ぶようになったのかもしれない。

ハンツマンのツィードスーツが完成したのでトランクショウに顔を出してみた。実は3ピーススーツに加えて共布でネクタイとキャップを注文していたので同じ柄物が5つで1セットということになる。そこで今回は出来たての5-piece dittosを紹介してみようと思う。

1.シングルピークトラペル

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完成したスーツはハウススタイルのシングル1ボタン。襟は注文どおり直線的に肩まで上るピークドラペルで仕上げている。袖と身頃の柄合わせは「自然な立ち位置」で腕を下ろした時に合うよう工夫しているとのこと。ハンツマンは柄合わせが特に上手だと思う。

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2016年5月14日 (土)

Recent Shopping(最近の買い物)

初任給でネクタイやシャツ、靴を買い足すフレッシュマン達で賑わっていたデパートも落ち着きを取り戻したようで、金曜日はゆったり売り場を見て回ることができた。が、残念なことに欲しいものは見つからず、ならばと翌日の土曜はアウトレットへ河岸を変えてみた。

ゴールデンウィーク中は観光客も加わり、こちらも大混雑だったと聞くが一段落。各ショップとも新たな商品が入荷していた。仕事用の服は必要がない限り買わないと決めているので狙いはカジュアルアイテム。そこで今回は週末買い物記の顛末を紹介しようと思う。

1.購入したもの

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ブルーの綿パンツにカジュアルソックス、長袖のBDシャツと春夏用の靴とパンツ以外は全てブルックスブラザーズ。実はブルックスは元祖セレクトショップで、自社工場も持つが、世界中から良いものを仕入れ自社タグを付けて適正価格で売る店だとは知られていない。

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2016年5月 7日 (土)

Around the watch(腕時計の着こなし)

腕時計、それも機械式が好きで、昔はアンティーク時計店から高級時計店まで足繁く通ったものだ。「仕事に精を出せば手の届く時計」をモットーに気に入った時計を1本、また1本と買ううちにいつの間にかささやかではあるがマイコレクションが出来あがった。

ところが毎日同じ時計をするせいか他の時計はストップしたまま…それがまた同じ時計ばかり使う悪循環になっていたので、今回ワインディングマシーンを配備、常に使える時計を何本か用意できるようにしつつ「腕時計まわりのお洒落」を考えてみることにした。

1.ワインディングマシーン

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使い勝手の良い4本巻き上げ用ワインディングマシーン。動いている瞬間を見ることはあまりないが、少なくとも回転台の4本は常に身に付けられるというのが嬉しい。気になるのが下のウォッチスペースが3本分空いていることだ。多分あと3本買い足すような気がしてならない。

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2016年4月30日 (土)

Shoes,belt and bag(靴と鞄とベルトの合わせ)

鞄とベルトと靴の色合わせを時々考えることがある。アイビーファッションからトラッドに入ったメンクラ世代はこの3つのアイテムの色を揃えるべしと教わってきた。だから、何も全く同じ色でなくとも良いがせめて鞄か靴が茶なら残りの2つも揃えた方が何となく落ち着く。

最近は鮮やかな色使いの靴や鞄が増えてきた。自分も含め、長く使えるアイテムを揃えてきたクラシック志向の方には馴染みにくい色目も多い。そこで今回は日頃使っている黒と茶の鞄を中心に、靴やベルトの組み合わせを少しばかりアップデートしてみようと思う。

1.鞄と靴とベルトのハーモニー

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上質な型押しの牛革を使った鞄はエルメスのサック。同じテクスチャの型押し革を使ったベルトと細かな型押し模様の革を使った靴を合わせてみた。ベルトは同じエルメス、靴はエルメス傘下のジョンロブパリ。ここまでやる必要はないがテイストを合わせるのも悪くない。

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2016年4月23日 (土)

創業記念日〈続編〉

前回は198周年を迎えたブルックスブラザーズが創業日の1818年4月7日に因んで一日だけ18.18%オフセールを行ったと報告したが、それから間もなく第2段として300㌦以上で100㌦オフ、500㌦以上で200㌦オフというプライベートセールが催された。

こちらは生憎米国製コードバン靴は対象外だがその他はOKとのこと。実はコードバン以外にもオールデンはまだブルックスの為に色々な靴を作っていることは知られていない。そこで今回は再びオールデン別注の通常靴の購入を中心に商品を紹介してみようと思う。

1.金茶のスェード

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今回購入したのはコードバンと並んで柔らかな素材感と雰囲気が定評のスエードタッセル。最近は春夏もスエード素材の靴を履くのが普通のようで、日焼けした素足に似合いそうなタン色のスエード素材がグッときた。これなら年間履けるので重宝しそうだ。

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2016年4月16日 (土)

1818年 4月7日(創業記念日)

4月7日はアメリカ最古の用品店ブルックスブラザーズの創業記念日だそうだ。実はそのことを知ったのはつい最近、たまたま同じ日にブルックスのオンラインショップを覗いてみたら創業記念日だけの18.18%のオフプライスセールを行っていることに気付いたからだ。

18.18%とは随分半端な割引率だと思ったが、ブルックスの創業年1818年に因んでいると判明。しかも普段は対象外のコードバン靴もオフになるとのことで急きょ参加した。そこで今回は届いたばかりのブルックス×オールデン特製タッセル靴を紹介しようと思う。

1.踵の意匠(その1)

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ブルックスとオールデン563の違いは踵部分、写真のようにステッチが入ることだろう。またオールデンではセンターシーム上に当て革が付いていて縫い目が見えなくなっているがブルックスは当て革をしていないのでヒールシームをはっきりと確認できる。

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2016年4月 9日 (土)

Reversible ties(便利なネクタイ)

最近はネクタイを締める期間がうんと短くなっている。クールビズが始まる5月から10月の間はノータイが基本、ジャケット+ネクタイ姿で臨む場面もあるが、いたって軽装で過ごしている。そのせいだろうか気が付くと随分長い間ネクタイを買っていない。

そんな時インスタグラムでの友人が素敵なリバーシブルタイのコーデを載せていたのを見てふと思い出した。…そう言えば自分も何本か持っていたはず。そこで今回は1本で何倍も便利なリバーシブルネクタイを使ったコーディネイトを考えてみようと思う。

1.リバーシブルタイ

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左から3本はエルメスで一番右がイタリアはフランコバッシ。エルメスは両面使いが得意でネクタイからハット、バッグまで様々なリバーシブルアイテムを送り出している。しかも左の2本は4色リバーシブルというのだからその商品開発力は流石だと感心せざるを得ない。

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2016年4月 2日 (土)

Fancy socks(カジュアルソックス)

春になると気になるのがソックスの色目。冬に履いていた地厚の物や暗い色目のソックスだと何となく心も重い。もちろん仕事着の場合は黒やグレーのソックスが中心だが、週末の花見や買い物、ランチなどカジュアルな服装ではカラフルなソックスが欲しくなる。

ならばと良く行くアウトレットモールへ出陣。たかが靴下で?と思うかもしれないが洒落た靴下は見つけにくいもの。あそこならばまとめ買いができるかも…と予想したとおり、洒落た靴下が沢山揃っていた。そこで今回は春らしいソックスと靴の合わせを考えてみたい。

1.購入した靴下

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いつものブルックスでボーダー柄をゲット。若い人はOKだろうが年配のブルックスファンには少々派手なので売れ残るのだろう。左からブルックスのボーダー柄4足、いずれも発色の綺麗なイタリア製だ。一番右はリネンのショートソックス、ブラックフリースのものだ。

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2016年3月26日 (土)

FreeShipping(送料無料)

暦の上では春、そろそろ気温も温む頃と3月中旬にカジュアルシャツを購入した。今や一年中セール品を扱っているオンラインショップ。時折チェックすると更に値段が下がっていたりと良いことがある。今回もお気に入りが更に値引いていたのでサイズをチェック、マイサイズが残っていたシャツを3枚買い求めた。

もちろん会計前に全て在庫有り(In Stock)かを確認。全て有りということでバックオーダーの心配もなさそうだと直ぐに注文。順調にいけばすぐ商品が届くはずだった。…ところが配達された箱を開けてビックリ、3枚注文したはずのシャツが2枚しか入っていない。ということで今回はその後の顛末を紹介しようと思う。

1.オンラインショップで手に入れたシャツ

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大柄のチェックシャツを2枚とデニムシャツの合計3枚を注文したのだが、伝票には2枚分しか書かれていない。よく見ると国際送料49.99$分が引かれていてシャツ2枚の代金しか記載されていない。どうやらバックオーダーもないため送料無料となったようだ。

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2016年3月19日 (土)

Knit jacket(山小屋での過ごし方)

毎年春のお彼岸時期は年度の疲れが出て来る頃。以前は泊りがけの旅行で気持ちをリセットしたり、英気を養ったりすることもあったが、今年は嬉しい金曜日からの3連休。幸い雪もなさそうなので信州の山小屋に車で行くことにした。ただし朝夕はかなり冷えるらしい。

従来はフィールドコートやマッキノウクルーザーで良かったが今年は暖冬。軽く羽織れるアウターが欲しい。そんなことを考えていたらたまたま見つけたのがウールニットのジャケットだった。そこで今回は届いたばかりのニットジャケットの着こなしを考えてみようと思う。

1.テイラードジャケットをウールニットで作ったら…

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特徴的な袖先。テイラードジャケットと同じ本切羽、しかもボタンホールは4つ全て穴が開いている。素材はウール62%にアルパカが38%、ヘリンボーンに織られた表側とキャッツレッグの裏側が面白い。細部に手を抜かないラルフローレンの真骨頂か。

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2016年3月12日 (土)

Selvedge jeans(耳付きジーンズ)

春の陽気に戻ったかと思うと一転、寒い日が続いている。せっかく衣替えを進めていたのに、急に冷えこむ「寒の戻り」が続いているようだ。「冬物をしまうのは早すぎたか…」などとつい後悔が頭をよぎってしまう。

それでも買ったままのジーンズをリフォームに出したり、新たに買い足したりしながら春物の準備を進めてきた。そこで今回は新着のジーンズを「寒の戻り」から「花冷え」までの間のコーディネイトに生かしてみようと思う。

1.セルビッジデニム

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赤耳付きのデニムは流行り?のストレッチ。カイハラ製生地使用のご存じユニクロジーンズだ。チェーンステッチの裾も足が短く直しに出すとただのミシンステッチとなる。それでもコストパフォーマンスは抜群、履き心地も悪くない。

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2016年3月 5日 (土)

On the edge of season(季節を先どる)

週末は久々の両日ともオフ、ということでショッピングに出かけた。欲しいものはサイズ切れが多かったが春先に似合うペールトーンのシャツを発見。購入したのはいつものブルックスブラザーズ、この春で終了したブラックフリースのものだ。

本国では78㌦(≒8,900円)。一方日本ではセール価格9,000円の10%オフで8,748円(税込)と円安にもかかわらず日本の方が安いことになる。そこで今回は買い求めたシャツを中心に春の装いを考えてみようと思う。

1.ペールグリーンのチェックシャツ

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購入したのはオックスフォードBD。白地に淡いグリーンのチェックと黄色の格子が入っている。シャツ単体では綺麗だがタイドアップ用のネクタイが決まらない。そこで白パンにリボンベルト、リネンジャケットとカジュアルに振ってみた。

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